ストーリー
西暦2122年。2000万トンの鉱物を積載する宇宙船をけん引した民間の宇宙貨物船ノストロモ号は、採掘作業を終えて地球へ帰還する途中、遠く離れた惑星からのSOS信号を受信しました。
科学主任のアッシュは二等航海士のリプリーに、船の制御PC「マザー」がその信号を解読できていないことを告げます。
そこでリプリーがなんとか信号を読み解き、最終的にそれがSOSではなくエイリアンからの警告であったことが明らかになりました。
さらにアッシュが会社から送り込まれたアンドロイドの“裏切り者”的立場にあることを知った時には、時すでに遅し。クルーの多くはエイリアンの餌食になってしまいます。
引用元:https://ciatr.jp/topics/305103
登場人物・キャスト
- アーサー・ダラス(Arthur Dallas)
- 役:トム・スケリット
- ノストロモ号船長。リーダーシップはあるものの、雇用主である会社の命令には良くも悪くも忠実で、そのことが原因でリプリーやパーカーと口論になることもあった。エイリアンを退治する為に自らダクトに潜入する役を買って出るが、狭いダクトの中で身動きに苦心する中、エイリアンに襲われ行方不明となる。
- ディレクターズ・カット版では自爆直前にはまだ生きており、船の下層でブレットと共に繭にされていた。殺してくれとリプリーに懇願し、火炎放射器で焼かれ死亡。
- エレン・リプリー
- 役:シガニー・ウィーバー
- 二等航海士[注 3]・通信士。ダラスとケインが船外にいる場合や彼らが死亡した後は、彼女がノストロモ号の指揮を代行する。ジョーンズという名の猫(船乗り猫)を船内に連れ込んでいる。責任感が強く行動力もあり、乗組員の中で唯一生き残る。シリーズを通じての主人公であるが、本作では最後の生き残りとなって船から脱出する終盤までは主人公らしい描写は少なく、出番も含めてやや控えめに描かれている。
- ジョーン・ランバート(Joan Lambert)
- 役:ヴェロニカ・カートライト
- 二等航海士・操舵手。脱出艇で地球圏へ逃れて救助を待つ計画を提案する。アッシュに襲われたリプリーを介抱し、彼にとどめを刺した。脱出艇の発進準備中にエイリアンに遭遇し、恐怖で身動きが取れなくなったところをパーカーと共に殺された。
- ディレクターズ・カット版では、リプリーが自分達を入船させようとしなかったことに怒り、彼女に掴みかかって平手打ちをするシーンがある。
- サミュエル・ブレット(Samuel Brett)
- 役:ハリー・ディーン・スタントン
- 機関士。パーカーの相棒で、何に対しても「そのとおり(right)」と返すのが口癖で、話し合いの際にもパーカーの意見にこの口癖で追従するか相槌を打つ事しかしない為、リプリーに「まるでオウムね」と呆れられていた。ジョーンズを捜している最中にエイリアンの抜け殻を発見する。その直後に成体となったエイリアンに襲われ連れ去られる[注 4]。
- ディレクターズ・カット版ではダラスと同様に繭にされた姿で発見されるが、もはや原形をとどめておらず、既にエイリアン・エッグになり始めていた。最期はダラスと共に火炎放射器で焼かれた。
- ギルバート・ケイン(Gilbert Kane)
- 役:ジョン・ハート
- 副長、一等航海士。船外活動でエイリアン・エッグに近づき、フェイスハガーに寄生される。最期はチェストバスターにより胸部を食い破られ、エイリアンの最初の犠牲者となる。遺体は宇宙葬にされた。
- アッシュ(Ash)
- 役:イアン・ホルム
- 科学主任、地球への復路に出発する2日前に急遽前任者と交替した。フェイスハガーの分析を行ったほか、エイリアンを発見するための動体探知機(モーション・トラッカー)を作製したが、エイリアンへの対応は常に後手に回り、乗組員たちが命を落とす結果となる。物語終盤でウェイランド・ユタニ社の意を受けたアンドロイドである事が判明、会社の真の目的を知ったリプリーを殺害しようとするも駆けつけたパーカーによって破壊される。修復後に受けた尋問でエイリアンを「生存のため、良心や後悔に影響されることのない完璧な有機体」と称え、最期にリプリー達へ(生存の可能性がない事への)同情の言葉を放つと共に不気味な嘲笑を浮かべて完全に機能停止し、パーカーによって火炎放射器で焼却された。
- 『2』によれば型式は「ハイパーダインシステムズ・120-A/2」。
- デニス・パーカー(Dennis Parker)
- 役:ヤフェット・コットー
