ストーリー
ダニエルは、前途有望な若き女性アリソンが起こした想像を絶する悲劇の中で娘を失ってしまった。2人は許しを経て、友情を育み、共に希望を見つけていく。
引用元:https://filmarks.com/movies/107480
登場人物・キャスト
フローレンス・ピュー (アリソン)
モーガン・フリーマン (ダニエル)
モリー・シャノン (ダイアン)
チナザ・ウチェ (ネイサン)
セレステ・オコナー (ライアン)
感想
フローレンス・ピュー演じるアリソンは
婚約者ネイサンの姉と弟夫婦を乗せた車を運転しているとき、地図アプリを開きよそ見運転したことが原因で、ダンプと事故を起こし義理の姉と弟夫婦を亡くしてしまう。
それから一年が過ぎ、あの事故が原因で婚約者のネイサンとは別れ、アリソンは精神を病み、鎮静剤の過剰摂取による薬物依存症に陥ったことで、医者から薬を止められてしまった。
最後に残った薬も母親のダイアンに捨てられてしまい、そのことが原因でアリソンはダイアンと喧嘩し家を飛び出してしまう。
それからアリソンは旧友を利用して薬を得ようとするが上手くいかず、それでもあきらめずに闇ルートで薬を手に入れようとする。
堕ちるところまで堕ち、これではいけないと思ったアリソンは、教会で開かれている依存症の集会に参加することにするが、そこにはかつての婚約者ネイサンの父で、自分が殺してしまった義姉の父親のダニエルがいた。
ダニエルはあの事故が原因でアルコール依存症が再発し、集会に参加していたのだ。
アリソンはダニエルから逃げ出すが、ダニエルは「これも縁だ」と呼び止め、アリソンを家に招き話を聞くことにする。
だが、そこにダニエルの孫で、自分が間接的に殺してしまった義姉の娘ライアンが帰ってきてしまう。
ライアンはアリソンを責め立てるが、アリソンの弱り切った姿を目の当たりにしたライアンは、怒りを抑え、アリソンの治療に協力することになる。
それからともに過ごすうちに、ライアンは悪気なくネイサンが新しい彼女と付き合っているということを告げてしまい、アリソンは強いショックを受けて再び薬物依存症の症状が強くなってしまう。
そのことで罪の意識を感じたライアンは、アリソンをライブハウスに誘うが、そこにはなぜかネイサンとネイサンの現在の恋人も来ていたのだった……。
あらすじではモーガン・フリーマン演じるダニエルの方が主人公のように書かれていますが、本作の主人公はアリソンです。
よくニュースなどで痛ましい交通事故の結果だけが報じられますが、どんな事故でも、その事故の関係者たちの人生は大きく狂ってしまうのです。
本作はニュースなどでは報じられることのない、事件・事故のその後を描いたアフターケアの物語となります。
みんな何かに縋って、誰かに責任を転換しようとする、人間の弱さと戦う姿が、痛々しいほどリアルに描かれていました。
テーマがテーマだけに単純明快なエンターテイメント映画ではないので、面白いかと聞かれれば面白いとは思わないのですが、登場人物みんなの演技力の高さでぐいぐい引き込まれて見入ってしまうんですね( ̄▽ ̄)
間違いなく人間ドラマの傑作だと思いました。
もし、興味のある方はアマゾンプライムで明日まで無料配信しているので、観るなら今の内ですよ(≧▽≦)b