ストーリー
事故死した男性の生まれ変わりである子犬のフルークが繰り広げる冒険を描いた動物ファンタジー。飼い主を亡くし、ひとりぼっちになってしまった子犬のフルークは、自動車事故で死んだ男性トムの生まれ変わりだった。少しずつ前世の記憶を取り戻していったフルークは、かつての妻と息子のもとへと向かう。飼い犬として再び家族と暮らしはじめるフルークだったが、トムの事故死の原因となった男ジェフが彼らの前に現われ……。
1995年製作/96分/アメリカ
原題:Fluke
引用元:https://eiga.com/movie/48934/
登場人物・キャスト
マシュー・モディーン(トーマス・P・ジョンソン)
エリック・ストルツ(ジェフ・ニューマン)
ナンシー・トラヴィス(キャロル)
マックス・ポメランク(ブライアン)ほか
感想
初見の感想が『僕のワンダフルライフ』ですね( ̄▽ ̄)
いや、こちらの方が20年以上も前の作品になるので、正しくは『僕のワンダフルライフ』が恐らくこの作品に影響を受けているように思われます(知らんけど~)。
『僕のワンダフルライフ』では犬が何度も輪廻転生して、最初の飼い主に会いに行くという話でしたが、本作『フルーク』では事故で死亡した男トーマス・P・ジョンソンが犬に転生して、残された妻と子に逢いに行く作品になっていました。
犬に転生してたトーマスは保健所のようなところに生まれてすぐに連れて行かれますが運よく脱出し、ホームレスのおばあさんに出会い「フルーク」という名前をもらいます。
ですが、おばあさんはすぐに病気で亡くなってしまいます。
そのことを知らないフルークは一匹でおばあさんの帰りを待っていましたが、そのときランボーという犬がフルークに近づいて来て「おばあさんは帰ってこない」といい、自分に付いて来るように言うんですね。
それから、フルークはランボーと共に行動を共にし、生きる術を学びます。
ランボーのおかげでフルークは立派な成犬となったある日、フルークは自分が人間だったときの記憶をおぼろげに思い出すのです!
ですが、その記憶は取り留めのないものであり、そんな生活を送っているとき、フルークは実験用動物として何処かの研究所に捕らえらてしまうんですね(>_<)
動物系のファミリー映画では、犬が捕らわれるがもうテンプレなんですね(≧▽≦)
そこから助け出してくれたのがランボーです。
が……ランボーがフルークを助け出したときに銃で撃たれて死んでしまうのです(´-ω-`)
そしてフルークは師匠であるランボーとの死別を経て、町を彷徨っていると人間だった時の妻と子を偶然見つけ、家に潜り込むことができましたが、そこにトーマスの事故死の原因?となったと思われる男ジェフ・ニューマンが現れフルークはジェフに襲い掛かってしまうのでした(;゚Д゚)
どうなるフルーク! という映画でした。
ここからはオチのネタバレを書くのでご注意くださいね( ̄▽ ̄)
物語の演出として、トーマスはジェフに会社の経営方針を巡るトラブルでか? 妻とトーマスとジェフの三角関係? がきっかけてジェフに事故に見せかけて殺されたというミスリードをされていたのですが、実はトーマスの事故の原因はトーマス自身にあったのです。
ジェフとは確かに会社の経営方針を巡るトラブルがありましたが、それは家族をほったらかして利益ばかりに固執するようになったトーマスを、ジェフが「おまえは変わってしまった」と諭したことで、怒ったトーマスがジェフの車を追いかけた末の悲劇だったのです……(´-ω-`)
本作はキッズ映画・ファミリー映画の分類なので、恋愛感情のもつれや、会社の経営など大人のドロドロとしたところが描かれていなかったのは良かったと思います。
だから、清々しいエンディングを迎えることができたのですから( ̄▽ ̄)ゝ