ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 ドラマ/スリラー 『ROOM』「はじめまして、【世界】。」

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引用元:Filmarks

 世に監禁もの、脱出ものは数あれど、そのほとんどがフィクションですが、この『ROOM』は実話らしいです……(;´Д`) ジャックという5歳の子供が、ジョイ・ニューサムという名の母親と二人、六畳ほどの部屋に閉じ込められているんですね……。

 

 窓は小さな天窓一つで、部屋の中はいつも薄暗いのですよ……。そんな部屋に何年も監禁されたら……( ;∀;) 考えただけで気が狂いそうになってしまいます(;´・ω・) 事の始まりはジョイが17歳のとき、オールド・ニックと自らを呼ぶ男に、誘拐されることから始まってしまいました。

 

 今ネットで簡単に調べただけですが、日本でも年間に8万人強の人が行方不明になっていて、統計が残る昭和31年(1956年)から比べると毎年増えているらしいです。この8万人という数字は捜索願いが出されたり、行方不明と判明した人だけしかカウントされていないので、実際にはもっともっといると思っても間違いないと思います(´-ω-`)

 

 その中には色々な理由で行方不明になってしまう人がいますが、年間行方不明者数の数千人、あるいは数万人は誘拐によって行方不明になっているのです(>_<) そう考えると他人事ではないんですね……。 

 

 で、ジャックが5歳なのを考えると、監禁されてから2年目にジャックを身ごもったのでしょう。それから7年もの間、監禁されてジャックが5歳になったとき、ジョイはある脱出計画を決意します。

 

 きっと自分は殺されても、ジャックだけは助かって欲しいと思って考えついた計画なのだと思います( ;∀;) 母は強し。ですが、ジョイは殺されず、ジャックと一緒に助けられたのです! 

 

 脱出は成功し、普通の映画なら、そこでめでたしめでたしとなるはずですが、この『ROOM』は脱出成功するのが、ちょうど物語の半分ぐらいで、後半からは脱出したその後が描かれている二部構成になっていることが、この映画をアカデミー賞4部門にノミネートされた理由だと思います。

 

 もし、脱出までの一部を2時間の映画にしていたら、辛すぎて観ていられなかったかもしれない……と思うほど、辛かったです。脱出に成功して、やっと自由になり救われたと思った矢先、ジョイはマスコミからの必要な取材や、人々の心ない言葉、野次馬根性を丸出しにする人々、そして事件の精神的ショックなどなど、色々な要因が重なって、自殺未遂をしてしまうという……(T_T)

 

 辛くて、辛くて……。何とか薬を吐いて一命はとりとめますが、事件が終わった後も、被害者の精神的ショックがどれほど酷いものかを、痛々しいくらいうまく撮影しています。

 

 事件の関係者や被害者、あるいは加害者の環境や事件に至るまでの事情を何も知らないのに、誹謗中傷や心無い言葉をつぶやくのはどうかと思いますね(´-ω-`) ですが、報じることすべてが悪いことだと言えないのも事実で、難しいです(>_<)

 

 この映画だって、親子の人生を言ってしまえば食い物にしているようなものですし……。だからこそ、この映画は二重の原罪が含まれていると思います。報じる側のモラルと、その報道を見る側のモラルの問題なんですよね……。

 

 そして、ジャックですが、ジャックの精神的ショックもはかり知れません。五歳まで、狭い部屋に閉じ込められ、世界から隔離され、救い出されたあとも母親の自殺未遂に、マスコミの追求、世間の好奇な目。

 

 まだ頭が柔らかいから大丈夫かもしれませんが、幼少時に受けた精神的ショックや、環境は精神に大きな悪影響を引き起こしますから……。二人には、これから幸せになって欲しいと強く思います(´-ω-`)

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映画 アドベンチャー/ドラマ 『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』「この世は~でっかい宝~島ぁ~!」

