ストーリー
1932年、格式高いグランド・ブダペスト・ホテルには、“伝説のコンシェルジュ”と呼ばれるグスタヴ・Hがいた。究極のおもてなしを信条とする彼は、宿泊のマダムたちの夜のお相手もこなし、多くの客が、彼を目当てにホテルを訪れる。しかし、彼の人生は一夜にして変わる――
長年懇意にしていた“マダムD”が殺され、貴重なルネッサンス時代の絵画と莫大な遺産争いに巻き込まれたのだ。ベルボーイのゼロとともにコンシェルジュ・ネットワークを駆使するグスタヴは、誇りをかけて謎を解き、ホテルの威信を守ろうと大戦前夜のヨーロッパ大陸を飛び回る!
引用元:https://filmarks.com/movies/55611
「ムーンライズ・キングダム」「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督が、高級ホテルのコンシェルジュとベルボーイが繰り広げる冒険を、名優レイフ・ファインズを筆頭にオールスターキャストで描いた作品。第87回アカデミー賞では作品賞ほか同年最多タイの9部門でノミネートされ、美術、衣装デザイン、メイクアップ&ヘアスタイリング、作曲の4部門を制した。ヨーロッパ随一の高級ホテル「グランド・ブダペスト・ホテル」を取り仕切り、伝説のコンシェルジュと呼ばれるグスタヴ・Hは、究極のおもてなしを信条とし、宿泊客のマダムたちの夜のお相手もこなしていた。ホテルには彼を目当てに多くの客が訪れるが、ある夜、長年懇意にしていたマダムDが何者かに殺害されてしまう。マダムDの遺産をめぐる騒動に巻き込まれたグスタヴ・Hは、ホテルの威信を守るため、信頼するベルボーイのゼロ・ムスタファを伴い、ヨーロッパを駆けめぐる。
引用元:https://eiga.com/movie/79746/
登場人物・キャスト
※括弧内は日本語吹替
- ムッシュ・グスタヴ・H - レイフ・ファインズ[5][6](木下浩之)
- ミスター・ムスタファ - F・マーリー・エイブラハム[6][7](岩崎ひろし)
- セルジュ・X - マチュー・アマルリック[6](藤原貴弘)
- ドミトリー - エイドリアン・ブロディ[6][7](浜田賢二)
- ジョプリング - ウィレム・デフォー[6][7](竹本和正)
- コヴァックス - ジェフ・ゴールドブラム[6][7](外谷勝由)
- ルートヴィヒ - ハーヴェイ・カイテル[6][7](竹本和正)
- 若き日の作家 - ジュード・ロウ[6][7](浜田賢二)
- ムッシュ・アイヴァン - ビル・マーレイ[6][7](外谷勝由)
- ヘンケルス - エドワード・ノートン[6][7](星野健一)
- アガサ - シアーシャ・ローナン[6][8](三浦綾乃)
- ムッシュ・ジャン - ジェイソン・シュワルツマン[6][7]
- クロチルド - レア・セドゥ[6][9](三浦綾乃)
- マダム・D - ティルダ・スウィントン[6][7](よのひかり)
- 作家 - トム・ウィルキンソン[6][10]
- ムッシュ・チャック - オーウェン・ウィルソン[6][7]
- ゼロ - トニー・レヴォロリ[6](佐藤せつじ)
- ムッシュ・マーティン - ボブ・バラバン[10]
その他の吹き替え
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/グランド・ブダペスト・ホテル1
感想
物語はある小説家がグランド・ブダペスト・ホテルを訪れ、そこでコンシェルジュのムッシュ・グスタヴの昔話を聞く、過去回想形式で始まります。
グスタヴは宿泊客のマダムの夜の相手もこなすほど、「お客様は神様です」精神の持ち主で、彼目当てにホテルを訪れる人も後を絶ちませんでした。
そんなある日、懇意にしていたマダムDが殺されてしまい、グスタヴとベルボーイのゼロは葬儀に参加するためにマダムDの館を訪れ、一族の遺産相続問題に巻き込まれてしまうのでした。
マダムDはグスタヴをいたく気に入り、ホイトル作の名画『少年と林檎』をグスタヴに遺贈すると遺言書には書かれていたのでした。
その絵画はマダムDの所有する絵画の中で唯一価値があるものらしく、マダムの息子のドミトリーはグスタヴを罵倒し、仲裁に入ったベルボーイのゼロはドミトリーを殴ってしまうのでした。
ひと悶着あり、グスタヴはマダムの執事の協力で、何とか館を脱出しますが、グランド・ブダペスト・ホテルに戻って来たグスタヴはマダムD殺害容疑で逮捕されてしまい、刑務所に収監されることになるのです……という物語です。
感想欄にアイコニックな作品と書かれていましたが、確かにその通りだと思いました。
確かにCGなどの細工をほとんど使わず、まるでトルコ行進曲のようなテンポで繰り広げられる格調高い古きコメディー映画のような印象を受け、シュールレアリスム美術のように、構図や世界観など一場面一場面絵になっているのです。
絵になっているでしょ(≧▽≦)
アカデミー賞では作品賞他、美術面が評価されていますが納得ですよね。
本作は芸術映画ですので、エンターテイメント的な面白さは余りありませんが、世界観にハマる人は楽しく観ることができると思います('◇')ゞ