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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 SF/アクション/パニック『ディープ・ブルー』「オムレツを作る時は卵は2つ、牛乳を混ぜるのは間違いだ」

引用元:web.kddi-video.com

ストーリー

太平洋上に建造された、海洋医学研究施設(アクアティカ)。そこでは、凶暴なマコシャーク(青鮫)の脳組織から新薬を製造する研究を行っていたのだが、研究を急いだスーザン博士が鮫のDNAを操作したために、サメは巨大化し、高度な知識を持つ新種と化してしまったのだ!

引用元:https://filmarks.com/movies/8180

 

海上のハイテク研究所を舞台に、高度な知能を持ったサメとその研究所に閉じ込められた人々の死闘を描いたアクション・サスペンス。監督は「ロング・キス・グッドナイト」のレニー・ハーリン。脚本は『ZERO Gravity』のダンカン・ケネディ、ドナ・パワーズとウェイン・パワーズ。製作は「プラクティカル・マジック」(脚本)のアキヴァ・ゴールズマン、「マウス・ハント」のアラン・リーシュとトニー・ラドウィグ。製作総指揮は「アウトブレイク」のダンカン・ヘンダーソンと「マトリックス」のブルース・バーマン。撮影は「沈黙の陰謀」のスティーヴン・ウィンドン。音楽は「グリマーマン」のトレヴァー・ラビン。美術は「スモール・ソルジャーズ」のウィリアム・サンデル。編集は「リーサル・ウェポン4」のフランク・J・ユーリオステと「沈黙の陰謀」のデレク・G・ブリードキン。衣裳はマーク・ブリッジス。視覚効果監修は「ロング・キス・グッドナイト」のジェフリー・A・オークン、サメ動作監修は「フリッパー」のウォルト・コンティ、特殊効果監修は「スターシップ・トゥルーパーズ」のジョン・リチャードソン、水中撮影は「タイタニック」のピート・ロマーノ。出演は「シン・レッド・ライン」のトーマス・ジェーン、「恋はワンダフル!?」のサフロン・バローズ、人気ラッパーである「トイズ」のLLクールJ、「交渉人」のサミュエル・L・ジャクソン、「コップランド」のマイケル・ラパポート、「エンジェル・ベイビー」のジャクリーン・マッケンジー、「RONIN」のステラン・スカルスゲールドほか。

1999年製作/105分/アメリ
原題:Deep Blue Sea
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1999年10月9日