引用元:GYAO!-yahoo! JAPAN

 この世はでっかい宝島ですね( ̄▽ ̄) 人類の手が及んでいないフロンティアは宇宙と深海と南極の氷の下くらいしかないと言われていますが、今からまだ数百年前は世界中の至る所が宝島だったでしょう。

 

 夢に憑りつかれ失われた黄金都市Z発見に生涯を捧げた男の物語。良いですね~、好きですね~、ロマンですね~( ̄▽ ̄) そうさ~今こそアドベンチャー♪ですよ(≧▽≦) この物語の主人公パーシー・フォーセットは『インディ・ジョーンズインディアナ・ジョーンズ)』のモデルになったと言われている人物らしいです。

 

 パーシーはロンドンの地理学協会に呼び出され、南米オリビアとブラジルの国教の測量を依頼されることで、アマゾンの奥地に第一回目の探検に出かけることになります。ヨーロッパ人からすれば、オリビアとブラジルはまだ未開で野蛮な部族がいると恐れられていたので、測量は命がけだったでしょう。

 

 今もいるかはわかりませんが実際、南米アマゾンの奥地には、人間の肉を食べることで食べた人の魂や霊験を自らの体に取り込めると考える食人部族がいたそうです(>_<) ちょっと怖いですが、それで野蛮な民族だと安易に避難することはできないのですよ(´▽`*)

 

 世界各国に食人文化が散見されますからね。世界一有名な宗教である、キリスト教だって、パンやワインをイエスの肉や血に例えて飲み食いしているし、つまり世界各国に死んだ人を食べることで、その人が持っていた能力なり力を体内に取り込めるという思想はあったのです。

 

 それ以外にも色々な食文化があって、自国の食文化の価値観で他国の食文化を野蛮だと非難する方が傲慢です(*´▽`*) だから、野蛮人、未開人というのはヨーロッパ人からみた偏見で、現在では野蛮人・未開人という言葉は使われていないみたいですね。

 

 アマゾンの奥地の人だろうと話し合いによって解決できる人たちもいます。その証拠に、パーシーは彼らに襲われはしますが話し合いによって、彼らと仲良くなることに成功するのです。

 

 そんな冒険がありながら国境の測量を続けていたとき、パーシーの運命を変える古代都市の土器を発見して、この近くには失われた古代都市があるのだと確信します。この調子で、周辺を探せば古代都市が見つかる可能性がありましたが、都合上泣く泣くイギリスに引き返らざるを得ませんでした(´-ω-`)

 

 イギリスに帰ってからも、パーシーは古代都市のことを諦めきれず、あるスポンサーの力を得て、再びジャングルに向かうことになります。が、またも古代都市Zを見つけられず仕舞いで、引き返すことに……。

 

 ジャングルで酷い目に何度遭っても、パーシーは諦めないのですね(´・ω・`) 戦争に駆り出されたり、家族と不仲になったりしても、パーシーの頭の中は古代都市のことばかりなのです。

 

 月日が流れ、息子も大きく成長し、パーシーは息子と二人で、再びアマゾンに向かって、二人とも帰らぬ人になったというところで物語は終わりです……。モヤモヤな感じで終わってしまいました……。

 

 最後、古代都市を見つけていればいいですよね(´-ω-`) このように散っていった探検家の方が多いのでしょう。マチュピチュを見つけられたり、ファラオの墓を発掘したり、トロイア戦争の遺跡を見つけたりできたのは、ごく一部の人たち。

 

 だけど、パーシーは愚か者ではなかったと思います。人生を捧げられることがあるのって、幸せなことじゃありませんか(≧▽≦) それに、パーシーたちは帰ってきませんでしたが、この映画では、もしかしたら古代都市Zを見つけて、そこに永住してしまったから帰って来ないんじゃないかっていう希望を持たせる説が提示されていました。

 

 物語の後半でパーシーは長年使い続けていた方位磁石をある人物に見せて、このようなことをいうのです。「もし、古代都市Zを見つけたら。この磁石を送る」って。ニュアンスは違いますが、意味は同じです。

 

