ストーリー・解説
世界待望!伝説のバンド<クイーン>のフレディ・マーキュリーの華やかな成功と波乱万丈の人生を描く。クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を務め、32もの不朽の名曲が主としてフレディの歌声で甦り、心臓に鳥肌がたつほどの感動を呼び起こす。
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引用元:https://filmarks.com/movies/73709
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。フレディ役で「ナイト ミュージアム」のラミ・マレックが熱演。監督は「X-MEN」シリーズで知られるブライアン・シンガーがクレジットされているが、製作途中で降板しており、「サンシャイン 歌声が響く街」「イーグル・ジャンプ」のデクスター・フレッチャーが残りの撮影とポストプロダクションで監督を務めて完成させた。そうした製作トラブルも伝わるなかで公開されたものの、世界中で観客に受け入れられ、日本でも2018年公開映画でトップとなる興行収入130億円を突破。社会現象とも呼べる大ヒットとなった。第76回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞(ドラマ部門)、最優秀男優賞(ドラマ部門)を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む5部門にノミネートされ、主演男優賞ほか4部門を受賞した。
2018年製作/135分/G/アメリカ
原題または英題:Bohemian Rhapsody
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2018年11月9日
引用元:https://eiga.com/movie/89230/
登場人物・キャスト
- メアリー・オースティン - ルーシー・ボイントン[13](川庄美雪)
- 人気ブティックの店員。フレディの終生の友人となる。
- バンド「スマイル」のギタリスト。学生時代は天文学を専攻。
- バンド「スマイル」のドラマー。学生時代は歯科を学ぶ。
- バンド「スマイル」のベーシスト。
- EMIのA&R。クイーンを発掘し、EMIに引き入れた人物。
- プレンターに代わる新しいマネージャーで弁護士。ファミリーネームの「ビーチ」からフレディに”マイアミ”の愛称で呼ばれるようになる。
- EMIの重役(実在しない人物)。「ボヘミアン・ラプソディ」に対して否定的な姿勢を示し、クイーンの4人から反抗を受ける。
- ジム・ハットン - アーロン・マカスカー(花輪英司)
- フレディのゲイとしての恋人。
- フレディの母親。
- フレディの父親。
- フレディの妹。
- ライブエイドの主催者。
- ケニー・エヴェレット - ディッキー・ボウ(浜田賢二)
- ラジオのDJ。
- ティム・スタッフェル - ジャック・ロス
- バンド「スマイル」のフレディの前任者のボーカル。
- メアリーの夫。
- メアリーの父親 - ニール・フォックス=ロバーツ
- ろうあ者。
- 記者。
- トラック運転手 - アダム・ランバート[17]
- ライブの観客 - ルーク・ディーコン[18]、エミリー・メイ[18][注釈 5]
- シェリル - ジェス・ラドムカス(松井暁波)
- クリッシー - レイア・クレラー(石井未紗)
- ドイツ人記者 - マーティン・オルバーマン(田所陽向)
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ボヘミアン・ラプソディ_(映画)
感想
世界的ロックバンド『Queen(クイーン)』のヴォーカル、フレディ・マーキュリーを主人公に、クイーン結成から、『ボヘミアン・ラプソディー』『ウィ・ウィル・ロック・ユー』といった名曲誕生秘話を描き、20世紀最大のチャリティーコンサート「ライブ・エイト」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に遺る伝説の数々を再現した映画『ボヘミアン・ラプソディ』
時は1970年代初頭のロンドン。
後にクイーンのヴォーカル、フレディ・マーキュリーとなるゾロアスター教徒ペルシャ系移民出身の青年ファルーク・バルサラは移民差別をうけつつも音楽に傾倒していた。
ある日、ファルークはファンだったバンド「スマイル」のメンバーでギタリストのブライアン・メイ、ドラマーのロジャー・テイラーに声をかけ、ヴォーカルリストが脱退したばかりの同バンドに見事な歌声を披露して新しいヴォーカル兼ソングライターとなり、同じく新メンバーのベーシスト、ジョン・ディーコンとともに新生バンドをスタートさせる。
だが、厳格な父とは折り合いが悪く、活動の再出発を前に、自分のルーツを嫌って「フレディ」と名乗り始めた。
同じ時期、フレディはケンジントンのお洒落な人気ブティック「BIBA」の店員メアリー・オースティンと知り合い恋に落ちる。
「クイーン」と改名したバンドは、ワゴン車を売却してアルバムを自主制作する。
レコーディングの様子を目に留めたEMIのA&Rジョン・リードは彼らをスカウト、ポール・プレンターが担当マネージャーとなる。
フレディはさらに名字を「マーキュリー」に改名、デビュー・世界各国でのツアーとクイーンが躍進する中、フレディはメアリーにプロポーズするが……。
クイーンが人気になるにつれて多忙になったフレディは、自身のセクシャリティに気付いていき、メアリーに自分はバイセクシャルだと告白する。
しかしすでに彼の本心を察していたメアリーは、彼にゲイだと指摘し、なおも彼女を求めるフレディと距離をおき他の男性と付き合うようになり、フレディは孤独を深め、酒やドラッグ、パーティー三昧の生活に溺れていくのだった。
そして、いつしかエイズに感染してしまい、フレディの身体は病魔に蝕まれていた。
そんな堕落してしまったフレディの姿を見た、元妻のメアリーはフレディを諭し、やっと自分のやるべきことに気づいたフレディは、マネージャーのポールから知らされなかったチャリティーコンサートの「ライブ・エイト」に出演するために、仲違いしていた仲間たちに謝り、再び『クイーン』として「ライブ・エイト」の舞台に立つことになる。
この映画を観るまでは、『クイーン』の有名な楽曲しか知りませんでしたが、観た後はバンドメンバーの人柄や、フレディ・マーキュリーの苦悩などを知ることができ、『クイーン』の楽曲の印象が変わりました。
失敗した人には失敗っした人の苦悩がありますが、成功者には成功者の苦悩があるものです。
成功者の苦悩でもっともメジャーなのは、金目当てですり寄って来る人達との人間関係ではないでしょうか。
フレディは作中で「幸せは金で買えないが、与えることはできる」といっており、その言葉通り、稼いだお金でパーティーなどを開き湯水のように使っているのです。
確かにフレディが言う通り、「幸せは金で買えないが、与えることはできる」のでしょうが、与え方が悪かった(^▽^;)
バニラの偏見ですが、大体このようなパーティーに来る人達はフレディを慕ってきているのではなく、甘い汁を吸おうと来ていると思うんですよね(中にはフレディを慕っている人もいたと思いますが)。
結果的にフレディの周りには甘い汁にありつこうとする人たちで溢れて、フレディのことを本当に想ってくれているを遠ざける結果になってしまったのです。
何という皮肉でしょうか(>_<)
フレディはみるみる孤独を深め、酒とドラッグに溺れて、エイズに感染してしまうことになりました。
そして、本当に大切なことに気付いたときには病魔は進行しており余命わずかになっていたのです。
ですが、唯一救いだったのは、ちゃんと最終的には本当に大切なことに気付くことができて、バンドの仲間たちや、元妻のメアリー、そして家族たちとも和解することができ、チャリティーコンサート『ライブ・エイト』で伝説のライブを披露できたことでしょう。
正にフレディの生き様が『ボヘミアン・ラプソディ』『ウィ・ウィル・ロック・ユー』『ウィ・アー・ザ・チャンピオン』でした(T▽T)b