ストーリー
霊長類学者デイビス(ドウェイン・ジョンソン)とジョージは深い絆で結ばれて いた。ジョージとはきわめて高い知性を持つシルバーバックの雄ゴリラで、幼い 頃からデイビスが世話してきたのだった。ある時、欲に目が眩んだ企業の遺伝子 実験が失敗し、ジョージやその他の動物たちが突然変異を起こし、巨大化し狂暴 化する事態がアメリカ各地で発生。獰猛な巨獣と化した彼らは、至る所で破壊の 限りを尽くす。地球規模の大惨事を食い止めるため、デイビスは解毒剤を探し求 めて奔走するが、それは見るも恐ろしい怪物となり果てた、かつての友を救うための戦いでもあった。アドレナリン全開のパニック・アクション!
引用元:https://filmarks.com/movies/73732
巨大化した動物たちが暴れまわる、1986年に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」をベースに、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン主演で描くパニックアクション。ある遺伝子実験の失敗によってゴリラ、オオカミ、ワニの3頭が巨大化し、凶暴化してしまう。さまざまな動物の長所を取り入れた遺伝子によって巨獣と化した3頭の動物たちには、軍による攻撃も効果がない。巨獣たちはやがて大都会シカゴへと到達し、街中で破壊活動を繰り広げる。元特殊部隊員で動物学者の主人公デイビス・オコイエをジョンソンが演じるほか、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェフリー・ディーン・モーガンらが共演。「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」「カリフォルニア・ダウン」でもジョンソンとタッグを組んだブラッド・オペイトン監督がメガホンをとった。
引用元:https://eiga.com/movie/88414/
登場人物・キャスト
本作の巨獣たちが感染した遺伝子サンプルには、エナジン社のゲノム編集により、サメの止まらない成長、シロナガスクジラの高成長率、カブトムシの外骨格、チーターの高速移動、トゲマウスの細胞修復能力が組み込まれており、その影響で急激に巨大化、高い回復能力と生命力を誇る。
さらに、コウモリの反響定位の影響で、エナジン社の低周波電波に反応するようになっており、それを止めるために本来ならば種類・食性が異なるために互いを攻撃し合うはずの3体は、共に低周波の発信源であるシカゴを目指していくこととなった。
体長・体重はシカゴ襲来時のサイズとなる。
- 三巨獣
- ジョージ
- 演 - ジェイソン・リーズ
- 体長:約12.1m、体重:9.06トン
- 本作のもう一人の主人公のアルビノのニシゴリラ。ルワンダ出身の10歳の雄。
- 故郷で密猟者に母を殺され、自身も捕らえられそうになっていたところを、当時国連の対密猟特別チームに所属していたデイビスに救われた。その後はサンディエゴ野生動物保護区に引き取られ、成長した現在ではシルバーバックとして他のゴリラたちを率いていた。サンディエゴではデイビスに手話を教わり、他のゴリラよりも多くの手話を理解し使いこなすが、悪戯好きな性格の持ち主で、デイビスが冗談で教えた下ネタを好んで使う。
- 飼育場に墜落したランペイジ計画の遺伝子サンプルの影響で、体長2.1m・体重230㎏から一晩で体長2.7m・体重450㎏に巨大化し、ハイイログマを一撃で撲殺するほどの強さを持つこととなる。空腹と不安から凶暴化して脱走したことでOGAに捕獲されるも、輸送機で輸送中にクレアがエナジン社屋上にて発した低周波の影響を受けて暴れ出し、そのまま輸送機を墜落させ脱走。それから間もなく同様に低周波に引き寄せられていたラルフと合流し、共にシカゴのウィリス・タワーを目指していった。シカゴへ辿り着いた後はラルフと共に攻撃してくる軍隊をことごとく返り討ちにしながらウィリス・タワー屋上へと到達し、低周波を発しているアンテナを破壊しようとするが、デイビスとケイトの策によりクレアごと解毒剤を投与されたことでタワー倒壊後に正気を取り戻す。そして今度は逃げ遅れていたシカゴ市民を守るため、デイビスと共にラルフとリジーに戦いを挑むこととなる。