 で(≧▽≦) その、方位磁石が最後届くのですよ。つまり、死んでいればその方位磁石が届けられることがないので、届けられたということは古代都市Zを見つけて、そこに永住しているという想像もできるわけです。

 

 まあ、希望は薄いでしょうけど、だけど死んでしまったのなら、どうやって方位磁石を送って来たのか? 謎が深まるばかり(。´・ω・)? 重厚のストーリーで、視聴後の余韻もそれほど悪くはありませんでした('◇')ゞ

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映画 クライム/ドラマ 『パピヨン(2017)』「それでも夜は明ける」

引用元:映画.com

 脱獄系の作品には名作が多い気がします。『ショーシャンクの空に』とか観たとき、雷に打たれたような衝撃を受けたのを今でも覚えています(T_T) この『パピヨン(2017)』もまた違った衝撃がありました。

 

 これリメイク版らしくって『パピヨン(1973)』がスティーブ・マックイーン主演で先に映画化しているらしいです。バニラは1973年版を観ずに、このリメイク版を観たので違和感なかったのですが、オリジナルを知っている人が観ると賛否が分かれるのでしょうね(。´・ω・)?

 

 原作原理主義ではないですが、やっぱりオリジナルの方が何かと優れている作品は多い気がします( ̄▽ ̄) で、オリジナルと今回のリメイク版の違いを少し調べてみましたが、リメイク版の方は良くも悪くもやっぱり小綺麗になっている印象です。

 

 昔の作品って良い意味で泥くさくて、小汚い感じが味を出しているんですよね(*´▽`*) こういう映画だと特に、泥臭く、小汚い感じが重要だと思うのですが……リメイク版は汚れ切らない感じがします。

 

 どんなに追い詰められてボロボロにされていても、どこか小綺麗なのですよね(´-ω-`) 映像、撮影技術が向上したのも原因でしょう。もう昔のような小汚さはこれからの作品では出すことのできないロストテクノロジーのようなものなのでしょうね。

 

 まあ、小綺麗になっている感はしますが、初見のバニラは最後まで楽しめました。何と、この作品アンリ・シャリエールという人の自伝を映画化したものらしいではありませんかΣ(・ω・ノ)ノ! 

 

「うっそおぉぉぉ!」と思いました。「事実は小説よりも奇なり」とはいうものの、あんなフィクションよりもフィクションらしいノンフィクションがあろうとは……。まあ、色々なノンフィクション映画や小説を知っているので、信じられないことはありませんが、世界には壮絶な人生を送っている人たちが星の数ほどいるものですね(´-ω-`)

 

 アンリ・シャリエールは凄腕の金庫破りとして知られていたそうで、胸に蝶のタトゥーを入れていることからタイトルにもなっているパピヨンと呼ばれていました。犬のパピヨンじゃありませんよ(わかっとるわ(;^ω^))。

 

 ルパンもビックリの金庫破りパピヨンは殺人の容疑で海に浮かぶ絶海の孤島に投獄されてしまうのですね。その監獄は劣悪で不衛生な環境のため、病気や感染症が蔓延しています。現代ではいくら犯罪者だからと言っても倫理的にアウト~でしょうね(;^ω^)

 

 看守たちは腐敗しているわ、環境は劣悪だわ、何より衝撃的だったのはギロチンです……( ;∀;) ギロチンで人間の首を切断するシーンがあるのですが、人間の首が体からスパッと離れて籠の中に落ちたときなんて……一瞬息が止まりました……。

 

 そんな刑務所にいたら刑期を終えるまでの死んでしまうと考えたパピヨンドガという眼鏡の男は脱出を心見ますが、捕まってしまって、パピヨンは二年間沈黙の独房に閉じ込められるのですね……(´-ω-`)

 

 その独房に入っている間、パピヨンはどんな気持ちで過ごしていたのでしょう……。考えるだけで気が狂いそうです( ;∀;) 二年間過ぎて独房から出されてすぐに、パピヨンは二回目の脱獄をドガと企てて、脱出に成功するのですが……というお話です。

