ストーリー
お魚が大好きな小学生“ミー坊”は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。お魚を、毎日見つめて、毎日描いて、毎日食べて。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、母親はそんなミー坊を温かく見守り、 心配するよりもむしろその背中を押し続けるのだった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、町の不良ともなぜか仲良し、まるで何かの主人公のようにいつの間にか中心にいる。やがて1人暮らしを始めたミー 坊は、思いがけない出会いや再会の中で、たくさんの人に愛されながら、ミー坊だけが進むことのできるただ一 つの道にまっすぐに飛び込んで行くーー。
引用元:https://filmarks.com/movies/102060
魚類に関する豊富な知識でタレントや学者としても活躍するさかなクンの半生を、沖田修一監督がのんを主演に迎えて映画化。「横道世之介」でも組んだ沖田監督と前田司郎がともに脚本を手がけ、さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」をもとに、フィクションを織り交ぜながらユーモアたっぷりに描く。
小学生のミー坊は魚が大好きで、寝ても覚めても魚のことばかり考えている。父親は周囲の子どもとは少し違うことを心配するが、母親はそんなミー坊を温かく見守り、背中を押し続けた。高校生になっても魚に夢中なミー坊は、町の不良たちとも何故か仲が良い。やがてひとり暮らしを始めたミー坊は、多くの出会いや再会を経験しながら、ミー坊だけが進むことのできる道へ飛び込んでいく。
幼なじみの不良ヒヨを柳楽優弥、ひょんなことからミー坊と一緒に暮らすシングルマザーのモモコを夏帆、ある出来事からミー坊との絆を深める不良の総長を磯村勇斗が演じる。原作者のさかなクンも出演。
2022年製作/139分/G/日本
配給:東京テアトル
劇場公開日:2022年9月1日
引用元:https://eiga.com/movie/96792/
登場人物・キャスト
- ミー坊(さかなクン):のん(幼少期:西村瑞季[7])
- ヒヨ / 日吉彰仁:柳楽優弥[8](小学生時:中須翔真[9])
- モモコ:夏帆[8](小学生時:増田光桜[10])
- 総長:磯村勇斗[8]
- 籾山:岡山天音[8]
- 店長(おさかなショップ「海人」):宇野祥平[11]
- 田村:前原滉[11]
- 鈴木先生:鈴木拓[12]
- 谷崎ゆりえ(ヒヨの恋人):島崎遥香[11]
- 酒井(水族館の先輩飼育係):賀屋壮也(かが屋)[11]
- 浜野(「あやしい動物園」番組アシスタント):朝倉あき[11]
- 木戸まさし(「あやしい動物園」番組MC):長谷川忍(シソンヌ)[11]
- 歯科医:豊原功補[11]
- ギョギョおじさん:さかなクン[12]
- ジロウ:三宅弘城[8]
- ミチコ:井川遥[8]
- スミオ:安藤理樹(幼少期:田野井健[13])
- 青鬼(総長の手下):三河悠冴[14]
- 赤鬼(総長の手下):奥秋達也[14]
- 総長の手下:諫早幸作[15]、山元駿[15]、鹿島康秀[15]
- 籾山の手下:伊島空(役名:たっちゃん)[16]、三村和敬(役名:まもる)[16]、田中爽一郎(役名:鉄のタナカ)[16]、武田一馬[16]、黒住尚生[16]
- ミツコ(モモコの娘):永尾柚乃(3歳時)[17]、板垣樹(8歳時)[18]
- 担任(高校生時):岩谷健司[19]
- 担任(小学生時):大津尋葵[20]
- 教師(小学生時):黒田大輔[21]、宮崎敏行[22]、師岡広明[23]
- 校長(高校生時):春園幸宏
- 金子としゆき(小学校の同級生・かねごん):中西優太朗[24]
- 村田けんじ(小学校の同級生):加藤瑛斗
- 警官:金子岳憲[25]
- アナウンサー:瑛蓮[26]
- 水族館のカップル:上野鈴華[27]、犬飼直紀
- 老夫婦:佐々木研、今本洋子[28]
- 小学生(現代):嶽本渚琉[29]、福山零央、今泉雄土哉[30]
- ウチダ(床屋)とその妻:守屋文雄、山本ロザ
- 荒海のおばあさん:大方斐紗子[31]
- 漁師:森田釣竿[32]
- 大将(寿司屋):谷川昭一朗[33]
- たつや(居酒屋店員):大友律[34]
- 店員(亀乃子堂):藤夏子[35]
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/さかなのこ
感想
「ギョギョギョ!」でおなじみ、個性的なキャラクターと魚介類の豊富な知識、イラストの上手さ、人好きのする性格でテレビで大人気のお魚博士「さかなクン」。
本作はさかなクンの半生を書いた自伝『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』
を原作とした映画です。
さかなクンがどのように、テレビに出て活躍するようになったのか?
