ストーリー
いまから27年後の世界。人類はゴーグル1つですべての夢が実現するVRワールド[オアシス]に生きていた。そこは、誰もがなりたいものになれる場所。無敵のヒーローやハーレークイン、キティだってなれる夢の世界! ある日、オアシスの天才創設者からの遺言が発表される ーー「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう」と。突然の宣告に誰もが沸き立ち、56兆円をめぐって、子供から巨大企業まで全世界の壮大な争奪戦が始まった! 果たして想 像を超えた戦いの先に、勝利を手にするのは一体誰だ!
引用元:https://filmarks.com/movies/63747
スティーブン・スピルバーグ監督が、アーネスト・クラインによる小説「ゲームウォーズ」を映画化したSFアクション。貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。世界中の人々がアクセスするVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望だった。そんなある日、オアシスの開発によって巨万の富を築いた大富豪のジェームズ・ハリデーが死去し、オアシスの隠された3つの謎を解明した者に、莫大な遺産とオアシスの運営権を明け渡すというメッセージが発信される。それ以降、世界中の人々が謎解きに躍起になり、17歳の孤独な青年ウェイドもそれに参加していた。そしてある時、謎めいた美女アルテミスと出会ったウェイドは、1つ目の謎を解き明かすことに成功。一躍オアシスの有名人となるが、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI社の魔の手が迫り……。作中のゲーム世界には、アメリカはもとより日本のアニメやゲームに由来するキャラクターやアイテムなどが多数登場する。
引用元:https://eiga.com/movie/84003/
登場人物・キャスト
- ウェイド・オーウェン・ワッツ / パーシヴァル(Wade / Parzival)
- 主人公の少年。
- サマンサ・イヴリン・クック / アルテミス(Samantha / Art3mis)
- 本作のヒロイン。”シクサー殺し”の異名を持つ。
- ノーラン・ソレント(Sorrento)
- IOI社CEO。原作ではIOI役員として登場している。
- ヘレン・ハリス / エイチ(Helen / Aech)
- パーシヴァルの親友。プレイヤー達から修理や改造を請け負っている。オアシスでは巨体の大男だが、現実世界では女性だった。
- アイロック(I-R0k)
- ソレントに雇われてガンター狩りを行う殺し屋。原作ではあくまでウェイドたちとゲームで競い合うライバルに過ぎなかった。
- オグデン・モロー / 案内人(Ogden Morrow / Curator)
- ハリデーと共にグレガリアス社を設立した。
- ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー / アノラック(Halliday / Anorak)
- オアシスの開発者であり創始者。
- ゾウ / ショウ(Sho)
- パーシヴァルの友人。原作では日本人だが、多民族化を望むスピルバーグの意向で中国人に変更されている。
- トシロウ / ダイトウ(Daito)
- パーシヴァルの友人。アバターに関しては後述。
- フナーレ・ザンドー(F'Nale Zandor)
- ソレントの部下。原作には居ないキャラクター。
- リック(Rick)
- アリスの恋人。
- アリス(Alice)
- ウェイドの叔母。
- レブ(Reb)
- IOIに対抗する反乱軍の一員。
- カレン・アンダーウッド・モロー / キーラ(Kira)
- ハリデーの恋した女性。
キャスト[編集]
吹替キャストには『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の吹替を務めた経験のある、山寺宏一、三ツ矢雄二、高島雅羅、玄田哲章といった実力派の声優陣が多くキャスティングされている[6]。
役名 | 俳優 | 日本語吹替[7][8] |
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ウェイド・オーウェン・ワッツ / パーシヴァル | タイ・シェリダン | KENN |
サマンサ・イヴリン・クック / アルテミス | オリヴィア・クック | 坂本真綾 |
ノーラン・ソレント | ベン・メンデルソーン | 楠大典 |
ヘレン・ハリス / エイチ | リナ・ウェイス | 斉藤貴美子 |
アイロック | T・J・ミラー | 佐藤せつじ |
オグデン・モロー | サイモン・ペッグ | 山寺宏一 |
ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー / アノラック | マーク・ライランス | 後藤哲夫 |
ゾウ / ショウ | フィリップ・チャオ | 小林由美子 / 松岡禎丞 |
トシロウ / ダイトウ | 森崎ウィン | |
フナーレ・ザンドー | ハナ・ジョン=カーメン | 茅野愛衣 |
リック | ラルフ・アイネソン | 玄田哲章 |
アリス | スーザン・リンチ | 高島雅羅 |
レブ | レティーシャ・ライト | |
短髪シクサー研究員 | ジェームス・ドライデン | 三ツ矢雄二 |
女性シクサー研究員 | ロナ・モリソン | 日髙のり子 |
ヒゲのシクサー研究員 | 遠藤純一 | |
IOI重役 | 桐本拓哉 | |
ゴロー | ヴィク・チャオ | 乃村健次 |
英国人IOI | 上田燿司 | |
カレン・アンダーウッド・モロー / キーラ | パーディタ・ウィークス | よのひかり |
シクサー指揮官 | 最上嗣生 | |
ブルネットIOI | 種市桃子 | |
巻き毛シクサー研究員 | 手塚ヒロミチ | |
金髪シクサー研究員 | 北田理道 | |
グレイディの双子①② | 佐藤美由希 | |
Vネックの少年 | 松浦裕美子 | |
ゲーム中の母親 | 清水はる香 | |
熱いプレーヤー | 岩中睦樹 | |
女豹アバター | 大津愛理 | |
バーテン | 小若和郁那 | |
パニクるシクサー | 真木駿一 | |
演出 | N/A | 依田孝利 |
翻訳 | 岸田恵子 | |
録音 | 菊地一之 | |
制作 | 東北新社 |
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/レディ・プレイヤー1
感想
メタバース技術が発達した未来。人類はゴーグル一つでなりたい自分になり、やりたいことができるもう一つの現実「オアシス」に生きていた。
そんなある日、富・名声・力。この世のすべてを手に入れたゲームマスター、ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー。彼の死に際に放った一言は、多くのゲーマーたちの心を動かした。
「全世界に告ぐ。オアシスに眠る謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてをさずけよう」
ゲーマーたちはゲームマスターを目指し、夢を追いかける。世はまさに、大ゲーマー時代!
