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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

韓国ドラマ ドラマ/サスペンス『カネの花 ~愛を閉ざした男~(全24話)』「愛憎・復讐劇のTHE韓国ドラマ(`・ω・´)b」

引用元:BS11

ストーリー

弁護士出身のチョンアグループ常務ジャン・ピルジュは
ジョン・マルリンの息子、ジャン・プチョンのためならば
監獄に入ることもいとわなかった。

その為、彼を皆は、チョンアグループの犬と呼んでいるが
実際は主人を操っているのはピルジュであることを誰も知りはしないのであった。

ピルジュとプチョンの出会いの回想。
プチョンが学生の時に飲酒運転をし、ピルジュの乗っていた車に衝突してしまう。
そんなプチョンを監禁して慰謝料をだまし取ろうとするピルジュの兄貴分。

けれども、プチョンは見張り役のピルジュに、自分はチョンアグループの孫であり
こんな事が祖父の耳に入ったら生きていけなくなる。だから逃して欲しいと懇願する。

不憫に思ったピルジュはプチョンを逃がそうとするが、兄貴分に見つかってしまう。
すると、プチョンは持ていたナイフで兄貴分を刺してしまうのでした。

警察に捕まる2人。
怪我で済んだ兄貴分は、自分を刺した犯人はプチョンではなく
ピルスジュだと警察に言うのでした。ピルジュはそのまま、逮捕されてしまう。

何年かして、また出会うプチョンとピルジュ。
プチョンはピルジュの顔を見るや逃げようとするが、そんなプチョンの前に
膝を付いて「自分と友達になって欲しい」とお願いするピルジュ。

現在。
チョンアグループの実権を握るため、マルリンはいつも
ドラ息子のプチョンの悪事をピルジュに身代わりさせていた。

そうこうしている最中、プチョンが受け継ぐ予定であったテイル物流を
ヨチョン(プチョンの亡くなった父の弟の息子)受け継ぐという話が出たのである。

息子をチョンアグループの主人にする計画であったマルリンは、すぐに義理の父であり
チョンアグループの創始者であるジャン・クッカンのもとを訪れる。

クッカンは、プチョンよりヨチョンが気に入ったと言い
更にはプチョンをミャンマーに送ると言い出すのであった。

焦るマルリンはピルジュにこの状況をなんとか回避出来ないかと相談する。

ピルスは、次回の大統領選挙で優位に立っているナ・ギチョルの娘、ナ・モヒョンと
プチョンを結婚させる計画を提案するのでした。

ピルジュは、モヒョンの前に、ピプチョンを自然に引き合わせるよう
誘導するシチュエーションを仕掛けるのでした。

引用元:https://korean-arasuji.tokyo/韓国ドラマ-カネの花-あらすじ-1話~2話-ネタバレ/

登場人物

チャン・ヒョク (カン・ピルジュ役) / チョンア経営企画室常務、弁護士
大企業の会長の孫ではあるが孤児院育ちで素性を偽っている。
自殺未遂をした過去がある。内に強く秘めた思いを隠し持つ。

◆パク・セヨン (ナ・モヒョン役) / 環境保護活動家、科学教師
大物政治家の娘でブチョンに惹かれていく。
心のどこかに昔、出会った少年の存在が残ったままだ。

◆チャン・スンジョ (チャン・ブチョン役) / チョンアグループ御曹司、常務
後継者を狙っているが能力はない。
妊娠している恋人ソウォンを捨てモヒョンとの結婚を考える。

◆イ・ミスク (チョン・マルラン役) / グクファンの長男の嫁、ブチョンの母
チョンア財団理事で会長の座を狙う。
ピルジュに対して絶大的な信頼を見せる。

<その他の出演者>

イ・スンジェ (チャン・グクファン役) / チョンアグループ創業者
ハン・ソヒ (ユン・ソウォン役) / ブチョンの秘密の恋人
ムン・ユビン (チャン・ヨンウ役) / ブチョンの妹
ソヌ・ジェドク (チャン・ソンマン役) / チョンアグループ会長、グクファンの次男
シン・ヨンジン (パク・ソンギョン役) / ソンマンの妻
カンソン (チャン・ヨチョン役) / ソンマンの息子
ユン・ソニョン (イ・ヒョンジュ役) / ヨチョンの妻、ハンミン日報社主の娘
イ・ハンナ (ハン・ウンシム役) / チョンアグループ本社秘書室職員
ホン・ドンヨン (チャン・ハユン役) / モヒョンとブチョンの息子、先天性喘息
チョン・ヘソル (チャン・ハジュン役) / ソウォンとブチョンの息子
パク・チイル (ナ・ギチョル役) / モヒョンの父、与党国会議員
チュ・グィジョン (ペ・ジョムソン役) / モヒョンの母、食堂運営
タヌ (ナ・ドゥヒョン役) / モヒョンの弟
リュ・ダム (パク・ヨング役) / ピルジュの協力者
パク・ジョンハク (オ・ギピョン役) / マルランの運転手
ホン・ギョンヨン (コ・ウナ役) / チャン家の家事責任者
クォン・ヒョク (ヤン・サンド役) / ギチョルの補佐官
キム・ジソン (アン・ヒヨン役) / マルランの秘書
チョン・ジンギ (ウ・チャンソン役) / チョンアグループ戦略企画室長
ホン・ヒウォン (ハ・ヨンド役) / ソウル中央地検検事、ピルジュの研修所同期
キム・ドンヒョン (マ・サムス役) / ハンミン日報記者
パク・ソヌ (ペ・グァンチュン役) / ピルジュの兄貴分、チンピラ
ユ・ヒョンジュ (ユ・ジョンヒ役) / モヒョンの大学の後輩
ハギョン (キム・ギョンホ役) / モヒョンの大学の後輩
チョン・ソヨン (アン・ホギョン役) / ビルジュの母
ハン・ドンファン (チャン・スマン役) / ピルジュとブチャンの亡父
チョ・ビョンギュ / ピルジュの少年時代  
ナム・ギウォン / ピルジュの少年時代  
キム・ジミン / モヒョンの少女時代  
チェ・サンウ / ブチョンの少年時代

