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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメ 恋愛/日常『君は放課後インソムニア』「自分を取り巻く世界の回転は、あまりにも早すぎて、その遠心力で振り落とされないように、必死で寄り添っていた」

引用元:kimisomu-anime.com

ストーリー

曲がいると、学校に行きたいと思う。これってどんな関係なんだろう。
不眠症に悩む高校生・中見丸太は、文化祭の準備を抜け出して入った物置になっている天文台
同じく不眠症の曲伊咲と出会う。二人は秘密の場所を共有することになり…?

⻘春漫画の旗手・オジロマコトの原作を、若手スタッフ陣がアニメ化。

<あなたの眠れない夜にも、きっと意味がある―― >

引用元:https://kimisomu-anime.com/story/introduction/

登場人物・キャスト

声の項はテレビアニメ版の声優、演の項は実写映画版のキャスト。

九曜高校

天文部関係

中見 丸太(なかみ がんた)
声 - 佐藤元[7]洲崎綾(幼い丸太) / 演 - 奥平大兼[8]
本作の主人公。九曜(くよう)高校天文部の部長。不眠症を抱えており、そのせいで不機嫌がちで勘違いを生み出して他の生徒と少しそりが合わない。伊咲とは他の生徒の前では親しげにしないようにしている。天体観測室(天文部室)で伊咲と出会ってから、天文部の活動として父親にクリスマスに買ってもらったカメラで天体写真を始める。
曲 伊咲(まがり いさき)
声 - 田村好[7] / 演 - 森七菜[8]
本作のヒロイン。水泳部と天文部を兼部している活発な女子だが、丸太に見つかる前は不眠症だということを他の人に隠して天体観測室を勝手に根城にして一人で隠れて睡眠を取っていた。小さいころは入院が続くほど体が弱くて水泳と体操で体力を付けた過去があり、周囲にこれ以上余計な心配をかけさせまいと不眠症のことを打ち明けられなかった。
倉敷 兎子(くらしき うさこ)
声 - 能登麻美子[7] / 演 - 桜井ユキ[9]
女性の養護教諭。天文部顧問。最初は丸太と伊咲が天文観測室を学校に無断で私的に使用していることを咎めたが、二人の不眠症を理解して公式に部屋を天文部の活動場所として使用出来る様に根回しして部の顧問に就任する。しかし、部活のやり方についてはよく知らないので指導をOGである白丸に丸投げした。
白丸 結(しろまる ゆい)
声 - 戸松遥[7] / 演 - 萩原みのり[9]
天文部のOGでアドバイザー。童顔で小柄。恋愛関係にはウブな反応をする。在学中に全国高校生天体写真コンテストの大賞を受賞している。町外れのゲームセンター「Betty(ベティ)」の店長を務め店横のユニット住宅で気ままな一人暮らしをしている。マイペースな性格で部活動は1人でしていた。卒業後も天体写真の撮影を続けており、写真の専門学校に通っていた経験と知識から丸太に写真撮影のアドバイスをしている。人見知りだが面倒見は良い。ロロという猫を飼っている。
ツーちゃん
学校内を我が物顔でうろついているハチワレの猫で、校内の二人の側にいることが多い。倉敷先生のお昼ご飯を盗んで観測室前に逃げ込んだせいで、追って来た倉敷に部屋の無断使用がバレてしまう。天文部以外でもいろいろな名前で呼ばれているが、伊咲は「ツーちゃん」と呼んでいる。放し飼いにされている飼い猫らしい。

