ストーリー
アデレードは夫のゲイブ、娘のゾーラ、息子のジェイソンと共に夏休みを過ごす為、幼少期に住んでいた、カリフォルニア州サンタクルーズの家を訪れる。早速、友人達と一緒にビーチへ行くが、不気味な偶然に見舞われた事で、過去の原因不明で未解決なトラウマがフラッシュバックする。やがて、家族の身に恐ろしい事が起こるという妄想を強めていくアデレード。その夜、家の前に自分達とそっくりな“わたしたち”がやってくる・・・。
引用元:https://filmarks.com/movies/82384
「ゲット・アウト」がアカデミー賞にノミネートされ、脚本賞を受賞するなど大きな話題を集めたジョーダン・ピール監督が、自分たちとそっくりの謎の存在と対峙する一家の恐怖を描いたサスペンススリラー。夫のゲイブ、娘のゾーラ、息子のジェイソンとともに夏休みを過ごすため、幼少期に住んでいたカリフォルニア州サンタクルーズの家を訪れたアデレードは、不気味な偶然に見舞われたことで過去のトラウマがフラッシュバックするようになってしまう。そして、家族の身に何か恐ろしいことが起こるという妄想を次第に強めていく彼女の前に、自分たちとそっくりな“わたしたち”が現れ……。「ゲット・アウト」に続き、数々のホラー/スリラー作品を大ヒットさせてきたジェイソン・ブラムが製作。主演には「それでも夜は明ける」でアカデミー助演女優賞を受賞し、「ブラックパンサー」などで活躍するルピタ・ニョンゴを迎えた。
2019年製作/116分/R15+/アメリカ
原題:Us
配給:東宝東和
劇場公開日:2019年9月6日
引用元:https://eiga.com/movie/90369/
登場人物・キャスト
※括弧内は日本語吹替
- アデレード・ウィルソン / レッド - ルピタ・ニョンゴ(森夏姫)
- ガブリエル・“ゲイブ”・ウィルソン / アブラハム - ウィンストン・デューク(乃村健次)
- ゾーラ・ウィルソン / アンブラ - シャハディ・ライト・ジョセフ(イブ優里安)
- ジェイソン・ウィルソン / プルートー - エヴァン・アレックス(れいみ)
- キティ・タイラー / ダリア - エリザベス・モス(小橋知子)
- ジョシュ・タイラー / テックス - ティム・ハイデッカー(中井和哉)
- ラッセル・トーマス / ウェイランド - ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
- レイン・トーマス / アーサ - アナ・ジョップ
- ベッカ・タイラー / イオ - カリ・シェルドン
- リンジー・タイラー / ニックス - ノエル・シェルドン
- ダニー / トニー - デューク・ニコルソン
- ナンシー / シド - カーラ・ヘイワード
- グレン / ジャック - ネイサン・ハリントン
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/アス_(映画)
感想
アデレードは夫のゲイブ、娘のゾーラ、息子のジェイソンともに夏休みを過ごすため、幼少期に住んでいたカリフォルニア州サンタクルーズの家を訪れる。
早速、友人達と一緒にビーチに行くが、不気味な偶然に見舞われたことで、過去の原因不明で未解決のトラウマがフラッシュバックする。
その夜だった。
アデレードたちとうり二つの何者かの襲撃を受けることに……。
アイデアは面白いです。
突如、理由もわからず自分たちと瓜二つのドッペルゲンガーが現れて、自分たちと入れ替わろうとするんですね。
これを観た時『クレヨンしんちゃん』映画屈指のホラー作と謳われる『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』という作品を思い出しました。
『踊れ!アミーゴ!』では、そっくりさんと本物が入れ替わって、日常が少しずつ侵食されていくという話で、中盤くらいまでトラウマ級に怖いんですね(^▽^;)
『クレヨンしんちゃん』のホラー回ってすごく怖いのです……。
と、話はそれましたが、本作『アス/Us』では『踊れ!アミーゴ!』同様、そっくりさんたちがアメリカ中?に突如現れて、本物を殺し入れ替わろうとするんですよ!
アデレードたち家族は、そっくりさんから逃げますが、そっくりさんはしつこく追って来て攻防になります。
それで気になるのは、どうしてそっくりさんが突如人間を襲うようになったのか?
という物語の核心だと思います。
これはネタバレですが、そっくりさんは政府? が地下で作っていたクローンだったのです。
まるで、都市伝説のような話しですよね( ̄▽ ̄)
では、なぜ政府は国民一人一人のクローンを作っているのか?
目的はなんなのか?
という問題は明かされません。
本作の評価が低いのは、説明不足だからだと思います(^▽^;)
メッセージ性を高めて、わかる人にわかればいいという感じで撮られているので、監督・脚本家の思想的な芸術映画なんです。
唯一、観てわかるのは「ハンズ・アクロス・アメリカ」を訴えた作品であるということでしょうか。
「ハンズ・アクロス・アメリカ」とは人種差別、貧困などを訴え1986年に行われた手を繋ぎ人間の鎖を作ったチャリティー・イベントだったようです。
作中でクローン人間たちがこの「ハンズ・アクロス・アメリカ」を行うのですが、これは、今まで地下に押し込められ虐げられてきたクローン人間たちの人権を訴えて行われた行為か何かだと思います。
またも他の映画で例えると『劇場版 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』のような感じでしょうか?
『劇場版 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』のメインポケモンであるミュウツーが
誰が生めと頼んだ?
誰が作ってくれと願った?
私は私を生んだすべてを恨む。
だからこれは、攻撃でもなく、宣戦布告でもなく、私を生んだお前達への、逆襲だ。
と自分を生み出した人間たちへ逆襲する物語です。
『ミュウツーの逆襲』と同じなら、本作のクローン人間たちの目的も、人間への逆襲でしょう。
まだまだ、謎が多い作品なので、考察系作品が好きな人は絶対好きだと思う映画でした(≧▽≦)ゝ