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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 伝記/ドラマ『リリーのすべて』「夫が女性として生きたいと願った時、妻はすべてを受け入れた」

引用元:eiga.com

ストーリー・解説

1928年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するようになる。移住先のパリで問題解決の道を模索するふたり。やがてその前にひとりの婦人科医が現れる-。
配給:東宝東和
劇場公開日:2016年3月18日

引用元:https://filmarks.com/movies/61639

 

英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したトム・フーパー監督と、「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞の主演男優賞を手にしたエディ・レッドメインが、「レ・ミゼラブル」に続いてタッグを組み、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を描いた伝記ドラマ。1926年、デンマーク。風景画家のアイナー・ベルナーは、肖像画家の妻ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自身の内側に潜む女性の存在を意識する。それ以来「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていくアイナーは、心と身体が一致しない現実に葛藤する。ゲルダも当初はそんな夫の様子に戸惑うが、次第にリリーに対する理解を深めていく。第88回アカデミー賞で主演男優賞、助演女優賞など4部門でノミネートを受け、ゲルダを演じたアリシア・ビカンダーが助演女優賞を受賞した。

2015年製作/120分/R15+/イギリス
原題または英題:The Danish Girl
配給:東宝東和
劇場公開日:2016年3月18日

引用元:https://eiga.com/movie/82988/

登場人物・キャスト

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/リリーのすべて

感想

時は1928年、デンマーク

風景画家のアイナー・ヴェイナーは肖像画家の妻ゲルダと共に公私ともに充実した日々を送っていた。

そんなある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在に気付く。

引用元:ciatr.jp

それ以来、”リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。

引用元:映画『リリーのすべて

一方のゲルダも当初はそんな夫の様子に戸惑うが、次第にリリーに対する理解を深め、移住先のパリで問題解決の道を模索することに……。

引用元:映画『リリーのすべて

やがてふたりの前に性転換手術をススメるひとりの産婦人科医が現れる。

産婦人科医のススメでアイナーは「母になるため」、1930年から1931年にかけて5回にわたる性転換手術を受けることになった。

こうして女性になったアイナーは法的に、名をリリー・エルベに改名し女性として生きることになるが、手術の拒否反応が重く、術後三か月、48歳でこの世を去った。

 

史上初めて性転換手術をうけた男性であり女性のアイナー・ヴェイナーことリリー・エルベ↓の伝記映画です(以後:リリーとする)。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/リリー・エルベ

リリーの生きた1930年代などはまだ『LGBTQ+』の人達に対する理解が乏しく、偏見に溢れていました。

例えば『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でも取り上げられている、数学者のアラン・チューリング↓もゲイで、偏見や周りと自分が違うことで苦しんでいたようです。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/アラン・チューリング

現在でこそ、ジャンダー平等の活動が盛んで、ジェンダーの人達への理解が昔よりは浸透していますが、当時は『LGBTQ+』の人たちは病気だと考えられていて、科学的根拠のない治療が行われていたようです。

リリーのすべて』の作中でも、病院を受診したリリーは医者から、頭に穴をあけるロボトミー手術のようなものをススメられたり、放射線治療をさせられたり、精神病院に入れられそうになったりと、現在では考えられない酷い扱いを受けています。

そんな社会的認識がまだない時代に、リリーの妻のゲルダはリリーを支えるのです(T▽T)

この時代に「女性になりたい」という夫を応援し、支えられることはとんでもなくすごいことだと思いませんか?

 

バニラも差別は絶対に許されないと思っていますが、もしも、もしもですよ。

この時代に生まれていて、自分の夫から「女性になりたい」と告白されたら、きっと酷い行動・言動をとってしまうと思うんですよね……(;^ω^)

社会的な目を気にして、ゲルダのようには夫を支えられないでしょう。

本作『リリーのすべて』はそんな偏見の強い時代に、「女性になりたい」といった夫を支えた妻のゲルダとリリーの愛の姿を、エディ・レッドメインをはじめとする演技派の俳優たちが熱演していて、見入ってしまいました。

愛に性別は関係ないのです!

BLサイコー\(≧▽≦)/ 百合サイコー\(≧▽≦)/ 

家族愛、兄弟愛、姉妹愛、師弟愛、同性愛、友愛、性愛、博愛、どんな愛も素晴らしいです!

予告

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