ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 アクション/サスペンス『ダイ・ハード』「最も不運なタイミングで、最も不運な場所に居合わせる、最も不運で、簡単には死なない(不死身の)男」

引用元:eiga.com

ストーリー

クリスマス・イブの夜、LAのハイテクビルを最新兵器で武装した謎のテロリスト集団が襲った! 彼らの要求を拒んだ重役達は即座に射殺。なすすべも無く怯える人質たち。ビルの中にいた非番警官ジョン・マクレーンは外部との連絡が一切遮断された中、ただ一人命をかけた闘いを挑んだ!

引用元:https://filmarks.com/movies/10042

 

テロリストによる高層ビル占拠事件に運悪く巻き込まれた刑事の奮闘を描き、ブルース・ウィリスを一躍スターの座に押し上げた大ヒットアクション。クリスマスイブのロサンゼルス。ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーンは別居中の妻に会うため、彼女が働く日系企業ナカトミ社の超高層ビルを訪れる。その直後、テロリストの集団がビルに侵入し、1フロアを占拠してしまう。リーダーのハンスは社員たちを人質に取り、金庫室にある6億4000万ドルの無記名債券を要求。マクレーンは孤立無援の中、たった1人でテロリストに立ち向かうが……。テロの首謀者ハンスを演じたアラン・リックマンは、これが映画デビュー作。ロデリック・ソープの同名小説を原作に、「プレデター」のジョン・マクティアナン監督がメガホンをとった。

1988年製作/131分/アメリ
原題:Die Hard
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1989年2月4日

引用元:https://eiga.com/movie/46445/

登場人物・キャスト

2010年のブルース・ウィリス(左)と2009年のアラン・リックマン(右)。ウィリスは主人公ジョン・マクレーンを演じ、リックマンは悪役ハンス・グルーバーを演じた。

パーティー参加者

ジョン・マクレーンJohn McClane
演 - ブルース・ウィリス
ニューヨーク市警察本部の刑事(階級は巡査部長)で、最も不運なタイミングで最も不運な場所に居合わせる最も不運で簡単には死なない(不死身の)男。無鉄砲な一面もあるが、偽造された身分証明書を見抜いたり、煙草の銘柄から出身国を推測するなどの刑事としての洞察力が優れており、また屋上やコンピュータ室での銃撃戦でゲリラ戦を展開したり、即席爆弾を作ったりと戦術面や工作面でも高い技術を持っている。妻のホリーはロサンゼルスで働いている。自分はニューヨークの刑事であり、辞められないと話すが、実際はホリーがすぐに舞い戻ると思っていたために同行しなかった。ホリーに誘われて訪れたナカトミ・プラザが占拠されたことを知り、テロリストグループを相手に一人で立ち向かうことになる。

ホリー・ジェネロ=マクレーンHolly Gennero McClane
演 - ボニー・ベデリア
ジョン・マクレーンの妻で、ナカトミ商事の重役。日系の企業では家族持ちは受けが悪いという理由から会社では旧姓の“ジェネロ”を名乗っており、それ故に夫と再会早々に結婚の概念の行き違いから諍いを起こしている。
ハンス達の襲撃に遭い、更にはソーンバーグの強引な取材で身元を明かされたために危機に陥るが、最終的には夫であるジョンに助けられた。事件解決後は悪びれもしないでなお取材を続けようとするソーンバーグの顔面に強烈なパンチを見舞う。第2作では、このパンチで歯が2本折れたソーンバーグに告訴されて互いに50m以内への接近を禁止されたことが明らかになる。

アーガイル(Argyle
演 - デヴロー・ホワイト英語版
マクレーンをロサンゼルス空港からナカトミ・プラザまで運ぶ役割を担うリムジン運転手で、今作におけるマクレーンに協力的な数少ない人物。お調子者でノリが良く、以前はタクシー運転手を務めていたこともあって多弁である。
ビルの地下駐車場でマクレーンを待つうちに、ハンス達が閉鎖した駐車場から出られなくなってしまう。当初はビルで起きていることに全く気づかず呑気に酒を飲んだり恋人に電話を掛けたりしていたが、リチャードの報道によってようやく事態に気づく。終盤では脱走を図るテオを発見し、運転するリムジンで体当たりを敢行、更にテオを顔面パンチでノックアウトした。事件解決後は自力で駐車場から脱出し、マクレーン夫妻を乗せてナカトミ・プラザを後にした。