引用元:https://eiga.com/movie/46888/

登場人物・キャスト

スーザン・マカリスター
キマイラ製薬の研究員でアクアティカの医学研究部部長。美しい容姿と完璧なプロポーションとを併せ持った女性で、気配りもでき、周囲の仲間にも慕われているが研究には人一倍厳しい。アルツハイマー病で亡くなった父の影響で、病に苦しむ人々を幸せにするべくサメの脳細胞を利用したアルツハイマーの治療薬の研究を行っている。母親も既に鬼籍に入っている。
サメの脳細胞ではたんぱく質が不十分で研究は思うように進んでおらず、それに追い打ちをかけるように本編冒頭で第一世代の脱走、および民間人襲撃事故が発生してしまう。焦った彼女は研究中止を懸念し、ジムと共にサメの遺伝子を組み替えてたんぱく質を増殖させたことにより実験でアルツハイマー病患者の脳を蘇生させることに成功。しかし直後にジムが第二世代に右腕を食いちぎられる事故が発生する。その際に自らのエゴを優先し、第二世代を海中に逃がしてしまう。サメを始末しようとしたカーターからは叱責された上、事故発生後にはラッセルの問い詰められて遺伝子改造の件を白状し、仲間から冷たい眼で見られ、反発を受けるようになる。
仲間が次々と死んでいく中、なおも研究に拘り続け冠水した自室へデータを取りに行く。そこで第一世代の一頭の襲撃に遭うもテーブルの上に逃げ、とっさにウエットスーツを脱いで下着姿となって絶縁体がわりに足の下に敷き、ブレーカーのコードを引きちぎってサメの口の中に放り込み感電死させることに成功する。しかし、その代償として肝心の研究データは帯電により破壊されてしまう。スーザン自身も海上への脱出には成功したが、第二世代の本当の目的を知り自責の念からとどめを刺すための囮となりおびき寄せることに成功するも逃げ切れずに、自らが生み出したサメに食い殺されるという悲劇的な最期を迎えた。しかし、彼女の自己犠牲によりカーターとプリーチャーは第二世代を殺すことに成功し、生き残った。
カーター・ブレイク
アクアティカの所員で、施設の"サメの番人"の役割を持ち、水中に潜っての飼育中のサメの監視、サメが脱走した際の捕獲や、実験の際に追い込む等の作業を主に任されている。スペイン語が話せる。アクアティカで働く以前は密輸の罪で3年の懲役を受けており、仮釈放の身となった後、ラッセルにアクアティカの所員として雇われたという経緯を持つ。「水が好き」と自ら言うように水泳が得意。もっとも、社会に貢献しようとは思っておらず、仮釈放が消えるという理由で「反論する」といった「波風」を立てないという独自の理念で働いている。しかしサメの異常な行動を早くから不審に思い、一度スーザンを問いつめたことがあるが彼女が仮釈放の件をちらつかせてきた為、引き下がざるをえなかった。
冷静な性格で、事故発生後はリーダーの役割となってアクアティカからの脱出方法を考え出す。潜水時はAGAマスクを着用し、水中で発砲できるショットガン型の麻酔銃、足首にはナイフを携帯する。過去において学校に通ったことがない。周囲の仲間には内緒だがスーザンとは互いに好意を抱いており(本編ではカットされたが、スーザンとキスするシーンがある)、彼女を愛するが故に事件の発端となった彼女を責め切ることができないジレンマに苦しむ。スーザンが第二世代を倒すべく囮になった際、自身がサメを退治するよりも愛する彼女を助ける選択を取り海に飛び込むが、助けられず目の前で食い殺されてしまう。カーター自身もサメに襲われるが、最終的にプリーチャーと協力して仲間達の仇を討ち、生き残る。
ラッセル・フランクリン
大富豪でキマイラ製薬の社長。スーザンたちの上司で、カーターの雇い主。AGAマスクで難破船ダイブやアルプスに登山するといった冒険家気質な性格を持つ。アルプスの登山の際、雪崩で一週間雪に生き埋めになるも5人の仲間と共に生還した(元々7人いたが途中で2人死亡)過去を持つ。事故発生後、スーザンを問いつめてサメの遺伝子操作をしていた事を暴露させ、スーザンたちに「自然界に存在しない4tのアオザメは何を考えているか?」という謎かけをする。その後、内輪揉めばかりしていたカーターたちに団結するよう説得する途中、水中から飛び出してきたサメに食い殺された。
ジャニス・ヒンギンス(ジャン)
アクアティカの所員で海洋生物学者。金髪のショートカットの美人。普段着はかなりラフなものを着ている。人付き合いが上手く、アクアティカに訪れたラッセルのガイドを任された。第二世代から脳細胞を抽出する実験ではサメの心拍数の計測を担当する。同僚のジムとは恋人同士で、ラッセルに「優秀な学者」と紹介している。スーザンが遺伝子改造を告白した際、事故発生でジムを見殺しにするしかなかったことに激しい怒りを覚え、スーザンを「馬鹿な女」と罵った(本編ではカットされたが、スーザンの美しさに嫉妬していた)。脱出するためにスーザンと和解したものの、エレベーターシャフトに逃げる途中で梯子から水に転落。カーターが救助しようとするも叶わずサメに無残に食い殺された。可愛らしい見た目とは裏腹に気が強い性格で、ポーカーでは常に強いカードを狙っていたらしい。彼女の自室で見つかったスタミナフードも「パワーバー(Power Bar)」という強気な名前のものだった。
トム・スコギンズ(スコッグズ)
アクアティカの所員。アクアティカの建築構造に詳しい。第一世代の一頭がクルージングの民間人を襲った事故の件で、スコッグスが柵の門を閉め忘れたことが原因だとカーターに指摘されるが、これを否定した。小心者で事故発生後半ばパニック状態に陥る、卑猥な言動をとるといった登場人物の中で最も極限状態のストレスに耐えきれないでいる人物として描かれる。余りにも卑猥な言葉ばかりを口にするのでプリーチャーには「何を考えてる?」と怒られ、カーターには「病気だな」と呆れられている。第二世代からの脳細胞の抽出実験では各コンピューターのデータリンクを行うオペレーターを担当する。事故発生後、根本的な原因となったスーザンを見限り強く反発した。逃げる途中、水没した階段の排水のためカーターとポンプの修理に向かい、装置を直すがその直後サメに食い殺され、せっかく直した装置もサメに破壊されてしまった。
ジム・ウィットロック
アクアティカの所員で医療学者。恋人のジャンからは「優秀で素晴らしい人」と称賛されている。サメの脳細胞を抽出する実験ではサメのX線スキャンの操作を担当するが、実験が成功した直後に突然麻酔から目覚めた第二世代に右腕を食いちぎられてしまう。この時点ではかろうじて一命をとりとめ、すぐさま担架に乗せられたまま救助ヘリに運ばれる途中で、電動ウィンチの故障でサメのいる海中に落下、第二世代に生きたまま実験室の防水ガラスを破壊する道具にされてしまう。後にスーザンと結託して、サメの遺伝子改造を行っていた事が暴露される。緊張感に欠けている性格なのか風上で小便をしてラッセルに怪訝な目を向けられたり、実験中にタバコを吸おうとしてジャンに睨まれる場面がある。後に排水ポンプの修理に潜って来たカーターの前に死体となった姿で現れ、普段冷静な彼を大きく動揺させている。
シャーマン・ダドリー(プリーチャー)
アクアティカの専属料理人。過去に結婚していたようで、子どもがいる。ペットでオウムのバード(なぜか口が悪く、飼い主のプリーチャーに対していつも暴言を吐いている)をいつも肩に止まらせているが中盤で第一世代に食べられてしまった。また、敬虔なキリスト教徒で首には十字架ペンダントを下げている。スコッグスの卑猥な言動に「最低だ」と言い切ったり、仲間が死んでもデータに拘るスーザンを厳しく咎めるなど素直な性格の持ち主ではあるが、事故発生時に「神のおぼし召し」として禁酒の誓いをあっさりと破る一面がある。また、逃げ込んだ先のオーブンが作動した際の「聖書獅子の穴のダニエルかよ!? オーブンでコックが死ぬなんて冗談がすぎるぜ!」という台詞や、自分の遺言のビデオを撮る際の「オムレツを作る時はは2つ、牛乳を混ぜるのは間違いだ」など、ところどころで皮肉や冗談を口に出すこともある。事故発生後、危険を察知し逃げたバードと離れ離れになり、冠水した通路で屋内に侵入してきた第一世代の一頭に遭遇する。逃げこんだオーブンがサメに攻撃され、スイッチが運悪く入ってしまい窮地に追い込まれるが、偶然持っていた斧を使って脱出に成功する。オーブンから漏れたガスに火のついたライターを投げてサメを爆死させ、バードの仇を討った。その後カーター達と合流し海上へ脱出した直後に第二世代に襲われるが、ペンダントを使ってサメの目を潰し間一髪難を逃れる。その後サメとの格闘の際に負った傷で気絶していたが、スーザンの囮作戦の際に意識を取り戻し、カーターと協力して第二世代に止めを刺し、生き残った。
ブレンダ
アクアティカの所員で、施設の通信係を担当しており、所員へのモーニングコールや海上の気象情報の報告も行っている。陽気な性格で、よく大音量で音楽を鳴らしては踊ったりしている。事故発生時、救助ヘリがサメの企みで通信室に衝突した際、爆発に巻き込まれて命を落とした。
役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 日本テレビ
スーザン サフロン・バロウズ 深見梨加 田中敦子
カーター トーマス・ジェーン 大塚芳忠 小杉十郎太
ラッセ サミュエル・L・ジャクソン 池田勝
ジャニス ジャクリーン・マッケンジー 井上喜久子 小林優子
スコギンズ マイケル・ラパポート 大滝寛 青山穣
ジム ステラン・スカルスガルド 石塚運昇 谷昌樹
仲野裕[2]
プリーチャー LL・クール・J 茶風林 塩屋浩三
ブレンダ アイダ・タートゥーロ   喜田あゆ美
バード(声) メアリー・ケイ・バーグマン(台詞)
フランク・ウェルカー(鳴き声)
中村千絵  
ヘリのパイロット ダニエル・レイ
ヴァレント・ロドリゲス
辻親八  
ボートの女 エリン・バートレット
サブリナ・ヘーリンクス
鈴木紀子
浜野ゆうき
 
