ストーリー
宇宙から襲来した凶悪エイリアンと米国特殊部隊の死闘をアーノルド・シュワルツェネッガー主演で描いたSFアクション。ダッチ・シェイファー少佐率いる特殊部隊は、ゲリラ部隊の捕虜となった政府要人を救出するため南米某国にやって来る。ジャングルの奥地へ入り込んだ彼らは、皮膚を剥がされて木に逆さ吊りにされた米軍兵士たちの死体を発見。部隊はゲリラのアジトを襲撃し壊滅させることに成功するが、光学迷彩技術で姿を隠した異星人プレデターが、隊員たちを1人また1人と襲っていく。監督は「ダイ・ハード」のジョン・マクティアナン。
1987年製作/107分/アメリカ
原題:Predator
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1987年6月27日
引用元:https://eiga.com/movie/49023/
登場人物・キャスト
アラン・"ダッチ"・シェイファー少佐
部隊指揮官。元グリーン・ベレーの隊員で、ディロンとは元戦友。屈強な体格と優れた身体能力はもちろん、過去に数々の困難な作戦を成功させ、百戦錬磨の優秀な指揮官として内外から絶大な信頼を得ている。その一方で「自分たちはレスキュー部隊であり殺し屋ではない」というポリシーを持ち、暗殺などの作戦は引き受けない。ただし、作戦遂行時には手段を問わず、相手を壊滅させることも厭わない。葉巻愛好家で、戦場でも吸っている。
早くからプレデターの存在を察知し、これに勝利しなければ全滅は免れないことを悟る。プレデターとの戦闘の中で相手の決定的な弱点を発見、相手の脅威で不利に陥り、ほぼ全ての近代的な武装を失いながらも策を巡らせ、弓矢や槍などの原始的な武器や罠を用い、死闘の末に勝利した。
アル・ディロン
ダッチの元戦友。現在は軍を退役し、CIA職員を務めている。部下の搭乗機がバル・ベルデのジャングルに墜落したため、機密書類の漏洩を防ぐべく、グリーンベレーのホッパーやダッチとその部隊を現地へ派遣し、書類確保のために自分も随行する。兵士としても優秀だが、現役時代に比べて若干衰えがある描写がされている。また互いに仲の良いマックとブレインからは嫌悪感を持たれており、表向きの救出作戦を疑われていた節がある。
物語の後半でマックとともにプレデターを追跡するが逆に待ち伏せされ、プレデターのプラズマキャノンによって銃を持った右腕を切り落とされる。なお応戦を試みるが、腹部をリストブレイドで貫かれ断末魔の絶叫をあげながら絶命した。
アンナ・ゴンザルベス
ゲリラに所属する女性兵士。事件に関する重要な証人としてダッチの部隊に捕囚され、随行することになるが、徐々にダッチを信頼し協力するようになる。一同の中で最初のプレデター目撃者。当初はスペイン語しか話せないふりをしていたが、実は英語でも普通に会話できる。現地の先住民の末裔で、ダッチらに古くから部族に伝わる「蒸し暑い夏に現れ、人間の頭蓋骨をトロフィーにする悪魔」の伝説を教えた。ポンチョが殺害された際に彼の銃で応戦しようとするが、プレデターが「武器を持たない者を殺さない」ことを見抜いたダッチに阻止される。ダッチと共に生還を果たす。
マック・エリオット
黒人の軍曹。ベトナム戦争ではブレインと同じ小隊に属し、共に過酷な戦場を潜り抜けてきたため、彼とは「兄弟」と呼び合うほど仲が良い。ディロンに対して好意的ではなく、行軍中に足を踏み外した彼を激しく恫喝した。アンナの次にプレデターを目視し、射撃で傷を負わせる。プレデターに殺されたブレインの復讐を誓い、ディロンとともに追跡するが、光学迷彩で接近してきたプレデターに気づけず、プラズマキャノンで頭部を撃ち抜かれ死亡した。
ブレイン・クーパー
かつてベトナム戦争でマックと同じ小隊に属し、その小隊が2人を残して全滅するという激戦から生還した屈強な兵士。噛みたばこを常用し、ぼろぼろのスローチ・ハットを被っている。ディロンのことを快く思っておらず、行軍のヘリコプター内で彼の靴に唾を吐き、挑発した。7.62mmミニガンを愛用する。ホーキンスの死体の捜索中、背後からプレデターのプラズマキャノンで撃ち殺される。
ビリー・ソール
ホルヘ・"ポンチョ"・ラミレス
リック・ホーキンス
通信兵。大きなワイヤー眼鏡がトレードマーク。猥談の要素を含んだジョークとコミックが好き。ゲリラの拠点から回収ポイントに向かう途中、逃走を図ったアンナを追跡した際にプレデターの襲撃を受け、部隊の中で最初の犠牲者となると、死体は内臓を引きずり出されて樹上に逆さ吊りにされた。