ハリー・エリス(Harry Ellis
演 - ハート・ボックナー
ナカトミ商事の重役。軽薄な性格で、夫がいると知りながらしつこくホリーをデートに誘うなどしている。また、エリート意識が非常に高いが、一方ではコカインの常習者であるなど素行はかなり悪い。
自身の交渉術を過信しており、マクレーンが単独で抵抗していることを知り、彼をグループに引き渡す事を目論み、友人と偽ってハンスにマクレーンの名前や素性を暴露し、無線で彼に投降を呼びかける役を買って出る。マクレーンはエリスに銃を向けるハンスに「友人ではなく、初対面だ」と必死に説得したが、その説得虚しく、マクレーンが呼びかけに応じないと判断したハンスに射殺された[注釈 2]

ジョセフ・ヨシノブ・タカギ(Joseph Yoshinobu Takagi
演 - ジェームズ・シゲタ
ナカトミ商事社長で、ナカトミコーポレーション副会長。1937年京都生まれで、幼少時に一家でカリフォルニアに移住しており、またカリフォルニア大学卒で、ハーバード大学MBA修了である。大戦中は強制収容された経験を持っており、日系アメリカ人として苦学の末に栄達を果たすなどの輝かしき功績も誇っている。
テロリストに脅されつつも屈することなく毅然とした振る舞いを見せ、ハンスに3つ数える間に金庫の暗証番号を教えるように脅されても、自分を殺してから東京本社へ行って聞けと拒絶して、ハンスに射殺された。
ジニー(Ginny
演 - ダスティン・テイラー
ホリーの部下。妊娠中で臨月を迎えている。

強盗グループ

ハンス・グルーバー英語版Hans Gruber
演 - アラン・リックマン
強盗グループのリーダーで、西ドイツ民族解放機構(架空の左翼テロ組織)に所属していた元テロリスト。ドイツ人。高級なスーツを着こなした容姿や振る舞いは紳士的だが、実際は極めて冷酷且つ冷徹な性格で、役に立たないと見なした人間は容赦無く殺害する。更に強盗グループ内でも自分の制御が利かないと判断した者を見限るところもある。
FBIのテロ対策を先読みする、マクレーンと互いに顔を知らない状態で鉢合わせした時には咄嗟に脱出を試みていた人質を演じる(但しマクレーンからは怪しいと見抜かれており、渡した拳銃も弾丸を抜かれていた)、マクレーンが裸足だとわかると周囲のガラスを撃つように指示を出す、激昂する部下を抑える等の知略や統率力に長けている。エリスの「マクレーンとは長年の友人」という嘘も即座に見抜いた。
ビルの金庫に保管された6億4千万ドル相当の債券奪取を目論んでおり、その計画の手始めとしてナカトミ・プラザを占拠し、更には表向きの犯行声明として世界各国で囚われているテログループの解放を要求[注釈 3]する。
終盤でのマクレーンとの対峙では、ホリーを人質に取りマクレーンを射殺しようとしたが、直後にマクレーンが背中に隠していた銃で撃たれ、ホリーの腕時計を掴んだままビルから宙吊りの状態となる。宙吊りになって尚もマクレーン夫妻を道連れにしようとしたが、最期はマクレーンによって腕時計を外されたことで単身転落死した。
第3作の敵役であるサイモン・グルーバーはハンスの兄であり、弟を殺したマクレーンへの復讐が事件の動機のひとつとなっている。

