ストーリー
「ソウ」「インシディアス」のジェームズ・ワン監督が実話をベースに描き、全米ではR指定ながらも興行収入1億ドルを突破する大ヒットを記録したホラー。1971年、アメリカ・ロードアイランド州に建つ一軒家に、両親と5人の娘たちが引っ越してくる。古ぼけてはいるが広々とした夢のマイホームに沸き立つ一家だったが、奇妙な現象が次々と発生。娘たちに危害が及んだことから、一家は心霊学者のウォーレン夫妻に助けを求める。夫妻が周囲の土地を調べると、恐るべき血ぬられた歴史が明らかになり、夫妻は一家を救おうと館に巣食う邪悪なものに立ち向かうが……。ウォーレン夫妻にパトリック・ウィルソンとベラ・ファーミガが扮する。
引用元:https://eiga.com/movie/77928/
登場人物・キャスト
- 霊能力者。
- エド・ウォーレン - パトリック・ウィルソン(咲野俊介)
- 悪魔研究家。ロレインの夫。階段から転げ落ちても怪我がないなど堅牢な肉体を持つ。
- 怪現象に悩まされている女性。魔女バスシーバに憑依される。
- ロジャー・ペロン - ロン・リビングストン(飛田展男)
- キャロリンの夫。
- アンドレア・ペロン - シャンリー・カズウェル(川庄美雪)
- 長女。
- ナンシー・ペロン - ヘイリー・マクファーランド(坂井恭子)
- 次女。眼鏡をかけている。
- 三女。霊が見える。
- シンディ・ペロン - マッケンジー・フォイ(潘めぐみ)
- 四女。夢遊病。
- エイプリル・ペロン - カイラ・ディーヴァー(佐藤美由希)
- 五女。末子。霊が見える。
- エドの助手。
- ブラッド・ハミルトン巡査 - ジョン・ブラザートン(間宮康弘)
- ハリスヴィル署の警官。ウォーレン夫妻の調査と除霊を手伝う。
- ジュディ・ウォーレン - スターリング・ジェリンズ(早見沙織)
- ロレインとエドの娘。
- ジョージアナ・モラン - マリオン・ギュヨ
- ロレインの母。ジュディの世話をしている。
- ゴードン神父 - スティーヴ・コールター(牛山茂)
- 聖職者。バチカンの窓口。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/死霊館
感想
超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が実際に遭遇した怪奇事件を基に制作された『死霊館』シリーズ。
シリーズがいくつかあるので、時系列順を調べてみたところ
1 『死霊館のシスター(2018年)』
2 『アナベル 死霊人形の誕生(2017年)』
3 『死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年)』
4 『アナベル 死霊館の人形(2014年)』
5 『死霊館(2013年)』
6 『アナベル 死霊博物館(2019年)』
7 『ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年)』
8 『死霊館 エンフィールド事件(2016年)』
9 『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。2021年)』
という順番になるそうです。
そして本作『死霊館』は時系列的に5番目に当たり、ウォーレン夫妻が携わった事件の中で「最も邪悪で恐ろしい事例」として封印してきた『アナベル事件』が描かれているそうです。
時は1971年、男性に付き添われて黒髪の女性デビーと同居する金髪の女性「アナベル事件」についての恐怖の体験をウォーレン夫妻に訴えるところから始まる。
看護師である2人は異変を霊媒師に相談したところ、人形に「アナベル・ビギンズ」という7歳の少女が憑依していると言われ、同情した彼女たちは「人形に取り憑いて自分たちと同居する許可」を与えたが、その途端、事態は悪化してウォーレン夫妻に相談したのだった。
人形には霊いは憑依しておらず、少女の霊のふりをして女性たちを騙した悪魔は「自分たちを支配する許可」を与えさせたのだ。
講演会において2人とアパートは神父に浄められ、平穏な生活を送っていることが語られる。
その年、若い夫婦と5人の娘のペロン一家は、ロードアイランド州ハリスヴィルの田舎にある、いささか古いが屋敷のように広い部屋を持つ一軒家を購入した。
念願のマイホーム購入を喜ぶペロン一家であったが、入居した翌日から奇怪な現象が次々と発生するようになる。
妻のキャロリンの身体に謎の痣が生じ、嫌がって家に入ろうとしなかった愛犬セイディーが翌朝には死んでしまい、家中の時計がすべて「午前3時7分」で止まり、四女シンディが夢遊状態で長女アンドレアの部屋に入り込みクローゼットの扉に頭をぶつけるという謎の行動を取り、池のそばの巨木の根元でオルゴールを拾った末っ子のエイプリルは「見えない友だち」ローリーと仲良くなる。
また、無数の鳥が家に激突して絶命するようになる。
ついに娘たちにもその危害が及ぶに至って、ペロン夫妻は超常現象研究家として名高いウォーレン夫妻に助けを求める。
そして、ウォーレン夫妻がペロン家にやってきて、科学捜査を用い調べ上げると、忌まわしく邪悪な真実が発覚するのです!
シリーズもの、エクソシストものということもあり、かなりわかりずらい構成になっていると思いました。
バニラの理解力がないだけではあるのですが、日本人にはキリスト教色の強い『エクソシスト』のような悪魔祓い作品は理解しづらい傾向がある気がします。
漫画などでは『Ⅾ.Gray-man』や『青の祓魔師』、現在ジャンプ+で連載されている『エクソシストを堕とせない』やジャンプ本誌で最近連載が始まった『悪祓士のキヨシくん』など、エクソシストものは馴染みが深く、違和感ないのですが、現実でエクソシストとなるとどうしても懐疑的になってしまうんですよね(^▽^;)
本作は実話を基に制作されているそうですが、本当にこんなことがあったの? とどうしても疑ってしまうんですよ(>_<)
確かに、日本でも「憑きもの筋」や、妖怪変化の類が人間に憑依するという話がありますが、それも科学的には、てんかんや何らかの障害・病気によるものという見解が主流です。
だから、仮にこの話が本当に実話だったとしても、かなり映画的に脚色されているとバニラは思うんですね(^▽^;)
本当のところはわかりませんが……実話かどうかは置いといて、ホラーのエクソシストものとしては面白いのではないでしょうか。
バニラ、この手の恐怖系は脅かすタイミングが予想できてしまう体になってしまったので、余り怖くないのですが、バニラと同じタイプの人でも、例えるなら『リング』のようなミステリー・サスペンス感があってホラー抜きのミステリー・サスペンスものとして楽しめると思います( ̄▽ ̄)ゝ