ストーリー
「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」「パール・ハーバー」のベン・アフレックが、監督のほか製作・主演も務め、イランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件の救出作戦を描くサスペンスドラマ。1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。52人が人質になるが、混乱の中、6人のアメリカ人が自力で脱出。カナダ大使の自宅に身を潜める。CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスは、6人を安全に国外へ脱出させるため、大胆不敵な作戦を立案。「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人をその撮影スタッフに偽装して出国させようとする。12年度・第85回アカデミー賞で7部門にノミネートされ、作品賞、脚色賞、編集賞の3部門を受賞した。
登場人物・キャスト
※括弧内は日本語吹替
- トニー・メンデス - ベン・アフレック(森川智之)
- ジャック・オドネル - ブライアン・クランストン(内田直哉)
- レスター・シーゲル - アラン・アーキン(稲垣隆史)
- ジョン・チェンバース - ジョン・グッドマン(島香裕)
- ボブ・アンダース - テイト・ドノヴァン(竹田雅則)
- コーラ・ライジェク - クレア・デュヴァル(増岡裕子)
- マーク・ライジェク - クリストファー・デナム
- ジョー・スタッフォード - スクート・マクネイリー(村治学)
- キャシー・スタッフォード - ケリー・ビシェ
- リー・シャッツ - ロリー・コクレーン(間宮康弘)
- ケン・テイラー - ヴィクター・ガーバー(各務立基): イランのカナダ大使
- ハミルトン・ジョーダン - カイル・チャンドラー: 大統領首席補佐官
- マリノフ - クリス・メッシーナ(川原慶久)
- ロバート・ペンダー - ジェリコ・イヴァネク
- ジョン・ベイツ - タイタス・ウェリヴァー(廣田行生)
- アダム・エンジェル - キース・ザラバッカ
- サイラス・ヴァンス - ボブ・ガントン: 国務長官
- マックス・クレイン - リチャード・カインド
- ピーター・ニコルス - リチャード・ディレイン
- レザ・ボルハニ - オミッド・アブタヒ(小形満)
- パット・テイラー - ペイジ・レオン
- サハル - シェイラ・ヴァンド
- トーマス・L・アハーン・Jr - クリストファー・スタンリー
- ジャック・カービー - マイケル・パークス
- ニーナ - エイドリアン・バーボー
- クリスティーン・メンデス - テイラー・シリング
- スタンスフィールド・ターナー - フィリップ・ベイカー・ホール(クレジットなし)(廣田行生): CIA長官
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/アルゴ_(映画)
感想
多少の脚色はされていると思いますが、1979~1980年に起こったイラン革命の際、カナダ大使館に避難していた6人を、SF映画のロケ地を探すカナダ人クルーに仕立て上げ、救出した事実に基づく物語です。
主人公のトニー・メンデスが息子と通話しながら猿の惑星を見ているときに、この荒唐無稽な映画みたいなと評される『アルゴ』作戦を思いつくんですよ。
当然、反対はありましたが、逆に奇をてらっていた方が、バレないという人間の心理にかけて、『アルゴ』作戦は進められるのです。
トニーたちはハリウッドにおもむき、特殊メイクの第一人者『猿の惑星』でアカデミー賞に輝いた、ジョン・チェンバースに協力を頼み、ジョンはお蔵入りになっていた『アルゴ』というSF映画の脚本を完成させます。
そして、予行練習を何度も行い、イランに侵入、スリリングな展開は度々ありましたが、6人の大使館員の救出に成功します。その後、この救出作戦の詳細は長い間伏せられていましたが、映画『アルゴ』という形で日の目を見ることになったのです。
アメリカ好きのしそうな話ですし、映画化されたのは必然だったと思いますよね( ̄▽ ̄) 当初、そんな賭けのような作戦によく踏み切ったと思いますが、まさか映画のクルーを装うなんて突飛な作戦、誰も考えませんよね(^▽^;)
それにハリウッドの特殊メイク技術に自信があったということでしょう。イランに侵入するまでの前置きはちょっと退屈に感じるかも知れませんが、作戦が開始してからは手に汗握り、成功するとわかっていても最後までハラハラドキドキで面白かったです('◇')ゞ