ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 ロマンス/コメディ『ローマの休日』「食わず嫌いだった(>_<)」

 

引用元:https://rd.listing.yahoo.co.jp

ストーリー

ヨーロッパ各地を表敬訪問中のアン王女。訪れたローマでストレスがピークに達した彼女は、取り巻きの目を盗みひとりローマの街へと繰り出す。だが事前に打たれていた鎮静剤のせいで突如眠りに落ちてしまい、偶然通りかかった新聞記者・ジョーに助けられる。

引用元:https://filmarks.com/movies/36828

 

アメリカ映画初出演となるオードリー・ヘプバーンと名優グレゴリー・ペック共演によるロマンティックコメディの永遠の名作。

ヨーロッパを周遊中の某小国の王女アンは、常に侍従がつきまとう生活に嫌気が差し、滞在中のローマで大使館を脱出。街中で彼女と偶然出会ったアメリカ人新聞記者ジョーは、大スクープのチャンスとばかりに、彼女が王女だとは知らないふりをしてガイド役を買って出て、観光気分にはしゃぐアンの姿をカメラマンの同僚アービングに撮影させる。しかし、つかの間の自由とスリルを満喫するうちに、アンとジョーの間には強い恋心が芽生えはじめて……。

監督は巨匠ウィリアム・ワイラーアカデミー賞では主演女優賞、脚本賞、衣装デザイン賞を受賞した。1953年製作で54年に日本公開。日本ではその後も幾度もリバイバル公開されており、2003年には製作50周年記念デジタル・ニューマスター版でリバイバル公開。2023年8月に製作70周年を記念した4Kレストア版が公開、24年4月には4Kレストア版の日本語吹き替え版も公開。

1953年製作/118分/G/アメリ
原題:Roman Holiday
配給:TCエンタテインメント
劇場公開日:2024年4月5日

その他の公開日:1954年4月27日(日本初公開)、2003年9月13日、2020年8月7日、2023年8月25日

引用元:https://eiga.com/movie/50969/

登場人物・キャスト

ジョー・ブラッドレー
アメリカン・ニュース社のローマ支局に勤めるアメリカ人新聞記者。アンと行動を共にするうち次第に真剣な気持ちを抱くようになる。
アン王女
好奇心旺盛で、外の世界に強い興味を持っている。自身の身分を隠し、ジョーには「アーニャ・スミス」と名乗る。
アーヴィング・ラドビッチ
C・Rフォトサービス所属のカメラマン。ジョーの親友で、王女の特ダネの写真を撮ることに協力する。
大使
王室の人間。職務には厳しい。
ヴィアルバーグ伯爵夫人
アンの世話係。アンのスケジュール管理も行っている。
マリオ・デラーニ
アンの髪をカットした美容師。ロングヘアだったアンが大胆なショートヘアを注文したため最初は戸惑うが、その腕前でアンの満足するカットを行う。カット後にはアンをテヴェレ川の船上で開催されるダンスパーティーに誘った。
日本語吹き替え版では、最初に担当した広川太一郎が原語と異なる、いわゆる”オネエキャラ”で演じている。以降複数の吹き替えではこのキャラクター像が踏襲されている[3]
プロブノ将軍
アメリカン・ニュース社の支局長で、ジョーの上司。ジョーが「王女の特ダネスクープを手に入れる」と言った際に、それが出来るか否かで賭けを提案する。
タクシー運転手
ボナコーベン
医者。アンの主治医。
ジョバンニ
ジョーの住むアパートの管理人。部屋代を2カ月滞納されているため、ジョーに金を貸して欲しいと頼まれた時は断った。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ローマの休日

感想

グレゴリー・ペックオードリー・ヘップバーン主演の不屈の名作『ローマの休日』。

映画を観たことがなくても、多くの人がストーリーを知っているほど、映画史を語る上では避けては通れないであろう、映画における古典の地位を築いています。

バニラもストーリーの流れは知りつつも、いままでそれで満足して観ようとはしませんでした(>_<)

古典って敷居が高くて、難しそうという印象があり、進んでみたいとは思いませんよね。

例えるならシェイクスピア作品のような感じでしょうか(^▽^;)

ストーリーはすごく面白いのに、なぜか観る気がしないという……。

 

それで今まで気になりつつも、避けていたのですが、一念発起して観てみると……あらビックリ( *´艸`)

時代感を感じさせないほど面白い物語じゃありませんかΣ(・ω・ノ)ノ!

嘘偽りなく、現代のラブコメと同じ感覚で観れるんですよ。

アン王女とジョー・ブラッドレーとのやり取りや、行動なんて漫画なんですね。

物語の始まりは、アン王女が公務ばかりに追われノイローゼのようになり、城から抜け出してしまうんです。

でも、その最中、主治医にうたれた薬が効いて来て、眠気に負けたアン王女は街中のベンチで眠ってしまう。

 

そこに通りかかった、ジョー・ブラッドレーという新聞記者の男がアン王女を助け、タクシーで家まで送ろうとしますが、アン王女は自分の家は「コロッセオ」だと言って、まったく話になりませんでした。

仕方なく、ジョーはアン王女を自分の家に連れて帰り、一晩泊めてやるんですね(ジョーが紳士で本当に良かった(^▽^;))。

すると、翌日、寝過ごしたジョーは慌てて新聞社に出社し、支局長からアン王女が病気で体調が優れず記者会見ができないことを告げられ、ジョーはそのときアン王女の写真を見て気づくのです。

自分が昨日、家に泊めてあげた女性がアン王女であることに(; ・`д・´)

 

ジョーはアメリカ・ニュース社の支局長ヘネシーと「王女の特ダネスクープ」を取ることを条件に賭けをします。

なんせ、アン王女は自分の家で眠っているわけですから、賭けは勝ったも同然だと思ったんですね。

しかし、ジョーはアン王女と接するうちに……仲が深まり……。

という、有名な物語ですね( ̄▽ ̄)

 

ストーリーは知っていても、実際に観てみると受ける印象は全く違います。

正に王道的作品で、現代にある恋愛物の源流を見るようで、ここから現代の様々なロマンスに派生しているのかという歴史を感じました。

前回感想を書いた『ボディーガード』がまさに『ローマの休日』のような話ではありませんか。

系譜は繋がっていくものだと、改めて思いました。

これを機に古い映画も観ていこうと思います(≧▽≦)b

予告

www.youtube.com

映画 ロマンス/ドラマ『ボディーガード』「エンダァァァァァァーイヤァァァァァァー♪」

引用元:amass.jp

ストーリー

愛のためにできること、それは命をかけて守ること。世界でも有数のボディガードであるフランクは、ある時、歌手であり女優でもあるスーパースター、レイチェルの護衛を依頼されるが・・・。

引用元:https://filmarks.com/movies/2712

 

ショービジネス界のトップスターと、そのボディガードとの恋を描くラヴ・ストーリー。監督は「L.A.ストーリー 恋が降る街」のミック・ジャクソン、製作・脚本は「わが街」のローレンス・キャスダン、共同製作は「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のジム・ウィルソンと主演のケヴィン・コスナー、撮影は「L.A.ストーリー 恋が降る街」のアンドリュー・ダン、音楽は「永遠に美しく…」のアラン・シルヴェストリが担当。