その他の九曜高校関係者

受川 太鳳(うけがわ たお)
声 - 山下誠一郎[7] / 演 - 上村海成[9]
丸太の幼馴染で、丸太をガンちゃんと呼んでいる。小学校の時に丸太に不眠症であることを打ち明けられている。丸太の良き理解者で伊咲への想いを応援している。生徒会委員で天文部の復活や予算獲得のために丸太にアドバイスを送る。
蟹川 モトコ(かにかわ モトコ)
声 - Lynn[7] / 演 - 永瀬莉子[9]
伊咲の友達。みんなからは「カニ」と呼ばれる。ダンス部。髪型はツインテール。勉強が出来るが丸太には勝てず、敵視している。何でもあけすけに言う性格。実家はお好み焼き屋で看板娘をしている。
穴水 かなみ(あなみず かなみ)
声 - 藤原夏海[7] / 演 - 安斉星来[9]
伊咲の友達。伊咲とは小学校の頃からの付き合いで彼女の病気のことも熟知している。ソフトボール部。髪型はショートカット。力は強いがノーコンで、食いしん坊。伊咲からは「かあちゃん」と呼ばれている。
野々 三奈(のの みな)
声 - 諸星すみれ[7] / 演 - 川﨑帆々花[9]
伊咲の友達。美術部。髪型はおさげ。見た目はおっとりしているが、結構ノリがよく、それていて、コンクールで賞を獲ったこともあるしっかり者。友達からは「ののさん」と呼ばれている。
灰田 塁(はいだ るい)
声 - 狩野翔[7]
丸太のクラスメイト。元野球部。要領がいいお調子者。
羽咋(はくい)
声 - 兼政郁人
男性教師。体育会系で、丸太の不眠症に対して「甘え」「夜更かし」などの無神経な発言が多い。

その他

曲 早矢(まがり はや)
声 - 雨宮天[7] / : 演 - 工藤遥[10]
伊咲の姉。4つ年上で、県庁所在地である金沢市の大学に進学した。派手で伊咲に対して女王様のように振る舞う(伊咲は「大学デビューのギャル」と表現)。幼い頃から体が弱かった伊咲優先の家族に不満を持っており、現在も伊咲に対して意地悪な言動が多いが、それは病気を理由に特別扱いされては陰で泣いていた伊咲に対して「自分は妹を特別扱いしない」という彼女なりの愛情表現であり、天文部の合宿で伊咲と丸太のために車を出すなど本来は面倒見のいい性格である。
たつるの母
伊咲が小児病棟に入院していた時の友人(たつる)の母。伊咲を実の娘のように可愛がっていて伊咲は時々自宅を訪れている。なお、たつるは幼いときに亡くなっている。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/君は放課後インソムニア

感想

過去のある事情がきっかけで不眠症インソムニア)になった高校生・中見丸太は静かな寝場所を求めてたどり着いた今は使われていない学校の天体観測室で、クラスメイトの曲 伊咲と出会う。

話を聞くと、曲も不眠症で悩んでおり、そのことを誰かに知られるのを嫌がっていた。

二人は天体観測室で昼寝をするために同盟関係を結ぶが、天体観測室の無断使用が養護教諭の倉敷兎子にバレ……天体観測室を利用させてもらう条件として、廃部になっていた天体観測部を復活させることになるのだった。

 

不眠症に悩む主人公が主人公のアニメだったら、つい最近の『よふかしのうた』が記憶に新しいですよね。

ですが『よふかしのうた』がファンタジー色強めだとしたら、本作はリアルよりのボーイミーツガールものになります。

天文部ということで、夜に星を観察するのですが、そこで早見と曲の不眠症が役に立つんですよね( ̄▽ ̄)

 

成り行きではあったものの、早見と曲は天文部の活動を開始し、流星群の観測会を開くために奮闘したり、夜空の写真をコンテストに応募して実績を積んでいくことになります。

並行して、曲と早見が不眠症になった理由が少しずつ明かされ、二人の距離は少しずつ近づいていくのです。

13話で一本の映画のように起承転結が完結していて満足感がありました。

 

言葉選びが文学的で、とくに第五話の『飛び上がり星』での「自分を取り巻く世界の回転は、あまりに早すぎて、その遠心力で振り落とされないように、必死で寄り添っていた」が詩的で素敵でした(´艸`*)

それなのに登場人物たちのセリフが、演技してる感じじゃなくて、普通に話しているような、ちょっと痛い感じがリアルなんですよ。

 

登場人物たちがみんな大人びても、子供っぽくもなくて、年相応の高校生って感じが上手く表現されている印象でした。

でも、受川くんだけ完成されすぎた、主人公をサポートする報われない幼馴染っていう型にはまり過ぎていた感じはありますけど(^▽^;)

本作はつい最近、実写映画にもなりましたが、確かに実写に向いている作品だと思います( ̄▽ ̄)

PV

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