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映画 SF/アクション 『シックス・デイ』「不老不死になりたいかぁぁぁぁぁ!」

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引用元:Filmarks

 生命科学の発展によって、クローン製造技術が確立された近未来のアメリカでは、人間のクローンを生み出すことが法律によって固く禁じられていた。そんな近未来のアメリカで、シュワルツェネッガー、通称シュワちゃん演じる、アダム・ギブソンは雪山登山のフライトキャプチャー業を営み、妻のナタリー娘のクララ愛し、満ち足りた毎日を送っていました。アダムの誕生日が近づいていた、そんなある日、愛犬のオリヴァーが老齢による感染症かな? で死んでしまうのでした(´-ω-`)

 

 オリヴァーが亡くなったことが知られると、クララは悲しんでしまう。そこで、ナタリーはオリヴァーのクローンを作ろうとするのですが、アダムはクローンを毛嫌いしていて、それを許しません。そのような問題を抱えながら、フライトキャプチャー業の仕事中にある事件に巻き込まれてしまい……。ここで話は少し飛んで、何事もなかった、ように娘が欲しいとねだった人形を買ってアダムが家に帰ってみると、自分のクローンがすでに家に帰っているのでした……。

 

 そこから、アダムは謎の組織に何故か追われることになってしまうのです。シュワちゃんの作品なら当然ですが、アクションが凄いです(≧▽≦) こういうのを見るとアメリカだな~と思いますね~。しかも、意外と人を平気でひき殺したり、首の骨を折ったりしてあっさりとやってしまうのも、アメリカだな~と思います(おまえはアメリカにどんなイメージもってんねん( `ー´)ノ)。

 

 人間のクローン製造が禁止されているのに、どうしてアダムのクローンが製造されたのか? 謎の組織の正体は? この作品は、2000年の作品みたいで、今から22年も前の作品ですが、今現在、この『シックス・デイ』の世界に追いついているのですから、人間が想像できることは実現できる、みたいな話がありますが本当ですね(´-ω-`)

 

 倫理道徳、人道的な問題で、現在クローンを生み出すことはタブーとされていますが、クローンを生み出そうと思えば生み出せるのですからね。中国では、猿のクローンを生み出したみたいな話を以前ニュースでやっていませんでしたっけ? つまり、やらないだけでデザイナーベイビーや、人間のクローンもすでに生み出せるのですよ。もし、そうなら、人間は自己の同一性の問題さへ捨ててしまえば、すでに不老不死になっているようなものだと思うのですΣ(・ω・ノ)ノ!

 

 どういうことかといいますと、あなたをあんたたらしめている、バニラをバニラたらしめている認識は、生まれたときから、今までの記憶ですよね。記憶があるから、自分は自分という同一性が保たれているわけです。ですが、もし同じ記憶を持つクローンを生み出せたとして、今あなたの目の前に立っているクローンはあなただと言えるでしょうか? そうです、脳が繋がっていないのだから、同じ記憶を共有していようと、それはもはや別人です。

 

 が、もしその問題を克服できればどうでしょう? そうです、人間は不老不死になれるのですΣ(゚Д゚) どうやって克服するかが問題ですが、バニラがたどり着いた答えはデータ至上主義へのマインドシフトが関係していると思うのですね。「データ至上主義」とは、『サピエンス全史』で知られるハラリ氏の『ホモ・デウス』に書かれていたデータを至上のものとする思想のことです。今、あなたはあなたの、バニラはバニラの同一性を至上の存在にしていますが、それを記憶だとかアルゴリズムなどのデータを至上の存在にできるマインドに移行できればどうなると思いますか? 

 

 たぶん、自分が死んでも自分のデータを引き継いだクローンが生きていれば、それで生きていると思えるようになるのだと思うのです。そう思うためには、人間から自己の同一性の神聖視をなくする必要があるのだと考えるわけですよ。オカルトや都市伝説的な話になっていますが、もしかするとこれから100~500年の間には、そのような世界になっている可能性も0ではないと思います。バニラは真剣です(゚∀゚)(Σ(゚Д゚)ヤバい奴や……)。

 

  かのアインシュタインも人間がシフトアップするには、思考の転換が必要みたいなことを言っていたとかいないとか、これから先何百、何千と年月が流れれば、データ至上主義へのマインドシフトが行われないとはいえません。だって、今現在だって、メタバース(拡張現実)とか、デジタル化とか、トランスヒューマニズムとかが広まり始めているのですから。信じるか信じないかは、あなた次第です!(゚∀゚)