ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメ ファンタジー/ドラマ『魔法使いの嫁 SEASON2』「日本人が描く西洋ファンタジーの最高峰(`・ω・´)b」

引用元:prtimes.jp

ストーリー

チセの元に届いた一通の招待状———
それは魔術師の原石が集う”学院(カレッジ)”からのものだった。
蘇る過去の記憶、やっと手に入れた居場所。
悩みながらもチセは門を叩く決意をかためる。
一 学びたいんです。それが私や誰かの助けになるかもしれないから 一

初めての授業。同室となる魔術師との邂逅。
慣れぬ世界に戸惑うチセだったが、アリスとの再会に胸をなでおろす。
2人の前には教壇に立つエリアスの姿。
魔術師が集う学院で”魔法”の授業が始まろうとしていた。

引用元:https://mahoyome.jp/story/detail.html?id=1386

登場人物・キャスト

声優はドラマCD・アニメ版共通。演の項は舞台版の俳優

エインズワース家

羽鳥 智世(はとり ちせ)
声 - 種﨑敦美[9][10] / 演 - 工藤遥(第1・2弾共通[11][12]
本作の主人公。赤毛が特徴的な少女。15歳[13]→16歳[14]。作中では「チセ」とカタカナで表記される。
魔法使いとして凄まじい潜在能力を秘めるが、人ではないものを見聞きすることができる能力から父と弟に逃げられ、精神的に追い詰められた(実際は魔性に思考を操られた)母に殺されかけた過去をもつ。その後引き取られた親族からも疎まれ、周囲からはイジメなどで孤立し、生きることを諦めて身投げしようとしていたころにセスが現れて取引を持ち掛けられる。そうして自ら人身売買に臨み、エリアスに弟子兼妻として落札される[15]
特殊な魔法的性質を持つ「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」と呼ばれる存在の中でも珍しいタイプとされるが、能力を制御出来ないままでいれば寿命は3年位しかないとエリアスは見立てており、それを回避するため彼の下で魔法の修行を行う。やがてエリアスとの生活の中で周囲に理解者が増え、彼らと交流することで少しずつ前向きに変わりつつある。だが生い立ちから自分の身を大事にするという意識に欠けており、トラブル解決の際に自身を犠牲にすることを厭わないという欠点が中々治らない。
「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」としての性質からとにかく魔性・妖精・神霊といった隣人達を惹きつけやすく、時にそれがトラブルの元となることがある。また、子守歌で自分より遥か格上のエリアスを眠らせてしまったことで眠りへの適性が判明しており、練習中に何度調薬しても強力な睡眠薬しか作れなかった事もあり今では本人も自分の特性を自覚している。
エリアス・エインズワース
声 - 竹内良太[9][10]木下紗華(女性姿) / 演 - 神農直隆(第1・2弾共通[11][12]
人間ならざる異形の魔法使い。山羊のようなねじれた角が生えた狼か大型犬の頭骨の頭を備えた姿をしているが、過去に出会った人間である金髪の男性や銀髪の少女の姿にもなれる。陰に潜む能力や茨の蔓を触手のように使う能力を持ち、破壊を本質的に得意とすることから、「影の茨(ソーン)」「裂き喰らう城(ピルム・ムーリアリス)」の異名を持つ一方で、「骨頭」「影の棘」「茨の魔法使い」「半端者」などと呼ばれることもある。その正体ははっきりと明かされていないが、断片的に「元は精霊」「影に属する存在」「肉の殻を持つ者(リャー・アナム)」「人間になろうとした精霊」と語られている。
教会も迂闊に手が出せないほどの実力者かつ世捨て人。そのため監視がついており、人身売買でチセを破格の高額で競り落とすだけでなく嫁宣言まで行ったため、ペナルティとして3つの事件の解決をさせられるなど何らかの制裁をも受けている。だが本人はそのことをまるで気にも留めていない。教会に束縛されるつもりはないが、それによって教会とトラブルを起こす方が面倒なので、教会とトラブルにならない程度には課題をこなそう、と言う算段である。
シルキー
声 - 遠藤綾[9][10] / 演 - 広川碧(第1・2弾共通[16][12]
エリアスの家に住まう家事妖精(ブラウニー)。ボンネットドレス姿の美しい女性の姿をしている。「銀の君」、「銀の花」とも呼ばれている(英語版では「Silver=銀」の名で呼ばれている)。原作内で絹女給と表記されることもある。
人間に酷似した外見のため、エリアスに代わって人間への応対を行なうこともあり、家事の他にエリアスの常備薬を村人に販売するなどの手伝いもしている。
ルツ / ユリシィ
声 - 内山昂輝[9][10] / 演 - 小松準弥(第1弾[16]
チセたちがとある教会の墓場で出会った墓守犬(チャーチ・グリム)。元はただの黒い犬「ユリシィ」だったが、飼い主イザベルの死後も墓に付き従い墓守犬と化した。イザベルを「妹」と思い犬と言う自覚がなかったため、人間の姿を取ることができる。イザベルの面影をチセに見出し、自ら望んでチセと使い魔の契約を結び、「ルツ(ヘブライ語で『哀れみ深い友』の意)」の名を与えられた。初登場時は青年の姿だったが、状況に応じて本来の犬の姿にもなれ、契約後は普段は犬の姿で、必要に応じてチセと同世代の少年の姿を取るようになる。