1992年製作/129分/アメリ
原題:The Bodyguard
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1992年12月5日

引用元:https://eiga.com/movie/49405/

登場人物・キャスト

役名 俳優 日本語吹替
ソフト フジテレビ テレビ朝日
フランク・ファーマー ケビン・コスナー 津嘉山正種
レイチェル・マロン ホイットニー・ヒューストン 塩田朋子 高島雅羅 塩田朋子
サイ・スペクター ゲイリー・ケンプ 島田敏 江原正士 二又一成
ビル・デヴァニー ビル・コッブス 阪脩 富田耕生 小林勝彦
グレッグ・ポートマン トーマス・アラナ 千田光男 若本規夫 金尾哲夫
ハーブ・ファーマー ラルフ・ウェイト 小島敏彦 大木民夫 加藤精三
ニッキー・マロン ミシェル・ラマー・リチャーズ 藤生聖子 吉田理保子 唐沢潤
トニー・シペリ マイク・スター 福田信昭 秋元羊介 塩屋浩三
授賞式司会者 ロバート・ウール 西村知道 堀内賢雄 佐久田修
クライヴ ナサニエル・パーカー 檀臣幸 長島雄一 安井邦彦
ヘンリー クリストファー・バート 平田広明 伊藤栄次 大滝寛
フレッチャー・マロン デヴォーン・ニクソン 小松直史 津野田なるみ 内澤祐豊
レイ・コート ジェリー・バマン 山野史人 藤本譲 有本欽隆
ミネラ ジョー・ユーラ   小野健一 堀部隆一
ダン トニー・ピアース   中田和宏 古澤徹
ロータリークラブ会長 バート・レムゼン   石森達幸 塚田正昭
スキップ・トーマス リチャード・シフ   小島敏彦 小室正幸
大御所女優(カメオ出演 デビー・レイノルズ 久保田民絵 高村章子 瀬畑奈津子
エマ エセル・アイヤー   火野カチ子 小山田詩乃
音響賞プレゼンター ロブ・サリバン   土方優人 矢崎文也
音響賞受賞者 パトリシア・ヒーリー   八木亜希子 加藤優子
少女 エイミー・ルー・デンプシー   鈴鹿千春  
少女の母親 シェリー・A・ヒル   石井七央子  
その他 N/A 麻生侑里
紗ゆり
高宮俊介
円谷文彦
中澤やよい
仲野裕
成田剣
林一夫
宝亀克寿
石井直子 後藤敦
内田聡明
坂口賢一

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ボディガード_(1992年の映画)

感想

よくバラエティーやネットの動画で、恋が始まりそうなときや、恋とは関係ないギャグシーンなどでホイットニー・ヒューストンの「エンダーァァァァァァイヤーァァァァァァ♪」が流れるじゃないですか、完全にネタにされているので、そのたびに笑ってしまうっていうね( *´艸`)

でも「エンダーイヤー♪(Ⅰwill Always Ⅼove You)」が主題歌として使われた、本作『ボディーガード』は真面目なロマンス映画なんですね。

どうして「エンダーイヤー♪」がネタとして使われるようになったのか(´・ω・`)

www.youtube.com

原因はわかりませんが、ネタとして使いたくなるくらい素晴らしい歌ということですよね(≧▽≦)b

本作は歌ばかりが、有名になっていますが、物語も素晴らしいラブストーリーでした。

物語が素晴らしくなければ、そもそも「エンダーイヤー♪」がここまでネタとして使われませんよね。

 

タイトル通り、ホイットニー・ヒューストン演じる大人気歌手のレイチェル・マロンのボディーガードを務めることになった、ケビン・コスナー演じるフランク・ファーマー。

レイチェルのもとに「おまえはすべてを持っている」というような脅迫状が届き、フランクにボディーガードを頼んだわけですが、最初はレイチェルにそれほどの危機感はなく、軽率な行動ばかりしてフランクを困らせていました。

ですが、レイチェルのもとに脅迫電話がかかってきて、その脅迫電話の声を聞き、自分の息子にまで危険が及んでいることを理解したレイチェルは、積極的にフランクに協力することにするのです。

 

次第に、レイチェルとフランクの仲は深まっていきますが、フランクは仕事上の関係と割り切り、あまり深く関わろうとはしません。

この関係性がなんとも、良きなんですね( *´艸`)

よく恋愛物の漫画やアニメなどでは「付き合うまでが面白い」と言われるそうです。

付き合うところから始まる恋愛物はまた例外としますが、確かに、恋愛物の作品って付き合うか付き合わないかの間でドキドキしている、あの関係性が面白いと感じることがあります。

 

本作『ボディーガード』はその付き合うのか? 付き合わないのか? のどっちつかずなじれったさがなんと良きと思うんですね( ̄▽ ̄)

バニラは常々、結婚エンドだけがハッピーエンドではないと思っているのですが、本作では最終的に2人はあやふやなまま、離れ離れになってしまうところで物語が終わるんです。

でも、2人が結ばれなかったからって、クレームを言う人は誰もいないと思うのです。

逆に本作で2人が結ばれていたら、普通の恋愛映画になり、名作と言われなかったのではないか?

yougaku-nihongo.com

↑この和訳と映画を観て改めて感じましたが、本作を名作たらしめる、「エンダーイヤー♪」を名曲たらしめるのは、この切なく実らない初恋のような気持が表現されているからではないでしょうか( *´艸`)

予告

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アニメーション映画 ファンタジー/ミュージカル『モアナと伝説の海』「新時代のディズニー・プリンセス像」

引用元:Eiga.com

ストーリー

”モアナ”は好奇心に溢れた、海を愛する美しい少女だ。数々の伝説が残る南太平洋の大きな島で育ったモアナは、幼い頃に海と“ある出会い”をしたことから、海に選ばれる。そして16歳になったとき、運命に導かれるように“禁じられた”海へ旅立つが─。

引用元:https://filmarks.com/movies/60104

 

アナと雪の女王」や「ズートピア」など、ヒット作を連発するディズニー・アニメーション・スタジオが、南の島と大海原を舞台に描いた長編アニメーション。「リトル・マーメイド」「アラジン」のロン・クレメンツ&ジョン・マスカーが監督を務め、海を愛する美しい少女モアナが、島の危機を救うために冒険を繰り広げる。かつて世界を生んだ命の女神テ・フィティの心が、伝説の英雄と言われたマウイによって盗まれ、世界に闇が生まれた。それから1000年にわたり、モアナの生まれ育った島モトゥヌイでは、外洋に出ることが禁じられていた。そんなある時、島で作物や魚たちに異変が発生。海の不思議な力に選ばれた少女モアナは、いまもどこかで生きているマウイを探し出し、テ・フィティの心を元あった場所に戻すことができれば世界を救えると知り、父親の反対を押し切り大海原に旅立つ。短編「インナー・ワーキング」が同時上映。