 

「もうこれでハッピーエンドじゃん!」って普通思いますよね! だけど、まだ波乱は待ち受けていたのですね(´-ω-`) 最後の最後まで濃い物語で、『ショーシャンクの空に』と引けを取らない、傑作脱出映画だと思います('◇')ゞ

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アニメ SF/恋愛『失われた未来を求めて』「これが! シュタインズ・ゲートの選択だ!」

引用元:dアニメストア

 長すぎることで有名で、読破した者はほぼいないであろうマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』からタイトルをもじったであろうと思われる『失われた未来を求めて』。タイトルに惹かれて視聴してみました('ω')ノ 

 

 もとは18禁美少女ゲームが原作らしいですが、少しのサービスシーンはあるものの全然いやらしくないので安心してください履いてますよ! です( ̄▽ ̄) 意外と18禁ゲームってストーリー性のある作品が多いような印象ですね。

 

 例えば『Fate』シリーズとか『CLANNAD』をはじめとするKye作品など、アニメ史に燦然と輝く人気シリーズの元は18禁ゲームが原作なんですってよ、知ってましたか奥さん?( ̄▽ ̄)

 

 その証拠に、ちょっとストーリーを聞いてくださいよ旦那(´▽`) 時代設定は2008年10月初頭から、(たぶん10年くらい時代が経っていると思うので)2018~2020年くらいです。物語の始まる原因となる2008年10月に何があったのか(。´・ω・)?

 

 主人公秋山奏(あきやま そう)は、まじかに迫った文化祭の準備や、所属する天文学会のメンバーが持ち込む問題、そして校内に現れる幽霊、眠り病、事故多発区の調査に追われ忙しい毎日を送っていました。

 

 天文学会の仲間とくだらないことで笑い合ったりして、このまま平穏にときが過ぎるのだろうと思っていたある日、幼馴染の佐々木佳織(ささき かおり)が事故多発区でバスに轢かれて意識不明になってしまいます(゚Д゚;)

 

 ここまでが一話で、第二話になるとあのバス事故がなかったかのように、平穏な日常が戻ってきているのです(。´・ω・)? まるで『ひぐらしのなく頃に』みたいですね( ̄▽ ̄) 

 

 勘のいい皆さまならお気づきでしょう――そうです、量子力学でおなじみの多世界解釈パラレルワールド)の世界になったのですΣ(゚Д゚) バニラはSFは好きですが「量子力学? なにそれおいしいの(´▽`*)」ってくらい理系は苦手ですから、数式とか使った説明はできません。

 

 が、バニラ節で量子力学多世界解釈を説明すると、猫です、箱です、生きてます、死んでます、そういうことです。はい(^◇^)(わからんわい!( `ー´)ノ)。端的にわかりやすく説明したつもりですけどね(。´・ω・)? 

 

 じゃあ、もう少し詳しく説明します。オーストリアの物理学者エルヴィン・シュレーディンガーという人が1935年に発表した『シュレーディンガーの猫』という、半分の確率で毒ガスが出る箱の中にかわいい猫ちゃんを入れるという、猫派のみなさんなら、いな犬派であろうと、怒り心頭であろう思考実験の話で、猫が生きている世界線と、死んでいる世界線が重なり合った状態であると唱えているのです(。´・ω・)?

 

 いや~、何のこっちゃですよね( ̄▽ ̄) 「そんなのファンタジーやフィクションの話だろ」って思いますよね。だけど、ほんとうに量子などのミクロの世界では、同じ瞬間に、別々の場所、あるいは重ね合わさった状態で量子が存在しているらしいのです(゚Д゚;) 

 

 つまり日本にある量子が、同時にブラジルにあるなんてことも起こりえるわけですよ。それらの量子たちは観測することではじめて確定されるというのですね(。´・ω・)? つまり、『シュレディンガーの猫』の猫ちゃんは観測されるまでは、生きた世界線の猫ちゃんと、死んだ世界線の猫ちゃんが重なり合った状態で存在しているらしいことになっているわけです(-_-;)