学院(ガレッジ)

ミハイル・レンフレッド
声 - 日野聡[19][10] / 演 - 結城洋平(第2弾[12]
魔術師。左目の周囲(向かって右側)の傷と隻腕が特徴の男性。魔法使い嫌いで名が通っている。エリアスとは(一方的に)対立しているが、状況によっては共闘するなど、認めている部分もある様子。登場直前にカルタフィルスに目を付けられ、仕方なく彼に従うものの左腕を奪われた。
アリス・スウェーン
声 - 田村睦心[19][10] / 演 - 佐倉花怜(第1弾[16]齋藤明里(第2弾[12]
ミハイルの弟子で護り手。言動は男性っぽいが女性。元は麻薬中毒の両親に無理やり麻薬中毒にさせられ売人とならざるを得なかったストリートチルドレンだったが、偶然出会ったミハイルに魔力の素養を見込まれ、薬を抜かれるとともに弟子となった経緯があり、自分を救ってくれたミハイルを強く慕っている。師匠の影響か当初魔法使いの事を快く思っていなかったが、ミハイルを救うためエリアスに助けを求めた事を機に、境遇の似たチセとも仲良くなる。
アドルフ・ストラウド
声 - 鈴村健一
学院管理局に所属する事務員。故郷はドイツドレスデン。ミハイルのことを「先輩」と呼び、青年の姿をしているが、実はリンデルの元弟子で何百年も生きている。魔法使いを目指していたが、才能が半端なため魔法使いにはなれなかった。髪にリンデルとおそろいの飾りをつけている。
トーリー・イニス
声 - 小西克幸
魔法使いの研究をしている魔術師。本名はトリスタンであるようだが、その名前で呼ばれる事を拒絶する。スレイ・ベガのチセに強く興味を持っている。同僚であるナルシスとは同じ一族であるようだが、何かと自分を構ってこようとする彼を一方的に拒絶している。
ライザ・クウィライン
声 - 小山茉美[20][10]
学院篇から登場。学院長の老女。相当なやり手。女で学院長に就任したということで敵が多く、就任当時もかなりの妨害があった模様。学院や生徒達を守るため、学院反対派や敵対派閥の者たち相手に権謀術数を巡らせている。
グレゴリー
声 - 増元拓也
学院篇から登場。副学院長。ライザへの忠誠心が高く、現在の勢力が変わるような可能性を排除したいと思っている。
ナルシス・モーム
声 - 鳥海浩輔[20][10]
学院篇から登場。学院の講師である青年。イニス家の分家出身で、トーリーとは同じ一族であり色々と因縁がある模様。ナルシス自身はトーリーに帰ってきて貰いたいといった発言をしているが、彼からは拒否されている。
アレクサンドラ・ヒース
声 - 遠藤綾
学院篇から登場。学院で救護室を担当する。過去の実験で昆虫人間のような姿になった「転変者」。
ファビオ・ザッケローニ
声 - 古川慎
学院篇から登場。廃棄塔に縫いとめられた魔術師。普段は偽悪的に振舞っているし、使い魔だろうが死体だろうが思うまま操るという評判だが、根は真面目で優しいところがある。姉弟子であるヴァハマンに頭が上がらない。自身は教師ではないと言うが教師のような仕事も請け負う。
シグリ・ヴァハマン
声 - 柚木尚子
学院篇から登場。廃棄塔の管理者で教師も務める盲目の魔術師。ルーシーのアルバイト先。ザッケローニ姉弟子であり、彼の事を弟と呼ぶ。
ルーシー・ウェブスター
声 - 津田美波[21][10]
学院篇から登場。チセのクラスメイトで学院寮におけるルームメイト。「書紡ぎ蜘蛛」とも渾名される、蜘蛛を操って紙と本を紡ぐ魔術を扱う名家ウェブスター家の出身。「ウェブスターの悲劇」によって一族が皆殺しにされ大事な蜘蛛を奪われたことが原因で魔術師全般を疑うようになり、自分の力だけで事件の真相を探ろうと考えていた。そのため誰とも関わりを持ちたがらず、普段はチセにもとげとげしい態度をとっていた。本来はハッキリとした性格で、根は優しく面倒見が良い。チセの傍で色々と巻き込まれるうちに、チセを始めゾーイやリアンやアイザックといった一緒にいることの多いクラスメイトとも話すようになる。また、フィロメラに関しても「ウェブスターの悲劇」の真相に迫る手掛かりではないかと感じ、彼女の事情に介入していくことになった。
リアン・スクリム=ジョー
声 - 山下誠一郎[21]
学院篇から登場。15歳。チセのクラスメイト。<七つの盾>守護のスクリム=ジョー家嫡男。次期後継者。優等生だが、生真面目で融通が利かないところがある。本人は学院卒業後に家を捨てることを決めているが、周りからはそんなに簡単に血を捨てられるわけがないと言われている。
ヴェロニカ・リッケンバッカー
声 - 上田麗奈[21][10]
学院篇から登場。16歳。チセのクラスメイト。<七つの盾>医術のリッケンバッカー家出身。末子。上に6人の兄姉がいたが、互いに殺しあって生き残っているのは3人らしい。アトウッド家の兄妹やフィロメラといつも一緒にいる。普段から物腰柔らかく微笑みを絶やさないが、内心で何を考えているのか分からないところもある。チセに外だけでなく身内同士でも殺しあうリッケンバッカー家の内情を軽く語った際に、悪人しか出てこない話と言っていたため、自身を悪人だと認識している模様。実家の事を檻と言ったり蟲毒に例えたりと、あまり好いていない模様。
