ストーリー
1982年にイギリスで発表され、舞台化もされて成功を収めたマイケル・モーパーゴの小説を、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化。第1次大戦下、農家の少年アルバートは毎日を共にしていた農耕馬のジョーイを軍馬として騎馬隊に売られてしまう。フランスの戦地に行くことになったジョーイを探すため、アルバートは徴兵年齢に満たないにもかかわらず入隊し、激戦下のフランスへと向かう。主人公アルバート役にイギリスの若手俳優ジェレミー・アーバイン。そのほかエミリー・ワトソン、デビッド・シューリス、ピーター・ミュランら名優が脇を固める。
引用元:https://eiga.com/movie/55976/
登場人物・キャスト
- アルバート・ナラコット - ジェレミー・アーヴァイン(新垣樽助)
- ローズ・ナラコット - エミリー・ワトソン(佐々木優子)
- テッド・ナラコット - ピーター・マラン(菅生隆之)
- エミリーの祖父 - ニエル・アレストリュプ(小島敏彦)
- ライオンズ - デヴィッド・シューリス(大塚芳忠)
- ジェームズ・ニコルズ大尉 - トム・ヒドルストン(村治学)
- ジェイミー・スチュワート少佐 - ベネディクト・カンバーバッチ(田中正彦)
- サイ・イーストン - ゲイリー・ライドン(中博史)
- アンドリュー・イーストン - マット・ミルン(杉山紀彰)
- パーキンス - ジョフ・ベル(佐藤祐四)
- チャーリー - パトリック・ケネディ(中村大樹)
- フリードリヒ - ニコラス・ブロ(桜井敏治)
- ギュンター - ダフィット・クロス(山崎健太郎)
- ミヒャエル - レオナート・カロヴ(三宅貴洋)
- フライ - エディ・マーサン(永田博丈)
- エミリー - セリーヌ・バケンズ(槙乃萌美)
- ブラント - ライナー・ボック(五王四郎)
- デイヴィッド・ライオンズ - ロバート・エムズ(杉山大)
- ジョルディの兵士 - トビー・ケベル(船木真人)
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/戦火の馬_(映画)
感想
ジョーイという馬が、様々な人との出会いと別れを経験しながら、戦争に巻き込まれ、最後は最愛の飼い主であるアルバートの元に帰って来る、いわば馬版『名犬ラッシー』です。
犬と同じくらい馬と人間の関係は長く、第一次世界大戦までは戦争と馬は切っても切り離せないものでした。
馬を制する者は世界を制すほどに、馬の扱いの上手さで戦況は大きく左右されてきたのです。
古くはメソポタミア文明から騎馬隊の絵が描かれているそうですし、古代エジプトでも騎馬や戦車の絵が沢山あります。
中世でも、ユーラシア大陸の大部分を征服した征服王チンギス・ハン率いる蒙古軍が強かったのも、騎馬隊が強かったからと言われていますし、日本では武田信玄の騎馬隊が有名ですよね(≧▽≦)
それだけ、戦争には馬が必要だったんですよ。
でも、人間の勝手な都合で戦場に連れて行かれる馬からしたらたまったものじゃありません……(^▽^;)
「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」です。
戦争映画や漫画なんか見ていると、馬が簡単に殺されて可哀そうに思うことがありますよね(^▽^;)
馬の立場からたまったものじゃありませんよ。
そして本作はそんな馬の気持ちを代弁するように、戦争に翻弄される馬目線で物語が進む映画なのです!
まさに、全馬が泣いた映画です(;´Д`)
スピルバーグ監督によって圧倒的な映像美で描かれる、第一次世界大戦に翻弄される馬たちの姿は涙なくしては観られません(/_;)
特に、主人公馬のジョーイが戦場から逃げ出し、有刺鉄線を巻き込みながら戦場を駆け抜けるシーンの凄まじさといったらありません。
馬にどうやって演技をさせているのか知りませんが、馬の演技力に泣かされる映画です/)`;ω;´)