引用元:https://korean-arasuji.tokyo/post-9167/

感想

正直な感想――――――韓国ドラマ・映画ってすごいですよね( ̄▽ ̄) 

と言うと誤解されそうですが、日本の作品がすごくないと言っているわけじゃありませんよ。

バニラは韓国映画も観ますが、俳優さんたちの演技力とか、作中に登場するファッション、髪型、アングル・構図などのカット割りに至るまで巧いと思わされるのです。

 

漫画で例えると「漫画が巧い」というあれです。

韓国作品は撮影のアングルや構図などのカット割りが日本の技法よりも劇的で、画面上に漂う小物のディテール・雰囲気に至るまで重厚な印象です。

俳優さんたちの演技も、感情の変化を微妙な表情の変化で演じ分けていて、中でも主人公のチャン・ヒョク演じるピルジュの復讐を内に秘めた終始クールな演技は適役だったと思います。

 

ピルジュはチャン・ヒョク以外に考えられなかったでしょう。

後にピルジュと呼ばれるチャン・ウンチョンは幼い頃、財閥であるチョンア・グループの理事であり、会長の長男の嫁であるチョン・マルランという人に殺されかけてた過去を持っています。

どうしてそのようなことになったのか(。´・ω・)? 

それはマルランの夫つまり会長の息子であり次期会長であるチャン・スマンの愛人の息子だったから。

 

ウンチョンは幼いナ・モヒョンに助けられて一命をとりとめましたが、母と弟は死んでしまったんですね……(´;ω;`)

それからウンチョンはピルジュと名前を変えてチョアン財閥への復讐を誓い、ピルジュはマルランの息子であるチョアンの御曹司ブチョンに接近し、ブチョンが犯した罪を肩代わりし少年院に入るなどしてマルランとブチョンの信用を得ていくと……けっこう相関関係が複雑ですよね↓

引用元:テレビ大阪

物語はピルジュがチャン・ブチョンをナ・モヒョンと結婚させる計画を練る所から始まるんですね。

そうです。ナ・モヒョンとはピルジュになる前のウンチョンの命を救った女性です(≧▽≦)

 

ピルジュは命を救われた時点でモヒョンさんに惚れているんですよ。

惚れている女性に復讐相手の財閥の御曹司ブチョンをくっつけるって……どんな気持ちやねん(^▽^;)

ここで~愛を閉ざした男~という副題回収がされるんですね。

ピルジュは愛を閉ざし復讐のためだけに生きています。

この作品を観ていてエミリー・ブロンテの『嵐が丘』に登場するヒースクリフに似ていると思いました。

ヒースクリフはわけあってアーンショウ家に復讐することを誓うのですが、その復讐が一般人が思いつくような生やましいものではなく、何十年もかけてアーンショウ家を陥れて支配するという悪魔的なものだったのです。

 

このヒースクリフは後の復讐劇に多大な影響を与えていることは間違いないでしょう。

何十年も復讐の炎を絶やさないのは意外とできることではないとバニラは思います(-ω-;) 

短期的な復讐はできても、何十年も復讐心を持ち続けそのために人生をかけて労力を惜しまず、復讐だけを生きがいに生きることができると思いますか?

 

例えばの話ですが、殺人犯に家族を殺されて復讐を誓ったとして、手っ取り早い復讐はできたとしても、ピルジュのような長期的な復讐はできないと思いますよ(´-ω-`) 

ピルジュのような復讐をしようと思ったら、まず殺人犯の家族に被害者遺族であることを気付かれずに近づき、絶大な恩を売るか結婚して親しい間柄になって、内部からその一族を支配して、崩壊させるってことですよ(;^ω^)

 

どれだけ復讐心があってもそんな長期的な復讐はできないでしょう。

だけどピルジュはそれをやってのけるだけの能力と頭脳を持っている、そこに痺れる! 憧れるゥ! 果たしてピルジュの復讐はどこへ向かうのか(≧▽≦)

PV

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