カール(Karl Vreski
演 - アレクサンダー・ゴドノフ
強盗グループの一員でドイツ人。ハンスの右腕である実動部隊のリーダー。フリッツ、フランコと3人で行動している。自動小銃を撃つ際は、最初に1発撃ったあとに、ひと間おいて連射するクセがある[注釈 4]。序盤では他のメンバーと異なりテオと共にナカトミ・プラザの正面玄関から侵入し、1階にいたガードマン達を殺害。
非常に粗暴且つ好戦的な性格で、計画の段取りを無視して勝手に行動する悪い癖があり、ハンスも手を焼いている様子。弟のトニーをマクレーンに殺された復讐心から幾度となく彼と壮絶な死闘を繰り広げる。それ故にハンスとは度々意見が衝突し、最終的に独断でマクレーンと決闘を挑んだ事からハンスに見限られてしまう[注釈 5]
3度目の戦闘では首をチェーンで絞められた上で倒されたと思われていたが、マクレーンへの執着心から蘇生し、ビル脱出直後のマクレーン夫婦へ銃を向けるが、トラウマを克服したパウエルに射殺された。

テオ(Theo
演 - クラレンス・ギルヤード・Jr
強盗グループの一員でアメリカ人。メンバー中唯一の黒人。コンピューターの操作技術に優れており、ビルの金庫破りを担当。本人曰く「良い性格」だが、ゲーム感覚で殺人行為に手を染めたり、社長が暗証番号を吐くかどうかでカールと賭けをしていたり、強盗グループに迎撃されるSWAT部隊やFBIを馬鹿にするなど残虐さはハンスにも劣らない。
序盤ではカールと共に正面玄関から侵入。ガードマン殺害後、制御室にて業務用を除く館内の全てのエレベーターの設定を29階まで到着不能にし、シャッターを閉めてエスカレーターを停止した上で復旧できないように端末を蹴って破壊した。その後は31階の金庫室にて金庫の開錠作業をしていたが、SWAT隊が駆け付けた際にはビルの監視カメラなどを利用して仲間達に情報を送って支援した。
終盤では金庫破りを成功させ、地下駐車場に隠していた救急車で脱走の準備を進めていたが、アーガイルに発見された上にリムジンで体当たりされ、運転席の窓越しに顔面へのパンチを受けて気絶した。その後は警察に逮捕された。

トニー(Tony Vreski
演 - アンドリアス・ウイスニウスキー
強盗グループの一員でドイツ人。カールの弟。丸眼鏡をかけ、灰色のスウェットを着ている。兄と正反対に慎重な頭脳派で、序盤は電話線の配線変更などのビルへの電気工作を行っていたが、カールがその段取りを無視してチェーンソーで配線を切断する様子に焦る面もある。
マクレーンが消防署へ通報を行ったのを知ったハンスの指示で、単身で32階の捜索を行っている最中にマクレーンと接触。不意打ちを受けて揉み合いになり、最後は階段から転落した拍子に首の骨をへし折られて死亡した。遺体はマクレーンによって強盗グループへのメッセージに使われる。

エディ(Eddie
演 - デニス・ヘイデン
強盗グループの一員でアメリカ人。序盤は時間稼ぎのためにビルのガードマンに成り済まし、1階フロアに駐在して来客者への見張りを担当しており、通報で駆けつけたパウエルを騙し切った。
SWAT到着後はユーリと共に1階で迎撃に当たり、SWAT隊を銃撃で撃退する。終盤ではハンスと共に逃走を図ろうとしていた際に現れたマクレーンに銃を向けるが、降参したという演技を行ったマクレーンに油断し、最後は彼が背中に隠し持っていた拳銃で瞬時に頭を撃ち抜かれて死亡する。

ユーリ(Uli
演 - アル・レオン
強盗グループの一員で中国人。序盤はマルコやハインリッヒと共に35階にて爆薬の設置の工作を行い、その後エディと共に1階の見張りを担当。SWAT到着後はエディと共に1階で迎撃に当たり、SWAT隊を銃撃で撃退するが、その際に売店の菓子類を失敬している。
終盤ではハンスらがマクレーンより奪い返した信管などの道具を用いて爆破工作の準備を終え、人質達を屋上に追いたてた後に下の階に下りてハンスらと合流しようとするが、駆けつけたマクレーンと鉢合わせし、最後は応射する暇も与えられずに射殺された。