2016年製作/107分/G/アメリ
原題:Moana
配給:ディズニー
劇場公開日:2017年3月10日

引用元:https://eiga.com/movie/81261/

登場人物・キャスト

主要人物

モアナ・ワイアリキ(Moana Waialiki)
この物語の主人公である16才の少女。モトゥヌイの村長の娘で、いずれ父親の跡を継ぐことが期待されている。盗まれたテ・フィティの「心」を返す者として海に選ばれ、戸惑いながらも愛する村人を救うため航海に出る。その途中、テ・フィティの心を盗んだ張本人である風と海を司る神マウイと出会い、共に航海をすることになる。一人称は「私」。祖父はいない。
島育ちの高いバイタリティを持つが、掟により海に出たことがなかったため航海に出た当初の航海術は素人同然。マウイとの旅を通じて技術的、精神的に成長する。
モアナは翌年に公開された「シュガー・ラッシュ:オンライン」にも、登場している。
マウイ(Maui)
風と海を司る半神半人で、筋骨隆々の肉体を持つ。恐らくは不老[2]。神に与えられた「神の釣り針」を使ってどんな生き物にも姿を変えられる変身の達人。一人称は「俺」。素晴らしい航海士でもあるが、泳ぎは不得意で、釣り針で鷹や水棲生物に変身するか船に乗るかしなければ海を越えて旅することができない。テ・フィティの心を盗んだことがきっかけで釣り針を失い無人島に千年間幽閉されているが、かつては英雄と称えられた存在であり、体中に刻み込まれたタトゥーは、彼の偉業や過去を表す。人に感謝されるのが大好きで、かつ感謝されていることを疑わない自信家だが、実は生まれて間もなく親に捨てられた悲しい過去があり、数々の偉業も人々からの愛を求めて見返りを与え続けてきた結果であった。島に漂着したモアナと出会い、共に航海をすることになる。最初はモアナに協力する気は薄く、彼女の船が目当てで同行していたに過ぎなかったが、道中でモアナに助けられたり励まされたりするうちに心を開き、信頼を深めていった。
ミニ・マウイ(mini Maui)
マウイの体に現れたタトゥーのひとつで、人格を持ったマウイの分身であり、彼の“本心”。マウイの体を自由に動きまわり、声は出さないものの、身振り手振りで意思を伝えることができる。マウイが横柄な態度をとったり、道理に反したことをしそうになると止めに入るなど、マウイの“良心”の役割を果たす[3]

モトゥヌイの村人

トゥイ・ワイアリキ(Tui Waialiki)
モアナの父親で、モトゥヌイの村長。娘と同じく海を愛する心を秘めているが、珊瑚礁を越えようとして波に飲み込まれ親友を失った辛い過去があることから、「珊瑚礁を超えてはいけない」という掟を頑なに守っている。海に出たいというモアナを厳しく叱責するが、娘であるモアナを誰よりも心配してのことである。最終的には珊瑚礁を越えたモアナから謝罪され静かに受け入れた。
シーナ・ワイアリキ(Sina Waialiki)
モアナの母親。愛情と思いやりに溢れた芯の強い女性。娘のモアナを心配しつつ、航海に出たいモアナの気持ちを尊重し、そっと送り出す。
タラ(Tala)
モアナの祖母で、トゥイの母。不思議な言動が多い変わり者だが、モアナの良き相談相手。島の伝説に詳しく、それを子供達に語り伝えているが、ある日病に倒れ、海に選ばれたモアナに航海に出るように伝え、モアナが航海に出た後に亡くなる。背中にはエイのタトゥーが刻み込まれており、亡き後はエイに生まれ変わる。
ヘイヘイ(Heihei)
モアナが可愛がっているニワトリ知能指数はゼロに等しく[4]、前にしか進めず、目の前にあるものは何でも餌と勘違いして飲み込んでしまう困った癖がある。モアナの知らないうちに舟に乗っていたことから、共に航海をすることになる。
プア(Pua)
モアナが飼っている。モアナと共に航海に出ようとするも波に飲み込まれてしまい、命辛々モトゥヌイに逃げ帰る。以来、海を怖がるようになり、航海に出たモアナの帰りを待つ。

テ・フィティ/テ・カァ(Te Fiti/Te Ka)
海しかなかったこの世界に島、植物、動物を誕生させた命の女神。緑の植物に覆われた巨大な島として普段は鎮座しており、女神に姿を変えることができる。マウイにより「心」を奪われ、溶岩の悪魔テ・カァとなり、我を忘れて世界に闇を広げてゆく。
カカモラ(Kakamora)
モアナとマウイが航海の途中で遭遇する、ココナッツの海賊の集団。本作のディズニー・ヴィランズの1つ。海の漂流物で覆われた舟で暮らし、宝探しに明け暮れている。縄を結んだ銛と、痺れ毒が塗られた吹き矢を武器とし、モアナが持つテ・フィティの心を狙う。
タマトア(Tamatoa)
海底にある魔物の国「ラロタイ」で暮らす、体長15.2mの巨大なヤシガニ。本作のディズニー・ヴィランズの1つ。光輝くものや珍しいもので自分を飾り立て、それを自慢したのちに獲物を食べるのが趣味で、かつてマウイがなくした釣り針を持つ。また以前マウイに足の一本を奪われており、彼とは仲が悪い。

声の出演

キャラクター 英語版声優 日本語版声優
モアナ・ワイアリキ アウリイ・クラヴァーリョ[5] 屋比久知奈[6](16歳)
正垣那々花(8歳)
ベビー・モアナ ルイーズ・ブッシュ 竹野谷咲
マウイ ドウェイン・ジョンソン 尾上松也[7]
トゥイ・ワイアリキ テムエラ・モリソン、歌:クリストファー・ジャクソン 安崎求
シーナ・ワイアリキ ニコール・シャージンガー 中村千絵
タラ レイチェル・ハウス 夏木マリ[7]
タマトア ジェマイン・クレメント ROLLY
ヘイヘイ アラン・テュディック[8] -
漁師 オスカー・カイトリー 加藤拓二
村人 トロイ・ポラマル
プアナニ・クラヴァーリョ
アラン・テュディック
天達武史
宮山知衣
多田野曜平
タトゥーの村人   辻岡義堂
泣く子供   梅崎音羽
怯える子供   海老原幸穏
暗闇を怖がる子供   澤田理央
叫ぶ子供   鎌田英怜奈
吐きそうな子供   山﨑翔太
浜辺の村人   川本克彦
後藤敦
古代の男   渕上祥人
竹内浩明
村人   落合佑介
話し合う村人   根本泰彦
かとうあずさ
村の戦士   宮本賢一

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/モアナと伝説の海

感想

ディズニー・プリンセスは時代を映す鏡だとされているそうです。

昔のディズニー・プリンセスは「いつか王子様が来てくれる」という、受け身でおしとやかな女性像が多かったですが、近年はジェンダー平等問題などもあり、能動的で強いプリンセスが多くなっています↓

www.huffingtonpost.jp

その代表例が『アラジン』のジャスミンや『ムーラン』のムーラン、『アナと雪の女王』のアナとエルサ、そして本作『モアナと伝説の海』のモアナなのです。

モアナは、モトゥヌイという島の村長の娘で、幼いときは海に出ることに憧れていましたが、両親の反対もあり村長の後を継ぎ島を治めることになります。

 

