ストーリー
高名な精神科医のマルコムは、かつて担当していた患者からの凶弾に倒れてしまう。リハビリを果たした彼は、複雑な症状を抱えた少年・コールの治療に取り掛かる事に。コールは常人には無い特殊な"第6感"、死者を見る事ができる能力を持っていた。コールを治療しながら、彼によって自らの心も癒されていくマルコム。そして彼には予想も付かない真実が待ち受けていた・・・。
引用元:https://filmarks.com/movies/12100
死者の姿が見える少年と彼を担当する小児精神科医の交流を衝撃的な展開で描き、M・ナイト・シャマラン監督の出世作となったサスペンススリラー。これまで多くの子どもたちを救ってきた小児精神科医マルコム。ある夜、10年前に担当した患者ビンセントがマルコムの自宅を襲撃し、彼を銃撃した後に自ら命を絶つ。完治したはずのビンセントを救えなかったことは、マルコムの心に大きな影を落とした。1年後、マルコムは8歳の少年コールのカウンセリングを担当することに。コールは誰にも言えない秘密を抱えており、周囲に心を閉ざしていた。2人は交流を続けるうちに心を通わせていき、ついにコールはマルコムに秘密を打ち明ける。なんとコールは、死者の姿が見えるというのだった。精神科医マルコムをブルース・ウィリスが演じ、少年コール役を務めたハーレイ・ジョエル・オスメントはアカデミー助演男優賞にノミネートされ、天才子役として名をはせた。
引用元:https://eiga.com/movie/45233/
登場人物・キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
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ソフト版 | 日本テレビ版 | 機内上映版 | ||
マルコム・クロウ | ブルース・ウィリス | 菅生隆之 | 内田直哉 | 磯部勉 |
コール・シアー | ハーレイ・ジョエル・オスメント | 矢島晶子 | 伊藤隆大 | |
アンナ・クロウ | オリヴィア・ウィリアムズ | 唐沢潤 | 島本須美 | 田中敦子 |
リン・シアー | トニ・コレット | 勝生真沙子 | 堀越真己 | 駒塚由衣 |
ヴィンセント・グレイ | ドニー・ウォルバーグ | 伊藤和晃 | 平田広明 | |
キラ・コリンズ | ミーシャ・バートン | 林玉緒 | 小林沙苗 | 小林野和 |
ショーン | グレン・フィッツジェラルド | 落合弘治 | 森川智之 | 平田広明 |
ヒル医師 | M・ナイト・シャマラン | 長克巳 | 佐久田脩 | |
ダレン | ピーター・タンバキス | 近藤玲子 | 伊倉一恵 | |
トミー | トレヴァー・モーガン | 亀井芳子 | ||
スタンリー・カニンガム | ブルース・ノリス | 後藤敦 | 青山穣 | 井上倫宏 |
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/シックス・センス
感想
物語冒頭でブルース・ウィリスから「この映画には秘密があります。まだ映画を観ていない人には決して話さないでください」と前置きがあったことでも話題になったとWikipediaに書かれていましたが、ストーリー紹介で「幽霊が見える」ことがネタバレされているんですよね(^▽^;)
幽霊が見えることはネタバレに含まれないのか? 意見が分かれると思いますがコールの「霊が見える」という設定は、物語後半まで明示されず、コールが怯えている理由がわからないことがミステリーとしての面白さを引き立てているので、バニラはネタバレだと思います(^▽^;)
バニラはあらすじをなるべく読まずに、映画を観る派なので、なぜコールが怯えているのかわからず、その謎がミステリーとして面白かったですが、この感想を読んでくれている未視聴の人がいたら、面白さを奪ってしまったことになりますね( ̄▽ ̄)
この感想を読んでしまったのなら時すでに遅しですが、あらすじを知らない初見で観ると、物語前半はサスペンス・ヒューマンドラマ寄りの話だったのが、秘密が判明したとたんに軽いホラーにジャンルが変わってしまうのは驚きですよ(゚Д゚;)
今でこそ、その秘密に対してインパクトはありませんが、当時はまだ珍しいオチだったのが評価されたのでしょうね。
オチも秀逸なのですが、バニラが思うに評価されたポイントはオチだけではなく、人間ドラマと心理描写が大きいと思います。
ブルース・ウィリスの演技もさることながらですが、本作のMVPはコールを演じたハーレイ・ジョエル・オスメントでしょう。
天才子役と評されたハーレイくんが演じていなければ、ここまでヒットはしなかったと思うのです。
ハーレイくんの演じるコールの繊細さと、傷つきやすい子供のなんとも言えない儚さが表現されていて、観ていて苦しくなってしまうほど痛々しいのですよ( ;∀;)
コールは「霊が見える」特殊体質という設定ですが、現実でも発達障害や様々な障害などで、苦しんでいる子供が沢山いますからね。
コールの特殊体質はそんな子供たちのメタファーのように感じられます。
コールの苦しみを周りの大人たちは誰もわかってくれず、家族の心配は想像に難くありませんよね(>_<)
そりゃあ、そうです。
「僕は霊が見える」「私は霊が見える」と子供が言ってきたら、どうしますか?
「そんな嘘はつくんじゃない!」と叱ってしまう人が大半だと思うのです。
コールの母親であるリン・シアーも普通の子供とコールが違うことで、追い詰められているのです(-_-;)
その、描写がリアルで、観ていて辛いんですよね( ;∀;)
大人にできることは、子供の話を頭から否定せず、子供が安心して話せる環境を作ることだと思いました('◇')ゞ