ストーリー
名作SFシリーズの第4作。前作「エイリアン3」から200年後を舞台に、リプリーとエイリアンの最後の戦いが描かれる。惑星フィオリーナで溶鉱炉に消えたリプリーだったが、エイリアンの軍事利用をたくらむペレズ将軍率いる一派が、残されていたDNAからクローンを生み出し、リプリーは復活する。リプリーの体内に宿っていたエイリアンをもとに宇宙船オリガ号の中で養殖が開始されるが、成長したエイリアンが脱走。オリガ号は緊急事態のため地球へ向けて動き出してしまう。リプリーはエイリアンを地球に降ろすまいと戦うが……。「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」など独創的なビジュアルセンスで知られるフランス人監督ジャン=ピエール・ジュネがメガホンをとった。タイトルバックやエンディングのカットなどが異なる数分長い完全版も03年に発表されているが、ジュネ自身は「劇場公開版がディレクターズ・カット」と明言している。
1997年製作/107分/アメリカ
原題:Alien: Resurrection
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1998年3月
引用元:https://eiga.com/movie/42742/
登場人物・キャスト
- リプリー8号
- 演 - シガニー・ウィーバー
- クローン技術により誕生した、エレン・リプリーの8体目のクローン。生前のリプリーとはごく一部で記憶を共有している部分はあるものの、個体としては完全に別人であり、事実上の2代目主人公となる。クイーン・チェストバスターに寄生されていた時の状態を再現する形で誕生しており、その過程でエイリアンの遺伝子が混ざっている。そのため、金属製の床を溶かしてしまうほどの強酸性の血液を持っている。また、身体機能にも向上が見られ、宇宙貨物船「ベティ」のクルー達を苦もなく格闘でいなしたり、バスケットゴールを背に向けてシュートを決めたり、軽い手錠なら引きちぎるほどの怪力を持っている。
- 性格はやや人を見下したような喋りをしたり、ブラックジョークや卑猥なことを連想させるジョークを平気で言う等、かなりニヒルで冷めたものとなっており、過去作とは性格に大きな変化が見られる。しかし、エイリアンを利用しようとする者達に対して嫌悪感を示していることはオリジナルと変わらない。物語終盤でニューボーンに母として慕われるが、その凶暴さを見てやむなく殺害を決意する。
- ニューボーンの最期を見届けた後はコール、ジョナー、ブリースと共に地球へ生還した。
- アナリー・コール
- 演 - ウィノナ・ライダー
- 宇宙貨物船「ベティ」の新米クルーである技師。ショートヘアの髪型に整った美しい顔だちとボーイッシュな服装。屈強なベティのメンバーに比べると体の線が細く、小柄なためやや下に見られているが、正義感が強い性格でメンバーの一定の信頼を得ている。特にブリースとは仲がよく、クルーとはぐれていた彼が戻ってきた際は安堵の笑みを浮かべた。
- 物語途中で、エイリアンに寄生されているリプリー抹殺のためにオーリガに乗り込んだことが明らかとなり、リプリーと遭遇する。しかし、すでにリプリーの体内のエイリアンは除去され、施設のエイリアンが逃げ出したことでリプリーと協力して脱出を目指す。物語途中、裏切ったレンによって胸を撃たれて水中に落下し死んだかと思われたが、一行の先回りをしており、再び目の前に現れ安全地帯にリプリー達を誘導する。その際にリプリーに傷口を見られてアンドロイドであることが判明したためファーザーコンピューターにアクセスする事を強要され、不承不承ながらもコンピューターを乗っ取ることにより、一人ベティに向かおうとしていたレンを妨害してリプリー達をベティまで導くことに成功する。そして、そもそもエイリアンを地球に乗り込ませないためにオーリガに乗り込んだことが明らかになる。物語終盤ではレンに人質に取られてしまうが、決死の覚悟を決めたパーヴィスのお陰で命拾いする。その後ベティ船内に侵入したニューボーンに襲われそうになるもリプリーに助けられ、彼女と共にニューボーンの死を見届けた後、地球へ生還した。
