ストーリー
スティーブン・スピルバーグ監督が人類と異星人の接触を描き世界的ヒットを記録したSFドラマ。メキシコの砂漠で、第2次世界大戦中に消息を絶った戦闘機が当時と変わらぬ姿のまま発見された。一方、アメリカのインディアナ州では大規模な停電が発生。復旧作業に向かっていた電気技師ロイは、発光する謎の飛行物体と遭遇する。それ以来、何かに取り憑かれたようにその正体について調べ始めたロイは、やがてワイオミング州のデビルズタワーという山にたどり着く。「アメリカン・グラフィティ」のリチャード・ドレイファス、ヌーベルバーグの巨匠フランソワ・トリュフォーが出演。1980年には追加撮影と再編集を施した「特別編」が公開され、その後再々編集した「ファイナル・カット版」も製作された。
引用元:https://eiga.com/movie/49880/
登場人物・キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
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テレビ朝日旧版 | テレビ朝日新版 | ソフト版 | ||
ロイ・ニアリー | リチャード・ドレイファス | 樋浦勉 | 山寺宏一 | 入江崇史 |
クロード・ラコーム | フランソワ・トリュフォー | 金内吉男 | 松橋登 | 井上倫宏 |
ロニー・ニアリー | テリー・ガー | 藤田淑子 | 出演シーンカット | 百々麻子 |
ジリアン・ガイラー | メリンダ・ディロン | 小原乃梨子 | 弘中くみ子 | 八十川真由野 |
デヴィッド・ロフリン | ボブ・バラバン | 仲村秀生 | 仲野裕 | 星野充昭 |
バリー・ガイラー | ケイリー・ガフィー | 亀坂英 | 川田妙子 | 金田朋子 |
ロバート | ランス・ヘンリクセン | 宗矢樹頼 | ||
ブラッド・ニアリー | ショーン・ビショップ | 池田真 | 出演シーンカット | 高森奈緒 |
トビー・ニアリー | ジャスティン・ドレイファス | 鈴木一輝 | 後藤邑子 | |
チームリーダー | メリル・コナリー | 宮川洋一 | 山野史人 | 有本欽隆 |
プロジェクトリーダー | J・パトリック・マクナマラ | 嶋俊介 | 秋元羊介 | 横堀悦夫 |
ワイルドビル | ウォーレン・J・ケマーリング | 大平透 | 銀河万丈 | 廣田行生 |
ベンチリー | ジョージ・ディセンゾ | 納谷六朗 | 加藤亮夫 | |
ハリス夫人 | メアリー・ギャフリー | 中澤やよい | ||
農夫 | ロバーツ・ブロッサム | 千葉耕市 | 清川元夢 | |
その他 | 寺島幹夫 阪脩 高村章子 村松康雄 藤本譲 岡部政明 加藤正之 原田一夫 山野史人 伊井篤史 小島敏彦 平林尚三 広瀬正志 佐藤隆治 市丸和代 尼崎桂子 横尾まり |
廣田行生 諸角憲一 有本欽隆 金尾哲夫 塚田正昭 安井邦彦 坂口哲夫 伊藤栄次 檀臣幸 成田剣 宗矢樹頼 緒方文興 幸田夏穂 鈴木紀子 西宏子 |
松井範雄 脇田茂 堀井真吾 御友公喜 佐々木誠二 松本大 斉藤次郎 石丸純 奥田啓人 丸山純路 |
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演出 | 佐藤敏夫 | 福永莞爾 | ||
翻訳 | 木原たけし | 平田勝茂 | ||
調整 | 前田仁信 | 飯塚秀保 | ||
効果 | PAG | リレーション | ||
選曲 | 赤塚不二夫 | |||
制作 | 東北新社 | |||
解説 | 淀川長治 | |||
初回放送 | 1982年10月10日 21:00-23:39 『日曜洋画劇場』 |
1999年11月14日 『日曜洋画劇場』 ※FC特別編集版 |
2002年4月26日 発売のDVDに初収録 |
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/未知との遭遇
感想
現代の難解なSFを見慣れた人からすると、B級映画のような単純な構成に感じてしまうのは否めません(´-ω-`)
が『未知との遭遇』が後世与えた影響は確かに大きいと感じました。
いわゆるSFの一大ジャンルである「初めて地球外生命体と接触した人類がどのような行動をするのか?」というテーマが描かれる、ファースト・コンタクトものに分類される作品です。
各地で目撃される未確認飛行物体、突然消息不明になった機体、大規模な停電やポルターガイスト現象、物語前半はそれらの現象に翻弄される人々と、専門家のような人々が世界各地を飛び回る演出が圧倒的説得力を持って展開されます。
それに前半のポルターガイストが起こるシーンはホラー映画並みに怖いんですよ(-_-;)
「わんぱくスージー」というサルの人形が勝手にタンバリンを鳴らし始めるシーンなんて、夜一人でトイレ行けなくなるくらい怖いですよ……。
何故あんな不気味なサルの人形が子供向けおもちゃとして販売されたのか?
謎ですよ(。´・ω・)?
そんな不可思議な現象に翻弄される一般人の一人で主人公、ロイ・ニアリーはUFOと接触したことが原因で、奇行を始めて、家庭崩壊してしまうのですよ(-_-;)
それがね……最後に仲直りして家庭が修復されるものと思っていたら、ロイが宇宙人と旅立ってしまうという展開になったことは驚きました(^▽^;)
せめて、家族と仲直りしてから旅立ってくれたら、モヤモヤが残らず「いい映画だった~」と爽やかな気持ちで観れたのですが……最後まで家族が再生せずに終わってしまったのだけはモヤっとしましたね(;^ω^)
散々言ってきましたが、リアルで宇宙人が宇宙からやってきたら、人類がどのような行動をとるのかわかりませんが『未知との遭遇』では友好的にコンタクトを取ろうとしているところがいいと思いました(*´▽`*)
『未知との遭遇』以前は宇宙人=侵略者=悪という認識が一般的だったらしいと聞いたことがあります。
現在の友好的な宇宙人像が定着した一因は、スピルバーグ監督が宇宙人との共存をテーマにした作品を多く手掛けたおかげかもしれませんね。
その点だけを取ったとしても、後のSF映画に与えた影響は大きいです。
スピルバーグ監督の作品らしく、ロマンにあふれた作品でした( *´艸`)