ストーリー
敵国同士の2人が偽りの夫婦に!?2人だけの“小さな嘘”は、国の未来を変えるのか――。
100年断絶している2つの国。“金の国”の誰からも相手にされないおっとり王女サーラと“水の国”の家族思いの貧しい建築士ナランバヤル。敵国同士の身でありながら、国の思惑に巻き込まれ“偽りの夫婦”を演じることに。深刻な水不足によるサーラの未来を案じたナランバヤルは、戦争寸前の2つの国に国交を開かせようと決意する。お互いの想いを胸に秘めながら、真実を言い出せない不器用な2人の<やさしい嘘>は、国の未来を変えるのか――。
引用元:https://filmarks.com/movies/104001
2017年「このマンガがすごい!」で第1位を獲得した岩本ナオの同名コミックをアニメーション映画化。
商業国家で水以外は何でも手に入る金の国と、豊かな水と緑に恵まれているが貧しい水の国は、隣国同士だが長年にわたりいがみ合ってきた。金の国のおっとり王女サーラと、水の国で暮らすお調子者の建築士ナランバヤルは、両国の思惑に巻き込まれて結婚し、偽りの夫婦を演じることに。自分でも気づかぬうちに恋に落ちた2人は、互いへの思いを胸に秘めながらも真実を言い出せない。そんな彼らの優しい嘘は、やがて両国の未来を変えていく。
俳優の賀来賢人がナランバヤル、浜辺美波がサーラの声を担当。「サマーウォーズ」のマッドハウスがアニメーション制作を手がけ、テレビドラマ「コウノドリ」の坪田文が脚本、人気アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のエバン・コールが音楽を担当。
2023年製作/117分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2023年1月27日
引用元:https://eiga.com/movie/97399/
登場人物・キャスト
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/金の国_水の国
感想
隣り合う2つの国は戦争が絶えなかった。
あるときは犬のうんちの後始末を巡って戦争になり、あるときは猫のおしっこが領地に入ったの入らなかったので戦争になり、そして2つの国は境界線に壁を作り国交を閉じてしまう。
それから時は流れ、貿易や工業技術によって金(富)はあるが水を含める自然の豊かさがないA国と、自然は豊かだが工業技術の弱いB国。
対立する2つの国は、最も美しい姫と、最も賢い男を送り合うことにして和睦の道を歩み始めたかに思えたが、A国は猫を、B国は犬を送り、危うく戦争の危機になるが……機転を利かせたA国の姫とB国の男はそのことを隠すことを決め……という物語です( ̄▽ ̄)
例えるなら、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』『リア王』『ジュリアスシーザー』を喜劇にして、舞台を中東にしたような物語だと感じました。
この世界観めっちゃ好きです(≧▽≦)
中東をテーマにした世界観と登場人物たちの衣装が最高なんですよ。
日本で制作されるファンタジーの舞台はヨーロッパ(俗にナーロッパ)風のファンタジーばかりで……中東の世界観を舞台にしたアニメ・漫画って、以外と少ないと思うのです(^▽^;)
バニラは森薫さんの『嫁物語』の絵が好きでして、好きな理由が文化と民族衣装にあるのです。
バニラ民族衣装が好きで、色々な国の民族衣装を調べていた時期があるのですが、民族衣装にはその地域の文化や生活の知恵などが詰め込まれていて、調べれば調べるほど奥が深くて、観ているだけで楽しんですね( ̄▽ ̄)
そんな民族衣装愛が溢れているのが森薫さんの『嫁物語』なんですよ。
衣装の装飾が細かくて、デザインも最高なのです。
本作『金の国 水の国』も中東・トルコ辺の世界観と衣装で、中東風文化の楽しめる作品でした(≧▽≦)b