登場人物が謎の記者たちにインタビューされて、事件の詳細を話すというというインタビュー形式の総集編になっています。あの登場人物の行動原理や、アニメではよくわからなかった登場人物の心理的葛藤などの新情報が収録されていました(*´▽｀*)
タクシードライバーである小戸川（おどかわ）さんを中心とした群像劇で、色々な登場人物がそれぞれの思惑で行動するが、最終的には一つの結末に終着する群像劇になっています。
本当に何から何まで考え尽くされた無駄のない作りになっているので、少年漫画であるような敵を倒したら、新たな敵が現れるというような展開もないし、あまり余計な話を追加すると蛇足になってしまうので総集編になったのは仕方がなかったのかな、と思います(￣▽￣)
登場人物の関係図でもないと説明できないほど複雑に、それぞれの思惑が入り乱れているので、詳しいストーリー説明は省きますが、物語は一人の少女の失踪事件を主軸に展開されています。
一見何の関係もなさそうな登場人物たちも、直接的であったり、間接的であったりして少女失踪事件と半グレたちの抗争に絡んでいるんですね(*´▽｀*) そして、アニメ版では少女失踪事件の真犯人は捕まらないまま、後味の悪い終わり方になっていて（これはこれで評価の高い終わり方ではあったんですけどね(^▽^;)）消化不良のままだったんですが、映画版でアニメ版最終回のその後が描かれていたんですよ。
これで一応一件落着したんですが、どうして”その結末”になったのかという中間の説明がそれほどされておらず、考察しがいがある構成になっているんです(。-`ω-)
ようはあれです、本格ミステリー小説には読者への挑戦という、推理に必要なヒントをすべて提示して、読者に推理させるくだりがあるのですが、この『オッドタクシー』には、少しの謎を残して明かされなかった真相を視聴者に推理させようとしているのだと思います。
で、バニラは気になって色々調べてみたら、何と推理に必要なヒントとなるピースがYouTubeにアップされている公式のオーディオドラマにあるということを発見しましたΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！
そのオーディオドラマと、映画を劇場で見ることでもらえたらしい入場者特典に『未公開証言ステッカー』なるものがあったそうで、未公開証言をネットで調べてみたら、未公開証言ステッカーの考察をされている方のサイトを見つけて読ませてもらいました。
これで推理に必要なヒントはすべてそろいました。バニラの灰色の脳細胞が一つの真実を導き出したのです！(。-`ω-) オーディオドラマと未公開証言の二つを鑑みて、オッドタクシーを観ると繋がらなかった点と点が線で繋がるではありませんかΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！名探偵と呼ばれたじっちゃんの名に懸けて、真実はいつも一つ！
ここから、ネタバレがあるので、ネタバレが嫌な方は動画のところまで飛ばしてください
――結論から言ってしまうと、幸せのボールペンに付けられた盗聴器のおかげで小戸川さんは助かったのだと思います。その幸せのボールペンの盗聴器の電波を拾って盗聴していたキリンの長嶋聡（ながしま さとし）くんが助けを小戸川さんの元に差し向けたのではないでしょうか(。-`ω-)――
そしてあの三人の探偵を雇っていたのは小説家らしい発言をしていた女将さんが、小説か何かの取材の為に情報収集の為に雇ったのだと思いましたが、合っているかどうかわかりません(^▽^;)
はい、ネタバレを飛ばした皆さまお久しぶりです(￣▽￣) 不本意にネタバレを読まれた方がいたら、お悔やみ申し上げます(^▽^;) この作品はネタバレなしで観た方が絶対いいので、バニラはあなたから考察の楽しみを奪ったことになったでしょう( ;∀;)
そして、運よくもネタバレを読まなかった皆さまは、どこかでネタバレを知らない内に視聴することをお勧めします。人にもよりますが、バニラの中では今一番薦めたい作品が『オッドタクシー』です。間違いない名作です(*´▽｀*)
YouTubeのオーディオドラマをついでに貼っておきますので、オーディオドラマだけでも聴いてみてください。ストーリーを知らなくても、キャラクターの話し単品でも十分面白いですよ('ω')ノ
