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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメ バトル/アクション『文豪ストレイドッグス 2期』「自分を憐れむな自分を憐れめば人生は終わりなき悪夢だよ」

引用元:GYAO!-yahoo! JAPAN

 第4期が始まったので、そのおさらいとして、もう一度2期から観てみました! いや~、文ストはやっぱり良いね( ̄▽ ̄) 何がいいって、良いね(≧▽≦) とにかく良きね。と、語彙が消失してしまっていますが、文スト面白いですよね。

 

 知らない人もいると思うので、どんな話かざっくり説明すると、文豪たちが異能力で戦うバトル・アクション漫画です。言ってしまえばよくある異能力バトル物です(^▽^;) それも仕方ありませんよね。

 

 異能力バトル物はすでにアイデアが出尽くされている感が否めませんからね。ドラゴンボールに始まり、幽遊白書とかジョジョとかハンターハンター、ワンピース。異能力の分類はハンターハンター念能力のグラフで説明できます。

 

 オリジナリティーを出そうと思ったら、能力以外のところで出すしかないでしょう。で、目を付けたのが「文豪」です。文ストが嫌いな人の意見でたまに目にするのが、「過去の偉人の名前を付けただけの異能バトル物」というものがありますが、それいっちゃあどの異能力バトル物も五十歩百歩だって思います(。´・ω・)?

 

 確かに間違っちゃあいないと思いますよ。過去の偉人の名前を利用したら、中には不快に感じる人もいると思います。だけど、バニラは好きなんですよね。偉人から名前を取ることで、ちょっと親近感が湧きますよね。

 

 例えば神話の神様の名前を多用する風潮を作った人と言えば、恐らく『聖闘士星矢』の作者車田正美(くるまだ まさみ)さんだと思いますが、バトル物だと神様の名前を付けるだけで強キャラ感が出せて熱くなる効果があると思います。

 

 その発見から、こぞって創作作品に神の名前を使う文化が出来上がりました。神の名前を付けるなんて当たり前のように思えますが、これ信仰心の希薄な日本人だからできることですからね( ̄▽ ̄) 

 

 以来、神や歴史上の偉人の名前を付けて、ヴィジュアル化した作品が次々現れたのではないでしょうか。例えば代表例で『Fate』シリーズなんかは、文ストに近いと思います。

 

 Fateも歴史上の偉人たちを美男美女、かわいくかっこよくしたことでヒットしました。恐らく文ストはFateの系譜を汲んで作られているのでしょう。文豪の名前を使わないただのバトル漫画だったら、ここまでヒットすることはなかったと思います。

 

 つまりです、本作を面白くしている要因はキャラクターであると思います(もちろんストーリーも面白いですよ)。バニラは本を読むのも好きなので、それなりに名作と呼ばれる作品は読んでいますが小説でも漫画でも作品に触れていると作者の顔って気になりませんか? どんな人が書いたのか気になりますよね。

 

 ようはそれと同じで「あの文豪のビジュアルはどんななんだろう」ってキャラデザを見たくなるんです。例えば、太宰がどのようなデザインに描かれるのか? 中島敦はどのようなデザインになるのか? 芥川龍之介は? 宮沢賢治は? 夏目漱石は? 森鷗外は? 谷崎潤一郎は? フィッツジェラルドは? 

 

 異能力やキャラクターの性格なども実在の文豪から取られたところもあって、例えば『人間失格』がどのような能力として登場するのか? 『羅生門』はどんな能力なのか? などなどストーリーは二の次でキャラデザや性格を観るのが楽しいんです。

 

 今まで小説を読んだことがなかった人が、推しの小説を読んでみるきっかけになることもあると思います。知っている人も多いと思いますけど、角川と文ストがコラボした文豪の描き下ろしイラスト表紙の文庫本なども出ていて、本を手に取るきっかけにもなりますよね( ̄▽ ̄)

 

 バニラも太宰治芥川龍之介中原中也の表紙の文庫本を買いましたもの。中原中也は文ストを知るまでは、名前を知っているだけでそれほど気に留めたことない作家だったんですが、文ストきっかけで『汚れつちまつた悲しみに』の詩集を読みました。

 

 小説と違って詩の良し悪しはわからないのですが、力強い詩ばかりで、実際の中也の性格は知りませんが、文ストの中原中也の性格と被るところもありました。と、そんなわけで、文豪たちのビジュアルが素晴らしいという話でした('◇')ゞ

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