ストーリー
地球滅亡寸前の西暦2174年。人類は地球と同じ環境の惑星タニスへの移住計画を実行し、選ばれた者だけが搭乗した宇宙船エリジウムが宇宙へと飛び立つ。やがて2人の宇宙飛行士が冷凍睡眠から目を覚ますが、彼らはそれまでの記憶を失っており、船内を捜索するうちに正体不明の何かが潜んでいることに気付く。ドイツの新鋭クリスチャン・アルバートがメガホンをとり、「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が製作を務める。デニス・クエイドが閉所恐怖症の宇宙飛行士に扮する。
引用元:https://eiga.com/movie/53908/
登場人物・キャスト
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/パンドラム
感想
西暦2174年。増大した人口に悩む人類は荒廃した地球を捨て、新たに発見した惑星タニスへの移住を決める。
選ばれた者たちはノアの箱舟のように多種多様な種を乗せた超巨大宇宙船エリジウムに乗り地球を発ち、人類は長いコールド・スリープに入るのだった。
時が経ち……コールド・スリープから目覚めたバウアー伍長は、記憶障がいを起こして自分が置かれている状況がわからず船内を彷徨う。
そのときペイトン中尉と名乗る男と出会い、わずかに記憶を取り戻したバウアー伍長はエリジウムに起こった異常を修繕すべく、トラブルの元である原子炉室へ向かうのだった……が、その道中、謎のナディアという女性に襲われ……
たかと思うと続け様に謎の人を喰らう怪物ハンターに遭遇し命を狙われるのだった。
バウアー伍長はハンターたちの襲撃をかわしつつ、原子炉へ向かうことはできるのか! B級映画ということですが、設定も凝っていて、スリルもあるし、まるで『バイオハザード』のようだなと思ったら、バイオハザードの監督が制作に携わっているそうで納得しました。
強いて言うなら、ハンターたちをゾンビのようにする必要性はあったのか? と思いますが、そのおかげで緊張感が高まっているのも否めません。
ハンターたちの正体は? パンドラムとは? バウアー伍長の記憶は戻るのか?
序盤に張られた伏線は終盤にかけて回収され、本作のラストに映し出されるエリジウムの全貌(全部は映らないでかさなのですが)だけでも圧巻です。
まるでブリューゲルの『バベルの塔』の絵を観たときのような気持ちになりました。