ジム・ホッパー
グリーンベレーで、ダッチの古い友人。ダッチらに先立って派遣されたが、プレデターにより殺される。その死体は皮を剥ぎ取られ、木に吊るされていた。ダッチの弁では優秀な兵士であり、ホッパーに対してゲリラが待ち伏せを仕掛けたとしても回避、あるいは突破することが可能だという。
ホーマー・フィリップス少将
フィリップス少将の指示でダッチを救出した、ヘリコプターのパイロット。映画では無名だったが、コミック『Predator: Dark River』ではマーサーという名前が設定されている。
外宇宙からやってきた異星生物種族。人類を遥かに凌駕する身体能力と技術力、高い知能を持ち、「強い生命体を狩ること」を生き甲斐とする好戦的な種族。しかし反面、強くない・武器を持っていない生命体は歯牙にもかけずに見逃す。光学迷彩とプラズマ兵器を用い、赤外線を探知する。
ロシア人顧問
バル・ベルデのゲリラ部隊を支援するため、ソ連から送られた無名のロシア人の顧問。ゲリラ陣地の小屋で捕虜の人質を銃殺した後、捕虜を救出しに来たダッチたちのグレネードランチャーの攻撃で死亡する。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/プレデター_(映画)
感想
百戦錬磨の優秀な指揮官であるアラン・シェイファー(通称:ダッチ)は、ゲリラ部隊によって捕獲された政府の要人達を救出するために、ダッチの元戦友で、現在はCIAで働いているジョージ・ディロンにより緊急招集される。
黒人の軍曹マック・エリオット、噛みたばこを常用しているブレイン・クーパー、インディアンで鋭い第六感を持つビリー・ソール、メキシコ系アメリカ人のホルヘ・”ポンチョ”ラミレス、大きなワイヤー眼鏡の通信兵リック・ホーキンスを加えたエリート・チームを率いて、中央アメリカに位置するバル・ベルデ共和国の密林地帯に出動する。
そして、ダッチたちは瞬く間にゲリラ部隊を制圧するも、その密林には、得体の知れない”何か”が潜んでいた……。
ネタバレでもなんでもないと思うのでいいますが、その潜んでいる”何か”とはタイトルにもなっている『プレデター』です、はい( ̄▽ ̄)
いや~、デザインが最高ですね( *´艸`)
ちなみに『エイリアン』のエイリアンと同様、『プレデター』に登場するプレデターと呼ばれているクリーチャーは、あくまで視聴者・製作者の用いるメタ視点での呼び名であり、本作に登場するクリーチャーの作中設定の種族名ではないそうです。
Wikipediaによると脚本は、1985年に『ハンター』とう題名でジム・トーマスとジョン・トーマスの兄弟によって書かれたそうで、制作のどこかの過程で『プレデター』にタイトルが変わったのでしょう。
「プレデター(predator)」とは動物学用語で「捕食動物」や「天敵」を意味するそうで、つまり、人間よりも生態系の上位に位置している存在なんですね。
ですが、どうやら作中で『プレデター』が人間を食べる描写はないようで、ただ狩りや戦いを楽しむ戦闘民族。
『ドラゴンボール』でいうサイヤ人です。「オラ強い奴みっと、わくわくすっぞ!」ですね( ̄▽ ̄)
だからタイトル的には『プレデター』より『ハンター』の方が正しいのでしょう。
そんなプレデターですが、公開当初は賛否両論あったようで、中でもストーリーへの批判が多かったのだとか(^▽^;)
今でこそ『プレデター』シリーズは沢山制作され、プレデターという存在の詳細がわかってきましたが、当初はすべてが謎だったのです。
「結局あの生物はなんだったの?」
「高度な科学技術を有しているから、地球外生命体なの?」
そのような疑問は本作だけでは何一つ語られず、これだけ観てもモヤっとした謎だけが残ると思います。
ですが、続編が制作されていく中で、プレデターの生態もより掘り下げられて、批評家の評価も年々上がったそうです。
ストーリーは確かに本作だけでは評価できかねる作りになっていますが、アクションが最高です(≧▽≦)
なんたってシュワちゃんが出ているのですから!
シュワちゃんが出るアクション映画にハズレはありません(知らんけど)。
ひと昔前のアメリカアクション映画は、見ごたえがありますね( ̄▽ ̄)b
予告
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