ですが、モアナが16歳になったある日、ヤシの実は枯れ、魚は獲れなくなるなどの災いが次々と島を襲うことになるのです。

その原因は、マウイという半神半人の神がテ・フィティという島から心を盗んだことで、テ・フィティが溶岩の悪魔テ・カァになってしまい闇を広げているせいなのです。

そして、モアナは海からテ・フィティに心を返しに行く使者に選ばれるのです。ここで、

「打ち寄せる波をずっとひとり 見つめてた

何も知らずに そうよ 期待に応えたい

でも気づけばいつも 海に来てるの

どの道を進んでも たどりつくとこは同じ

許されないの 憧れの遠い海

空と海が出会うところは どれほど遠いの

追い風うけ こぎだせばきっと

わかるのどこまで遠くいけるのかな

そうね みんなとっても幸せそうだわ」

と主題歌が流れるのです(≧▽≦)

 

この演出に鳥肌が立ちました。

これぞディズニー! ミュージカルへの導入が上手い!

日本のアニメにも作中でミュージカル演出が入る作品はありますが、どうしても違和感が拭えません。

何故なのか? 考えたのですが、その大きな原因は2つあるように思いました。

1つ目は「絵柄」です。

日本アニメーションは劇画調の作品が主流になっています。

劇画は作品に迫力やリアリティを与えますが、その分、カートゥーン調の絵に比べて、自由度が低い傾向にあります。

真面目人が突然突飛な行動をすると唖然としてしまうように、視聴者に心の準備ができていないのではないかと思うんですね。

例えるなら、ジブリが作中で歌って踊り出したら、戸惑いますよね(それはそれで面白いでしょうけど( *´艸`))それと同じです。

 

2つ目は「価値観」。

これは、価値観という言葉が正しいのかわかりませんが、日本の精神性の問題のような気がします。

日本人は真面目だと言われていますが、そのような真面目さがミュージカルを困難にしているのではないでしょうか?

ディズニーに登場する天真爛漫で、柔軟なキャラクターは日本の作品にはあまり見られないように思います。

あの、ディズニーに登場するキャラクター性が、ミュージカルを可能にしているような気がするんですね。

 

他にも、例を挙げればキリがないので、このくらいにしますが、とにかく「空と海が出会うところは♪」の演出が本当に素晴らしいと思ったということが言いたいのです( *´艸`)

海に出たモアナは、釣り針の星座を頼りに海を進み、マウイが千年近く捕らわれている島にたどり着くのです。

そして、マウイは色々あって、モアナと一緒にテ・フィティに心を返しに行くことになるんですね。

引用元:映画『モアナと伝説の海』

その過程で、マウイの失われた釣り針を取り戻すために、海底にある魔物の国に向かい、巨大なヤシガニ・タマトアの背中にある釣り針を取り戻すことになったりします。

 

その間も、モアナはマウイに助けられるだけではなく、モアナがマウイを助ける演出も多く入れられ、新時代のディズニー・プリンセス像を見せてくれます。

近年のディズニー映画の評価は余りよくないという話を聞きますが、バニラは本作『モアナと伝説の海』は素晴らしい作品だと思いました。

メッセージ性を抜きにしても、映画を観ている時間、楽しめたならバニラにとっては素晴らしい映画なのです(≧▽≦)ゝ

予告

www.youtube.com

アニメーション映画 ファンタジー/ドラマ『かがみの孤城』「真田さんの問題はどうなったの(^▽^;)?」

引用元:shochiku.co.jp

ストーリー

直木賞作家・辻村深月の同名ベストセラー小説を、「河童のクゥと夏休み」「カラフル」の原恵一が監督を務めて劇場アニメ化。

中学生のこころは学校に居場所をなくし、部屋に閉じこもる日々を送っていた。そんなある日、部屋の鏡が突如として光を放ち始める。鏡の中に吸い込まれるように入っていくと、そこにはおとぎ話に出てくる城のような建物と、6人の見知らぬ中学生がいた。そこへ狼のお面をかぶった少女「オオカミさま」が姿を現し、ここにいる7人は選ばれた存在であること、そして城のどこかに秘密の鍵が1つだけ隠されており、見つけた者はどんな願いでもかなえてもらえると話す。

若手女優の登竜門として知られる「カルピスウォーター」のCMキャラクターに起用されるなど注目を集める當真あみが、オーディションで1000人以上の中から主人公こころの声優に選ばれた。「百日紅 Miss HOKUSAI」などでも原監督と組んだ丸尾みほが脚本、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のA-1 Picturesがアニメーション制作を担当。