ボートの男 イール・ポデル 吉田孝 白熊寛嗣
ケヴィン ダン・ティー 海老原英人 真殿光昭
キマイラ製薬重役 ロニー・コックス

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ディープ・ブルー_(1999年の映画)

感想

太平洋上に建造された海上医学研究施設(アクアティカ)で狂暴な青鮫の脳組織から新薬を製造する研究が行われていたが、研究を急いだスーザン博士がサメのDNAを操作したためサメは巨大化、高度な知能を持つ新種と化し人間に牙をむく……。

ジョーズ』以来のサメ映画の名作と評された『ディープ・ブルー』。

ストーリーもよくできているし、アクションも迫力があり、サメもリアルで、B級サメ映画にありがちなCG感、作り物感が感じられない作りになっていました。

引用元:映画『ディープ・ブルー

スーザン博士は人類の進歩のためにサメの脳組織から、アルツハイマー病の治療薬の研究をしており、そのためにサメのDNAを操作したのですが、このテーマは科学の進歩の問題提起などで『プロメテウスの火』と比喩される問題です。

「プロメテウス」とはギリシャ神話に登場する、神々から火を盗み人間に与えた神のことで、一見「プロメテウス」は人間の味方のように思えますが、プロメテウスが人間に火を与えたことで、争いが激しくなり、ついには核兵器という地球すら破壊できる兵器を生み出し、破滅の脅威にさらされるようになってしまったのです。

 

本作『ディープ・ブルー』は「プロメテウスの火」の比喩通り、人類の進歩のためとは言え、他の生物のDNAを操作し、知能の高い危険なサメを生み出しまうことへの警鐘でしょう……。

サメは高度な知能を有したことで、これまた『劇場版 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』のように人間に逆襲を始めるのです。

私たちは人間なので、人間に感情移入していますが、サメからしたら勝手に遺伝子操作されて、脳を弄り回されて、たまったものじゃありませんよね(^▽^;)

サメたちは高度な知能を有してしまったために、人間に恨みの感情を抱いているようにも見えます。

本作『ディープ・ブルー』はエンターテイメント映画でありながら、「プロメテウスの火」などの問題を提起した考えさせられる映画でもあります( ̄▽ ̄)ゝ

予告

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