 

 それらの仮説から多世界解釈などの説が提唱されているわけですが……理屈はわかっても、実感的にわかりませんよね~( ̄▽ ̄) まあ、そういうことなので考えるな! 感じてください(´▽`*) 

 

 そして、佐々木佳織が事故に遭う前の数日前の世界で、幽霊調査をしていると突然全裸の古川ゆいと名乗る少女が倒れているのを奏くんが発見します。何で全裸やねん( `ー´)ノ 物語を最後まで観ても全裸である必要性があったのかはわかりませんでしたが、視聴者サービスということで大目にみてください( *´艸`)

 

 ゆいちゃんは何と、未来の世界から佳織ちゃんを助けるために、未来の奏くんらによって送り込まれた人造人間だったのです( *´艸`) ゆいちゃんを過去に送り込むようになるまでの、方法や理論の説が面白くて、脳は量子チューリングマシンであると作中で言われています。

 

 ややこしい単語を使って説明されていましたが、要は「脳は量子コンピューター」である、ということなのだと思います。脳がコンピューターであるなら佳織ちゃんの記憶や意識を人造人間である、ゆいちゃんの体に移す(コピー)ことも可能なはずと考えて実行するのですが、どうしても上手くいかず諦めかけたとき、ふと閃きます。

 

 ゆいちゃんをAIユニットと呼ばれるセーブポイントの役割を担う謎の黒いボックスがある過去に転送できないか、と。どうして過去に飛べるのかはわかりませんが、量子は過去と未来、あらゆる時間と重なり合った状態だということなら、過去の奏くんたちに観測させることであるいは可能かもしれないと妙に納得できてしまうのですよ( *´艸`)

 

 過去に戻れたはいいものの、佳織ちゃんを助けようとすればするほど、因果の鎖でもあるかのように、事故にあう未来を変えることはできないのです( ;∀;) 幼馴染を救うため時間遡行、つまりタイムトラベルを行い歴史を改変するという、『シュタインズ・ゲート』によく似て、いや明らかに意識しているであろう場面が多々見受けられます。

 

 が、時間遡行ものには必ず生じるパラドックスや矛盾を、パラレルワールドはいつか一つに結合するという説を使って解決しているし、もし、そうなって佳織ちゃんが死ななかった世界線に行けたとして、そのばあいゆいちゃんの存在はどうなるのか? という問題も理論的にはどうあれ、納得する感じでパラドックスを解決しています。

 

 全12話と丁度いい話数で、ラスト2~3話で1話から張り巡らされた伏線が回収されるのは、やっぱり鳥肌ものですね(≧▽≦)

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アニメ ミステリー 『ジョーカー・ゲーム』「すべてを欺き、生き残れ」

引用元:テレビアニメ「ジョーカー・ゲーム」公式サイト

世界大戦の火種がくすぶる昭和12年の秋、帝国陸軍内に秘密裏にスパイ養成学校が設立された。過酷な選抜試験を合格したのは、その経歴・指名・年齢までもが一切極秘事項として扱われた精鋭達。精神と肉体の限界を要求される訓練を易々と乗り越えた彼らは創設者である結城中佐の指揮の下、世界各地で暗躍し始める。かくして新たな諜報組織が誕生した、その名はD機関。

 

 というナレーションから始まる、小説家柳広司(やなぎ こうじ)さん原作のジョーカー・ゲームシリーズのアニメ化作品です( ̄▽ ̄) 前回が『SPY×FAMILY』だったのに、また今回もスパイ関連の作品ですね。

 

 同じスパイを題材にした作品でも、色々な描き方、捉え方があるものだと物語の奥深さに毎度ながら感銘させられます。『SPY×FAMILY』はハートフル・コメディ寄りですが、この『ジョーカー・ゲーム』は実写映画やドラマにしても違和感ないくらい、バリバリのミステリー・サスペンスなんですよ(´▽`*)

 

