ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 SF 『スフィア』「珍らしい話とおっしゃるのですか、それではこんな話はどうでしょう」

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引用元:yahoo!映画

 これはSFと言えるのか? ちょっとわからないですが、一応SFと謳われているので、SFなんですよ。昔はS(サイエンス)F(フィクション)しかSFと認められませんでしたが、日本では藤子A&F先生のおかげで、S(すこし)F(ふしぎ)もSFとして認められるようになしましたからね( ̄▽ ̄)

 

 それだけSFのジャンル分けは難しいんですよ。で、本作は太平洋の深海に突如現れた謎の巨大な球体

引用元:映画『スフィア』

を調べるという形で心理学者や数学者、生化学者など様々な学者たちが政府に呼び出され、調査する未知との遭遇を扱った作品ということで、どうあろうと本作はSFにジャンル分けできると思います。

 

 調査を進めていくと、どうやら、「この球体は地球上のものではない」ということが判明し、わけのわからぬまま仲間の一人が球体の中に取り込まれてしまいます。

引用元:映画『スフィア』

 そして、球体から出て来た仲間はおかしくなってしまっているんですよ。この物語に似ている怪奇小説をバニラ知っています。江戸川乱歩の短編小説に、ある鏡好きの男が、球体状の鏡の中に入って、気がふれてしまう『鏡地獄』という小説があるんですよ。

 

 球体状の鏡の中に入るって設定が面白いなって思って読んだ記憶があります。本作の話とは全然関係ないんですけど、ちょっと似てるなって思いませんか? それから、おかしなことが次々起きて、仲間たちが次々死んでいくというパニック展開に突入しますΣ(・ω・ノ)ノ! 

 

 どうやら、球体には人間の潜在的恐怖を具現化できる能力があるらしく、科学者たちの恐怖の象徴が襲い掛かって来るのです。ハリーポッターの魔法生物にまね妖怪、ボガードという魔法生物が登場するんですが、あれと同じですよね( ̄▽ ̄)

 

 科学者たちは自分の恐怖と戦いながら、サバイバルを繰り広げ、そんなとき謎の球体からコンタクトが送られてくるんですね。なんと、この球体は意思を持っているのです。

 

 色々なジャンルがごっちゃになっている印象で、最後まで観ても謎がすべて解明されるわけではなく、恐らく、球体は人類よりも高次元の存在なんでしょうけど、何の目的で地球にやって来たのか? 特に物語の根幹になっていそうな、タイムトラベル要素は何だったのか? 消化不良になる映画でした(^▽^;) 

 

PS 恐らく、時代が追いついていないのでしょう。