ストーリー
第34回アカデミー賞10部門受賞のミュージカル映画。ニューヨークのウエスト・サイドで対立するジェット団とシャーク団。ジェット団の元リーダー・トニーとシャーク団のリーダーの妹・マリアが恋に落ちてしまい……。
引用元:https://filmarks.com/movies/10346
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を下敷きにした大ヒットブロードウェイ・ミュージカルを、巨匠ロバート・ワイズとミュージカル版を手掛けた演出家のジェローム・ロビンスが共同で映画化。ニューヨーク・マンハッタンのスラム街を舞台にイタリア系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団の抗争と悲劇を描く。主演はナタリー・ウッド。61年度のアカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門で受賞した。日本では1961年に初公開された後も幾度かリバイバル公開されており、2002年12月にはニュープリント・デジタルリマスターバージョンでリバイバル公開されている。
1961年製作/152分/G/アメリカ
原題:West Side Story
配給:シネカノン
劇場公開日:2002年12月28日
その他の公開日:1961年12月23日(日本初公開)
引用元:https://eiga.com/movie/42598/
登場人物・キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
---|---|---|---|---|
TBS旧版[2] | TBS新版[2] (WOWOW版追加録音部分) |
テレビ東京版 | ||
マリア | ナタリー・ウッド 歌:マーニ・ニクソン |
大竹しのぶ | 堀江美都子 | 小島幸子 |
トニー | リチャード・ベイマー 歌:ジミー・ブライアント |
国広富之 | 大塚芳忠 | 石川禅 |
リフ | ラス・タンブリン 一部歌:タッカー・スミス |
尾藤イサオ | 塩沢兼人 (千葉一伸) |
林延年 |
アニタ | リタ・モレノ 一部歌:ベティ・ワンド |
安奈淳 | 佐々木優子 | 松本梨香 |
ベルナルド | ジョージ・チャキリス | 沢田研二 | 山寺宏一 | 川崎麻世 |
シュランク警部補 | サイモン・オークランド | 木村幌 | 幹本雄之 | 坂口芳貞 |
ドック | ネッド・グラス | 松村彦次郎 | 納谷六朗 | 山野史人 |
クラプキ巡査 | ウィリアム・ブラムリー | 蟹江栄司 | 亀井三郎 (原田晃) |
岩崎ひろし |
アイス | タッカー・スミス | 富山敬 | 田中秀幸 | 平田広明 |
アクション | トニー・モルデンテ | 古谷徹 | 目黒裕一 | |
A・ラブ | デヴィッド・ウィンタース | 野島昭生 | 荒川太郎 (櫻井トオル) |
菊池正美 |
ベイビー・ジョーン | エリオット・フェルド | 三ツ矢雄二 | 松野太紀 | |
スノーボーイ | バート・マイケルズ | 安原義人 | 菅原淳一 | |
タイガー | デヴィッド・ビーン | 西村知道 | 高宮俊介 | くわはら利晃 |
ジョイボーイ | ロバート・バナス | 千葉繁 | 飛田展男 | |
エニーボディズ | スーザン・オークス | 太田淑子 | 安永沙都子 (芝原チヤコ) |
|
ビッグ・ディール | スクーター・ティーグ | 石丸博也 | 渋谷茂 | |
マウスピース | ハーヴェイ・ホーネッカー | 曽我部和恭 | ||
グラジェラ | ジーナ・トリコニス | 弥永和子 | こおろぎさとみ | |
ヴェルマ | キャロル・ダンドレア | 小宮和枝 | 麻見順子 | 水間真紀 |
チノ | ホセ・デ・ヴェガ | 中尾隆聖 | 関俊彦 | |
ペペ | ジェイ・ノーマン | 石丸博也 | 森利也 | 堀川仁 |
インディオ | ガス・トリコニス | 曽我部和恭 | 石田彰 | |
ロコ | ジェイム・ロジャース | 林一夫 | 金丸淳一 | 鈴木正和 |
コンスェーロ | イヴォンヌ・ワイルダー | 松金よね子 | 大谷育江 | |
ロザリア | スージー・ケイ | 麻上洋子 | 佐藤ユリ | 黒崎彩子 |
ダンスホールの指導員 | ジョン・アスティン[注 1] | 阪脩 | 塚田正昭 (宗矢樹頼) |
岩崎ひろし |
マダム・ルシア | ペニー・サントン[注 1] | 此島愛子 | 向殿あさみ | |
不明 その他 |
中村武己 藤城裕士 |
落合弘治 亀井芳子 石田彰 柴本浩行 猪野学 竹村叔子 田坂秀樹 浅野まゆみ 横尾博之 天田真人 |
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ウエスト・サイド物語_(映画)
感想
シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を下敷きにした大ヒットミュージカルを、巨匠ロバート・ワイズとミュージカル版を手掛けた演出家のシェローム・ロビンスが共同で映画化した、ニューヨークのウエスト・サイドで対立する、シャーク団とジェット団に属する男女の恋を描いた『ウエスト・サイド物語』。
ストーリーは確かに『ロミオとジュリエット』を下敷きにしているというように、ほぼ『ロミオとジュリエット』です。
色々とツッコミどころはあるのですが、ミュージカル映画としては確かに傑作ですね。
指を鳴らしながら、人々が行進するシーンの元ネタってこの『ウエスト・サイド物語』だったことを初めて知りました。
それ以外にも、バレエやラテンやスタンダードなど様々なダンスを織り交ぜ、踊りのことがわからなくても、観ていて美しいです( *´艸`)
ただ、述べたように、ストーリーはちょっとモヤっとするというか、私的に納得のいかない箇所が多々ありました(;^ω^)
もともと『ロミオとジュリエット』の物語が苦手なんですよね(^▽^;)
『認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを』というか、あまりに激情的で愚かに思えてしまうからです。
恋とはそんなものなのかもしれませんが、モヤっとしてしまうんですね。
『ロミオとジュリエット』の話を簡単にまとめると、ロミオとジュリエットは出会い、一目惚れするも、自分たちが対立するモンタギュー家とキャピュレット家の人間であることを知り、駆け落ちを計画をするも、その計画のすべてが裏目に出て、最後は2人とも亡くなってしまう悲劇です。
バニラが納得いかないのは、ロミオとジュリエットが一目惚れしてからの、展開の速さなんですよね(^▽^;)
シェイクスピア作品の多くには原型となる話があって『ロミオとジュリエット』の話も原型となる話があるそうです。
その原型となる話をシェイクスピアは少し手を入れて、発表したんですね。
その手を加えた箇所とは、確かロミオとジュリエットの年齢と、作中の経過時間だったと思います(うろ憶えです)。
シェイクスピアはロミオとジュリエットの年齢を下げて、作中の経過時間を短くしたそうなんですね。
ロミオとジュリエットの年齢を下げたことで、若さ故の愚かさに説得性を持たせ、経過時間を短くしたことで、ドラマ性を高めたそうです。
本作『ウエストサイド・物語』も登場人物の設定が若いから「若さ故の過ち」に説得性を持たせたのでしょうが、愚かだと冷めた気持ちになってしまいます(^▽^;)
そして、作中での時間経過は僅か数日ほどの出来事です。
その数日で、マリアとトニーがあれほど愛し合っていることに、ちょっと違和感がどうしてもあるんですよね(恋とはそんなものでしょうけど……)。
でも、そうすることでドラマ性が高まっているのも事実で、そんなところを気にするのはバニラがひねくれているだけなのですが(^▽^;)
ストーリーは合いませんでしたが、ミュージカル映画としては素晴らしいと思いました(≧▽≦)b