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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメーション映画 ファンタジー『ブレイブ・ストーリー』「決意の朝に」

引用元:vodzoo.com

ストーリー・解説

宮部みゆきのベストセラー原作!豪華声優で贈る、小さな見習い勇者の冒険ファンタジー!! 「失敗したら二度と戻っては来れない」そんな危険を冒してでも、どうしても叶えたい願いがあった。それは、バラバラになってしまった家族を取り戻すこと。自分に降りかかった最悪な運命を変える扉の向こうへと踏み出した11歳の少年ワタル。しかし、そこから始まる途方もない旅は、ワタルの想像も、覚悟も、たったひとつの願いさえも、はるかに超えるものだった。 総合評価35点の見習い勇者、ごくごくフツーの少年ワタルが、戸惑いながら、迷いながら進む――。

引用元:https://filmarks.com/movies/21371

 

宮部みゆきのベストセラー小説を、世界屈指のアニメーションスタジオGONZO、フジテレビ、ワーナー・ブラザース映画の3社が手を組んで作り上げたアニメーション大作。父親が家出をしたために、家庭崩壊の危機に直面した11歳のワタルが、運命を変えることが出来るという世界「幻界(ヴィジョン)」へと旅立つ。声の出演は、主人公ワタルに松たか子。監督は「LAST EXILE」「フルメタル・パニック!」などを手掛けた千明孝一

引用元:https://eiga.com/movie/1309/#:~:text=ブレイブ%20ストーリー

登場人物・キャスト

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ブレイブ・ストーリー#映画

感想

主人公・ワタルはごく普通の一般家庭で、ごく普通の小学校生活を送っていたが、そんな日常はある日突然崩壊した。

父親が昔の恋人と不倫して家を出て行き、そのことで心を病んだ母親はガスによる自殺を計り病院に運ばれる。

引用元:映画『ブレイブ・ストーリー

そんな絶望の中、ワタルは友人のミツルから以前聞いた話を思い出し、幽霊の出るという廃墟となったマンションへ向かう。

引用元:映画『ブレイブ・ストーリー

そしてワタルはそのマンションにあった「要御扉(かなめのみとびら)」という扉をくぐり、バラバラになった家族の絆を取り戻すため、幻界(ヴィジョン)の世界で、すべて集めれば何でも願いが叶うという宝玉を集めの旅が始まる。

引用元:映画『ブレイブ・ストーリー

宮部みゆきさん原作は読んでいないのですが、バニラの好きなアニメーション映画の一つです( *´艸`)

ワタルが幻界(ヴィジョン)に旅立つあたりの「壮大な冒険が始まる」ワクワクドキドキ感が半端じゃないんですよね。

バニラも昔、あの剣や杖が欲しいと思ったのはいい思い出です( ̄▽ ̄)

 

近年では「なろうファンタジー」と呼ばれる『小説家になろう』発のファンタジー作品が多いですが、ある意味本作『ブレイブ・ストーリー』は「なろうファンタジー」の先駆け的な作品になると思います。

ですが、「なろうファンタジー」と決定的に違うのは、結構シリアスというところでしょうか?

なろうファンタジーもシリアスな作品はあると思いますが、あまりシリアスにし過ぎると読者がつかないという理由で、人気取りのためにエンターテイメントの強い作品が量産される傾向にあるのですが、本作は最初から商業用に書かかれ、人気を取る必要はないので胸糞展開で、鬱屈とした雰囲気で描かれています。

 

ですが原作版と映画版とではかなりストーリーが違うようで、詳しくは知りませんが、映画の方ではワタルの父親が愛人と一緒に暮らすために出て行き、母親がガスで自殺を計るのですが、原作の方では母親はワタルと心中しようとするというよりシリアスな設定みたいですね(^▽^;)

ですが、そのシリアスな設定が作品にいい味を出していて、現実が辛ければ辛いほどワタルの行動原理としての説得力が上がり、視聴者の共感が得られると思います。

 

まあ、そんなこんなでワタルは辛い現実を変えるために幻界(ヴィジョン)へ旅に出て、様々な経験を経て成長するのですが、本作となろうファンタジーの違いはここにあります。

なろうファンタジーは現実を否定して異世界で生きる道を選びますが、本作『ブレイブ・ストーリー』では現実と向き合うために異世界で旅をするのです。

これがアクア・タイムズが歌う『決意の朝に』という楽曲によくあっていて、まるで『君の名は』のような感動があるんですね。

日本アニメーション映画の名作、日本ファンタジーの名作だと思うので、観て損のないオススメの作品ですよ(≧▽≦)b

主題歌

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予告

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