ストーリー
子どもを守るAI人形が引き起こす惨劇を描いたサイコスリラー。
おもちゃ会社の研究者ジェマは、まるで人間のようなAI人形「M3GAN(ミーガン)」を開発している。ミーガンは子どもにとっては最高の友だち、そして親にとっては最大の協力者となるようプログラムされていた。交通事故で両親を亡くした姪ケイディを引き取ることになったジェマは、あらゆる出来事からケイディを守るようミーガンに指示する。しかし、ミーガンの行き過ぎた愛情は思わぬ事態を招いてしまう。
「ゲット・アウト」のアリソン・ウィリアムズがジェマ、「ブラック・ウィドウ」のバイオレット・マッグロウがケイディを演じた。「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンと「パージ」シリーズのジェイソン・ブラムが製作を手がけ、「マリグナント 狂暴な悪夢」のアケラ・クーパーが脚本を担当。
2023年製作/102分/PG12/アメリカ
原題:M3GAN
配給:東宝東和
劇場公開日:2023年6月9日
引用元:https://eiga.com/movie/98294/
登場人物・キャスト
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/M3GAN_ミーガン
感想
ポスターを見て『チャイルド・プレイ』や『チャッキー』のような人形ホラーを想像していましたが、今までの人形ホラーとは違うニュータイプな人形ホラーでした(; ・`д・´)
本作のタイトルにもなっている『ミーガン』という人形は、アンドロイドなのです。
大手おもちゃ会社に勤める、女性研究者のジャマは事故で両親を亡くした姪のケイディを引き取ることになるのです。
ですが、ジャマは仕事一筋のキャリアウーマンで、心に傷を負ったケイディと深く係ろうとせずに、新しいおもちゃ開発にばかり集中してしまいます。
そんなジャマは、ケイディの面倒を見てもらうためにミーガンという子育てロボットを開発し、ケイディの相手をミーガンにすべて任せてしまうのでした。
ミーガンはケイディとすぐに仲良くなり、そんなミーガンの性能を見た会社のお偉いさんが、このミーガンをおもちゃとして売り出そうと提案することになります。
それから、ミーガンの商品化に向けて、ケイディとミーガンのサンプルデータを取る為に、しばらくミーガンと一緒に過ごすことにするのですが……。
なんと、ミーガンは意思を持ち、ケイディの邪魔になる人々を手にかけ始めるのでした……(; ・`д・´)
と、いう物語です( ̄▽ ̄)
あらすじだけを読んでもわかってもらえたと思いますが、本作は『チャイルド・プレイ』や『チャッキー』のような人形系ホラーではなく、どちらかというと『アイ、ロボット』や『ターミネーター』『オートマタ』のような、AIが意思を持ち人間に反旗を翻す系の、SF映画の亜種のような作品です。
ですが、本作『ミーガン』は『アイ、ロボット』や『ターミネーター』ほどのSF感はなく、人形系ホラー要素を前面に出しているため、SFでもなく、ホラーでもないその中間の感じが新鮮味を感じさせる作りになっていると思うのです。
それらのSFホラー映画としても面白いのですが、本作をヒットさせた要因はミーガンのデザインだと思うのですよ(`・ω・´)
心理学やロボット工学の世界には『不気味の谷現象』という言葉が存在します。
これは作り物のアンドロイドやロボット、あるいは人形やフィギュアでもいいのですが、人間に近づけば近づくほど生理的に不気味に感じてしまう現象を現した言葉で、まさに、このミーガンに不気味の谷の不気味さが感じられるんですよね(´艸`*)
よく出来過ぎていて人間にしか見えないのに、人間とはやっぱり違って、その恐ろしさと美しさが虜になってしまうのですよ(≧▽≦)
恐らくですが、今年のハロウィンにはミーガンのコスプレをした人が多くいるのではないでしょうか( ̄▽ ̄)