マルコ(Marco
演 - ロレンゾ・カッチャランツァ
強盗グループの一員でイタリア人。序盤はハインリッヒやユーリと共に35階にて爆薬の設置の工作を行う。その後、マクレーンが階下の34階に現れたとの連絡を受けて駆けつけるが、ちょうど鉢合わせして拳銃を突きつけられ、思わず命乞いをしてしまう。その後は駆けつけたハインリッヒの横槍で膠着状態を破られ、机の下に隠れたマクレーンを追い詰めるが、マクレーンからの応射が無かったことに油断して「撃つチャンスがあったらためらうな」と豪語しながら弾倉の交換を行うという大きな隙を作り、最後は机越しに拳銃の猛射を受けて死亡する。その後遺体は、通報で駆けつけたがいたずらと判断して帰りかけたパウエルへ事件を知らせるためのメッセージに利用される。

ハインリッヒ(Heinrich
演 - ゲイリー・ロバーツ
強盗グループの一員でドイツ人。序盤は他のメンバーが乗った大型トラックの運転を担当。ナカトミ・プラザ占拠後、マルコやユーリと共に35階にて爆薬の設置の工作を行っており、爆破工作の指揮を執る。喫煙者。
その後、マクレーンが階下の34階に現れたとの連絡を受け、マルコを先行させて自分も向かうが、駆けつけた時にはマクレーンがマルコに拳銃を突きつけて膠着状態になっており、マルコに伏せるよう言い、マクレーンに拳銃を向けるが、反撃に出たマクレーンに射殺される。犯行作戦に極めて重要な起爆装置の入ったバッグを持ったままだったため、死亡後そのバッグ(と煙草)をマクレーンに奪われる失態を犯す。

フリッツ(Fritz
演 - ハンス・バーリンガー
強盗グループの一員でドイツ人。カールやフランコと共に行動し、マクレーンと幾度となく銃撃戦を繰り広げる。3人の中では彼だけマクレーンや警察の登場に動揺する場面が多い。終盤ではエレベーターでカールやフランコと共にハンスとマクレーンのいる33階に駆けつけた際、ドアが開いたと同時に放たれたマクレーンの発砲に対応出来ずに一方的に射殺される。

フランコFranco
演 - ブルーノ・ドヨン
強盗グループの一員でフランス人。カールやフリッツと共に行動し、マクレーンと幾度となく銃撃戦を繰り広げる。終盤では33階にてカールと共にハンスと合流し、マクレーンとの銃撃戦の最中に走って移動していたが、直後にマクレーンの銃撃で足を撃ち抜かれて転倒し、最後はガラス壁に頭部を強打して死亡する。

アレクサンダー(Alexander
演 - ジョーイ・プルーワ
強盗グループの一員でドイツ人。機関銃やロケット砲などの重火器を取り扱う。3階で機関銃を所持して見張りを行い、マクレーンのメッセージによって異常に気付いたパウエルのパトカーに向けて猛射を加えた。
SWAT到着後はロケット発射筒をジェームズと共に運用し、前進してきたSWATの装甲車を破壊した。その後、装甲車へ向けて更なる砲撃を加えようとするが、最後はマクレーンにより投下されたプラスチック爆弾によってフロアごと吹き飛ばされて死亡する。

ジェームズ(James
演 - ウィルヘルム・フォン・ホンブルグ
強盗グループの一員でドイツ人。ビル屋上で見張りを担当していたが、SWAT到着後はロケット発射器をアレクサンダーと共に運用する。その後、装甲車へ向けて更なる砲撃を加えようと弾薬を準備していたが、最後はマクレーンにより投下されたプラスチック爆弾によってフロアごと吹き飛ばされて死亡する。

クリストフ(Kristoff
演 - ジェラール・ボン
強盗グループの一員でフランス人。31階の金庫室にてテオの補佐を行う。終盤で開放に成功した金庫から奪った債権を運んでいたが、直後に現れたマクレーンに殴打されて昏倒する。その後は警察に逮捕された様子。