2022年製作/116分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2022年12月23日

引用元:https://eiga.com/movie/96695/

登場人物・キャスト

こころ / 安西 こころ(あんざい こころ)
声 - 花守ゆみり[13] / 當真あみ[16]
本作の主人公。中学1年生。おとなしく内気な性格でこれといった取り柄がなく、自分に自信が持てないでいた。物語序盤はいじめに遭ったこともあり、物事をネガティブに考え、悩むことも多かったが、城のメンバーとの交流を経て徐々に変わっていく。4月、同じクラスの中心女子の真田美織を中心とするいじめに遭い、不登校になった。フリースクールに通うことを決心するものの、ストレス性の反応から初日の朝に腹痛を起こすが、理解のない母親には信じてもらえなかった[19]。そのまま部屋に閉じこもり、閉塞感と焦燥感を募らせていたところ、自室の鏡が光り、その向こうの城に招かれるが、恐怖のあまり初日は逃げ出した。物語終盤でピンチに陥った仲間を助けるために奮闘し、6人のうちある1人のメンバーを説得する。好きな食べ物は三色そぼろ御飯と母が作る皮から手作りの餃子。両親が共働きのため、お米は毎日研いでいる様子。恋愛が苦手で、ウレシノが自分に好意を寄せていると知った時には内心引いていた。
リオン / 水守 理音(みずもり りおん)
声 - 島崎信長[13] / 北村匠海[20]矢島晶子〈少年時代〉[21]
中学1年生。芸能人並みのイケメンで明るく気さくで一癖あるこころたち城のメンバーにも平等に話しかけられるため、メンバーであることを不思議に思われている。穏やかで仲間思いな性格だが、怒らせると怖く、ウレシノがメンバーに暴言を吐いた際には「そんな言い方ないだろ」と咎めるなど、言うべきことはしっかり言う。趣味と特技はサッカー。本人は雪科第五中に通いたかったが、母親に厄介払いとしてハワイへ無理矢理留学させられており、日本人である城のメンバーと過ごす時間を大切に思っている。6歳の時に姉のミオを亡くしている。学校の関係で城には夕方からやってくる。メンバーにクリスマスパーティーの提案をし、母親が作ったケーキを持参した。城で過ごす中であることに気付くが、他のメンバーには言わずに胸に秘めている。中学2年生になった時に日本へ帰国し、雪科第五中に転校して、こころに真っ先に声をかける。
アキ / 井上 晶子(いのうえ あきこ)
声 - 伊藤かな恵[13] / 吉柳咲良[20]
中学3年生。明るく、快活そうで、背が高い。気が強く、思ったことは遠慮なく口にするため、彼女の発言がもとで険悪ムードになることもある。また、突拍子もない行動に出た結果、メンバーが迷惑することもあるため、スバルは「問題児ってかんじだよなぁ」と冗談交じりでつぶやいたこともある。しかし、メンバーのお姉さん的な存在で初対面のこころに真っ先に話しかけ、こころとフウカをお茶に誘い、紅茶と可愛いナプキンを用意するなど、女子らしい気遣いもできる一面もある。髪を染めたスバルに他のメンバーがドン引きしている中、彼と「学校の先生に怒られない?」などと平然と会話していた。
だが、バレーボール部で後輩に反省会などで半ば強制的に行動させていたため、後から陰口を言われるようになり、不登校になる。物語中盤、偶然学校の制服を着て城に現れ、このことがメンバーの共通点を知る重要な手がかりとなる。義父から性的暴行を受けそうになり[22]、5時を過ぎても城に残っていたため、こころ以外の5人と共に狼に喰われる。
喜多嶋先生 / 喜多嶋 晶子(きたじま あきこ)
声 - 豊口めぐみ[13] / 宮﨑あおい[20]
こころを優しく見守るフリースクールの先生で、アキの成長した姿。後の夫となる知り合いの医師・喜多嶋の患者であるミオに勉強を教えていた。
スバル / 長久 昴(ながひさ すばる)
声 - 西山宏太朗[13] / 板垣李光人[20]
中学3年生。背が高く、色白でそばかす顔の男子。こころからは『ハリー・ポッター』のロン似の男子と称されている。紳士的で優しいが、物語中盤で髪を金髪にし、皆を驚かせる。両親と離れ、兄と共に祖父母の家で暮らしている。父がつけてくれた自身の名前をとても気に入っている。マサムネと仲が良く、彼が持ち込んだゲームでよく一緒に遊んでいる。最初のころ、ずっと城に来ていなかったこころを温かく迎え入れた。「イケメン」の意味がわからず、マサムネがリオンのことを陰で「イケメン」と言っていたのを聞いて悪口なのかと彼に尋ねていた。
マサムネ / 政宗 青澄(まさむね あーす
声 - 小林裕介[13] / 高山みなみ[20]
中学2年生。生意気で理屈っぽい性格で口が悪いため、他人と衝突しやすい。根っからのゲームおたくで愛着心が人一倍強い。自身が持っているゲームの性能の良さをしょっちゅう自慢し、愛着心の強さゆえにゲームに対する理解がないメンバーや基礎知識に乏しいメンバーにあきれ、時にはケンカになることもある。公立中学には通わせないという両親の方針もあり、中学校には通わずに学習塾に通っている。頭は良く、全国模試の順位はいいらしい。しかし、ゲーム作成者の友達などと嘘をつく機会が多くなり、学校で「ホラマサ」と呼ばれていじめられるようになったため、不登校になっている。物語中盤、メンバーに重要なお願いをする。
フウカ / 長谷川 風歌(はせがわ ふうか)
声 - 大和田仁美[13] / 横溝菜帆[20]
中学2年生。眼鏡をかけていて、声優のように声が高い。ピアノが上手で小さいころから習っていたが、コンクールでランキング圏外になるなど伸び悩んでいた。母親がピアノばかりに力を入れているため、学校に行っても勉強が追いつかず他の子と話も合わなくなるうえに、指使いの練習をよくしていることから、その仕草を真似されたり陰口を言われたりしたため、不登校になった。
ウレシノ / 嬉野 遥(うれしの はるか)
声 - 堀江瞬[13] / 梶裕貴[20]
中学1年生。小太りの男子。食べることが好きらしく、城に招かれて早々に食べ物はないかと気にしており、こころが林檎を持ってきた際には大喜びしている。恋愛気質で惚れっぽいが、自分に素直なだけであり、城に来て1週間ほどでアキに告白して振られた後、こころが林檎の皮を剥いていたことをきっかけに、恋愛対象はこころに移り、しまいにはウレシノがこころの部屋に行こうとしたところ、フウカが怒って止めたため、恋愛対象がフウカに移る。そのため、女子からは内心呆れられており、男子からはからかわれている。また、ずれた発言が多い。フウカの誕生日プレゼントには花束を渡した。からかわれたりバカにされたりすることが多く、本人は内心傷ついており、今まで溜め込んでいた不満をぶちまけたこともある。家は裕福らしく同級生に食事を奢るなどしているが、実際は金づる程度にしか思われていなかった。
オオカミさま
声 - 東山奈央[13] / 芦田愛菜[23]
の仮面をつけた少女。城の案内人。いつも人形が着るようなかわいいドレスを着ている。常に尊大な口調で話し、城に招かれて早々に逃げ出したこころや帰ろうとしたスバルに説教するなど、上から目線の態度であるため、こころは内心「ずいぶん横柄なお世話係だ」と思った。こころたちに城でのルールや過ごし方などの説明をする。メンバーとは常に一緒にいるわけではないが、呼べばすぐに現れ、呼んでもいないのに突然現れることもある。意味深な発言でメンバーを翻弄している。ものは食べるらしく、クリスマスパーティーの際にリオンが持ってきたケーキを受け取り、「分けてもらえるなら持ち帰らせてもらおう」と言っていた。物語終盤、彼女の正体がリオンの死んだ姉・ミオであったことが判明する。
ミオ / 水守 実生(みずもり みお)
声 - 美山加恋[21]
リオンの姉。リオンが6歳の時に亡くなっているが、オオカミさまとして現れる。病気がなければ雪科第五中に通うはずだった。命日は3月30日。
こころの母
声 - 田澤茉純[13] / 麻生久美子[20]
こころの本心が分からず悩みながらも、フリースクールの先生の支えも得ながら温かく寄り添い、理解者になっていく[19]。舞台版では名前が「望美(のぞみ)」になっている。
伊田(いだ)先生
声 - 髙木朋弥[13] / 藤森慎吾[24]
こころの担任教師。生徒思いに見えるが実際は事なかれ主義者でこころのいじめに対する理解もなく当事者同士の話し合いを優先して真剣に向き合っていない。
養護の先生
声 - 滝沢カレン[24]
東条 萌(とうじょう もえ)
声 - 千本木彩花[13] / 池端杏慈[21]
こころの中学校での唯一の友達。父親が大学で児童文学を教えているため、転校が多い。こころと和解した後にこころ以外の6人が狼に喰われた際、『7匹の子山羊』の絵本[注 2]をこころに貸す。
真田 美織(さなだ みおり)
声 - 幸村恵理[13] / 吉村文香[21]
こころの同級生。表向きは明るく社交的だが、本心は自己中心的かつ傍若無人な性格で他の女子生徒と共にこころを一方的にいじめて不登校に追い込んだ張本人。
こころの父
声 - 亀山雄慈[13] / 比嘉良介
リオンの母
声 - 小田果林[13] / 水神のりこ
リオンの父
声 - 喜多田悠[13]
フウカの母
声 - 瀬戸歩[13] / 酒井玲[25]
アキの義父
声 - 団長安田
スバルの祖母
声 - 有賀由樹子
スバルの祖父
声 - 野川雅史
マサムネの母
声 - 優希麻梨子[25]
マサムネの父
声 - 門馬勝貴[25]
ウレシノの母
声 - キンタロー
ピアノ教室の先生
声 - 河邑ミク
喜多嶋の同僚
声 - 岩田絵里奈日本テレビアナウンサー
池田 仲太(いけだ ちゅうた)
声 - 佐竹祐哉
こころが小学生の時の同級生で、小学6年生の時はこころと友達だった。真田美織の恋人(後に破局した模様)。
鮫島先生 / 鮫島 百合子(さめじま ゆりこ)
声 - 進藤亜由美[13]

