ストーリー
アカデミー助演男優賞を受賞した故ヒース・レジャーにより伝説的作品となったクリストファー・ノーラン監督による傑作! “覚悟せよ。度肝を抜かれる。”
ゴッサム・シティーに、究極の悪が舞い降りた。ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗り、犯罪こそが最高のジョークだと不敵に笑うその男は、今日も銀行強盗の一味に紛れ込み、彼らを皆殺しにして、大金を奪った。
この街を守るのは、バットマン(クリスチャン・ベール)。彼はジム・ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)と協力して、マフィアのマネー・ロンダリング銀行の摘発に成功する。
それでも、日に日に悪にまみれていく街に、一人の救世主が現れる。新任の地方検事ハービー・デント(アーロン・エッカート)だ。正義感に溢れるデントはバットマンを支持し、徹底的な犯罪撲滅を誓う。
資金を絶たれて悩むマフィアのボスたちの会合の席に、ジョーカーが現れる。「オレが、バットマンを殺す」。条件は、マフィアの全資産の半分。しかし、ジョーカーの真の目的は、金ではなかった。ムカつく正義とやらを叩き潰し、高潔な人間を堕落させ、世界が破滅していく様を特等席で楽しみたいのだ。
遂に始まった、ジョーカーが仕掛ける生き残りゲーム。開幕の合図は、警視総監の暗殺だ。正体を明かさなければ市民を殺すとバットマンを脅迫し、デントと検事補レイチェル(マギー・ギレンホール)を次のターゲットに選ぶジョーカー。しかし、それは彼が用意した悪のフルコースの、ほんの始まりに過ぎなかった……
引用元:https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=4245/
登場人物・キャスト
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ダークナイト
感想
映画史上最高の悪役と評されるヒース・レジャー版・ジョーカー。名前だけは知ってるけど、ジョーカーって何(。´・ω・)? という状態から一歩前に進みました。ジャック版とホアキン版のジョーカーは綺麗に化粧されていますが、ヒース・レジャー版のジョーカーは荒々しい感じで、バニラはヒース版のジョーカーが好みです。
カッコよさもさることながら、人気のある悪役は独自の哲学を持っているもので『ダークナイト』に登場するジョーカーも、秩序を壊すという哲学、あるいは犯罪美学を持ってバッドマンを追い詰めるのです。
ある意味において、バッドマンにとって最大最強の敵ですよね。ジョーカーはルールとモラルを破壊するために、新検事に就任した正義感溢れ、バッドマンから光の騎士と評される、デントを精神的に追い詰め、悪の道に引きずり込もうと画策しているんですよ。
市民たちにとって新検事であるデントは腐敗しきったゴッサムシティに現れた光であり、もしデントが悪の道に落ちれば、再びゴッサムシティは闇に閉ざされてしまうことになるのです。
バッドマンはジョーカーの野望を阻止しようと戦いますが、ジョーカーの方が一枚も二枚も上手なんですね。ジョーカーはバッドマンに殺されることを望み、バッドマンはジョーカーを殺すことができない。
殺されたい男と殺せない男の対決なのです。どれだけバッドマンが強くても、ジョーカーを殺すことはできないので、ジョーカーは負けることがないんですよ。この悪のカリスマ感がたまんないですよね( *´艸`)
物語には様々な悪役が存在し、そのすべてがフィクションだと思えるから怖くありませんが、ジョーカーの場合は日常に潜んでいるかも知れないと思えるリアリティがあり、ある意味一番恐ろしい悪役です('◇')ゞ