
概要
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(きたろうたんじょう ゲゲゲのなぞ)は、2023年11月17日公開の東映アニメーション制作によるアニメーション映画。水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』を原作とする劇場用作品。配給は東映。水木しげる生誕100年記念作品[5]。PG12指定[6]。また2024年10月4日には327カットをリテイクした『真生版』がR15+指定で公開された[2]。
2018年に製作された『ゲゲゲの鬼太郎』のテレビシリーズ第6期をベースとした作品[7]。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/鬼太郎誕生_ゲゲゲの謎
漫画家・水木しげるの生誕100周年記念作品で、2018〜20年に放送されたテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期をベースに、シリーズの原点である目玉おやじの過去と鬼太郎誕生にまつわる物語を描いた長編アニメーション。
昭和31年。鬼太郎の父であるかつての目玉おやじは、行方不明の妻を捜して哭倉村へやって来る。その村は、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配していた。血液銀行に勤める水木は、一族の当主の死の弔いを建前に密命を背負って村を訪れ、鬼太郎の父と出会う。当主の後継をめぐって醜い争いが繰り広げられる中、村の神社で一族の者が惨殺される事件が発生。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。
声優陣には沢城みゆき、野沢雅子、古川登志夫らテレビアニメ第6期のキャストのほか、鬼太郎の父を関俊彦、水木を木内秀信が演じる。「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」の古賀豪が監督、テレビアニメ「マクロスF」の吉野弘幸が脚本、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の副監督・谷田部透湖がキャラクターデザインを担当。
2023年製作/104分/PG12/日本
配給:東映
劇場公開日:2023年11月17日
引用元:https://eiga.com/movie/94687/
登場人物・キャスト
昭和31年
- 鬼太郎の父(後の目玉おやじ)
- 声 - 関俊彦
- 本作品の主人公。鬼太郎の父が目玉おやじになる前の姿。風呂好きで涙もろい幽霊族の末裔で生き別れになってしまった妻を探しに龍賀一族が暮らす哭倉村へやって来る。本名は不明で、その姿を見たねずみが「ゲゲ」と驚いた声を発したことから、水木からは「ゲゲ郎」と呼ばれる。
- 水木(みずき)
- 声 - 木内秀信
- もう一人の主人公。帝国血液銀行に勤めるサラリーマンで龍賀製薬担当。龍賀時貞の死を知り、哭倉村へやって来る。
- 作中では「佐田啓二みたい」と称されており、演じた木内によれば、監督の古賀からは演じるにあたり資料として水木しげる自身の昭和時代の経験を描いた作品と、佐田啓二主演の映画『あなた買います』(1956年)を観るよう指示された[4]。
- 龍賀 沙代(りゅうが さよ)
- 声 - 種﨑敦美
- 龍賀乙米の娘。閉鎖的で因習が渦巻く哭倉村から逃げ出したいと思っており、東京からやってきた水木に興味を持つ。
- 長田 時弥(おさだ ときや)
- 声 - 小林由美子
- 長田庚子の息子。病弱だが人懐こい性格で、水木とゲゲ郎にもすぐに心を開く。時貞の遺言により、時磨の次の当主に指名される。
- 龍賀 時貞(りゅうが ときさだ)
- 声 - 白鳥哲
- 龍賀一族の当主で、日本の財政界を牛耳っていた人物。序盤で死去し、物語の発端となる。
- 龍賀 時麿(りゅうが ときまろ)
