ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 SF/アクション『アウトランダー』「武器よさらば」

引用元:Filmarks

ストーリー

「パッション」のジム・カビーゼル主演によるSFファンタジー。とある惑星から飛び立った宇宙船が、8世紀の地球・ノルウェーに不時着した。唯一の生存者である乗組員ケイナンがバイキングに捕らわれる一方、宇宙船に潜んでいた殺戮生命体「モアウェン」が次々と人間たちを襲いはじめる。バイキングの族長の命を救ったことで信頼を得たケイナンは、彼らと力をあわせてモアウェンを倒すべく立ちあがる。共演に「トリスタンとイゾルデ」のソフィア・マイルズ

引用元:https://eiga.com/movie/53925/

感想

アウトランダー』と言えば英米合同制作のドラマシリーズの方が有名ですが、これは映画なんですね( ̄▽ ̄) バニラはドラマの『アウトランダー』を知りませんが、あれも主人公が過去の時代に飛ばされる話らしいです(違っていたら、ごめんなさい(>_<))。

 

 この映画『アウトランダー』も主人公のケイナンが700年代のノルウェーにやってくる設定は似ていますが、ケイナンがいわゆる宇宙人というところがドラマ版とは違うのではないでしょうか( ̄▽ ̄) 

 

 いや~、バニラもはじめ「どういうこっちゃ」わけがわかりませんでした(^▽^;) 宇宙船のような物体が突然海に着陸して、宇宙服を着た人物が降りて来たのに、時代が700年代のノルウェーです(;^ω^) 

 

 古代宇宙飛行士説は本当だったのか? そしたら、宇宙飛行士の一人が何者かに襲われたような状態で死んでしまっているんですよ。少し観て行くと、ケイナンは違う惑星から何らかの理由で地球にやって来たということがわかります。

 

 つまり『アウトランダー』の世界の宇宙には、高度に発達した文明を持つ生命体が存在しているということを理解しておく必要があります。ケイナンは高度な文明を持つ惑星からのアウトランダー(外国人)であり、近年人気のある現代人が過去や異世界に転移・転生して現代知識を活かし無双する系の作品を思い浮かべたのですが、そういう訳でもなくただ単に肉弾戦を繰り広げるんですね(^▽^;)

 

 リアルっちゃリアルです。だって、現代人が過去や異世界に転移・転生して無双するっていったって、過去の人や異世界人だって馬鹿じゃないんですから、簡単に無双できるわけありませんよね( ̄▽ ̄)

 

 例えるなら『戦国自衛隊』ですよね。うろ覚えですが、あの映画も自衛隊が戦国時代にタイムスリップして、戦国武将たちと戦うのですが、自衛隊の近代兵器をもってしても、戦国武将たちはいい勝負していたように思います。

 

 そして、この作品のバイキングたちがとにかく強くて、怖い……(~_~;) これを見ていると現代人が過去や異世界に行って、現代知識で無双するなんてできるわけないと思います。その文明や時代を生きていた人々を侮ってはいけない(^▽^;)

 

 ケイナンはあっけなく捕らえられて、何をしにここに来たと尋問されるとドラゴンのペンダント(。´・ω・)? を指さします。つまりドラゴンを倒しに来たというのですよ。当然バイキングたちはそんな話し信用するはずもなく、腕を縛られて軟禁です。

 

 ですがケイナンはアメリカ映画にありがちなマッチョで戦闘力高い系の主人公ですから、バイキングたちの隙をついて逃げ出したとき、本当にドラゴンのような怪物がバイキングの村に襲ってきたのですΣ(゚Д゚) 

 

 ドラゴンの襲撃を数人の犠牲を出したものの防ぎ、バイキングたちはケイナンの話しを信じることにして、ドラゴン討伐を決意する。ノルウェー雄大な自然を進んでいくと、何かが棲みついていると思われる洞窟を発見します。

 

 血の気の多い戦闘民族たちは恐れを知らず、洞窟に入り当然洞窟の主に返り討ちにされます。そんな危機的状況をケイナンのとっさの判断で切り抜け、洞窟の主、通称バーソロミュー・くまさんの討伐に成功したのです~( ̄▽ ̄)

 

 冗談です、普通のクマさんです(^▽^;) バイキングたちはそのクマさんがドラゴンだと思っているのですが、怪物の正体を知っているケイナンは当然違うことに気付いています。その活躍のおかげで、ケイナンはバイキングたちの信頼を勝ち取り仲間になるのでした。

 

 しばらく平穏に過ごしているとドラゴンが村にやって来たことで、村は危機的状況になり、ドラゴンはケイナンに復讐するために襲ってきているということが判明します。

 

 ケイナンが宇宙人だという話は最初にしましたが、実はケイナンの住んでいた惑星は恐らく環境破壊か何かの影響で住めなくなり、新たに住める星を探して宇宙を旅していたのです。すると、人間の住める丁度いい環境の星を見つけて降り立ってみると、モーウェンと呼ばれるドラゴンが棲んでいました……(~_~;)

 

 ケイナンたちはその進み過ぎた科学力により、その星に生息するモーウェンを一匹残らず駆逐して、自分たちの住める星にしようとします。そんな考えだったら、以前住んでいた星が住めなくなった原因もわかるきがしますね(^▽^;) 

 

 モーウェン側からしたらケイナンたちは自分たちの棲む星に勝手に攻めてきて、自分たちの仲間を皆殺しにした侵略者です。『進撃の巨人』で主人公のエレンが、巨人たちの進行によって家族や仲間たち、故郷を奪われて、巨人たちをこの世から一匹残らず「駆逐してやる!」と誓いますが、モーウェンからしたらその状況と同じですよね。

 

 ケイナンもケイナンで家族と仲間たちをモーウェンに殺されて、復讐したい気持ちもわかります。確かにケイナンにも同情の余地があるし、殺されてしまった家族と仲間たちには同情しますが、元をたどると原因を作ったのはケイナンたち側で、モヤモヤします……( ;∀;)

 

 憎しみは新たな憎しみを生むという言葉通りですね……(´-ω-`) 復讐しに来たモーウェンの最後の生き残りをケイナンはバイキングと協力して駆除することができ、ケイナンは700年代の地球に残って、バイキングたちの王となりめでたしめでたしでした。

 

 いわゆるB級映画で、ネットの評価は渋いですが、視聴後も色々考えさせられますし、比喩や皮肉、警句に飛んだすばらしい映画だったと思います(≧▽≦)

予告

www.youtube.com