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ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 クライム/ドラマ『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』「世界をだました男」

引用元:Microsoft

ストーリー

高校生のフランク・W・アバグネイルは尊敬する父が母と離婚すると聞き、ショックで衝動的に家を飛び出してしまう。そして、生活のため偽造小切手の詐欺を始めるようになる。最初はなかなかうまくいかなかったが、大手航空会社のパイロットに成りすますと誰もがもののみごとに騙された。これに味をしめたフランクは小切手の偽造を繰り返し巨額の資金を手に入れるのだった。一方、巨額小切手偽造詐欺事件を捜査していたFBI捜査官カール・ハンラティは、徐々に犯人に迫っていくのだったが…。

引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/240127/

登場人物・キャスト

※括弧内は日本語吹き替え

主要人物

フランク・W・アバグネイル・Jr
演 - レオナルド・ディカプリオ猪野学
本作の主人公で、父親の名前と同じ。17歳の希代の詐欺師。パイロット詐欺の際には、最初に母親が知った時点で、130万ドルを詐取していた。その後、400万ドルまで詐取を続けている。
カール・ハンラティ
演 - トム・ハンクス江原正士
FBI捜査官。フランクを執拗に追う。

FBI捜査官

アール・アムダースキー
演 - ブライアン・ホウ塩屋浩三
FBI捜査官。ハンラティの部下。潜入捜査でミスをした罰で、小切手詐欺を捜査する課に異動となっていた。甘いものが好きで、アイスを食べる姿や、ポーラの家を訪ねた時に出されたケーキを早く食べたそうにする姿を見せる。
トム・フォックス
演 - フランク・ジョン・ヒューズ檀臣幸
FBI捜査官。ハンラティの部下。以前は、司法省の採用者の監査をしており、現場経験はない。詳細に捜査メモを残している姿を見せる。

フランクの家族

フランク・ウィリアム・アバグネイル
演 - クリストファー・ウォーケン土師孝也
フランクの父。経営者であったが、経営失敗により全てを失う。妻にも浮気をされて離婚することになる。
ポーラ・アバグネイル
演 - ナタリー・バイ小野洋子
フランクの母。
ジャック・バーンズ
演 - ジェームズ・ブローリン谷昌樹
ポーラの浮気相手で、父の知人。後にポーラの再婚相手で、娘が生まれる。ニュー・ロッシェルのロータリー・クラブの会長。

婚約者の家族

ブレンダ・ストロング
演 - エイミー・アダムス落合るみ
新人看護婦。病院に来たフランクと偶然に出会い、後に婚約する。
ロジャー・ストロング
演 - マーティン・シーン岩崎ひろし
ブレンダの父親。検事。
キャロル・ストロング
演 - ナンシー・レネハン定岡小百合
ブレンダの母親。

その他

ポール・モーガン
演 - スティーヴ・イースティン茶風林
パンナムの熟練パイロット。学校新聞の取材と称して、フランクからインタビューを受けて情報収集される。

感想

 この前観たフィクションのようなノンフィクションの『アルゴ』も実話ということに驚きましたが、本作の方がもっと驚きですΣ(゚Д゚) 本作は稀代の詐欺師、フランク・アバグネイルJrの自伝小説『世界をだました男』を基に制作された映画で、ところどころ脚色されているのでしょうけど、フランク・アバグネイルが小切手詐欺により約400万ドルの詐欺を行ったことは嘘偽りない真実なのです!

 

 フランクは経営者であった父親をとても尊敬していましたが、経営失敗により財産を失い、妻には浮気され、様々な原因により両親が離婚することにどちらに付いて行くかの選択を迫られることになります。

 

 子供に両親のどちらかを選べというのは本当に酷な話ですよね……(;´∀`) フランクはどちらも選ぶことなく家出し、それから各地を転々として暮らすことになるのです。ですが生活費がありません。

 

 金のせいで家庭が崩壊したフランクは、金に対して強い執着心を持ち、いかなる手段を用いても金を手に入れようと考えるのです。そこでフランクが思いついたのが小切手詐欺でした。

引用元:映画『キャッチ・ミー・イフ・キャン』

 ですが、取引のない未成年のフランクを銀行は信用してくれるはずもなく、途方に暮れるフランクはそのとき社会的信用度の高いパイロットに目を付けて、高校の新聞記者を装って

引用元:映画『キャッチ・ミー・イフ・キャン』

パイロットに近づき大胆不敵にもパイロットの情報を仕入れてしまうのですΣ(゚Д゚)

 

 そのにシビれる、あこがれる! すごい度胸ですわ。絶対バニラにはまねできません(^▽^;) そして、フランクは操縦士見習いとして、飛行機に搭乗することになるのです。

引用元:映画『キャッチ・ミー・イフ・キャン』

 その後も、各地を転々としながら、医者になりますましたり

引用元:映画『キャッチ・ミー・イフ・キャン』

弁護士になろうとしたりと、時代が1960年代ということで、今よりはセキュリティーが甘いとは言っても信じられませんよね。

 

 ですが、そんなフランクを追っている銭形のとっつぁん、カール・ハンラティがいるんですよ(≧▽≦) カールは何度もフランクをあと一歩のところまで追い詰めますが、フランクは巧みに逃げてしまうのです。

 

 フランクとカールが始めて接触したときのやりとりがめっちゃ面白いんですよ。カールはフランクが潜伏しているホテルの部屋に飛び込み、フランクを捕まえようとしますが、フランクは「自分はシークレットサービス」だといって

引用元:映画『キャッチ・ミー・イフ・キャン』

まんまとダマしてしまうんですね(≧▽≦) フィクションよりもフィクションやってますよね。そんな逃走劇を演じているフランクですが、世間を欺き、自分すら欺き、孤独だったのです。

 

 フランクはクリスマスの夜にカールに自分のいる現在地とホテルの部屋番号を教えるのですが、カールは何度もフランクに騙されているので、当然信じてくれるはずもなく、フランクは捕まることがありませんでした。

 

 もう、こんな逃走劇終わらしたいけど、終わらせられないフランクの孤独と苦しみが痛々しくて(:_;) そんなときに出会ったのが、ブレンダ・ストロングなんですよ。ブレンダと結婚して普通の生活を送ろうするのですが、「世界をだました男」が普通の生活を送れるはずもなく……。

 

 この逃亡劇もすごいのですが、最後の展開が予想外過ぎて、まるでドラマなんです。フランクは小切手詐欺の手口を熟知していたため、FBIで雇われるようになるんですよ。敵に回したら恐ろしいフランクですが、味方だったらこれ以上心強い人はいませんよね(^▽^;)

予告

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