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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメ スポーツ/ギャンブル 『ONE OUTS』「勝負を舐めてんのか」

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引用元:dアニメストア

 めっちゃ面白かった( *´艸`) ギャンブル物やデスゲーム系の作品って、騙したり騙されたり、堕としたり、堕とされたり、痛い目に遭わせたり、遭わされたり、人間の闇の部分がえぐり出されてしまって視聴後、人間が信用できなくなるじゃないですか(^▽^;)

 

 信用できるのは自分だけ、やらなきゃやられる、やられる前にやれ!(''ω'')ノ って気持ちになりますよね(´▽`) あれバニラだけ? バニラだけではないですよね(;´Д`) だってデスゲーム系の作品は人気がありますもん。

 

 今期だってサッカー版のデスゲーム『ブルーロック』がすごい人気じゃぁぁぁぁないですか! みんな人間が追い詰められた時に見せる負の部分が見たくて見たくてしょうがないのです(´▽`)

 

 そんな視聴後に人間不信になるデスゲーム系の話の野球版『ONE OUTS』ですが、デスゲーム系ではあるものの、この作品は主人公最強系の作品で意外と爽快なんですよ。主人公は表紙を飾っている渡久地東亜(とくち とうあ)というツンツン頭のスーパーサイヤ人なんですけど、渡久地は”本当の勝負師”といわれています。

 

 恐らくギャンブルに置いては無敗。渡久地は沖縄でONE OUTSという賭け野球で無敗の記録を誇っていて、そんな彼の前に島弘道(こじま ひろみち)という球界を代表する名バッターが現れ、渡久地とONE OUTSで勝負することになるのです( *´艸`)

 

 結論だけ申しますと渡久地は児島に初めて負けを喫し、敗者は勝者のいうことを聞かなければならないという約束のもと、渡久地を自分の所属する球団リカオンズにスカウトするのです。

 

 渡久地はリカオンズを優勝に導くことを約束するのです。毎シーズン下位をうろうろしていたリカオンズですが、渡久地がチームに加わったことで、連勝を続け――という物語になっています。

 

 この作品の何が面白いって、スポーツマンシップを全否定してるところが爽快なんです( *´艸`) 渡久地はオーナーとワンナウツ契約というワンナウト五百万円、一失点五千万円の契約をするのです。

 

 だからオーナーからしたら、渡久地には失点して欲しいわけですよ。スポーツといってもビジネスとして成立しているので、儲けが出れば自球団が負けても別に問題はないんですよね(;^ω^)

 

 自球団が失点すると大喜びするという狂気です( *´艸`) しかし渡久地は野球のルールを逆手に取って、思いもよらない奇策でチームを勝利に導き、オーナーからお金をぶんどるという痛快さ(≧▽≦)

 

 よくこんなことが思いつくな~と感心しっぱなしでした。反則合戦や、世界一の俊足封じ、盗聴などなど、本当にすごいですよ。ギャンブル漫画とか見ていると思いますが、ギャンブル漫画描く漫画家さんって天才ですよね~(*´▽`*)

 

 この『ONE OUTS』を描いている漫画家さんは『LIAR GAME』で知られる甲斐谷忍(かいたに しのぶ)という方で、Wikipediaで経歴などを調べてみると、納得ですよ。そんな甲斐谷さんの描く野球漫画は、今までの友情・努力・勝利のスポーツマンシップを否定しているのだから凄い。

 

 スポーツマンシップと言っても、スポーツは勝負なんです。表上は綺麗ごとを振りかざしてスポーツすればいいですが、実際のスポーツは戦争と同じで、勝てば官軍負ければ賊軍の世界なのですよね。

 

 渡久地は「勝負を舐めてんのか」と言っていましたし、スポーツによって莫大なお金が動いているのが現実で、綺麗ごとでは済まされないのが本当のところなんですよね(´・ω・`)

 

 スポーツと政治を一緒にするなと最近は特に言われていますが、スポーツが莫大なお金を動かし、色々な政治的プロパガンダやなんやらに利用されているのですから、政治とスポーツは切っても切り離せない関係になってしまったのでしょう。

 

 だから、渡久地のやっていることが実際には勝負というものに真正面から向き合った本当の戦いなのだと思います。ビジネスとして成立しなければ、サッカーや野球、その他多くのスポーツやオリンピックなど誰が主催してくれるというのでしょう(´-ω-`)