警察・FBI

アル・パウエル英語版Al Powell
演 - レジナルド・ヴェルジョンソン
ロサンゼルス市警察の警察官(階級は巡査部長)。本作におけるマクレーンの相棒であり、彼に協力する数少ない人物でもある。好物はトゥインキー。妻は初子を身籠っている。過去にパトロール中、おもちゃの銃を向けてきた少年を誤射したトラウマから発砲が出来なくなっており、通常は庶務を担当している。
偶然ナカトミ・プラザ付近のコンビニでトゥインキーを買い込んでいた際に司令センターからナカトミ・プラザを調べるように指示を受け、結果として事件に関わることとなる。当初は、警備員に扮したハンスの部下達の演技に騙されて一度はその場から去ろうとしたが、直後にマクレーンが投げ落としたテロリスト(マルコ)の遺体を見たことで事態を察し、すぐに応援を呼ぶ。その後は外から事件の状況を見届け、マクレーンに情報を伝えていた。終盤ではマクレーン夫妻を殺そうと追いかけてきたカールを目にするや、トラウマを克服して彼を射ち倒して2人を救う。

ドウェイン・ロビンソン(Dwayne T. Robinson
演 - ポール・グリーソン
ロス市警察本部次長(階級は警視)。高慢で、マクレーンやパウエルの話に聞く耳を持たない一方で、連邦捜査局(FBI)には聞き入れなかったパウエル(がマクレーンから得た)の情報をさも自分の意見の様に言うなど、上の身分に対しては媚びへつらう一面もあり、更にはそのFBI捜査官達が死亡した際には「代わりのFBI(捜査官)を呼ばないと」とだけで片付けてしまう冷淡な一面さえも垣間見せる。また、パトカーの上に落ちてきた男(マルコ)を「株屋の自殺だろう」といい加減な事を言う。SWATを突入させるが、テロリストグループの予想以上の反撃に遭って失敗し、直後FBIに捜査主体を持って行かれたことで立場を失くす。事件後、マクレーンに対してはエリスの殺害幇助、ビルの損壊の件について問い詰めるなど、最後まで的外れな言動に終始した[注釈 6]

ビッグ・ジョンソン(Big Johnson
演 - ロバート・デヴィ
白人のFBI特別捜査官。同じ苗字であるが、行動を共にしているジョンソン捜査官と血の繋がりはない。また、ベトナム戦争従軍の経験があり、作戦直前には「ベトナム戦争当時を思い出すぜ」と悦に浸っていた。
ロス市警察本部のロビンソン警視に代わって指揮を取り、対テロリストマニュアルに沿った作戦を展開する[注釈 7]。更にヘリに乗り込んでの犯人掃討作戦では人質が多少犠牲になっても構わないつもりで特攻するも、ハンス達が仕掛けた爆弾の爆発に巻き込まれて死亡した。

リトル・ジョンソン(Little Johnson
演 - グランド・L・ブッシュ
黒人のFBI特別捜査官。ジョンソン特別捜査官と血の繋がりはなく、年齢も下である。また、ジョンソン特別捜査官からベトナム戦争の話をされた際は「当時中学生であったこと」を明かしている。ジョンソン特別捜査官に従ってヘリで犯人掃討に向かうが、同じく爆弾の爆発に巻き込まれて死亡する。
ミッチェル(Mitchell
演 - マット・ランダース
SWAT部隊の隊長。

マスコミ関係者

リチャード・ソーンバーグ(Richard Thornburg
演 - ウィリアム・アザートン
イエロー・ジャーナリズムを職業理念とするKFLW-TVのリポーター。自己中心的な性格で、スクープのためなら強引な取材姿勢を行い、相手の感情や、それによって起こる危険などは無視するなど手段を選ばず、またその事に関しては一切悪びれもしない。
マクレーン家まで押しかけた上に家政婦を脅迫して子供にインタビューし、ホリーの素性を明かして事態を悪化させた。事件解決後は悪びれもせずに取材を続けようとし、その事に激怒したホリーに顔面を殴られ、その醜態をテレビに流されたためにホリーを逆恨みし、後に告訴した。