 実写でも通用するものをあえてアニメで表現する。アニメでなければ表現できないものもある(≧▽≦) 重厚なストーリーと世界観、そして美麗なヴィジュアル、これぞ日本アニメーションの本領だと思います(≧▽≦) 

 

 登場人物が男性キャラがばかりで、クールでスマートな作品は珍しいですよね、本当に。日本のアニメと言ったら美少女、いわゆる萌えなので、このような男性ばかりの作品は制作され辛いのが惜しいと思っちゃいます(>_<)

 

 ドラマ化される作品をアニメで制作すれば、また一つアニメの可能性が広がると思いますが、商業的に厳しいのか(。´・ω・)? どうなんでしょうね? でも美男子系の作品を好む中国・韓国の人には、この『ジョーカー・ゲーム』は受けると思います(≧▽≦)

 

 それだけみんなカッコいいのです(´艸`*) 結城中佐というダンディーないけないおじさんっぽい人が設立したスパイ養成学校の選抜試験を乗り越えた、怪物たちが世界各国で暗躍する物語で、基本一話完結なので観やすいです。

 

 一話完結だと侮るなかれ! 全12話あるどれもストーリー・ミステリー・サスペンスの分野においての完成度はとてつもなく高いです(≧▽≦) わずか24分に必要な情報を配置し、最後に点と点が線で繋がる構成は本当に圧巻なんですよ( *´艸`)

 

 主人公も一話一話違うオムニバス形式で、強いて言うならD機関というスパイ組織自体が主人公でしょう。複雑な日本帝国時代の日本と、世界大戦の火種がくすぶる世界各国を舞台にしているので壮大です。柳広司さんの造詣の深さがうかがえますね(。-`ω-)

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アニメ コメディー/ドラマ『SPY×FAMILY』「首ちょんぱ 体ちょんぱ(゚Д゚;)」

引用元:Amazon

 東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)の間に鉄のカーテンが敷かれた冷戦時代、西国から東国に送られたコードネーム黄昏(たそがれ)は精神科医ロイド・フォージャーを名乗り東国の政治家ドノバン・デズモンド接触するため、いばら姫の二つ名を持つ殺し屋のヨルと、人の心が読めるエスパーのアーニャと共に偽りの家族を演じることに……(´▽`*)

 

 スパイファミリー人気ですよね( ̄▽ ̄) 中でもアーニャ人気が凄いです。顔芸がきるヒロイン?は貴重ですし、発言が天真爛漫でアーニャ語録を聞くだけで面白い(´▽`) 例えば、ロイドやヨルに初めて会ったときとか怖がるかな……と見せかけて「アーニャ……わくわく!」とはしゃいでみたり、一流に触れるために美術館に行く回では、美術品を指さしながら「ちち、すっぽんぽん」「首ちょんぱ。体ちょんぱ」といったり( *´艸`)

 

 その他にも、アーニャがデズモンドと接触するために、デズモンドの子供ダミアンが通うことになるイーデン校に入学するときに、親子同伴で適性を審査される回とか、色々なトラップをくぐり抜けたときに服が汚れてしまうのですが、ロイドが「こういうこともあろうかと」と替えの服を何着も用意しているところとか、どこまで「かもしれない」を想定してるんだ!と笑ってしまいました( *´艸`)

 

 まだあります、アーニャが晴れてイーデン校に入学することができてすぐ、ダミアンが色々因縁をつけて来るんです。まるで『ハリーポッター』のマルフォイです。「いけ好かない奴だな~……(#^ω^)」と思っていたら、アーニャが視聴者の気持ちを代弁するかのように渾身のアーニャパンチで殴り飛ばすのですよ( *´艸`)

引用元:TVアニメ『SPY×FAMILY』6話

「さすがアーニャ! おれたちにできないことを平然とやってのけるッ! そこにシビれる! あこがれるゥ!(=゚ω゚)ノ」というのは冗談で( ̄▽ ̄) そんなことしたら「もう終わりやろΣ(゚Д゚)」と思いますよね。

 