- 過去作のアンドロイド(アッシュ、ビショップ)に比べると非常に人間らしい部分が多く、アンドロイドと発覚した時には「人間より人間らしい」とも言われている。涙を流すなど感情的になる部分もある。
- ロナルド・ジョナー
- 演 - ロン・パールマン
- 宇宙貨物船「ベティ」の保安員。クルーの中で最も腕っ節が強く、様々な武器に精通している一方、好戦的な性格かつ子供じみた言動をよくとるため、それらが原因でコール、ブリースと衝突しやすい。だが、梯子の昇降中であったクリスティーを引きずり下ろそうとするエイリアンを同じく梯子の昇降中でありながらも、宙づりになって倒したり、コールがレンに撃たれた時にはレンに対して怒りを表すなど仲間想いの一面もある。エルジン、クリスティーが相次いで死んだ後は、僅かになった生存者達を進んで引率する。
- 劇中では最後まで生存し、地球に生還した。
- ドム・ブリース
- 演 - ドミニク・ピノン
- 宇宙貨物船「ベティ」の機関長。下半身不随の障害者であるため電動車椅子で行動しており、車椅子にはショットガンが分解して隠してある。コールの先輩的存在であるため、彼女とは仲が良い。実際に、コールがレンに撃たれた時は怒りのあまり、レン目がけてショットガンを何発も発砲した。ジョナーには障害をからかわれており、よく衝突する。単独行動をしている時にニューウォーリアと遭遇して危機に陥るが、自前のショットガンで何とか撃退し、リプリーたち生存者グループと合流する。クリスティーとも非常に仲が良く、水中を泳ぐことになり、車椅子で移動出来ない時は彼に背負ってもらうほど。オーリガの脱出の過程で親友クリスティーを失うも、劇中では最後まで生存し、地球に生還した。
- フランク・エルジン
- 演 - マイケル・ウィンコット
- 宇宙貨物船「ベティ」の船長。金の為なら非人道的な仕事であっても躊躇なく引き受ける冷徹なまでに合理的な性格と、曲者揃いのベティのクルー達を纏め上げるだけの手腕を持つ。船の登録コードやベレス将軍との会話などで堂々と卑猥な言葉を用いるなどやや品の無い一面も見せる。ベレス将軍とは一緒に酒を飲み合うほどの腐れ縁らしく、日頃から研究物資を調達しているが、具体的な研究内容は知らない。エイリアンの脱走によりオーリガが壊滅状態に陥ると、クルー達や拉致したレン、ディステファノらと共に脱出を試みるが、その最中、ニューウォーリアの罠にはまり床下に引きずり込まれ、第二の顎で体を貫かれて死亡する。
- ゲーリー・クリスティー
- 演 - ゲイリー・ドゥーダン
- 宇宙貨物船「ベティ」の副長。銃器の扱いに長け、非常時においても常に冷静を失わず的確な判断をとる事ができる頼りがいのある性格。警戒心が強く、オーリガヘ乗り込む際には拳銃を隠し持ち、結果的にそれが後に窮地に陥ったクルーを救う事となった。エルジンとは旧知の仲。エルジンが死んだ後は、リーダーを引き継ぎ、境遇も意見も全く違う生存者たちに「生きて帰るには協力するしかない」と行動方針を決めたり、エイリアン・エッグの張られた巣をグレネードランチャーで破壊するなど生存者たちのピンチを打破する重要な役割を担う。ブリースを背負って梯子を上っている時にニューウォーリアの酸攻撃を左頬に受け、転落しそうになるが、ブリースに助けられる。しかし、どのみち自分は助からないと悟り、ブリースの制止を振り切って自ら手綱を切りニューウォーリアの死体と共に水中に飛び込み消えた(明確な死亡描写は無し)。
- サヴラ・ヒラード
- 演 - キム・フラワーズ
- 宇宙貨物船「ベティ」の操縦士。エルジンの恋人で、彼が殺された際には誰よりも動揺し、嘆いていた。ディステファノを殴り倒して銃を奪うなど戦闘には慣れている様子。浸水した食堂を泳いで進んでいる時に、追ってきたニューウォーリアに捕まり、さらわれてしまった(明確な死亡描写は無し)。
