ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

アニメーション映画 SF/恋愛『夏へのトンネル、さよならの出口』「※これはSFではなく、恋愛物語です」

引用元:news.nicovideo.jp

ストーリー

第13回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞と審査員特別賞をダブル受賞した八目迷の小説「夏へのトンネル、さよならの出口」をアニメーション映画化。

とある田舎町で噂されている「ウラシマトンネル」。その不思議なトンネルに入ると、あるものを失う代わりに欲しいものが何でも手に入るのだという。掴みどころがない性格に見えて過去の事故が心の傷となっている高校生・塔野カオルは、芯の通った態度の裏で自身の理想像との違いに苦悩する転校生・花城あんずと、トンネルを調査してそれぞれの願いをかなえるため協力関係を結ぶ。

蜜蜂と遠雷」の鈴鹿央士が主人公カオル、「いなくなれ、群青」の飯豊まりえが転校生あんずの声を演じる。「デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆」の田口智久が監督・脚本を手がけ、「映画大好きポンポさん」のCLAPがアニメーション制作を担当。

引用元:https://eiga.com/movie/96314/

登場人物・キャスト

塔野カオルとうの カオル

本作の主人公[5][2]。不慮の事故により妹を亡くした田舎の高校生[1]。自身の生い立ちによって芯のない冷めた性格をしており、流されるままに日々を過ごしていた[5]
八目はカオルについて、八目自身の多くのものを背負ってもらうつもりで書いたとしている[5]
花城あんずはなしろ あんず
声 - 飯豊まりえ[7] / 吉岡茉祐[8](オーディオブック)
本作のヒロイン[5]でもう一人の主人公。ある事情で田舎へ転校してきた少女[1]。カオルのクラスメイト。クールな外見とは裏腹に情熱と憧れを宿している芯の強い性格で、歯に衣着せぬ物言いや高潔な態度によって周囲と衝突することもある[5]
八目はあんずについて、能力は他者より優れているが、あくまで一般的な10代の少女であり、特に喜怒哀楽を意識して書いたキャラクターだとしている[5]
川崎小春かわさき こはる
声 - 小宮有紗[9] / 朝日奈丸佳[8](オーディオブック)
クラスの女王様ポジションにいる少女[5]。プライドが高く、良くも悪くも素直な性格であり、それゆえに調子に乗りやすかったり傷つきやすかったりする[5]
八目は川崎について、本作で書いていて一番楽しかったキャラクターとして名前を挙げ、本作で一番成長したキャラクターかもしれないとしている[5]
加賀翔平かが しょうへい
声 - 畠中祐[9] / 植木慎英[8](オーディオブック)
カオルの友人。
塔野カレンとうの カレン
声 - 小林星蘭[9] / 中井美琴[8](オーディオブック)
カオルの妹。
浜本はまもと先生
声 - 照井春佳[9] / 三重野帆貴[8](オーディオブック)
カオルのクラスの担任。
カオルの父

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/夏へのトンネル、さよならの出口

感想

作者の八目は、『時をかける少女』『ほしのこえ』『七回死んだ男』『刻刻』などの影響で、以前から時間にギミックのある話を執筆したいという思いがあり、前述した『インターステラー』を鑑賞し、主人公たちが「ミラー博士の星」に着陸してから任務を急いで終わらせようとする焦燥感や、任務終了後になってから膨大な時間を浪費してしまったことを知る取り返しのつかなさに感銘を受け、本作の執筆に至った[5]。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/夏へのトンネル、さよならの出口

インターステラー』の時間ギミックは確かにすごかったですからね( ̄▽ ̄)

SFと言えば、時間ギミック。時間が交錯する系の作品は、後半からの伏線回収が鳥肌物でバニラの大好物です(≧▽≦)

そんな時間ギミックの役割を担っているのが本作のキー設定である「ウラシマトンネル」なんですね。

 

ウラシマトンネルの中に入れば時間を失う代わりに、欲しい物が手に入るという都市伝説が田舎町で囁かれていました。

高校生の塔野カオルという少年が、偶然「ウラシマトンネル」を発見し、後をつけて来た転校生のクラスメイト・花城あんずと共に、二人は互いの欲しい物を手に入れるために、共同戦線を結ぶことになるのです。

引用元:映画『夏へのトンネル、さよならの出口』

と、そのあらすじを見たときは「時間ギミックを使ったSF作品」と思って見始めたのですが、これはただ時間ギミックを使ったSFではなく恋愛だったんですね……。

バニラが期待した時間ギミックを使ったSF的伏線回収はなく、いろいろと投げっぱなしな、ボーイミーツガールでした。

結局ウラシマトンネルとは何だったのか?

カオルくんと父親との関係は?

 

綺麗に終わった感を出しているのですが、いろいろと不完全燃焼気味で、その後大変じゃない……という不安が残ります。

原作小説版ではそれらの疑問が解決されているのでしょうか?

いろいろ批判的に聞こえてしまいそうですが、物語はちゃんと面白いですから安心してください(^▽^;)

何より、本作の自然描写は新海誠監督の作品のように綺麗で、演出がとにかくエモいの一言なんです(≧▽≦)

深く考えず2人のボーイミーツガールを楽しむ分には、十分面白い作品でした('◇')ゞ

予告

www.youtube.com