ハーヴェイ・ジョンソン(Harvey Johnson
演 - デヴィッド・アーシン
KFLW-TVのニュースキャスター。ソーンバーグとは不仲。

ゲイル・ウォーレンズ(Gail Wallens
演 - メアリー・エレン・トレイナー
KFLW-TVのニュースキャスター。

サム(Sam
演 - マーク・ゴールドスタイン
ニュースステーションのディレクター。
メアリー(Mary
演 - トレイシー・ライナー
ソーンバーグと共に取材を行うスタッフ。

その他

ルーシー・マクレーンLucy McClane
演 - テイラー・フライ
ジョンとホリーの娘。

ポーリーナ(Paulina
演 - ベティ・カルヴァロー
ホリーが雇っている家政婦。移民であるため、それをネタにソーンバーグに脅され、マクレーン夫婦の子供の取材を許してしまう。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ダイ・ハード

感想

1988年公開当初からクリスマス映画か? 否か? と議論が尽きないアクション映画『ダイ・ハード』。

例えば『ホームアローン』はクリスマス映画でしょう。

素晴らしき哉、人生!』もクリスマス映画です。

グレムリン』は、まあ一応クリスマス映画と言えます。

が、この映画をクリスマス映画と言われると、首をひねってしまいますね(^▽^;)

クリスマス要素はあってもなくても成立する映画ですが、クリスマス・イブの夜を舞台としているので、一応クリスマス映画なのでしょう。

 

ストーリーは、ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーンがクリスマスを機会に、別居中の妻と娘に会うために、ロサンゼルスへ向かう飛行機の中から始まります。

ロサンゼルスに到着したジョン・マクレーンは妻・ホリーの務める日系会社・ナカトミ商事のパーティーに出席することになるのですが、最も不運なタイミングで、最も不運な場所に居合わせる、最も不運な男と言われるだけあって、ナカトミ商事はヨーロッパ系のテロリストに襲われてしまい……ジョン・マクレーンの不運な一夜が幕を開けるのだった……と。

 

バニラ『山田玲司ヤングサンデー』というYouTubeチャンネルを観ているのですが、そのチャンネルの山田玲司さんが、『ダイ・ハード』の考察をされていて、なるほどと思ったんですよね。

どのように考察されていたかというと、『ダイ・ハード』のジョン・マクレーンは「アメリカ人の理想とするアメリカの男だ」というような感じでした。

第二次世界大戦以降、世界のリーダーを自負していたアメリカですが、資本主義経済の行き詰まり、日本製品の台頭、ベトナム戦争での敗戦など度重なる失敗によって、アメリカの地位は揺らいでいました。

そんなアメリカは「再び強いアメリカを!」と強い=マッチョな存在に憧れたのです。

 

そんな時勢が『ランボー』や本作『ダイ・ハード』に反映されているというのです。

強いヒーローを際立たせるには悪役の存在が不可欠ですが、アメリカはベトナム戦争という大義のない虐殺の歴史を引きずっているので、敵役は絶対悪でなければヒーローは引き立ちません。

だから、本作に登場するテロリストの目的はぼかされていると山田玲司さんは考察しています。

確かにWikipediaの登場人物紹介を読んだら、本作の悪役はテロリストではなく強盗グループと表記されているんですよね。

そうなのです、『ダイ・ハード』に登場する悪役はテロリストと言われていますが、ただの強盗グループなのです。

そのような敵側の主張を排除してメッセージ性をなくすことで、ジョン・マクレーンはためらいもなく敵をやっつけられる勧善懲悪のエンターテインメント映画として成立しているんですね。

 

これは褒めているのですが、確かにメッセージ性を排除したことで、本作の感想で書くことって「アクションが凄い」の他に書くことがないんですよね(^▽^;)

馬鹿にしているわけではなく、エンターテインメント映画に特化した作品も必要だということです。

例えば『ドラゴンボール』ですが、ドラゴンボールの悪役って悲しい過去を背負っていない、あるいは背負っていても強調しないのです。

近年の作品は悪役に悲しい過去を背負わせることで、視聴者を惹きつけているのに、悪役に悲しい過去を背負わせなくても、面白くできることは、すごい技術を要すると思うのです。

何が言いたいかというと本作、『ダイ・ハード』は『ドラゴンボール』のように、純粋に楽しめる作品だということです(≧▽≦)b

予告

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