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映画 ロマンス/ドラマ『プライドと偏見』「王道ロマンス」

引用元:Amazon

ストーリー

イギリスの文豪ジェーン・オースティンの名作小説「高慢と偏見」を、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキーラ・ナイトレイ主演で映画化。18世紀イギリスの美しい田園風景を背景に、素直になれない男女の恋の行方を描き出す。田舎町で暮らすベネット家には5人の姉妹がいるが、当時のイギリスでは女性に相続権はなく、母親は娘たちを早く結婚させようと躍起になっていた。ある日、ベネット家の近所に独身の大富豪ビングリーが引っ越してくる。長女ジェーンがビングリーと惹かれ合う一方、次女エリザベスはビングリーの親友ダーシーの高慢な態度に嫌悪感を募らせていく。共演にはドナルド・サザーランドジュディ・デンチといった名優がそろう。キャリー・マリガンは本作で映画デビューを果たした。後に「つぐない」「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」などを手がけるジョー・ライト長編映画初監督作。

引用元:https://eiga.com/movie/1151/

 

18世紀、女性に相続権がない時代のイギリス。女の幸せは豊かな財政の男性と結婚すること・・・。 貧しくはないけれど、大金持ちでもないベネット家では、5人の娘たちが白馬にまたがったリッチな王子様を探しており、隣に越してきた金持ち・ビングリーの噂でもちきりだった。読書好きの次女エリザベスは、ダンスパーティービングリーの親友・ダーシーの高慢な態度に腹をたてるが、ダーシーも彼女の聡明さと金持ちへの偏見に苛立ちを覚える。いつしか互いが気になる二人だが、誤解は解けないまま。やっと少し打ち解けるきっかけが掴めた二人だが、その頃、ベネット家の末娘の身に大事件が起こっていた!

引用元:https://filmarks.com/movies/35019

登場人物・キャスト

※括弧内は日本語吹替

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/プライドと偏見

感想

 ジェイン・オースティンの『Pride & Prejudice』を原作に映像化されたのが本作『プライドと偏見』です。日本では『傲慢と偏見』の翻訳で有名ですね。一言いうなら、邦題を英語か日本語のどちらかで統一してほしかったと思います(^▽^;)

 

『プライドとプレジュディス』にするか『傲慢と偏見』かのどちらかでしょう……。バニラは断然『傲慢と偏見』の方が「文学的~」で良きと思いますが……。『文豪ストレイドッグス』で登場するなら異能力『傲慢と偏見』の方がカッコいいじゃないですか(≧▽≦)

 

 と、私情は置いといて、原作小説を読んだことがないので、原作との比較はできませんが、タイトルだけ知っていた状態だったので、おおよその内容が知れて良かったです。

 

 やっぱり18世紀・19世紀のヨーロッパの世界観はいいですよね( *´艸`) 18世紀はまだ女性の地位が低く、女性には遺産などの相続権がなかったそうです。中・上流階級の女性は結婚して家庭に入るという選択肢しかありませんでした。

 

 そのために女性は地位と名誉と財産のある男を捕まえるために、着飾って早くから貴族たちが催す舞踏会にデビューしていたんです。本作でもベネット家のベネット夫人は早く娘たちをいいところに嫁がせたいと日夜躍起になっていました(^▽^;)

 

 そんな折、ベネット家の近所に大富豪のビングリーが越してきたのです。ベネット家の五人姉妹は早速パーティーに出席し、そこで主人公の次女・エリザベスは傲慢で無口なフィッツウィリアム・ダーシーとの運命の出会いを果たします。

引用元:映画『プライドと偏見

 初対面の印象は「マジ最悪ぅ~」でベネット家の姉妹たちは恋愛対象から除外していました(ダーシーも大富豪なんですけどね(^▽^;))。エリザベスと姉のジェーンは地位や名誉や財産よりも、恋愛を優先したいと考えていたからです。

 

 それからも度々エリザベスとダーシーは出合うのですが、その度にダーシーの印象は悪くなる一方ですが、ダーシーのエリザベスに対する好感度は反比例的に上がって行き、ダーシーはエリザベスに結婚を申し込むまでになります。

 

 18世紀と言えばまだ封建社会ですから、男が自分よりも身分の低い女性を正妻としてプロポーズするなんてほぼフィクションでない限りあり得ないと思うのです(フィクションですが(^▽^;))。

 

 仮にそんな地位も名誉も財産も持っている男がプロポーズして来たらどうしますか? 多少、嫌味で傲慢で、性格に難があっても(`・ω・´)bしますよね。でもエリザベスはプロポーズを拒むだけならまだしも、ダーシーのことを全否定するんですよ。

 

「何でや! 玉の輿やぞΣ(゚Д゚;)」それにはわけがあって、実はエリザベスの姉のジェーンが想いを寄せていた、大富豪のビングリーとの仲を裂いたことを知ったため、エリザベスはダーシーを姉の仇のように怨んでいたのです。

 

 原因はジェーンにあるのではなく、ベネット夫人と末の妹たちにあるそうなんですが(^▽^;) ベネット夫人は娘の結婚相手を探すのに必死の余りガツガツし過ぎ、妹たちはマナーがなかった……。

 

 本人ではなく家族に問題があって結婚を破棄されるってことは現代でもありますし、家柄が大事だった昔は特になんですよね(´-ω-`) ですが、ダーシーの本当の姿を知り、ダーシーに対する想いが変わり始めるのです。

 

 そんな折、駆け落ちした妹を見つけ、正式な婚約を執り行わせたことで、エリザベスのダーシーへの想いは決定的なものになり、二人は結ばれることになるというロマンス映画でした。

 

 出合い最悪だった男女が互いを意識し、引っ付いたり離れたりしつつ、二人の仲を引き裂く事件が起きて、解決、結ばれる。という起承転結を踏んだ王道の話ですが、豪華絢爛な上流階級の暮らしと、18世紀の世界観、美術的評価は高い作品で、古典を読むのはハードル高いし、そんな時間もないという方にこの映画をオススメしたいです('◇')ゞ