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映画 ドラマ『トールキン 旅のはじまり』「世界三大ファンタジーの一柱『指輪物語』誕生の秘密」

引用元:ameblo.jp

ストーリー

魔法使い、ホビット、ドラゴン、神話上の生き物たちが行き交う胸躍る世界は、いったいどんな想像力から創り出されたのか?恐ろしい闇にのみこまれても、決して仲間を裏切らない美しい物語は、どんな心が生み出したのか──?
トールキンの知られざる少年時代と、波乱と激動の青年時代に迫る、実話を基にした感動のエンターテインメントが完成!!!

引用元:https://filmarks.com/movies/83064

 

冒険ファンタジー映画「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」3部作の原作者J・R・R・トールキンの前半生を、「女王陛下のお気に入り」や「X-MEN」シリーズで知られるニコラス・ホルト主演で描いた伝記ドラマ。3歳で父を失くし、イギリスの田園で母と弟と暮らしていたトールキンは、母親の急死により12歳で孤児となってしまうが、母親の友人で後見人となってくれたモーガン神父のサポートにより、名門キング・エドワード校への入学を果たす。そこでトールキンは3人の仲間と出会い、「芸術で世界を変えよう」と互いに誓い合う。16歳になったトールキンは年上の女性エディスと恋に落ちるが、神父からその交際を厳しく禁じられてしまう。そしてぼっ発した第1世界大戦がトールキンと仲間たちの運命を大きく変えていく。ホルトがトールキン役、「あと1センチの恋」のリリー・コリンズがエディス役をそれぞれ演じる。監督は「トム・オブ・フィンランド」のドメ・カルコスキ。

2019年製作/111分/PG12/アメリ
原題:Tolkien
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2019年8月30日

引用元:https://eiga.com/movie/91006/

登場人物・キャスト

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/トールキン_旅のはじまり

感想

世界三大ファンタジー小説ナルニア国物語』『ゲド戦記』『指輪物語』。

その世界三大小説の一柱である『指輪物語』の作者、ジョン・ロナルド・ルーエル・トールキンの伝記映画『トールキン 旅のはじまり』。

トールキンが『ホビットの冒険』の着想を得るまでの前半生が映像化されています。

かなり昔に『ロード・オブ・ザ・リング』三部作を観たことがありますが、その当時は難しくて全くストーリーを理解していなかったため、ほとんど記憶に残っていないんですよね(^▽^;)

 

ですが、世界三大ファンタジーの一柱というだけあって、『指輪物語』のすごさはなんとなく理解しています。

バニラの思う限りでは、『指輪物語』が現代ハイファンタジーの礎を築いた作品だと思います。

指輪物語』以前のファンタジーは民話や神話をベースにした元ネタがある作品が主流だったようですが、『指輪物語』は太古の地球という舞台ではあるものの架空の世界、つまりファンタジーの世界が舞台です。

そして、ファンタジーで定番になっているゴブリン・オーク、ドラゴンなど様々な種族のイメージ形成に大きく関わっていると思われます。

 

そんな『指輪物語』シリーズは世界観の作り込みがすごいですが、特にすごいのは、人工言語の概念です。

トールキン作品には「アルダの言語」と呼ばれる、トールキンが創造した人工言語が作品内で使われているらしいのです。

近年のファンタジーには、人工言語、人工文字が登場する作品も少なくはないですが、トールキン以前では、人工言語を小説に使うという発想はなかったのではないでしょうか。

人工言語を使うことで、世界観に深みが生まれるのは確かです。

そんな『ホビットの冒険』『指輪物語』の着想はどのように培われたのか?

という疑問を『トールキン 旅のはじまり』は描いているんですね( ̄▽ ̄)

 

物語は第一次世界大戦に参戦したトールキンが命の危機に瀕して、過去を回想する形式で始まります。

トールキンと弟のヒラリーは未亡人となった母親に育てられ、モーガンという神父の助けでバーミンガムの小さなアパートで暮らしていました。

ですが、12歳で母親を亡くし、後見人のモーガン神父の助けもあり、裕福な女性の援助を得て教育を続け、同じく援助を受ける女性エディス・プラットと知り合うのです。

そしてトールキンは名門高校に入学し、ロブ・キルター・ギルソン、ジェフリー・バッチ・スミス、クリストファー・ワイズマンと友人になり、4人でT.Ⅽ.B.Sという秘密結社を結成する。

友人たちと過ごす中で、トールキンは文学への関心を強めていく。

エディスとの交際は成績に悪影響を与え、神父は奨学金を得るため、21歳になるまでの交際を禁じる。

 

トールキンはエディスにそのことを伝え、自分が21歳になるまで待ってくれるように頼むが、エディスは断って別れを告げる。

T.C.B.S.の4人は別々の大学に進む。

トールキンはエディスからの婚約を告げる手紙を読んで絶望し、夜中にオックスフォード大学の中庭で自分の考案した言語を叫び、教授や学生らを起こす。

トールキン人工言語言語学教授のジョセフ・ライトの注意を引く。

トールキンの学業は上手くいかず、奨学金は打ち切られる。

言語学こそ自分の進むべき道だと気づいたトールキンは専攻を変えてライトの授業を受け始める。

間もなく、第一次世界大戦が勃発し、T.C.B.S.の4人は戦争に志願する。

戦争に送り出す港でトールキンと再会エディスは今もトールキンを愛していることに気づき、婚約を破棄して二人は愛を誓う。

 

トールキンは、ソンムの戦いに従軍し、病を得つつも生還する。

病室で目覚めたトールキンは、スミスとギルソンが戦死し、ワイズマンは生還するも精神を病んだことを知る。

数年後、トールキンはオックスフォードの教授となり、エディスとの間に4人の子をなす。

そして『ホビットの冒険』の着想を得るところで物語は終わる。

予告

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