フィロメラ・サージェント
声 - 河瀬茉希[21][10]
学院篇から登場。15歳。チセのクラスメイト。リアンのまたいとこで、諜報を専門とするサージェント家の現当主リズベスの孫。暗い性格で、他人を拒絶し誰とも話そうとしない。父親が作った人造精霊のアルキュオネを従えており、まともに会話するのは彼女とだけ。家の教育で、他人から渡された飲食物を口にしようとしても体が受け付けない。両親は、リズベスの息子アダムと彼の教育のための実験体として人買いに売られてきたイリス。アダムはイリスと過ごすうちに自分の家や母がおかしいと気付き、家を捨てる事を決めて駆け落ちしてフィロメラが生まれた。後に一家はリズベスの放った追っ手に強襲され、その際に両親は死んでアルキュオネとフィロメラだけがリズベスの元に連れてこられた。
アイザック・ファウラー
声 - 西山宏太朗[21][10]
学院篇から登場。15歳。チセのクラスメイトで、常にフードを深くかぶっている。素顔に何かあるのか、フードの下を見られることを極端に忌避する。鍛冶師の家系で、スクリム=ジョー家の装備製作を請け負っている。リアンとは幼い頃からの友人で、彼の装備を全て手掛ける契約を結んでいる。魔術師の中では家名の低い庶民派。チセに対して魔術師世界の解説役もなっている。事件後、指先を失って細かな作業の出来ないフィロメラのため、とりあえず仮りで指を作ることとなった。
ゾーイ・アイビー
声 - 小林大紀[21]
学院篇から登場。チセのクラスメイトで、亜人言語研究を行っている魔術師の父親と蛇髪(ゴルゴーン)族の母親との間に出来たハーフ。ゴルゴーン族はその身体が実験材料として魔術師に需要があり、狩られる側として大きく数を減らし隠れ里で人を避けて暮らしているため当初は正体を隠していた。人外であるためか同種の気配に敏感で、入学当初はチセから漂う竜の気配を恐れて避けていたが、後に話し合って和解し友達となった。ゴルゴーン族としての能力が不安定で、制御のためのイヤーマフゴーグルを常に着用している。現在はこれらを着用しなくても制御できるようになるための訓練をしている。以前制御が出来なくなって本来の姿を見せた際、頭の蛇を綺麗だと言ってくれたルーシーを意識するようになる。
ベアトリス・バーン
声 - 佐藤はな
学院篇から登場。チセのクラスメイト。使い魔を製作するバーン家の娘。家系の影響もあってか動物好き。
ソフィア・ヒーリー
声 - 月嶋真弓
学院篇から登場。チセのクラスメイト。白と黒のツートンカラーの髪色をしている。ベアトリスと仲が良いが彼女と違い動物が苦手。
ジャスミン・セント=ジョージ
声 - 田中美海
学院篇から登場。チセのクラスメイト。<七つの盾>獣殺しのセント=ジョージ家の長女。家名の由来は竜退治の聖ジョージ(聖ゲオルギウス)から。真面目な性格で、兄が女装を止めないために周囲から色々言われた結果、兄の代わりであるかのように彼女が男装するようになる。家を捨てようとするリアンへの批判などから家に囚われているのが伺える。
ヴァイオレット・セント=ジョージ
声 - 山下大輝
学院篇から登場。チセのクラスメイト。セント=ジョージ家の長男だが、女装癖があり一族から疎まれている。今の格好を止めて後を継げと言われているが、本人は血筋とか家系とかどうでもいいと思っており、将来家を捨てることも視野に入れている。その際にジャスミンも連れ出そうと考えている模様。妹の幸せをどうすれば得られるかを常に考えている。
メイ・アトウッド
声 - 夏谷美希
学院篇から登場。チセのクラスメイト。ヴェロニカのお付きのように何時も一緒にいる。こっちは兄で12歳。かつて両親がルーシーの家のように襲撃されて殺され、ヴェロニカの家に保護された。
エイプリル・アトウッド
声 - 内山茉莉
学院篇から登場。チセのクラスメイト。ヴェロニカのお付きのように何時も一緒にいる。こっちは妹で11歳。
ロイ・トールマン
声 - 藤原聖侑
学院篇から登場。チセのクラスメイト。
マーティン・チャンドラー
声 - 大西弘祐
学院篇から登場。チセのクラスメイト。褐色肌でドレッドヘアーの少年。サメ映画に執着していて、迷作まで網羅している模様。
ケヴィン・フォーブス
声 - 内田修一
学院篇から登場。チセのクラスメイト。前髪で目が隠れている。お調子者で、不用意な発言で周囲の顰蹙を買ったりする。
ラザラス・マクガヴァン
声 - 滝口巧
学院篇から登場。チセのクラスメイト。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/魔法使いの嫁