- マーティン・ベレス将軍
- 演 - ダン・ヘダヤ
- 軍の実験宇宙船「オーリガ」の船長。レン博士、ゲディマンのパトロンで、議会には極秘で彼らにエイリアンの復活、および研究をさせている(そのため、二人は彼に頭が上がらない)。エイリアン・クイーンを「女王陛下」と呼んでいた。エイリアンを兵器に運用する事に躊躇せず、復活したリプリーを「副産物」と見下すなど冷徹な性格である。エイリアンが侵入した脱出ポッドを手榴弾で破壊した直後、背後からニューウォーリアに第二の顎で後頭部をえぐられ、絶命した。
- メイソン・レン
- 演 - J・E・フリーマン
- ゲディマンと共にエイリアンの研究を進めている博士。リプリー8号に興味を示し、処分されるはずだった彼女を助ける。エイリアンの脱走によって宇宙船オーリガに危機が生じてからも研究続行を諦めず、オーリガを地球に着陸させることを画策する。また、パーヴィスを含む実験体の人間がフェイスハガーに寄生される際に笑みを浮かべたり、道中リプリー達生存者グループを裏切ってコールを撃ったり、その彼女を人質に取り、自分だけ助かろうとするなど、冷酷非道な人物である。
- 最期は死を覚悟したパーヴィスに鉄柱で何度も顔を叩きつけられた後、彼に宿っていたチェストバスターに頭を貫かれ、コール、ジョナー、ディステファノに銃器でチェストバスター共々蜂の巣にされた。人間とエイリアン、双方に殺された人物といえる。
- ジョナサン・ゲディマン
- 演 - ブラッド・ドゥーリフ
- 後ろ手に括った髪が特徴的な科学者。チェストバスターに寄生される実験体の人間を見て罪の意識を感じる一方、独自の進化を遂げたエイリアンに並ならぬ感情を抱いているレンとは違ったタイプの研究者。序盤でエイリアンに誘拐されるが、繭にされた後も生きており、エイリアン・クイーンが出産する時には歓喜に酔いしれ、「美しい蝶」と形容したニューボーンに貪り喰われた。
- ヴィンセント・ディステファノ
- 演 - レイモンド・クルス
- 軍の実験宇宙船「オーリガ」の警備兵の一人。ベティのクルーにスパイ容疑がかかった際にレンの指揮の下、数人の兵士と共に彼らを拘束するがクリスティー、ジョナーの活躍で他の兵士達は全員殺され、自身は殴り飛ばされただけで済み、その後はなし崩し的に彼らと行動を共にする事となる。エルジンが死亡した後は未知なる敵との戦いに備えるためにクリスティーから「味方は一人でも多いほうがいい」と銃の所持を許され、艦内の構造にも詳しかったことも買われ、協力するようになった。
- 性格は冷静であるが、時々興奮しながら軽口や悪態を吐く事もある。レンの行動に付いていけず袂を分かった後はクリスティーを失ったブリースをジョナーと共に運んだり、コールを人質にとったレンに銃を向けて悪態を吐くなど、ベティのクルーに積極的に協力する。オーリガからの脱出には成功するも、地球帰還まであと一歩というところで、ベティ船内で侵入していたニューボーンに頭を握り潰され死亡する。
- ラリー・パーヴィス
- 演 - リーランド・オーサー
- 元々は作業現場に向かう途中だった鉱山作業船のクルーだったが、冷凍睡眠中に船がエルジン達に襲撃されて拉致され、他の船から拉致された人々と共にオーリガへ運び込まれ、レン達によって体内にエイリアンを寄生させられる。
- その後、中盤でリプリー達に発見され、エイリアンに寄生されている事を知ったリプリーや他の生存者グループに一度は殺されそうになるも、コールの説得により、後にベティで体内のチェストバスターを除去させる手術をしてもらうということで共にオーリガから脱出する事になる。少々皮肉な物言いをしたり言い知れぬ不安に駆られて取り乱したりすることがあるが、エイリアンの巣に引きずり込まれたリプリーを心配するコールの身を案じて「リプリーが楽に逝けるように祈るしかない」と諭すなど、不器用ながらも仲間への優しさも忘れない仲間想いな一面を持つ。