 当然アーニャもまずいことしたと思って、涙ながらに「いきなりなぐって、ごめんんさい。アーニャほんとはおまえとなかよくしたいです……!」ってダミアンに謝るのです。

引用元:TVアニメ『SPY×FAMILY』7話

 見たとき血を吐きましたよ(n*´ω`*n) そんな顔して謝られたら赦さない男はいないだろってくらい、反則級のかわいさなんですね(●´ω`●) そしたらダミアンは良いように勘違いして、その後、意地悪しながらもアーニャが気になり始めるというラブコメの王道パティーン!になるのです( *´艸`) 

 

 ダミアンとアーニャの関係が面白すぎます(≧▽≦) まだありますよ、学校に馴染んで間もなく体育の授業でドッチボールをする回があって、明らかに一人だけ子供離れした体格の子がいて、精密なコントロールと計算によって百発百中で相手を仕留めていくのですが、アーニャは心が読めるので精密であればあるほど当たらないのですね(*´▽`*)

 

 ドッチボールの描写がもうバトル漫画で面白いのですよ(≧▽≦) 漫画やアニメでここまで丁寧にドッチボールを描いた作品は『ハンターハンター』のグリードアイランド編で一坪の海岸線をかけてレイザーと戦った話くらいしかバニラは知りません( ̄▽ ̄) 

 

 スポーツをバトル漫画風の演出を入れて描くと、たぶんどんなスポーツでも面白くなると思います。おわかりいただけただろうか~……。スパイとか殺し屋とか物騒な言葉が飛び出していますが、内容はハートフル・ホームドラマが強いので、たまに出て来るヨルさんの殺し屋の顔を除けば子供にも安心して見せられるのですよ(≧▽≦) 10月から2クール目が始まるそうなので、乞うご期待ですね( ̄▽ ̄)

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映画 ドラマ『テスラ ~エジソンが恐れた天才~』「彼がいなければ、世界は100年遅れていた――」

引用元:映画『テスラ エジソンが恐れた天才』| 公式ページ | CineRack(シネラック)

 発明王と称えられるトーマス・エジソンは知っていても、電気の魔術師ニコラ・テスラを知っている人は少数派ではないでしょうか? 「誰? ニコラ・テスラって? テスラモーターズの創業者か誰か(。´・ω・)?」とでも思っていることでしょう( ̄▽ ̄)

 

 あえて言おう! ニコラ・テスラテスラモーターズの創業者ではない! と(≧◇≦) ですが、関係なくもありません。あの世界的企業テスラモーターズの名前は、ニコラ・テスラに敬意を払われつけられた名前なのです! 

 

 そんな世界的企業の社名にも使われているニコラ・テスラの偉人的知名度が低いとは何ぞや? 偉人的な知名度は低くても、なぜかオカルト的知名度は結構高いんですよね(;^ω^) 何を隠そうバニラもニコラ・テスラを知るきっかけになったのはオカルト関係の動画でした( ̄▽ ̄)

 

 それも無理はありません。殺人光線、地震発生機、地球を真っ二つにする兵器、テレポート、世界無線システムなどなど、現代人でも理解できないものもあるのに、当時の人たちがどれほど理解できるでしょう……。

 

 テスラは生まれる時代が早過ぎ、彼のアイデアや発明はほとんどの人に理解されることがなかった不遇の天才なのです( ;∀;) そんなテスラのアイデアや理論が記されたと思われるノートや書類をFBIやNASA、米軍が入手し研究しているとかいう話はオカルトや陰謀論で有名ですね(≧▽≦)

 

 そんなオカルト方面で有名なテスラですが、ちょっと調べるだけでもわかる通り、とんでもなく凄い人なんですから!Σ(・ω・ノ)ノ! 例えば直流電流と交流電流がありますよね。簡単に原理を説明すると直流式は電池と電球を直に繋いで電力を送り、交流式は電気の流れる向きを変化させることができます。

 

