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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメ バトル/アクション『文豪ストレイドッグス 3期』「真実など、1セントにもならん。己の利益、金こそ全てだ」

引用元:TELASA

 文豪たちの異能力バトルアニメの第3期! 第2期のラスボス『華麗なるギャツビー』の異能力者フィッツジェラルドを倒し、続いて現れたのは世界最高の文学として名の上がることもある『貧しき人々』『悪霊』『白痴』『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』などで知られる、ロシアの大文豪フョードル・ドストエフスキーです(≧▽≦)

 

 熱い、名前を聞いただけでワクワクすっぞ! 3期は中原中也太宰治の過去篇に始まり、日常回を挟みながら、フョードル・ドストエフスキーが送り込む刺客との戦闘が描かれます。ドストエフスキーの底の知れなささが不気味で恐ろしく描かれていますね。

引用元:『文豪ストレイドッグス』シーズン3

 作中でも言われていますが、ドストエフスキー太宰治と同類の雰囲気をまとっているそうです。彼は異能力者のいない世界を作るために、何でも願いを叶えることのできる力を持つ「白紙の本」を探しているようですね(*´▽`*)

 

 白紙の本はヨコハマのどこかに存在するらしく、ヨコハマで活動するには二大勢力が邪魔になる訳です。そのためにドストエフスキー武装探偵社のボス福沢諭吉とポートマフィアのボス森鷗外に共食いのウイルスをかけて、どちらか一方の勢力を潰そうと画策します。

 

 武装探偵社のメンバーとポートマフィアはウイルスをかけた異能力者を探すのですが、ドストエフスキーは二手三手先を読んで翻弄します。で、色々あって、ウイルスの異能力者、ロシアの大詩人として知られるアレクサンドル・プーシキンを見つけて、二大勢力の抗争を何とか食い止めたところで終わりました( ̄▽ ̄)

 

 ドストエフスキーとの戦いも面白かったですが、やっぱり3期は日常回が良かったと思います。特に第32話「フィッツジェラルドライジング」はお気に入りです。第2期のボスであったフィッツジェラルド視点で物語が展開される話なんですね。

 

 フィッツジェラルドの『華麗なるギャツビー』の能力は、財産と引き換えに肉体強化できる強化系の能力で、第2期ラストで全財産と引き換えに中島敦芥川龍之介と戦って破れ行方知れずになっていたのですが、「フィッツジェラルドライジング」で早くも再登場したのです。

 

 全財産を失い貧民街でささくれているところを『若草物語』の異能力者ルイーザに発見されて、再び一からやり直す決意をする、という話でした。成り上がり方がダークヒーローって感じで、文豪ストレイドッグスの主人公はフィッツジェラルドじゃないかと錯覚するほどに魅力的なキャラでした(*´▽`*)

 

 そりゃあ、あれだけ強い部下たちが従ったはずです。そして3期の最後でフィッツジェラルドが敵対していた探偵社と組んでドストエフスキーを追い詰めるのは胸熱展開でした。

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