- 声 - 飛田展男
- 龍賀時貞の長男で、平安時代の貴族のような化粧と服装をした人物。時貞の遺言により、龍賀一族の当主になる。
- 龍賀 孝三(りゅうが こうぞう)
- 声 - 中井和哉
- 龍賀時貞の次男。哭倉村にある禁域に立ち入った罰によって心を失い、絵をひたすら描き続けている。
- 龍賀 乙米(りゅうが おとめ)
- 声 - 沢海陽子
- 龍賀時貞の長女で龍賀克典の妻。龍賀の家柄に強い誇りを抱いており、一方で入り婿である克典を見下している。
- 龍賀 克典(りゅうが かつのり)
- 声 - 山路和弘
- 龍賀乙米の婿で龍賀製薬社長。水木のことを気に入っている。婿養子のため龍賀家での地位は低い。
- 龍賀 丙江(りゅうが ひのえ)
- 声 - 皆口裕子
- 龍賀時貞の次女。駆け落ちしていたが、連れ戻された。酒浸りの自堕落な生活を送っている。
- 長田(龍賀)庚子 (おさだ としこ)
- 声 - 釘宮理恵
- 龍賀時貞の三女。長田幻治の妻であり、長田時弥の母。気が弱く、自分の意見をはっきりと伝えられない。
- 長田 幻治(おさだ げんじ)
- 声 - 石田彰
- 長田庚子の夫で哭倉村の村長。乙米に思いを寄せている。
- ある謎の少年(ねずみ)
- 声 - 古川登志夫
- 龍賀家で働く謎の少年。金の為なら何でもする現金な性格。
- 鬼太郎の母
- 声 - 沢城みゆき
- 幽霊族の末裔。人間社会に混じって生きていたが、何年も行方不明になっている。
- 一軒家の妖獣(いっけんやのようじゅう)、カシャボ、河童(かっぱ)、さがり、猿鬼(さるおに)、黒眚(しい)、セコ、松明丸(たいまつまる)、釣瓶火(つるべび)、ノツゴ、野槌(のづち)、一声叫び(ひとこえさけび)、一つ目坊(ひとつめぼう)、百足(むかで)、山嵐(やまあらし)、山鬼(やまおに)、山颪(やまおろし)、幽霊赤児(ゆうれいあかご)
- 哭倉村に住む妖怪たち。
- 狂骨(きょうこつ)
- 人の怨念から生まれる妖怪で、哭倉村の湖に浮かぶ小島の窖の中を漂っている。
現代
- 鬼太郎
- 声 - 沢城みゆき
- 幽霊族の生き残り。
- 目玉おやじ
- 声 - 野沢雅子
- 鬼太郎の父が死後に鬼太郎を案じて目玉のみとなった姿。かつてやり残したことを終わらせるため、約70年の時を経て、鬼太郎と共に哭倉村を再び訪れる。
- ねこ娘
- 声 - 庄司宇芽香
- 猫妖怪。鬼太郎と行動する。
- 山田
- 声 - 松風雅也
- 廃刊間近の雑誌の記者。鬼太郎の謎を追い、廃村となった哭倉村を訪れる。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/鬼太郎誕生_ゲゲゲの謎
ストーリー
廃刊間近となっている雑誌の記者・山田は、廃村となった哭倉村(なぐらむら)[注 2]へやってきた。山田は同じく村へやってきた鬼太郎、ねこ娘、目玉おやじと遭遇するが、引き返すようにという警告を無視して、鬼太郎たちに取材しようとつきまとう。
時は遡り、昭和31年(1956年)、当時の日本で政財界を牛耳っていた龍賀一族の当主、龍賀時貞が死去する。東京で帝国血液銀行に勤める水木は龍賀一族の経営する製薬会社「龍賀製薬」の担当者であり、時貞の娘婿である龍賀製薬社長の龍賀克典とは懇意にしていた。水木は次期当主と目される克典にアピールし出世の足掛かりとすべく、一族が暮らす哭倉村へと向かう。
哭倉村で水木は東京に憧れている龍賀沙代と彼女のいとこの長田時弥に出会う。龍賀家の邸宅では克典や夫人の乙米をはじめ一族が集まり、水木も同席する。しかしそこで発表された時貞の遺言は水木の思惑に反し、引きこもりだった時貞の長男・時麿を当主に指名する内容であり、その場は混乱する。
その翌朝、時麿が何者かに惨殺される。村長の長田幻治が犯人候補として捕らえたのは、行方不明の妻を探すため村に現れた謎の男(後の鬼太郎の父)だった。男は時麿殺害の容疑をかけられ、即座に殺されそうになるが、水木の説得により阻止され、龍賀家の指示により水木の監視下に置かれる。男は水木に名を問われても名乗らず、水木は仕方なくゲゲ郎というあだ名をつける。