 その直流式より応用の幅が広い交流式を発明したのがニコラ・テスラなんです! テスラは交流と直流を巡りエジソンと対立すると、エジソンの会社から独立して「テスラ電灯社」を設立して、独自に交流の研究を続けます。

 

 エジソンは交流電流の悪名を広めるために電気椅子に交流電流を使用したり、結構せこいこともしていたそうです(;^ω^) ジャンルは違いますが手塚治虫みたいなひとですよね。手塚治虫も他の漫画家の才能に嫉妬した、というようなエピソードがありますし(´▽`*)

 

 天才は天才に嫉妬するものなのでしょう。エジソンの妨害にも負けず、研究は実りテスラは交流システムの特許を獲得します。その後、シカゴ万博の電力はテスラの交流システムによって賄われることになり、テスラの名は確固たるものになりました。

 

 今現在広く利用されているのは交流式ですから、キャッチコピーで謳われている通り、テスラがいなければ人類は100年は遅れていたというのは誇張ではない! 副題にはエジソンが恐れたと書かれていますが、エジソンが負かした天才という方が正しい気がします(≧▽≦) 

 

 そんなエジソンを負かした天才ですが、生前は不遇の生涯を送っていたのですよ( ;∀;) テスラは発明の才能はりましたが、エジソンほどビジネスの才能はなかったのです……。交流を発明したときは特許で研究資金を得ることができたり、スポンサーも付いていたのですが、それも短い間でテスラは研究資金に生涯困窮する人生を送ります( ;∀;) 

 

 そこまで発明家として名前が知れ渡っていたら、色々なところから研究資金の援助がありそうなものだと思いますが、テスラの発想が余りにも荒唐無稽で現実離れしていたので、凡人が理解できるキャパシティーを越えていたのですね(>_<)

 

 現代人でも「地球を真っ二つにできる兵器や殺人光線、テレポートの研究をするから研究資金が欲しい」なんていわれたら真っ先に詐欺を疑うでしょ(^▽^;) 実現できるかどうかもわからない、あるいは実現までに莫大な資金と時間がかかる研究に資金をかけたくないと思うのは昔も今も同じなのです(>_<) 

 

 天才からしたらとっても歯がゆいことだと思いますが、凡人には天才の考えが理解できないし、天才も凡人の考えを理解できない(-_-;) テスラは生まれる時代が早すぎて、晩年は孤独に過ごし、金銭苦を抱えたまま最期は無一文でニューヨークのホテルで孤独死しているのをホテルの従業員が発見されました……(T_T)

 

 凡人からしたら頭が良くて幸せだろうな~( ̄▽ ̄) と思ってしまいますが、天才のみんなが幸せに暮らせるわけではないのです(-_-;) ここまで有名になったのなら、誰かがテスラを助けることはできなかったのか! と悲しくなってやりきれないですよね……( ;∀;) まるで『フランダースの犬』のネロですよ……( ;∀;) 

 

 テスラが死んでから彼の功績を認めてあげても遅いのです……。『実力も運のうち 能力主義は正義か?』というマイケル・サンデルさんの本が一時話題になりましたが、正にそんな不遇の天才はいつの時代も多くいて、時勢や環境、遺伝などの外的要因に恵まれてはじめて、天才は脚光を浴びることができるのです。

 

 テスラに限らず、今パッと思い浮かんだ人を挙げると、ひまわりの絵で有名なゴッホも、生前は一枚しか絵が売れなかったと言います。なのに彼が死んでから、莫大なお金で彼の絵は取引されているのですから……(# ゚Д゚)

 

 ゴッホが認められたのは嬉しいですが、生前に少しでも認めてあげて欲しかったとやりきれません……(>_<) 色々不満を言いましたが、死後こうやって伝記映画が制作されるほど認められて良かったと思います(´▽`*)

 

 テスラの半生がかなりわかりやすく映像化されていると思いますし、エジソンの伝記映画『エジソンズ・ゲーム』と合わせて観ると、より理解が深まることでしょう。そんな不遇の天才ニコラ・テスラに感謝しますm(__)m

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