ストーリー
1969年、ノースカロライナ州の湿地帯で、裕福な家庭で育ち将来を期待されていた青年の変死体が発見された。容疑をかけられたのは、"ザリガニが鳴く"と言われる湿地帯でたったひとり育った、無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に見捨てられ、学校にも通わず、花、草木、魚、鳥など、湿地の自然から生きる術を学び、ひとりで生き抜いてきた。そんな彼女の世界に迷い込んだ、心優しきひとりの青年。彼との出会いをきっかけに、すべての歯車が狂い始める…。法廷で少しずつ語られていく、カイアが辿ってきた想像を絶する半生。浮かび上がる殺人の動機と、一向に見つからない決定的証拠。事件の真相に辿り着いたとき、タイトル「ザリガニの鳴くところ」に込められた本当の意味を知ることになる――。
引用元:https://filmarks.com/movies/102425
全世界で累計1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの同名ミステリー小説を映画化。
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年が変死体となって発見された。犯人として疑われたのは、「ザリガニが鳴く」と言われる湿地帯で育った無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に捨てられて以来、学校へも通わずに湿地の自然から生きる術を学び、たった1人で生き抜いてきた。そんなカイアの世界に迷い込んだ心優しい青年との出会いが、彼女の運命を大きく変えることになる。カイアは法廷で、自身の半生について語り始める。
リース・ウィザースプーンが製作を手がけ、ドラマ「ふつうの人々」で注目を集めたデイジー・エドガー=ジョーンズが主演を務めた。音楽は「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」でアカデミー作曲賞を受賞したマイケル・ダナ。テイラー・スウィフトが本作のためのオリジナルソングを書き下ろしたことでも話題を集めた。
引用元:https://eiga.com/movie/97539/
登場人物・キャスト
※括弧内は日本語吹替。
- キャサリン・クラーク(カイア):デイジー・エドガー=ジョーンズ(高橋雛子) - "湿地の娘"
- テイト・ウォーカー:テイラー・ジョン・スミス(近松孝丞) - カイアの友人
- 子供時代のテイト・ウォーカー:ルーク・デヴィッド・ブラム
- 70代半ばになったテイト・ウォーカー:サム・アンダーソン
- チェイス・アンドリュース:ハリス・ディキンソン(小林親弘)- 町の人気者
- ジャンピン:スターリング・メイサー・Jr(楠見尚己) - 湿地帯の売店店主
- メイベル:マイケル・ハイアット(斉藤こず恵) - ジャンピンの妻
- トム・ミルトン:デヴィッド・ストラザーン(牛山茂)- 引退した弁護士
- ジョー・パデュー:ジェイソン・ワーナー・スミス - 町の保安官
- ジャクソン・クラーク:ギャレット・ディラハント - カイアの父親
- ジュリアンヌ・クラーク:アーナ・オライリー - カイアの母親
- エリック・チャステイン:エリック・ラディン - 検事
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ザリガニの鳴くところ
感想
1969年、田舎町の裕福な家の息子の変死体が発見された。
容疑をかけられたのは「ザリガニが鳴く」といわれる湿地帯で生活する女性カイアだった。
カイアは裁判所にかけられる中で昔のことを思い出す。
1953年カイアの家族は父親の家庭内暴力によって湿地帯の家を逃げ出し、カイアだけが父のいる家に残ることになった。
だが、間もなく父までもカイアを残し姿を消してしまう。
残されたカイアは町の小さな店の主である、ジャンピンとメイベルに湿地帯で取った貝を買い取ってもらうことで、生計を立てる手段を得る。
1962年グループホームに送り込もうとする町の福祉課から逃げながら、兄の友人だったテイトと再会し、カイアは読み書きを教えてもらうことになる。
カイアとテイトは次第に惹かれあい恋に落ちるが、テイトが大学進学のため町を出ることになり必ず戻ってくると約束したものの、いつまで待ってもテイトは戻ってこなかった。
1968年テイトのことを引きずりながらも、カイアは湿地帯に生息する生物のスケッチ記録を続け
テイトに教えてもらった出版社に送ってみることにするのだった。
すると、出版社からの返事があり、カイアが書き続けたスケッチ記録が出版されることになる。
ちょうどそのときに知り合っていた、田舎町の裕福な家の息子であるチェイスと深い仲になり、二人は婚約することになるのだが……1969年カイアの前に昔の恋人テイトが再び現れ、やり直したいと言い出すのだった……。
カイアは今更現れたテイトを非難して追い払うも、間もなく現在の恋人チェイスには婚約者がすでに存在していたことを知ることになる。
それ以来カイアはチェイスを避けるが、逆ギレしたチェイスはカイアにストーカー行為を繰り返し……
暴力まで振るうようになるのだった……。
そして、裁判の日に戻る……。
以前『ザリガニの鳴くところ』の小説が話題になっていたので、読みたいと思っていたのですが、読まないまま今に至り、そしたら、この映画をアマゾンプライムで見つけて早速観ましたよ。
北欧ミステリっぽい話なのに、湿地帯を舞台にしているという相反する感じがトリッキーで不思議な物語でした( *´艸`)
裁判パートと回想パートが交互に展開されて、カイアの人生を時系列順に追っていく構成になっています。
ミステリというよりかは、数奇な人生を送ったカイアという人物の人生をメインにしたヒューマン・サスペンスだと思いました('◇')ゞ