この話が面白くないわけがありません!
オラ、ワクワクすっぞ!
ハリデーはとんでもない遺言を遺したものです。その遺言のせいで、どれだけ多くの人々が人生をオアシスに捧げたのでしょう。
『レディ・プレイヤー1』の世界では貧富の格差が激化し、多くの人々は荒廃した街に暮らし辛い現実を強いられている時代です。
人々はオアシスの世界に入り、辛い現実を忘れようとしているのです。
本作の主人公ウェイド・オーウェン・ワッツも、現実世界での生活は荒んでいて、オアシスが心の拠り所だったのです。
そんなウェイドがハリデーがオアシスに遺した謎に挑まないわけがありません。
ウェイドは第一の謎である攻略不可能なレースに参加していました。
この、映画の何が面白いって、様々な作品のキャラクターが垣根を越えて登場するところなんですね(≧▽≦)
ディズニーにも様々なゲームのキャラクターが登場する『シュガーラッシュ』という作品がありますが、あれと同じ面白さがありました。
本作も嘘のように聞こえるかも知れませんが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場したデロリアン
と『AKIRA』の金田バイクのデッドヒートになり、ゴールが近づいたあたりから『キングコング』のキングコングが妨害に入るせいで、レースのクリアが不可能になっているのです。
まさにカオス( *´艸`)
「これ、攻略不可能だろ……」と思われるゲームでも、攻略法を見つけ出すゲーマーは必ず存在していて、ウェイドはハリデーの過去を分析することで、攻略法を見つけ出します。
レースの攻略法とは、逆走することでした!
マリオカートにも逆走バグと呼ばれるバグ技があるそうですが、元ネタだったりするんですかね( *´艸`)
レースの参加者は先入観からまっすぐ走ってゴールすることが当たり前だと思っているから、実は逆走することがゲームクリアの方法だとは思いませんよね(^▽^;)
ハリデーが遺した謎は、このように禅問答のようなものばかりで、ハリデーの過去と密接にリンクしているものばかりなんですよ。
初の攻略者となったウェイドはオアシス内でさらに知名度を上げて、ハリデーの遺産を狙う大企業のIOI社が、ウェイドに目をつけることになってしまい……命を狙われることになるのでした。
IOI社の魔の手を潜り抜けながら、オアシス内で知り合ったアルテミス(本名サマンサ)とチームを組み、遺産争奪戦は激化していきます。
ストーリーも少年漫画のように面白いですが、何より様々なオマージュが最高の映像美で観れるのが本作の魅力だと思いました。
最終決戦で『アイアン・ジャイアント』のアイアン・ジャイアントと『機動戦士ガンダム』のガンダム
と戦ったり、探せばいろいろキャラクターが紛れ込んでいて、お祭り騒ぎ。
普通このような夢の競演作品は大人の事情である著作権問題が複雑に絡むので、制作困難ですが、そこはスピルバーグ監督です。
スピルバーグ監督に「あなたの作品のキャラを映画に使いたい!」と頼まれたら、誰も断れないでしょう。
この映画はスピルバーグ監督でなければ制作不可能だった作品です。
一つ物申すとすれば、これだけオアシスの世界で様々な思い出を作って来たのに、最後「ゲームばかりしてないで、現実を生きろ」というような終わらせ方が、説教をされているようでしらける空気になってしまったことでしょうか……(^▽^;)
あんたもゲームで成功掴んだくせに、彼女できて、オアシスの運営権を得て、世界的有名人になった途端に「ゲームばかりしてないで現実を見ろ」というのは「ちょっと、おかしない(。´・ω・)?」と思ってしまいます。
まあ、そう終わらせた方が締まりがいいので万人受けしますけど……。
何はともあれ、最高のエンターテインメント映画なのは間違いありません(`・ω・´)b