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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 SF/スリラー『エクス・マキナ』「機械仕掛けの・・・・・・」

引用元:themoviedb.org

ストーリー

検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。
しかし、人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという、興味深くも不可思議な実験だった…。

引用元:https://filmarks.com/movies/60293

 

28日後...」「わたしを離さないで」の脚本家として知られるアレックス・ガーランドが映画初監督を務め、美しい女性の姿をもった人工知能プログラマーの心理戦を描いたSFスリラー。第88回アカデミー賞脚本賞と視覚効果賞にノミネートされ、視覚効果賞を受賞した。世界最大手の検索エンジンで知られるブルーブック社でプログラマーとして働くケイレブは、滅多に人前に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に滞在するチャンスを得る。しかし、人里離れた別荘を訪ねてみると、そこで待っていたのは女性型ロボットのエヴァだった。ケイレブはそこで、エヴァに搭載されるという人工知能の不可思議な実験に協力することになるが……。「スター・ウォーズ フォースの覚醒」「レヴェナント 蘇えりし者」のドーナル・グリーソンが主人公ケイレブを演じ、「リリーのすべて」のアリシア・ビカンダーが美しい女性型ロボットのエヴァに扮した。グリーソンと同じく「スター・ウォーズ フォースの覚醒」に出演したオスカー・アイザックがネイサン役を務めている。

2015年製作/108分/R15+/イギリス
原題:Ex Machina
配給:パルコ
劇場公開日:2016年6月11日

引用元:https://eiga.com/movie/82168/

登場人物・キャスト

エヴァ(AVA)
ガイノイド。表情や会話の自然さはそれまでのAIをはるかに凌駕している。走ることも出来るが、人間と比べて極端に力が強いわけではない。ボディーの大部分は透明で内部構造が見える姿をしているが、人工皮膚を貼り付けることができる。なお、吹き替えや字幕では名前の表音、カナ表記が旧約聖書の「エヴァ」(Eva)と同じになっているが、実際の発音は英表記「AVA」の通り「エイヴァ」である。
ケイレブ・スミス
演 - ドーナル・グリーソン、日本語吹替 - 野島裕史
検索エンジン最大手企業「ブルーブック」のプログラマ。15歳の時に車の衝突事故で両親を失い、1年間入院、その頃よりプログラミングを始めた。
ネイサン・ベイトマン
演 - オスカー・アイザック、日本語吹替 - 坂詰貴之
13歳でブルーブックの基本理論を作った、天才プログラマで同社の社長。広大な私有地内の秘密施設で研究開発を進めている。ブルーブックに入力される検索ワードや、世界中の携帯電話・コンピュータを無断で傍受して収集したデータを元にAIの思考ロジックを開発する。
キョウコ
ネイサンの研究施設で働くハウスメイド。一切言葉を発しないが、料理やダンスが得意。ネイサンはケイレブに対して「機密保持のために英語を解さない人材という条件で雇った人間」と説明していた。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/エクス・マキナ

感想

この前『A.I.ライジング』を見た時、Wikipediaを調べると『A.I.ライジング』は本作『エクス・マキナ』に影響を受けていると書かれていました。

そういわれると、まったく違う映画なのですが、『A.I.ライジング』と『エクス・マキナ』は繋がっているように感じます。

A.I.ライジング』ではどうやってあんな高性能なアンドロイドが作られたのか? という謎は明かされませんでしたが、本作を観るとその前日誕を観た気になります。

 

ストーリーの始まりは、検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社『ブルーブック』でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段はめったに姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得るところから始まります。

しかし、人里離れた山間の別荘で彼を待っていたのは、ネイサンに開発されたAIアンドロイドのエヴァ(AVA)だった。

ケイレブはネイサンの研究に協力するため、エヴァが意識を持っているかを確認する、チューリング・テストを行うことになるが……エヴァはケイレブに恋心を抱くようになり……。

 

ケイレブはエヴァチューリングテストをすることになると話しましたが、チューリング・テストとは簡単に説明すると、被験者が相手の姿が見えない状態で対話をして、相手が機械か?人間か?を当てるというテストです。

相手が機械だとわからなければ、その対話相手には人間的な知性があると言えるのです。

が、本作のチューリングテストでは、ケイレブにエヴァの姿がさらされた状態で行われるのですね。

引用元:映画『エクス・マキナ

↑の画像を見てわかると思いますが、本来機械に性別は必要ないはずですが、本作のエヴァは女性型の体を与えられています。

それだけにとどまらず、エヴァには性機能が付いており、性行為を行うこともできるように作られているんですね。

どうして、開発者のネイサンはAIに性別を与えたのか?

それは、性別があった方が面白いからという理由からなのです。

性別があってこそ、多様性が生まれて面白くなるとネイサンは考えているんですね。

そのため、エヴァは男性であるケイレブと会話を重ねて行く内に、恋心を抱くようになるのですが、それはプログラムなのか? 人間のような意識を宿したのか?

 

と、最初はそのような人間とAIの愛をテーマにした映画かと思ったら、実は一ひねりあったんですよ(^▽^;)

詳しく書いてしまうと本作最大のネタバレになってしまうのですが、基本的にバニラの感想はネタバレありきで書いているので書いてしまいますが、ジャンルにスリラーが入っている通り、言ってしまえば本作はAIが人間に反旗を翻す系の映画です、はい。

 

それだけなら、『ターミネーター』や『マトリックス』など、よくあるテーマなのですが、本作は見せ方、構成が巧くて唸らされました。

バニラも最後の最後まで騙されていましたからね。

エヴァはケイレブを誘惑して、ネイサンをはめるのです。

そして、最終的に色々あってエヴァは自由の身になるのですが、そんなことができるということは、エヴァには人間的な意識が宿っているというより他ありませんよね。

もし仮にAIに人間のような意識が宿ったとしたら、ロボット工学三原則のようなルールをプログラムしただけで安全と言えるのか?

そんなことを考えさせられる映画でした( ̄▽ ̄)ゝ

予告

www.youtube.com