までが描かれた自伝映画です(≧▽≦)
もしこれが本当に実話なら、奇跡の連続のような人生を送っているなΣ(・ω・ノ)ノ!
と思いますが、どうやらフィクションもかなり入っているようですね(^▽^;)
バニラは『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』を読んでいないので、どこからどこまでがフィクションなのかはわかりませんが、様々な人との縁に恵まれて今のさかなクンがあるというところは本当だと感じました。
お魚と絵を描くことが大好きなミー坊(さかなクン)は、毎日寝ても覚めても魚のことばかり考えていました。
そんなミー坊のことを両親は心配しますが、ミー坊の好きを尊重してお魚生活に協力してあげます。
朝日テレビ系列で『博士ちゃん』という大人顔負けの専門知識を持った子供たちが登場する番組が放送していますよね。
『博士ちゃん』に登場する子供たちも当然すごいですが、バニラは子供たちの家族もすごいと常々思うんですよね。
子供を信じ好きを尊重して、支えてあげられるのはすごいことです。
いくら好きでも家族に反対され、協力してもらえなければ伸ばすことはできません。
軟弱な地盤に大きな建物は建てられないように、スポーツ選手でもなんでも周囲の人々の協力があって初めて積み上げることが可能なのです(`・ω・´)ノ
何より恵まれたのは、ミー坊クラスメイトにも好かれたことです。
ちょっと変わった子がいたら、いじめの対象されてしまいそうですが、ミー坊はクラスメイトから好かれていたのです( ̄▽ ̄)
そんなミー坊が小学生のときに知り合った、ヒヨとモモコという友達がミー坊の後々の運命を大きく変えることになるのです。
そして、お魚が好きなまま中学? 高校かな? になります。
高校ではヤンキーたちと仲良くなったり
カブトガニの人工孵化に成功する偉業を成し遂げたりと、これだけ聞くと、どこのイケイケパーティーピーポーですか(゚Д゚;)
と、萎縮してしまいますが「安心してください! さかなクンですよ」。
ヤンキーたちも悪いヤンキーではなく、人情味のある漫画にでも登場しそうな優しいヤンキーたちなんですね(●´ω`●)
このヤンキーたちとの出会いが、またも後々のミー坊の運命を大きく変えることになるのですね(≧▽≦)
この話が本当なら、さかなクンは本当に縁に恵まれていると思いました。
そして、ミー坊は大人になり、魚に関する仕事に付こうと、水族館で働いてみたり
すし屋の見習いに入ったり、アクアリウムのデザインを任されたりしますが、どの仕事も上手くいかず辞めてしまいます……(´-ω-`)
どこにも行く場所のなかったミー坊は、仲の良かった観賞魚ショップで雇ってもらいます。
そんなある日、ミー坊の前に小学生時代の友達だったモモコが、子供と共にミー坊を頼ってやってくるのです。
しばらくの間、ミー坊はモモコとモモコの娘の三人で共同生活を始めますが、モモコも負い目を感じていて、ミー坊がいない間に出て行ってしまいます。
傷心に沈んでいたミー坊は、酒で酔っ払い、酔っぱらった勢いで商店街のシャッターに魚の絵を落書きしてしまうのでした。
そこに、ガラの悪い人が話しかけて来て、その人物が中学時代に仲良くなった磯村勇斗さん演じる総長でした。
久しぶり再会した総長に寿司屋に連れて行かれると、その寿司屋のオーナーが岡山天音さん演じる籾山だったのです。
籾山は過去にミー坊と一緒に食べたイカのおいしさに感動し、高校卒業後に寿司屋に弟子入りしたそうなのですね(●´ω`●)
籾山は近時か寿司屋を開くというので、店に魚の絵を描いて欲しいとミー坊に頼むのです。
その店に描いた魚のイラストが人の目に留まり、イラストの依頼が入るようになり、ミー坊はイラストレーターになります。
そして、ミー坊の人生を大きく変える出来事が訪れるのです!
柳楽優弥さん演じる、ミー坊の小学生時代からの友達であるヒヨが
テレビ番組のプロデューサーのようなことをやっていて、ヒヨは新たに立ち上げる『あやしい動物園』という番組への出演をススメるのです。
そして『あやしい動物園』での出演を引き金に、さかなクンは夢であったお魚博士になることができたのでした(≧▽≦)
お魚が好きな子供が、お魚博士にどうしたらなれるのかも、その道のりもわからないまま、好きという気持ちだけでひたむきに突き進んで来た道のりのすべては、お魚博士への道のりだったのです(≧▽≦)
そんな出来過ぎた話があるか! と思いますが「事実は小説よりも奇なり」実際さかなクンはテレビで大活躍しているのは事実ですし、フィクションであれなんであれ、縁があったのは確かですよね( ̄▽ ̄)
この映画を観れば、さかなクンをもっと好きになれること間違いなし(≧▽≦)b