ストーリー
大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの前日譚で、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描く「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第3弾。魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、恩師のアルバス・ダンブルドアや魔法使いの仲間たち、そして人間(マグル)と寄せ集めのチームを結成し、史上最悪の黒い魔法使いグリンデルバルドに立ち向かう。その中で、ダンブルドアと彼の一族に隠された秘密が明らかになる。ホグワーツ城やホグズミード村など、「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみの場所も多数登場。原作者J・K・ローリングが引き続き自ら脚本を手がけ、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」以降の全シリーズ作品を手がけるデビッド・イェーツ監督がメガホンをとる。ニュート役のエディ・レッドメイン、若き日のダンブルドアを演じるジュード・ロウほか、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、エズラ・ミラー、カラム・ターナーら「ファンタビ」シリーズおなじみのキャストも集結。グリンデルバルド役は前作までのジョニー・デップに代わり、デンマークの名優マッツ・ミケルセンが新たに演じる。
2022年製作/143分/G/アメリカ
原題:Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2022年4月8日
引用元:https://eiga.com/movie/92527/
登場人物・キャスト
- ニュート・スキャマンダー - エディ・レッドメイン(宮野真守)
- ティナ・ゴールドスタイン - キャサリン・ウォーターストン(伊藤静)
- ジェイコブ・コワルスキー - ダン・フォグラー(間宮康弘)
- クイニー・ゴールドスタイン - アリソン・スドル(遠藤綾)
- クリーデンス・ベアボーン / アウレリウス・ダンブルドア - エズラ・ミラー(武藤正史)
- テセウス・スキャマンダー - カラム・ターナー(江口拓也)
- ユスフ・カーマ - ウィリアム・ナディラム(田村真)
- ヴィンダ・ロジエール - ポピー・コービー=チューチ(喜多村英梨)
- ユーラリー・“ラリー”・ヒックス - ジェシカ・ウィリアムズ(きそひろこ)
- アバーフォース・ダンブルドア - リチャード・コイル(中井和哉)
- アルバス・ダンブルドア - ジュード・ロウ(森川智之)
- ゲラート・グリンデルバルド - マッツ・ミケルセン(井上和彦)
- バンティ・ブロードエーカー - ヴィクトリア・イェイツ(新谷真弓)
- アントン・フォーゲル - オリヴァー・マスッチ[6](田原アルノ)
- ヴィセンシア・サントス - マリア・フェルナンダ・カンディド(和優希)
- リウ・タオ - デイヴ・ウォン
- ミネルバ・マクゴナガル - フィオナ・グラスコット(渋谷はるか)
- アリアナ・ダンブルドア - ヒービー・ベアードサル
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
感想
J・K・ローリング原作の世界的大ヒット小説『ハリーポッター』で、主人公ハリーたちが通うホグワーツ魔法学校の必修教科書である『幻の動物とその生息地』の著者、ニュート・スキャマンダーを主人公にした『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第三作目『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』!
『ハリーポッター』大好きです(≧▽≦)
『ハリーポッターと賢者の石』を初めてみたときの、ワクワクドキドキ感を超える魔法学園ファンタジーには未だに出会っていません。
ハリーポッターの何がすごいかというと、世界観の作り込みだと思うのです。
書き出せば切りがないので書きませんが、気になった方は『ハリーポッター』内に登場する魔法史を調べて欲しいのですが↓
魔法史を調べると我々が勉強した世界史と表裏一体の地続きになっていることがわかり、『ハリーポッター』という物語は、ハリーポッターを主人公にして描かれた魔法界における魔法史の一つの事件を扱った歴史ものだといえるのです。
その『ハリーポッター』で描かれた事件とは「第二次魔法戦争」なんですよ。
例えるなら、我々日本人が平安時代や戦国時代や明治時代の歴史を、その時代の偉人を主人公にして追体験するようなもので、ハリーポッターという魔法史における偉人の一人が「第二次魔法戦争のホグワーツの戦い」でヴォルデモートを倒すまでの魔法史における大事件に至るまでの過程が丁寧に描かれた作品だということです。
つまり、歴史と同じで魔法史はこれからも途絶えることなく続いていくということで、日本のアニメでいえば『機動戦士ガンダム』の宇宙世紀みたいなものですよね( ̄▽ ̄)
この壮大さをわかっていただけたでしょうか?
多くの物語では、主人公がラスボスを倒したらそこで、その世界観も終わったような気持になりますが、『ハリーポッター』の魔法史は終わることなく続いていくというこのリアリティ(; ・`д・´)
そして本作『ファンタスティック・ビースト』シリーズは、魔法史における「第二次魔法戦争」のひと昔前に起こった「第一次魔法戦争」という魔法史の大事件を描く物語なのですね(●´ω`●)
「第二次魔法戦争」を引き起こしたのがヴォルデモートなら「第一次魔法戦争」の首謀者がグリンデルバルドという、ヴォルデモート以前に魔法界で猛威を振るっていた、闇の魔法使いです。
ハリポタ好きなら、グリンデルバルドの名前を聞いたとき誰もがドーパミンをどばどば出したと思いますが、グリンデルバルドの名前は『ハリーポッターと賢者の石』時点ですでに登場しているんですよね(´艸`*)
グリンデルバルドの名前の初登場時はハリーポッターが、ホグワーツ行き特急の中で蛙チョコというお菓子を買ったときに、付いていたおまけカードのダンブルドアのカードに書かれた解説でグリンデルバルドの名前が登場しているのです。
この時点から作者J・k・ローリングの中では魔法史の歴史が出来上がっているんですよ(; ・`д・´)
そして、グリンデルバルドは『ハリーポッターと死の秘宝PART1』で初登場します。
ヴォルデモートは作中で最強の杖と呼ばれる、ニワトコの杖を探していたときに、グリンデルバルドがニワトコの杖を盗んだという情報を知り、グリンデルバルドが幽閉されている監獄に向かうのです。
そこでの、ヴォルデモートとグリンデルバルドの対話の迫力が半端じゃない。
小説版と映画での会話は違うのですが、グリンデルバルドはヴォルデモート卿を前にしても、毅然とした態度で「友よ」みたいなことをいうのですね。
ヴォルデモートはグリンデルバルドの話に取り合わず「杖はどこだ」みたいなことを言ったと思います。
ニワトコの杖は『ファンタスティック・ビースト』シリーズで描かれる「第一次魔法戦争」時にダンブルドアの手に渡っており、グリンデルバルドはダンブルドア側に味方するように、ニワトコの杖のありかを教えませんでした。
そして、怒ったヴォルデモートに殺されてグリンデルバルドの人生は幕を閉じるのです(´-ω-`)
『ファンタスティック・ビースト』シリーズでグリンデルバルドの悪事が色々描かれますが、一時代を築いた闇の魔法使いの最期をみると、グリンデルバルドは後悔していたと思われるんですね。
魔法史の年表だけでは知り得ない、グリンデルバルドとダンブルドア、そしてニュートの活躍を刮目せよ(≧◇≦)