ストーリー
無声映画からトーキーに移行し始めた頃のハリウッド。人気スターのドンとリナは何度も共演し結婚を噂される間柄だが、ドンはつけ上がった態度のリナに愛想を尽かしている。そんなある夜、ドンは歌も踊りも上手い新進女優キャシーと恋に落ちる。その後、ドンとリナの新作がトーキーで製作されることになるが、リナの致命的な悪声のために不評を買ってしまう。そこでドンはリナの声をキャシーに吹き替えて製作することを思い立つ。「踊る大紐育」のジーン・ケリーとスタンリー・ドーネン監督によるミュージカル映画の傑作。
1952年製作/102分/G/アメリカ
原題:Singin' in the Rain
劇場公開日:1953年
引用元:https://eiga.com/movie/42142/
登場人物・キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
---|---|---|---|---|
NHK版 | フジテレビ版 | PDDVD版 | ||
ドン・ロックウッド | ジーン・ケリー | 愛川欽也 | 井上孝雄 | 堀川りょう |
コズモ・ブラウン | ドナルド・オコナー | 八代駿 | 広川太一郎 | 大塚智則 |
キャシー・セルダン | デビー・レイノルズ | 池田昌子 | 岡本茉莉 | 加納千秋 |
リナ・ラモント | ジーン・ヘイゲン | 桜京美 | 向井真理子 | 安藤麻吹 |
R・F・シンプソン社長 | ミラード・ミッチェル | 河村弘二 | 中村正 | 仲野裕 |
ドンのダンスパートナー | シド・チャリシー | ※発言無し | ||
デクスター監督 | ダグラス・フォーリー | 近石真介 | 勝田久 | 田坂浩樹 |
ゼルダ・ザンダース | リタ・モレノ | 中川まり子 | 小林美穂 | |
不明 その他 |
N/A | 市川千恵子 加藤正之 石森達幸 小倉勝保 上田敏也 石丸博也 清川元夢 若本規夫 麻上洋子 半田晶子 塚田恵美子 中川まり子 |
中神亜紀 丸山壮史 七瀬みーな 安芸此葉 志摩淳 |
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/雨に唄えば
感想
素晴らしい、あまりに素晴らしい!
ミュージカル映画の傑作と名高い『雨に唄えば』という映画の存在は知っていましたが、以前観た『ローマの休日』と同様、昔の映画ということで避けていました。
ですが、実際に観てみると、本当に素晴らしい映画でした(T▽T)
無声映画からトーキー映画に移行し始めたハリウッド。
人気スターのドンとリナは何度も共演し、結婚を噂される間柄でしたが、ドンは天狗になっているリナに愛想を尽かしていたのです。
そんなある夜、ドンは歌も踊りも上手い新進女優のキャシーと知り合い、次第に恋に落ちてゆき……その後、ドンとリナは『決闘の騎士』というトーキー映画を撮ることになりますが、リナの悪声のために真面目なはずの映画はコメディー映画になってしまい、観客から爆笑されてしまうのでした。
どうしたものか考えたドンたちは、映画をミュージカルにすることを提案し、リナの声をキャシーに吹き替えてもらうことにして、映画は見事成功を治めます。
が……その成功に味を占めたリナはキャシーにある提案を持ち掛け……。
という、大まかな流れです。
ストーリーの面白さは当然ですが、本作を名作たらしめているのは、合間合間に挟まれるミュージカル演出です。
『雨に唄えば』のミュージカル演出といえば、題名にもなっている「雨に唄えば」が一番有名ですが、それ以外にも「奴らを笑わせろ」や「グッド・モーニング」などを始め題名がわからないミュージカルが沢山繰り広げられて、観て楽しい、聴いて楽しい、エンターテインメント映画になっています。
構図は芸術的で、ダンスはキレッキレ(特にタップダンスは凄い)、コメディー演出もディズニー映画のようにユーモアに溢れているのに、不思議と哲学的な深みが感じられるんです。
バニラもそれなりに映画を観ている自覚がありますが、本作はバニラの観た映画の中でも、ベスト100に入れるほど、素晴らしいとしか言いようのない映画です。
もし、一本だけ映画を薦めるなら、今なら『雨に唄えば』を薦めるでしょう。
それほど素晴らしい映画なので、もし古い映画だからと敬遠している人がいたら、一度観てほしいです、ほんと(≧▽≦)ゝ