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/かがみの孤城

感想

辻村深月さんの同名小説『かがみの孤城』を原作に『河童のクゥと夏休み』『カラフル』などの監督を務めた、原恵一さんがアニメーション映画化。

原恵一さんの監督作品を調べてみると『劇場版 クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦』や『劇場版 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!大人帝国の逆襲』『劇場版 クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』などの作品も担当されていたとのこと(゚Д゚;)

 

最近の『クレヨンしんちゃん』の映画はそれほど観ていないのですが『オラの引っ越し物語』まではすべて観ているくらい、バニラはクレヨンしんちゃん好きなのです。

ほんと、クレヨンしんちゃんの映画は素晴らしい作品が多くて、クレヨンしんちゃんの映画の中でも名作と名高い『アッパレ!戦国大合戦』や『モーレツ!大人帝国の逆襲』の監督や脚本を担当されていたのが原恵一さんだと知ったときは感動しました( ;∀;)

そんな『クレヨンしんちゃん』の映画も多く手掛けている、原恵一さんが監督を務め、映画化されたのが『かがみの孤城』なんですね。

 

クレヨンしんちゃん』映画とはベクトルの違う社会問題を扱った作品ですが、『映画格付け』というサイトで、原恵一さんが監督を務めた映画ランキングの3位に入っている作品でした。

バニラは原作小説を読んでいないので、改変されている箇所があるのかはわかりませんが、プロットがよくできた作品だと感じました。

似たような作品は多く観たことがあるので、物語のタネは後半くらいで予想できてしまいましたが、本作はミステリーのように犯人がわかってしまったら面白さが損なわれる部類の物語ではなく、人間ドラマ・社会派ドラマであり、タネ明かしが大事ではなくフィナーレに至るまでの過程が大事な作品だと思うのです。

 

人間関係の問題で学校に行けなくなった、安西こころという中学1年生の少女は、突然家の鏡が光り輝き、かがみの孤城に迷い込むことになります。

かがみの孤城に迷い込んだこころちゃんの前に、オオカミさまという、狼のお面を被った少女が現れて

引用元:映画『かがみの孤城

孤城の中に案内されると……こころちゃん以外にも、6人の少年少女の先客がいたのでした。

引用元:映画『かがみの孤城

そしてオオカミさまはかがみの孤城でのルールを説明し、かがみの孤城のどこかに隠されている鍵を見つけ出すゲームを持ち出すのです。

鍵を見つけ出すことができれば、何でも願いを叶えることができるそうなんですね。

宝を手に入れると「何でも願いを叶えられる」という行動原理は物語を作る上でとても使い勝手がいいんですよね( ̄▽ ̄)

 

物語は登場人物が行動しないと展開されません。

ですが、登場人物を動かすには行動する理由、いわゆる行動原理が必ず必要なんですね。

別に行動原理がなければ行動してはいけないわけではありませんが、人間はどうしても「意味」を求めてしまう生き物なので、意味があった方が説得力があって、受け入れやすいのです。

自分が知っている物語を思い出して欲しいですが、恐らく思い出した作品の多くに、登場人物たちが行動する何らかの原理があるはずですよ。

 

話がそれてしまいましたが、何でも願いが叶う鍵を求めて、登場人物たちが抱えている問題が明らかになっていくのですね。

本作は人間関係、学校問題をテーマにした作品です。

いつの時代も人間関係、学校問題で苦しんでいる人が必ず存在しており、そんな生きづらさを抱えている子供たちをどのように救ってあげるべきなのか? が物語を通して描かれているんですね。

 

現実世界での問題は本作で描かれているよりも、複雑で重くて、どうしようもないことも多く、こんなにうまくことが運ぶことはまずないでしょうが、本作を観て少しは気持ちが軽くなる人もいると思うんですね(´▽`)

バニラは太宰治の『女生徒』という作品が好きなのですが、その女生徒の一文に

現在こんな烈しい腹痛を起こしているのに、その腹痛に対しては、見て見ぬふりをして、ただ、さあ、さあ、もう少しの我慢だ。あの山の山頂まで行けば、しめたものだ、と、そのことばかり教えている。きっと、誰かが間違っている。悪いのはあなただ

という文に感銘を受けたのです。

 

子供が腹痛で苦しんでいるのに、みんな見て見ぬふりをして、我慢を押し付けるのです。

バニラは人間は勝手に苦しんで、勝手に救われるものだと思っていますが、子供たちがどうして苦しんでいるのかをちゃんと聞いてくれる人が1人でもいて、手を差し伸べてくれるだけで救える命があるとは思うのです。

最後は自分の力で救われなければいけませんが、その補助をしてくれる人は必要だということですね。

一緒に悩んでくれる大人がそばにいてくれたら、救われる子供もいると思うのです( ̄▽ ̄)ゞ

予告

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映画 SF/コメディ『パーム・スプリングス』「せめてロイにもループから抜け出す方法を教えてあげてよ(^▽^;)」

引用元:https://filmarks.com/movies/88720

ストーリー

カリフォルニアの砂漠のリゾート地パーム・スプリングスを舞台にしたタイムループ・ラブコメディ。パーム・スプリングスで行われた結婚式に出席したナイルズと花嫁の介添人のサラ。ナイルズのサラへの猛烈なアタックから2人は次第にロマンティックなムードになるが、謎の老人に突然弓矢で襲撃され、ナイルズが肩を射抜かれてしまう。近くの洞窟へと逃げ込むナイルズとサラは、洞窟の中で赤い光に包まれ、目覚めると結婚式当日の朝に戻っていた。状況を飲み込むことができないサラがナイルズを問いただすと、彼はすでに何十万回も「今日」を繰り返しているという。「ブリグズビー・ベア」のアンディ・サムバーグが主人公サム役を演じ、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」に出演したクリスティン・ミリオティ、「セッション」でアカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズらが顔をそろえる。監督は本作が長編監督デビューとなるマックス・バーバコウ。

2020年製作/90分/PG12/アメリカ・香港合作
原題:Palm Springs
配給:プレシディオ
劇場公開日:2021年4月9日

引用元:https://eiga.com/movie/94242/

登場人物・キャスト

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/パーム・スプリングス_(2020年の映画)