- 機関長。黒人。仕事の割に自分とブレットの給料やボーナスが少ないことに不満を抱いており、度々、ダラスやリプリーに対して給料の件で抗議する。相棒のブレットと共に、度々故障や損傷に見舞われたノストロモ号の修理に当たったほか、エイリアンを倒すために即席の火炎放射器を作製するなど、機械全般や兵器の取り扱いにも長ける。脱出の準備中にエイリアンと遭遇したが、ランバートとの距離が近かったために火炎放射器を使う事ができず、彼女を救うために飛びかかったものの、エイリアンの尻尾で叩きつけられた上にインナーマウスで頭部を貫かれて死亡した。
- エイリアン
- 役:ボラージ・バデージョ
設定
- 小惑星(LV-426)
- 銀河系の外縁部に位置する、レチクル座ゼータ第2星系(Zeta II Reticuli)のガス状巨星を周遊する小惑星。遺棄された太古の異星人の宇宙船が残存していた。大気組成は窒素、メタン、高濃度の炭酸ガスなどが主成分。気温は零下。劇中では単に小惑星と呼ばれ、LV-426の名称で呼ばれるのは『2』から。
- ディレクターズ・カットの追加シーンでは約1,200km[注 5]。自転周期は約2時間。重力0.86Gとされている。
- なお「ζ2 Reticuli」は実在しており、レチクル座内で最も地球に近い(39光年)星である。
- スペースジョッキー(Space Jockey)
- 小惑星で発見された異星人の死骸。身長約4.9m、体重約272kg[5]。象のような鼻をもち、伸びた先端は胸骨と一体化するかのように埋没している。操縦席らしきものに着座したまま石化していた。腹部から何かが飛び出したような形跡がある。彼らの宇宙船には大量のエイリアンの卵が積載されていた。その正体については『プロメテウス』および『エイリアン: コヴェナント』で描写されている。
- ノストロモ号(USCSS Nostromo)
- ウェイラン・ユタニ社の所有する宇宙貨物船。本体部分とそれに曳航される全長1.5㎞の巨大な4本の塔状の鉱石精製施設から構成される。資源惑星「セダス(Thedus)」で採掘された2,000万トンの鉱物を積載していた。アラン・ディーン・フォスターによる公式ノベライズでは積載貨物は石油であるとされている。エネルギー資源としては太陽エネルギーや核融合などで代替可能だが、プラスチックの原料として石油が必要であるからと説明されている。作品の舞台となるのは本体部分で、精製施設の内部は登場しない。メインフレームAI「マザー(形式名は「MU-TH-R 6000 182モデル」、記憶容量は2.1TB[5])」によって制御・管理され、最小限の人員での運航が可能となっており、乗組員の休眠中には自動操縦も行う。右舷下部に脱出艇「ナルキッソス」が搭載されている。また、左舷下部には2号艇の「サルマキス」も搭載されているが劇中では未登場[6][注 6]。最後はエイリアンの脅威から逃れるためリプリーらの判断で自爆させられた。『2』では自爆による損害は4,200万ドルと算定されている(鉱石の価値を除く)。
- 形式名はロックマート社製CM-88BバイソンM級宇宙貨物船[注 7]、登録番号は180924609、全長334m、全幅215m、全高98m、総重量2億t。2101年に星間クルーザーとして建造され、2116年に商用牽引船(Commercial Towing Vehicle)に改装された[6][注 8]。スペック自体はデザイン草案の段階からロン・コッブが練り上げデザイン画に書き込んでいる[7]。
- 船名はイギリスの小説家ジョゼフ・コンラッドの小説『ノストローモ』に由来する[8][注 9]。
- 自爆装置は核融合炉の冷却剤濃度を減少させ、臨界をもたらして爆破させる仕組み[6]。時限自爆装置が稼動すると「マザー」が「この船はTマイナスX分以内に破壊される」と自爆までの時間を読み上げるが、これは間違いである。「T」は通常、ロケットの打ち上げ等イベントの時刻を表し、それ以前の時刻を「TマイナスX分(秒)」で表すので、「TマイナスX分以内に破壊される」では意味を成さない。『2』では「X分以内に」となっている。
- ナルキッソス
- ノストロモ号の右舷下部ドックに搭載されている脱出用シャトル。定員は3名。普段はダラスが一人で音楽を聴くための休憩スペースとして利用されていた。形式名はロックマート社製スターキャブ級軽イントラシステム・シャトル。
- ナルキッソスは発進後に前進ではなく逆噴射をかけることでノストロモ号から分離した。シャトルの前方窓から遠ざかる姿が見えるのはこのため。