感想

心に深い傷を負う日本の女子高生が、イギリスで奴隷オークションにかけられ、魔法使いエリアスに買われ、魔法使いの嫁となり始まる物語です。

最初こそ奇抜な始まり方だと思いましたが、その始まり方すら『魔法使いの嫁』の世界観として成立しているのがすごいです。

私的感想ですが、『魔法使いの嫁』は日本人が描く西洋ファンタジーの最高峰といっても過言ではないと思います(≧▽≦)

作者のヤマザキコレさんは北海道出身ということで、日本人だと思いますが「日本人らしからぬファンタジーを描かれるな~」と思うんですよ。

 

日本人が描く西洋風を舞台にしたファンタジー作品って、西洋文化をそれほど知らずに描かれている人もいるので、日本独自の『ドラクエ』的RPGの世界観で形成されているんですよね( ̄▽ ̄)

近年では『小説家になろう』発の西洋風の異世界を舞台にしたファンタジー作品が広まったことで、そういうヨーロッパ風の世界観はナーロッパと呼ばれています。

ですが『魔法使いの嫁』では、まるで「西洋人が描いたんちゃうか」と思うほど、西洋文化の空気感が作品から感じられるんですよ。

まるで、海外のファンタジー小説のような世界観なんです。

 

もっとも近しいと思うのは『ハリーポッター』シリーズですかね(。´・ω・)?

SEASON2になってから、主人公のチセちゃんが魔法学校に入学することになる展開など『ハリーポッター』を真っ先に連想しますよね(´艸`*)

確か、以前『ハリーポッター』の作者J・K・ローリングさんがインタビューで答えていたように思うんですが『ハリーポッター』の世界には文明の機器をできる限り登場させないように気を付けていた、みたいなことをおっしゃっておられたような、いなかったような(。´・ω・)?

 

何が言いたいかというと『魔法使いの嫁』にも、文明の機器があまり登場しなくて、まるでシャーマニズム的な静かな物語が展開していくんです。

作者のヤマザキコレさんは幼少のころから、本を読むのが好きだったそうで、おそらく海外ファンタジーをたくさん読んでおられたと思うので、そのころの経験が漫画に生かされているんでしょうね('◇')ゞ

PV

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