感想

YouTubeの『シネマンション/映画好きチャンネル』というチャンネルで、本作が面白いと絶賛されていたので観てみました↓

www.youtube.com

物語を簡単にまとめると、パーム・スプリグスで行われた結婚式に出席した主人公の男・ナイルズと、花嫁の介添人で姉のサラは、なぜか同じ日を何回も繰り返しながら、ループから脱出する方法を探す物語です。

ループ系と言えば日本でも『時をかける少女』などが有名ですね。

以前に感想を書いた『明日への地図を探して』という映画の大人版のような印象です( ̄▽ ̄)

 

『明日への地図を探して』も2人の男女が何度も同じ日をループして、町中で起こる奇跡的な出来事を集めながら、真実の愛を見つけ、タイムループから脱出するという映画でした。

この手の映画を作ろうと思ったら、ほとんど同じような物語になるとは思いますが、この二つがかなり似ているんですよね(^▽^;)

調べてみると『パーム・スプリングス』の方が先で、脚本家のアンディ・シアラは在学中に本作の原型となる脚本を書き上げており、2018年にアンディ・サムバーグ主演で映画化の話が進行していたそうです。

一方『明日への地図を探して』がAmazonで配信されたのが2021年なので、ほぼ間違いなく『パーム・スプリングス』が先ですね。

 

ですが、バニラ的には『明日への地図を探して』の方が物語としては好きです。

バニラの感性がお子ちゃまなため、ボーイミーツガールのような作品に惹かれるという理由もありますが、『明日への地図を探して』の方が物語が綺麗にまとまっていて、青春映画のような爽やかな余韻が感じられるんですね。

一方の『パーム・スプリングス』は先ほども述べたように『明日への地図を探して』の大人版という印象で、哲学性?が強いです。

物語も説明不足なところが多く(そのために考察のし甲斐があるのですが)伏線のような匂わせ的なセリフもあるのに投げっぱなし、最後はご都合主義的です。

でも、本作で伏線回収は重要ではないないんですよ。

 

『明日への地図を探して』は少年少女のボーイミーツガール的ライトノベル、『パーム・スプリングス』は大人の恋愛を描いた大衆文学的作品ともいえます。

本作のテーマは大人の恋愛であり、主人公とヒロインの年齢が高いので、ある程度恋愛や結婚に対して懐疑的なのです。

それでも、ループする時間の中で2人は次第に惹かれ合い、別々の時間を生きていた人間が、出会い共に過ごすとはどういうことなのか? を視聴者に問うているように感じます( ̄▽ ̄)

深く考える作品ではないのでしょうけれど、考えれば考えるほど考え深い作品で『星の王子さま』のように様々な気付きを与えてくれる映画だと思います(≧▽≦)ゝ

予告

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邦画 ミステリー/サスペンス『水曜日が消えた』「あなたは何曜日が好きですか?」

引用元:Eiga.com|

ストーリー

1人の人間の内側で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている7人の“僕”が主人公。他の“曜日”とは、直接会うことはできず、日記を通してのみ間接的に互いを知っている。そのうちの最も地味でつまらない1人、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語。

引用元:https://filmarks.com/movies/86795

 

中村倫也が、曜日ごとに入れ替わる7つの人格を持った男を演じた主演作。幼い頃の交通事故により、曜日ごとに性格も個性も異なる7人が入れ替わる「僕」。彼らは各曜日の名前で呼び合っているが、中でも「火曜日」は一番地味で退屈な存在で、他の曜日から家の掃除など面倒なことを押し付けられる損な役回りだった。しかし、ある時、1日を終えてベッドに入った「火曜日」が、水曜日に目を覚ます。僕の中の「水曜日」が消え、「火曜日」は水曜日を謳歌するが、その日常は徐々に恐怖へと変わっていく。中村が7つの人格を持つ主人公を演じるほか、石橋菜津美、元「乃木坂46」の深川麻衣、きたろう、中島歩、「ゲスの極み乙女。」の休日課長などが顔をそろえる。MVやCM、短編作などで注目される吉野耕平の初の長編監督作。

2020年製作/104分/G/日本
配給:日活
劇場公開日:2020年6月19日

引用元:https://eiga.com/movie/91955/

登場人物・キャスト

 主人公。小学生時代に遭った交通事故の影響で、曜日ごとに7人の人格が入れ替わってしまう青年。

 主人公の元同級生の女性。7人全員と交流があり、頻繁に家にも訪れている。

 安藤の助手として主人公の治療に関わることになった若い医師。

 月曜日の僕の友人。ミュージシャン。

 図書館で働く司書の女性。

 主人公を長年見守ってきた主治医。主に診察に来る"火曜日の僕"とは親しい仲。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/水曜日が消えた

感想

主人公・斎藤数馬の中には、小学生のときに遭った交通事故の影響で7人の人格が存在していた。

音楽と煙草を愛する自由奔放なバンドマン・月曜日、地味で真面目で几帳面な本作の主人公人格・火曜日、恐らくクール系なスポーツインストラクター男子・水曜日、職人気質のイラストレーター・木曜日、植物にしか興味のない園芸家・金曜日、おしゃべり好きのゲーマー・土曜日、ソロ・アウトドアが趣味な・日曜日。

そんな個性豊かな7人格が、斎藤数馬という一人の体で共同生活をしているのです。

 

多重人格をテーマにした作品と言えば『ジキルとハイド』に始まり、以前観た『ジョナサン 二つの顔を持つ男』や『ファイト・クラブ』などが真っ先に上がりますが、それらは1つの体に2人でしたし、近しいのはディズニーピクサーの『インサイドヘッド』でしょうか?

でも、あれは1人の頭の中にいる喜び・怒り・悲しみ・などの感情をテーマにした作品なので人格ではありませんね。

漫画だとつい最近読んだ『親愛なる僕へ殺意を込めて』なども多重人格を扱っていましたが、あれも精々一つの体に2人までです。

 

あ、ちょっと似たような作品に『仮面ライダー電王』を思い出しましたが、あれはまた特殊な例ですし、一番近しい作品は貴志祐介さんの『十三番目の人格 ISOLA』という小説(映画化しているそう)だと思います。

こうしてみると、多重人格をテーマにした作品自体は珍しくありませんが、曜日ごとに人格が入れ替わるという設定は斬新だと思うのです。

くしゃみで人格が入れ替わったり、バイクに乗って人格が入れ替わったり、水を被ると性別が入れ替わったりする作品は知っていますが、曜日で人格が入れ替わるという作品は、バニラの知る限りでは『水曜日が消えた』だけですね(他にも探せばあるかもですが)。

 

そんな7人の人格の主人公人格の火曜日は、他の人格の後始末などの損な役回りをして、火曜日を過ごしていました。

火曜日は火曜日の日課である掃除を終えると、検査に向かい、家に戻って来て一人卓球などの軽い運動をする同じような毎日を送っているのです。

ですがある日、火曜日は次の火曜日に向けて眠りに就くのですが、次に目覚めたのは水曜日だったのです。

そこで初めて『水曜日が消えた』のタイトルコールが入るセンスです(≧▽≦)

 

そこからどうして「水曜日が消えた」?のかのミステリー展開で物語が進むのかと思ったら、火曜日は水曜日が消えたことに喜んで、医者にもかくしたまま、深く追求せずにそのまま物語が進行するんですね。

