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アニメ 日常/コメディー『ぼっち・ざ・ろっく!』「陰キャならロックをやれ!」

引用元:ABEMA

 まさかここまで話題になるとは思っていませんでした(。-`ω-) ですが、バニラは人気が出ると見抜いていましたよ! というのは真っ赤な大嘘で、それどころか今期観るアニメにすら入っていなかったのです。

 

 以前の『リコリス・リコイル』の時もそうでしたが、どうやらバニラには見る目がないようです(;^ω^) てなわけで話題になっていたので慌てて観ましたよ(にわかでごめんなさい(>_<))。とんでもないダークホースでしたね。

 

 本作『ぼっち・ざ・ろっく!』は「まんがタイムきららMAX」で連載している4コマ漫画らしく、言い方が悪いですが原作勢でない限り、それほど注目していなかったでしょう。

 

 だって今期も『チェンソーマン』『BLEACH 千年血戦篇』『機動戦士ガンダム 水星の魔女』『SPY×FAMILY』『ブルーロック』『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』などなど原作コミックの発行部数が多い注目作が沢山あったのに、それらを抑えて『ぼっち・ざ・ろっく!』が覇権争いにくい込むなど誰が予想できたでしょう!

 

 そうです多くの人が予想できなかったのです! なら、にわかなバニラを誰が責められましょう(≧◇≦) と、言い訳はこのくらいにして、確かに完成度の高い作品で、音楽といい、ストーリーといい、一クールという短い期間に起承転結が綺麗にまとめられていて、この手の原作ありきの続き物にしてはスッキリしていてよかったです。

 

 タイトルを見ればわかりますが、本作はガールズ・バンドをテーマにした作品で、ガールズ・バンドアニメの先駆けと言えば恐らく『けいおん!』でしょうけれど、『けいおん!』が部活動を軸に主な舞台が学校あるのに対し、『ぼっち・ざ・ろっく!』はライブハウスを舞台に物語が展開されています。

 

 バニラは『けいおん!』を観たことがないので対比はできませんが、普通、音楽やろうって人は陽キャ(明るいキャラ)ですよね(゚Д゚) キラキラ輝いてますよね。リア充ってやつですよね(おまえは陽キャに恨みでもあるんか( `ー´)ノ)。

 

 ですが、主人公の後藤ひとりちゃんは根っからの陰キャ(暗いキャラ)であり、何をやってもネガティブ思考、人付き合いが苦手なコミュ症です。では、そんな彼女がどうして、音楽(ロック)などという陽キャ属性の趣味を始めてしまったのか(。´・ω・)?

 

 そりゃもちろん音楽が好きだったから! ではなく「ギターが上手くなってみんなからちやほやされたいから」です。潔くていいですね~( ̄▽ ̄) 自己顕示欲求を誰が不純だと非難できましょう! 全然不純じゃありません。

 

 アーティストはみんな有名になり、お金持ちになり、みんなからちやほやされ自己顕示欲を満たすために活動しているようなものです(※バニラの偏見)。アーティストだけではありません。みんなそうです。バニラもそうです。自己顕示欲(名誉欲)があるから頑張れるのです! 潔くていいですね~( ̄▽ ̄)

 

 ぼっちちゃんは中学生一年のときに、学生時代は目立たなかったといういうアーティストの話をテレビで知り、ロックをやれば友達ができるかも知れない! 思い立ったが吉日、父からギターを借りて猛練習に明け暮れました。

 

 時は流れ、いつしか大手動画投稿サイトで登録者数8万人以上を抱えるギターヒーローとしてプロレベルの演奏をすることで話題になるほどに上手くなるのです! ギターはプロレベルで上手くなった。だが! 友達ができない! なぜだ! 

 

 ぼっちちゃんは「こんなはずじゃなかった!」と崩れ落ちます。結局、中学時代は駄目でしたが、高校デビューで今度こそギターで注目を集めて友達を作ると意気込みます。

 

 だが! 高校デビューも失敗し友達ができないまま時間だけが過ぎて行く……。「こんなはずじゃなかった!」とまたもぼっちちゃんは崩れ落ちたでしょう。このままではもう立ち上がれないかも知れません!

 

 そんなとき、ぼっちちゃんはギターを持っていたことで伊地知虹夏(いじち にじか)という違う高校の女子から声をかけられ、代理でギター担当としてバンドに誘われるのです。コミュ症は断ることができないので流されるがまま、ぼっちちゃんはライブハウスに連れていかれ、結束バンドというバンドのメンバーになるのでした( ̄▽ ̄)

 

 この出会いがぼっちちゃんの運命を変え、最初は人前で演奏することに抵抗を感じていましたが、紆余曲折ありながらもライブハウスでのライブを成功させ、少ないながらもファンを得て、最後は青春の代名詞である文化祭で演奏し拍手喝采を浴びて物語は幕を閉じるのでした(T_T)

 

 ぼっちちゃんは常にネガティブ思考で”三歩進んで二歩下がる”ような感じですが、確実に少しずつ未来を切り開いているぼっちちゃんの姿に好感が持てるんですよね( ̄▽ ̄) ネガティブって悪いふうに囚われがちですが、種の存続には必要不可欠な因子ですからね。

 

 確かに常にネガティブだと厭世主義、悲観主義になって生き辛いですが、ネガティブ思考とは未来を見据える能力であり、その能力があったから食料を蓄えたり、災害に備えたりできるようになり人間は繁栄できたのに、ネガティブ思考を否定するということは人間を否定するのと同義だとバニラは思っています。

 

 ぼっちちゃんのような主人公を活躍させることで、陰キャの悪いイメージが少しは払拭されることを願います('◇')ゞ

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