- デザインはコッブによる。名称はノストロモと同じくコンラッドの作品『ナーシサス号の黒人』から[8]。
- ウェイラン・ユタニ社[注 10]
- シリーズを通して暗躍する巨大複合企業。リプリーらを利用してエイリアンを生きたまま捕獲し、軍事利用しようと目論むが、その企業実態は詳しくは語られていない。作中では「会社」とだけ呼ばれる。
- 社名は当初「レイランド・トヨタ」とするつもりだったが、当然のことながら権利上の問題で使用出来ず、「Leyland」をもじって「Weylan」に変更し、コッブの知人の日本人から「ユタニ(湯谷)」という日系の名称を採った。
日本語吹替
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
フジテレビ版 | レーザーディスク版 | VHS・DVD版 | テレビ朝日版 | DCDVD・BD版 | ||
ダラス | トム・スケリット | 前田昌明 | 西沢利明 | 富山敬 | 大塚明夫 | 郷田ほづみ |
リプリー | シガニー・ウィーバー | 野際陽子 | 田島令子 | 幸田直子 | 戸田恵子 | 幸田直子 |
ランバート | ヴェロニカ・カートライト | 鈴木弘子 | 榊原良子 | 安永沙都子 | 鈴木ほのか | |
ブレット | ハリー・ディーン・スタントン | 青野武 | 北村弘一 | 穂積隆信 | 千田光男 | 樋浦勉 |
ケイン | ジョン・ハート | 仲村秀生 | 櫻片達雄 | 納谷六朗 | 牛山茂 | 森田順平 |
アッシュ | イアン・ホルム | 富田耕生 | 田中信夫 | 羽佐間道夫 | 岩崎ひろし | |
パーカー | ヤフェット・コットー | 飯塚昭三 | 渡部猛 | 郷里大輔 | 麦人 | 大川透 |
マザー | ヘレン・ホートン(声) | 久保田民絵 | 榊原良子 | 叶木翔子 | 佐々木優子 | 小宮和枝 |
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/エイリアン_(映画)
感想
以前から観たい観たいとは思っていたのですが、シリーズが沢山ある話ってなかなか手を付けられなくて……(^▽^;)
でも史上最高と言われる続編の『エイリアン2』を観るために、やっと『エイリアン』に手をつけました(≧▽≦)
この手のSFスリラーホラーはやっぱり面白いですよね。
SFというジャンルではありますが、クリストファー・ノーラン監督のSFのようなSF設定の強いSFではなく、クトゥルフ神話のような宇宙的恐怖を描いた、宇宙を舞台にたことでのSFホラーという作品でした。
別に襲って来る相手がエイリアンではなく、ゾンビでも、モンスターでも、恐竜でも、ワニでも、蛇でも似たような物語が作れると思いますが、エイリアンだから意味がある映画なのです(≧▽≦)
西暦2122年。2000万トンの鉱物を積載する宇宙船をけん引した民間の宇宙貨物船ノストロモ号は採掘作業を終えて、地球に帰還する途中、遠く離れた宇宙船からのSOS信号を受信し、助けに向かうのです。
ですが、その宇宙船の乗組員はみんな死亡しおり、不思議に思いながら、ノストロモ号の乗組員は船内を探索していると、謎の生命体エイリアンに乗組員の一人が寄生され、エイリアンを取り除くためにノストロモ号に連れ帰ってしまうのでした……。
そこからはエイリアンとの壮絶な戦いが始まる……という物語ですね( ̄▽ ̄)
この謎の生命体との戦いがとにかく面白い。
デスゲーム系の作品が人気出る理由などと同じだと思いますが、スリル&サスペンス、デスゲーム系は観ている分には面白いんですよね(≧▽≦)
この手の作品はどう調理しようと面白いわけで、どこで差別化するかがヒットか否かを分けると思うのです。
そして『エイリアン』はというとデザイン性だと思うんですね。
例えば『青鬼』というヒットしたゲームがあるのですが、青鬼がヒットした要因は青鬼のデザインだと思います。
今までもモンスターから逃げるゲームは沢山あったのに、そのようなゲームの中で『青鬼』がヒットしたのあのインパクトのあるデザインですよ。
何が言いたいかというと『エイリアン』の異形感のあるデザインがとにかくよいのです(≧▽≦)
この『エイリアン』以前は、エイリアンと聞いて、グレイ型のエイリアンや、タコやイカのような軟体動物型のエイリアンをイメージしていた人も、この映画を観た後は↓
この、エイリアンのデザインが真っ先に思い浮かぶようになるでしょう。
この、機械的なデザインめちゃいいですよね(≧▽≦)b