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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 歴史/ドラマ『ラスト サムライ』「俺は不死身のオールグレンだー!」

引用元:amazon.co.jp

ストーリー

明治維新後の日本、押し寄せる近代化の波の中、勝元はサムライの時代の終わりを察知していた。しかし勝元は戦わずして去るつもりはなかった。日本初の近代的軍隊を訓練する教官としてオールグレンを雇った時、二人の戦士の運命がひとつに重なる。

引用元:https://filmarks.com/movies/22756

 

トム・クルーズが製作・主演を務め、明治維新直後の日本を舞台に“最後のサムライ”となった男たちの姿を描いたハリウッド製時代劇。

南北戦争の英雄であるネイサン・オールグレン大尉は、除隊後は自分を見失い酒に溺れる日々を過ごしていた。そんな中、彼は近代化を推し進める日本政府に依頼され、渡日して政府軍に西洋式の戦術を教えることに。しかしオールグレンは政府軍に敵対する侍たちとの戦いに敗れ、彼らの捕虜となってしまう。侍たちの集落で過ごす中で、一族の長である勝元盛次らの武士道精神に感銘を受けたオールグレンは、彼らとともに戦うことを決意する。

渡辺謙が誇り高き侍・勝元を存在感たっぷりに熱演し、アカデミー助演男優賞にノミネート。勝元の臣下・氏尾を真田広之、勝元の妹・たかを小雪が演じた。監督は「グローリー」「ブラッド・ダイヤモンド」のエドワード・ズウィック

引用元:https://eiga.com/movie/1491/

登場人物・キャスト

北軍の士官。大尉。軍隊育成のために来日する。虐殺に加担させられたことで荒んでいた。軍人だったこともあり、戦闘には長ける。射撃の腕前も良く相手の頭の上にある帽子を狙って当てたこともある。日本のふれあいを通して武士道を学ぶ。
明治政府の,廃刀令をはじめとする急速な改革に反対しているが,天皇への忠義心は誰よりも強い男。サムライたちを束ねるリーダー。
勝元に次ぐサムライたちのリーダー格。
盛次の妹。夫をネイサンに殺されたが、彼の世話を任せられる。
通訳、写真家、著述家などの側面を持つ実業家。オールグレンの通訳を務める。
オールグレンの僚友。
日本の大臣。実業家でもある。正規の軍人ではなく農民だらけの軍隊の育成の契約をしに渡米した。
たかの息子。父をネイサンに殺されるが、次第に彼と心を通わせていく。
気が弱い。
大佐。
勝元の命を受けてオールグレンの見張りを務め、常に彼の側につく。政府軍との戦いでは銃撃からオールグレンを護って討死した。
たかの息子。

日本語吹替[編集]

役名 俳優 日本語吹替
ソフト版[注 2] テレビ朝日
ネイサン・オールグレン大尉 トム・クルーズ 森川智之
勝元盛次 渡辺謙
サイモン・グレアム ティモシー・スポール 中村育二 富田耕生
ゼブロン・ガント軍曹 ビリー・コノリー 吉田鋼太郎 佐々木敏
ベンジャミン・バグリー大佐 トニー・ゴールドウィン 山路和弘 金尾哲夫
浅野雅博[5] 坂詰貴之
村松 原田眞人
明治天皇 中村七之助
ウィンチェスター宣伝員 ウィリアム・アザートン 山崎清介 内田直哉
スワンベック大使 スコット・ウィルソン 螢雪次朗 稲垣隆史
その他     大久保利洋
田代有紀
日本語版スタッフ
演出   原田眞人 伊達康将
翻訳   佐藤恵
調整   高久孝雄
効果     サウンドボックス
編集   オムニバス・ジャパン  
制作   ワーナー・ホーム・ビデオ
東北新社
東北新社
初回放送     2006年12月10日
日曜洋画劇場
21:00-23:39

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ラスト_サムライ

感想

「アジア系の顔立ちは映画に向いていない」ということをどこかで聞いたことがありますが、本作を観て思いました。

「いや、アジア系だろうと関係ない!」と(≧▽≦)

結局は予算と監督のセンスなんだと思いました。

漫画で例えるなら、漫画を構築する要素にコマ割りと構図がありますよね。

どれだけストーリーが面白くても、コマ割りが単調で、構図に迫力がなく、漫画的デフォルメ力が乏しければ読者を惹きつけることはできません。

それを漫画力というのですが、映画にも映画力というものがあると思います。

 

映画の場合は明暗のコントラストをはっきりさせて、映える構図・アングルを考えることと、細かい小物や時代考察などでディテールをしっかりさせること、雰囲気を盛り上げるBGM、あとは役者さんたちへの演技指導などでしょう。

個人的な見解ですが、当然ながら海外の映画は映画力が高い作品が多いとバニラは思うのです。

そりゃあ、ハリウッドなどの海外映画は製作費が比べ物にならないので当然と言えば当然ですが……見せ方が巧いんですよね(^▽^;)

 

物語は南北戦争北軍の士官を務めた「不死身の杉本」並みに死なない男。

引用元:映画『ラスト サムライ

トム・クルーズ演じるネイサン・オールグレン大尉は無抵抗のインディアンを沢山殺したことへの良心の呵責に悩まされ、逃げるように軍から離れてしまいます。

荒んだ生活を送っていた彼の元に、日本の大臣にして実業家の大村がベンジャミン・バグリー大佐を介して「兵士を訓練してほしい」とオールグレンに日本へ来るように頼みます。

そして、日本にやって来たオールグレンは、近代兵器を使った近代戦術を教えることになります。

そんなある日、政府に抗う抵抗勢力であった最後の侍。ラスト サムライのことを知るのでした。

 

本作の時代設定は、明治維新後の日本が近代化を推し進めている激動の時代であり、いわば『古きもの』と『新しきもの』の戦いでもあります。

日本でも昔から政府に対する抵抗勢力であるエミシを成敗するために、役所が作られて、その長が征夷大将軍としてサムライが力をつけて来たのに、今度はエミシを成敗した征夷大将軍とサムライたちが、明治政府に成敗されるのですから、時の流れとは無常ですよね(T▽T)

 

そんな新しきものに最後まで抗い続けた、ラスト サムライの生き様と死に様なのです(T△T)

オールグレンは近代戦術でサムライたちと戦いますが、千年以上も日本を統べって来たサムライです。

引用元:映画『ラスト サムライ

そう簡単に勝てるはずもなく、オールグレンはサムライに捕らわれてしまうんですね(≧▽≦)

そして、オールグレンは渡辺謙、演じる勝元が棟梁を務めるサムライの里でしばらく厄介になることになり、武士道精神に感銘を受けてこうまります↓

引用元:映画『ラスト サムライ

オールグレンは政府側ではなく、サムライ側に付いて戦うことになるんですね( ̄▽ ̄)

武士道精神を学んだオールグレンが、政府側の兵士や忍者たちを無双するシーンはカッコイイんですよd(≧▽≦)b

オールグレンに襲い掛かった忍者は、時代考察と描写を誤った漫画的な忍者らしく、それに関して日本人スタッフが難色を示したそうですが、監督はどうしてもこの忍者らしい忍者を登場させたらしいんですよ。

 

リアリティを追求するならこの選択は良くないでしょうけど、エンターテインメントを重視する映画の場合はちょっと間違っていても迫力がある方が映えるでしょう。

それが映画的嘘であり、映画力だと思うのです(`・ω・´)b

予告

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