- 製作スタッフによると、通常のゴリラだと体色が黒のため傷が目立ちにくいという事で、アルビノという設定になったらしい。なおジョージのようなアルビノのゴリラは、本作が公開された2018年現在までに確認されているのはバルセロナ動物園で飼育されていたコピート・デ・ニエベのみである。
- ラルフ
- 体高:約14m、体長:約26m、体重:13.8トン
- ワイオミング州キャスパー出身のオオカミ。
- 縄張りに墜落した遺伝子サンプルに感染したことで巨大化・凶暴化し、群れの仲間を皆殺しにした末、エナジン社の命令でサンプル回収に来たバーク率いる傭兵部隊をあっさり返り討ちにした。その後は獲物を求めてサウスダコタ州ブラックヒルズ付近まで移動するも、クレアにより発せられたウィリス・タワー屋上からの低周波に引き寄せられ、途中で同様に引き寄せられていたジョージと合流し、共に軍隊の攻撃ラインを突破してシカゴへ襲来。
- 巨大化しただけでなく、四肢の間にムササビやモモンガのような皮膜が発達したことで滑空することができ、背中や尾にはヤマアラシのような針毛が生え飛ばすこともできる。凶暴化しながらもまだ同族意識が残っていたのか、シカゴでは吠え掛かってきた犬に対して一声吼えて追い払うだけで済ました。
- 低周波を発していたウィリス・タワーが倒壊した後は、正気を取り戻したジョージと激突し追い詰めるも、デイビスの陽動作戦によりリジーの方へ突っ込んで首に噛み付かれてしまい、そのまま地面に何度も叩き付けられた挙げ句頭を食い千切られ捕食されるという最期を遂げた。
- リジー
- 体高:約18.5m、体長:約68.5m、体重:150トン
- フロリダ州エバーグレーズ国立公園出身の雌のアメリカワニ。
- 沼に落ちて浮かんでいた遺伝子サンプルを容器ごと飲み込んだことで、爬虫類特有の成長率の高さも相まって3体の中で最大の体格と並の攻撃ではびくともしない強靭な身体、強力な戦闘力と凶暴性を持つこととなった。その後はメキシコ湾に泳ぎ出ていたが、クレアにより発せられたエナジン社の低周波を聞きつけ、水中移動のままシカゴへ転進。それによりエナジン社や軍隊に上陸直前まで気付かれることなくシカゴへ到達、急襲する。
- 巨大化の他、曲竜類のように背中の鱗や皮骨が発達し、特に尾の先端はドエディクルスのようにトゲが生えた状態で肥大化し強力な棍棒状の武器となっている。さらに本来ワニにはない鰓までもが発達したため水中でも呼吸可能であり、川や海では常に身を隠すように潜行しながら移動する。その他、ヤモリの遺伝子の影響で巨体ながら垂直面での移動も可能とする。
- 低周波の発信源だったウィリス・タワー倒壊後のジョージやラルフとの三つ巴戦では、ラルフを容易く下し、ジョージとデイビスによるタッグの攻撃をものともせず逆に追い詰めるなど圧倒的な強さを見せつけるが、注意を逸らそうと攻撃してきたデイビスだけを襲っていた隙を突かれ、背後からジョージに左目を鉄骨で刺し貫かれて遂に倒された。
人物
※括弧内は日本語吹替[9]
- デイビス・オコイエ - ドウェイン・ジョンソン(楠大典)
- 元アメリカ陸軍特殊部隊員で霊長類学者。
- ケイト・コールドウェル博士 - ナオミ・ハリス(本田貴子)
- エナジン社の元遺伝子研究者。
- クレア・ワイデン - マリン・アッカーマン(深見梨加)
- ハーベイ・ラッセル - ジェフリー・ディーン・モーガン(若本規夫)
- 政府の捜査官。
- ブレット・ワイデン - ジェイク・レイシー(高木渉)
- バーク - ジョー・マンガニエロ(三宅健太)
- ケリー・アトキンズ博士 - マーリー・シェルトン(木下紗華)
- ネルソン - P・J・バーン(石上裕一)
- ブレイク大佐 - デミトリアス・グロッセ(乃村健次)
- コナー - ジャック・クエイド(近藤隆)
- エイミー - ブリアンヌ・ヒル(熊谷海麗)
- ザミット - マット・ジェラルド(こばたけまさふみ)
- パーク捜査官 - ウィル・ユン・リー(真木駿一)
- ギャリック - ユライア・フェイバー(バトリ勝悟)
- テイラー - ブルース・ブラックシアー(田所陽向)
- その他の日本語吹き替え - 高梨愛/藤田曜子/臼木健士朗/下川涼/夏目あり沙
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ランペイジ_巨獣大乱闘
感想
前回の『MEG ザ・モンスター』でも書いていますが『デカい×生物』が面白くないわけがない(≧▽≦)
「デカい」はロマンなんです!