- ベティに他のメンバーと共に辿り着き、除去手術を受けようとするも、コールを人質にとったレンに撃たれたことで体内のエイリアンが動き出し、もはや自分は助からないと悟ると、レンに立ち向かい人質のコールを助け、体を突き破ったエイリアンでレンを道連れにするという壮絶な最期を遂げた。
- リプリー7号
- 演 - シガニー・ウィーバー
- リプリーのクローン。8号を生産するまでに生み出された7体の失敗作の1体。1~6号に比べてまだ人間らしさは残っていたが、腕や下半身がエイリアン化しているなど奇形を生じていた。そのため人間として扱われず、臓器を抜き取られた挙句に生命維持装置にくくりつけられ、苦しみ続けていた。脱出途中のリプリー8号と出会った際に殺してほしいと懇願し、標本となっていた1~6号とともに火炎放射器で焼却され、断末魔の叫び声を上げながら絶命した。
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
ソフト版 | フジテレビ版 | ||
リプリー (8号/7号) |
シガニー・ウィーバー | 幸田直子 | 戸田恵子[5] |
コール | ウィノナ・ライダー | 日野由利加 | 高乃麗 |
ジョーナー | ロン・パールマン | 大友龍三郎 | 内海賢二 |
ブリース | ドミニク・ピノン | 二又一成 | 若本規夫 |
ベレス | ダン・ヘダヤ | 小山武宏 | 宝亀克寿 |
ドクター・レン | J・E・フリーマン | 佐々木勝彦 | 清川元夢 |
ゲディマン | ブラッド・ドゥーリフ | 牛山茂 | 村山明 |
クリスティー | ゲイリー・ドゥーダン | 古澤徹 | 佐々木誠二 |
エルジン | マイケル・ウィンコット | 山路和弘 | 手塚秀彰 |
ディステファノ | レイモンド・クルス | 相沢正輝 | 石丸博也 |
ヒラード | キム・フラワーズ | 林佳代子 | 日野由利加 |
パーヴィス | リーランド・オーサー | 小形満 | 仲野裕 |
役不明又はその他 | 棚田恵美子 | 小島敏彦 森うたう 桜澤凛 中嶋一成 坂本一 |
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/エイリアン4
感想
社会評価は『エイリアン2』の方が高いようですが、バニラは断然『エイリアン4』を推します(・∀・)b
『エイリアン1~3』を続けて観て、展開の単調さを感じていましたが、本作『エイリアン4』は前半こそ『エイリアン』でしたが、後半からはこれまでの『エイリアン1~3』とは一味違う感想を抱きました。
『エイリアン1~3』まではエイリアンの恐怖が強調されていましたが、本作『エイリアン4』は人間の恐ろしさ、人間の業の深さがこれまでよりも強調されているように思うのです。
『エイリアン3』でエイリアンの女王を体に宿したまま溶鉱炉に飛び降り亡くなったはずのリプリーは、死ぬ直前のリプリーのDNAをもとに200年後に復活させられるのです。
主人公はリプリーですが、スワンプマンの思考実験のように、リプリーは『エイリアン1~3』までのリプリーではなく、もはや別人であるといえます。
リプリーは自分の存在理由について「どうして自分を作り出したのか?」という自己言及を繰り返しているような描写が随所に見られるんですね(´・ω・)
そのリプリー復活の目的は、リプリーが身に宿したエイリアンの女王をクローン技術で復活させることであり、リプリーはその副産物だったのです。
研究者=親はリプリーが欲しかったわけではなく、リプリーの体に宿っているエイリアンの女王が欲しかったんですね……。
この人間の業の深さと、愚かしさといったら(^▽^;)
ここまで科学技術が進歩しているのに、まだエイリアンの生物兵器利用が諦められないなんて……愚かしく滑稽に観えてしまいますが、現実でも同じなので笑えないんですよね(´-ω-`)