火曜日は他の曜日とそれほど仲良くはなったんですよ(^▽^;)

それから、火曜日は今まで行きたかったけど、火曜日が定休日であることで行けなかった図書館に向かい、図書館で働く司書の瑞野さんに恋をしてしまうのです。

 

色々あって、瑞野さんとデートすることになるのですが、実は瑞野さんは水曜日が好きで、火曜日は「あなたが好きだった水曜日を取り戻します」というような詩的なことを打ち明け、そこから火曜日はどうして水曜日が消えたのか?の謎に迫ることになるという物語です。

映画は終始、サスペンス的な雰囲気が漂っているのですが、全然サスペンスではなく、笑える細かい小ネタが至る所にちりばめられてるんですね( *´艸`)

ほとんど火曜日人格だけで物語が展開されるのに、部屋の散らかり方や、家中に貼られた付箋や、それぞれの人格の持ち物など、他の人格が登場しなくても、どんなキャラクターなのか想像させる工夫にも凝っていて、中村倫也さんの演技力が光る作品なんですよ。

 

火曜日の優しい感じから、突然月曜日のヤンチャ系に豹変するところなど、「うま!」と心の中でつぶやきました。

めちゃくちゃ良い映画で、バニラの選ぶ「最高の映画100」に入れてもいいくらい、面白いと思いました( ̄▽ ̄)b

予告

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アニメーション映画 ファンタジー『金の国 水の国』「中東の民族衣装が好っきゃねん(≧▽≦)」

引用元:vap.co.jp

ストーリー

敵国同士の2人が偽りの夫婦に!?2人だけの“小さな嘘”は、国の未来を変えるのか――。
100年断絶している2つの国。“金の国”の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと“水の国”の家族思いの貧しい建築士ナランバヤル。敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることに。深刻な水不足によるサーラの未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の2つの国に国交を開かせようと決意する。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、国の未来を変えるのか――。

引用元:https://filmarks.com/movies/104001

 

2017年「このマンガがすごい!」で第1位を獲得した岩本ナオの同名コミックをアニメーション映画化。

商業国家で水以外は何でも手に入る金の国と、豊かな水と緑に恵まれているが貧しい水の国は、隣国同士だが長年にわたりいがみ合ってきた。金の国のおっとり王女サーラと、水の国で暮らすお調子者の建築士ナランバヤルは、両国の思惑に巻き込まれて結婚し、偽りの夫婦を演じることに。自分でも気づかぬうちに恋に落ちた2人は、互いへの思いを胸に秘めながらも真実を言い出せない。そんな彼らの優しい嘘は、やがて両国の未来を変えていく。

俳優の賀来賢人がナランバヤル、浜辺美波がサーラの声を担当。「サマーウォーズ」のマッドハウスがアニメーション制作を手がけ、テレビドラマ「コウノドリ」の坪田文が脚本、人気アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のエバン・コールが音楽を担当。

2023年製作/117分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2023年1月27日

引用元:https://eiga.com/movie/97399/

登場人物・キャスト

サーラ
主人公。A国の第93王女。国王の妾の娘。美人ではないが穏やかでおっとりとした性格。A国国境近くでばあやと二人で暮らしている。B国から花婿として送られた犬をルクマン(声 - 麦穂あんな[8]と名付けて飼っている。
ナランバヤル
もう一人の主人公。B国の図書館長の息子。建築士だが国が貧しく失業中。お調子者だが口がうまく頭の回転が速い。北の古代都市の水路の設計図を入手し、A国とB国に水路を作ることを夢見る。A国から花嫁として送られた猫にオドンチメグ(声 - 麦穂あんな[8]と名付けて飼っている。オドンチメグは「星の輝き」という意味。
ばあや
サーラの面倒を見ている老女。
ムーンライト=サラディーン
A国の左大臣。A国No.1のイケメン俳優。 レオポルディーネの愛人。滅んだ北の国の遊牧民の出身。自他共に認めるお飾り大臣だったが、ナランバヤルと出会ったことでB国との国交を開くために動き出す。
ライララ
常に目だけ出した黒いベール(ニカーブ)を被っている女性。もともとレオポルディーネに仕え、暗殺を仕事としているが、サーラとナランバヤルの手助けをする。
ジャウハラ
声 - 木村昴[6]
A国の学者。投獄されていたが、ナランバヤルの事業を手伝うために釈放される。学者ながら肉体派。息子がいる。
レオポルディーネ
A国の第1王女。反戦派の中心人物。サラディーンと愛人関係にある。サーラには一見辛辣な態度を見せているが、実際には気に掛けている。
ピリパッパ
声 - 茶風林[6]
A国の右大臣。祈祷師だったが、戦勝祈願で国王の信頼を得て大臣に取り立てられた。開戦派の中心人物で、王を操ろうと目論んでいる。
オドゥニ・オルドゥ
B国の族長。貧しい国の中で贅沢をしている。男色家で、オネエ言葉で喋る。
ラスタバン三世
A国の国王。過去にB国との和解を試みたために腰ぬけ王と言われたラスタバン二世の名を受け継いていることに悩む。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/金の国_水の国

感想

隣り合う2つの国は戦争が絶えなかった。

あるときは犬のうんちの後始末を巡って戦争になり、あるときは猫のおしっこが領地に入ったの入らなかったので戦争になり、そして2つの国は境界線に壁を作り国交を閉じてしまう。

それから時は流れ、貿易や工業技術によって金(富)はあるが水を含める自然の豊かさがないA国と、自然は豊かだが工業技術の弱いB国。

対立する2つの国は、最も美しい姫と、最も賢い男を送り合うことにして和睦の道を歩み始めたかに思えたが、A国は猫を、B国は犬を送り、危うく戦争の危機になるが……機転を利かせたA国の姫とB国の男はそのことを隠すことを決め……という物語です( ̄▽ ̄)

 

例えるなら、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』『リア王』『ジュリアスシーザー』を喜劇にして、舞台を中東にしたような物語だと感じました。

この世界観めっちゃ好きです(≧▽≦)

中東をテーマにした世界観と登場人物たちの衣装が最高なんですよ。

日本で制作されるファンタジーの舞台はヨーロッパ(俗にナーロッパ)風のファンタジーばかりで……中東の世界観を舞台にしたアニメ・漫画って、以外と少ないと思うのです(^▽^;)

 

バニラは森薫さんの『嫁物語』の絵が好きでして、好きな理由が文化と民族衣装にあるのです。

バニラ民族衣装が好きで、色々な国の民族衣装を調べていた時期があるのですが、民族衣装にはその地域の文化や生活の知恵などが詰め込まれていて、調べれば調べるほど奥が深くて、観ているだけで楽しんですね( ̄▽ ̄)

そんな民族衣装愛が溢れているのが森薫さんの『嫁物語』なんですよ。

衣装の装飾が細かくて、デザインも最高なのです。

本作『金の国 水の国』も中東・トルコ辺の世界観と衣装で、中東風文化の楽しめる作品でした(≧▽≦)b

予告

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