とにかくデカくすればヒットする、この理論を「ビッグ・ヒット理論」と言います、ここテストに出ます\(`・ω・´)(※そんなカロリー・ゼロ理論のような理論はありません)。
『ウルトラマン』が巨大化するのも『戦隊もの』のロボットが巨大化するのも『進撃の巨人』の人間が巨人になるのも、巨大化がロマンだから、面白いからなんですね。
そうです、巨大化はロマンなんです(`・ω・´)/
本作『ランペイジ 巨獣大乱闘』はまさに、ロマンが詰まった作品です。
霊長類学者のデイビスは元アメリカ陸軍特殊部隊員であった過去の経験から、人間不信になり、動物しか信用できなくなってしまいました。
そんな彼は人間よりも気楽に接せられる、シルバーゴリラのジョージと深い信頼関係を築いているのです。
ですが、ある日、ある企業が宇宙空間で研究していたゲノム編集されたキメラサンプルがデイビスの勤務するサンディエゴの動物保護区に落下してしまいます。
そのサンプルをゴリラ・オオカミ・ワニの三頭が摂取してしまい、サンプルの作用で狂暴化と巨大化した三頭は破壊と殺戮を繰り返しながらシカゴを目指すという、なんともハチャメチャな物語です。
この映画を観て思いましたね(-ω-)
ゲーム『モンスターハンター』のハンターたちは化け物だと(;^▽^)
ハンターたちはあんなモンスターたちと体一つで闘っているんですからね。
と、そんな脈絡のないことを書きましたが、色々ツッコミながら観られるエンターテインメント映画ということです(≧▽≦)
巨大化した生物が街を破壊するシーンや、デカい生物たちの大乱闘は圧巻の一言で、その映像だけでも観る価値はありますよ。
何も考えずに観ることのできるエンターテインメント映画なのですが、ただ一つだけ物申すとするなら、ジョージが悪役のクレアを食べてしまったところだけは引っかかりました(-_-;)
エンターテイメントだから悲しい過去を背負っていない悪が成敗される勧善懲悪はいいのですが、ジョージにいくら悪役だからってクレアを食わせて欲しくなかった(>_<)
視聴者の立場からすると、ジョージは獣というより人間として感情移入しているので、人間が人間を食べるカニバリズムに思えてしまうんですよ……(^▽^;)
『アンパンマン』ですら、小さいころは何にも思いませんでしたが、今はデフォルメされたキャラクターのアンパンマンですら自分の体の一部を他者に食べさせるということに少し気持ち悪さを感じているのに……リアルな人間がほぼ人に思えるゴリラに食われてしまったのは、後々のことを考えるとどうなんだ(-_-;)?
と、感じてしまうんですよね。
もっと他にクレアの倒し方があったと思うんですけどね(;^ω^)?
なぜジョージに食わせた……(^▽^;)
その引っかかり以外は、何も考えずに観ることのできるエンタメなので「デカい×生物」や「お祭り」のような映画が好きならオススメです(`・ω・´)b