人間の夢、好奇心、憧れは止められないと『ワンピース』や『メイド・イン・アビス』でも言われています。
古今東西で昔から『パンドラの箱』や『鶴の恩返し』『古代核戦争説』『好奇心は猫をも殺す』などの教訓が語られているのに、人間は痛みを伴う実体験でなければ真に学ぶことができないのでしょう。
そして、エイリアンの封印は解かれ……人間が手に負える存在ではありませんでした……。
エイリアンとは天災なのです。
大天使ルシファーが傲慢にも神に戦いを挑んだように、傲慢になった人間たちがバベルの塔を築き天罰を喰らったように、人間がエイリアンをコントロールできると思うのは傲慢だったのです。
エイリアンは研究所から逃げ出し、宇宙船オリガ号の中で繁殖してしまいます。
乗組員たちは次々に殺され、リプリーは宇宙貨物船「ベディ」の船員たちとオリガ号からの脱出に協力することになるのです。
そんな戦闘の最中に、リプリーはエイリアンの女王のもとに導かれ、新たな生命の誕生に立ち会うことになるのでした。
その生命は、エイリアンでありながら、リプリーの遺伝子を取り込んだことで人型になった「ニューボーン」と名付けられた異端のエイリアンでした。
このニューボーンが異端なのは、その骸骨のような姿もそうなのですが、リプリーを母親だと認識しているところなのです(^▽^;)
まるで赤ん坊のようにリプリーに近づく姿は、恐怖というよりも哀愁を帯びていて、まるで捨て犬のような目でリプリーを見るのです……( ;∀;)
今までエイリアンは意図的に人間が怖いと思う造形に作られているのに、ニューボーンは意図的に同情を誘う造形に作られている気がします。
人間の勝手な都合で生み出されて、人間の思い通りにならなければ殺される……。
人間は神に憧れて生命を創造したいというコンプレックスがあるそうです。
その心理を『フランケンシュタイン』から命名し「フランケンシュタイン・コンプレックス」といいます。
そのコンプレックスのために、人間は人工的に生命を生み出そうと日夜実験しているわけですが、人間の勝手な都合で生命を作り出していいのか?
という倫理道徳的な問題が問われていますよね。
この問題を深く扱った作品に『劇場版 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』という作品がありました。
ミュウツーは幻のポケモン、ミュウのDNAをもとにして作られた人工ポケモンで、自分を勝手に作り出した人間たちに激しい怒りを抱いていたのです。
誰が生めと頼んだ? 誰が作ってくれと願った? 私は私を生んだ全てを恨む。だからこれは、攻撃でもなく宣戦布告でもなく、私を生んだお前達への、逆襲だ。
そして、ミュウツーはクローンポケモンたちと共に人間たちに逆襲するのです。
このテーマを子供向けの『ポケットモンスター』という作品で描こうと思った勇気がすごいですよね(^▽^;)
『ポケモン』映画を観るのは多くは子供でしょうから、親と一緒に映画館に観に行くでしょう。
大人たちはこんなテーマを扱った作品を子供と一緒に、どのような気持ちで観ればいいのか?
まるでお茶の間でラブシーンが流れたような気まずさに、考えただけで笑ってしまいます( *´艸`)
話がそれましたが、何が言いたいかというと『劇場版 ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』を観た後と『エイリアン4』を観た後は同じ気持ちになったという話です。
エイリアンは確かに狂暴ですが、エイリアンだって生きていれば、死なないために戦うしかありません。
そもそも人間たちがエイリアンを復活させなければ、こんなことにはならなかった……。
エイリアンは人間の身勝手なエゴで生み出された被害者ではないのか……(´-ω-`)
そのような哲学的問題を深く感じられて『エイリアン4』は『エイリアン1~3』を凌ぐ最高傑作だと思うのです(≧▽≦)ゝ