初めはゲゲ郎を訝しがる水木だったが、彼の奔放な振る舞いに振り回されるうち、ゲゲ郎がかつて地球を支配していた先住民・幽霊族の末裔であると知る。彼の影響で水木は妖怪が見える力に目覚め、村を彷徨う様々な怪異に出くわす。一方、ゲゲ郎の一件以降も龍賀家の者が次々と惨殺される事件は続き、人々に不安が広がっていった。
そんな中、水木は村にやってきたもう一つの理由をゲゲ郎に明かす。実は龍賀製薬は、使用した者に多くの生命力を与えて数日間不眠不休で働き続けることを可能にする血液製剤「M」を密かに開発して特定の顧客にのみ販売していた。Mはその効能により日清戦争以降の日本が行ってきた戦争で勝利に貢献したとも噂されており、これにより一族は莫大な富と政財界をも牛耳るほどの権勢を得ていた。水木はMの利益を得んとする会社の密命により、その秘密を暴くため哭倉村にやってきたのである。
ゲゲ郎の妻の所在、Mの秘密、龍賀一族惨殺の真相。怪奇な事件を調べていくうちに、二人は龍賀家と哭倉村が長きにわたり隠し続けてきたおぞましい真実を知ることになる。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/鬼太郎誕生_ゲゲゲの謎
感想
『鬼太郎』シリーズに登場する、鬼太郎の育ての親とされる水木と、目玉おやじになる前の、鬼太郎の父(作中ではゲゲ郎と呼ばれる)を主人公に描かれる、『鬼太郎 エピソード0』『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』。
本作『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は『鬼太郎 6期』の前日譚にあたる作品になります。

でも『鬼太郎 6期』の前日譚だからといって、『鬼太郎 6期』からはほぼ独立した、一つの映画としてそれなりに完結している構成になっているので、これだけ観ても問題ないかと思います。
ストーリーを他作品で例えると、まるで横溝正史のような雰囲気の作品で、龍賀という一族の秘密を巡り繰り広げられる、おどろおどろしい物語でした(^▽^;)
物語は血液銀行に勤める水木を軸に始まります。
水木は自身の務める血液銀行で龍賀製薬の担当をしているそうで、龍賀製薬の当主、龍賀時貞の死を知り、龍賀家のある哭倉村(なぐらむら)に一人向かいます。
哭倉村に着いて早々に、道端で龍賀家の長女、龍賀乙米(りゅうが おとめ)の娘である、龍賀沙代(りゅうが さよ)と出会うのでした。


そして、水木は龍賀時貞の葬儀に出席して、龍賀家のドロドロ遺産相続問題を目の当たりにすることになります。
葬式も終わり落ち着いたと思う間もなく、哭倉村に謎の男が現れるのでした。
そうです、作中でゲゲ郎と呼ばれる、後の目玉おやじなのです。

何という、イケメン(´艸`*)
原作や、原作に近い『墓場鬼太郎』に登場した鬼太郎の父は、もっと大男で、体中に包帯を巻いているキャラデザをしていたのですが、本作では鬼太郎に似たイケメンとして描かれています。
やっぱり、時代の流れというか商業受けを狙って猫娘ですらこのようになってしまうのだから、あのデザインは無理だったのかな……?

と、思ったのですが、そこはちゃんと辻褄が合うようになっていました(^▽^;)
そして、ゲゲ郎と水木は、色々、あって龍賀家の秘密を暴き、世界を救うことになるというのが大雑把なあらすじですね( ̄▽ ̄)
先ほども書いたように、まあストーリーが横溝正史なんですね(^▽^;)
規制が厳しい昨今で、しかも子供が主なターゲットになるであろう『鬼太郎』というフォーマットを使って、この物語を描いたことが凄いと感心したのです(≧▽≦)
何が問題なのかをネタバレすると長くなるので書きませんが、横溝正史的なタブーに踏み込んでいる作品です(^▽^;)
鬼太郎ファンだけでなく、横溝正史のような話が好きな人にもオススメできる作品でした(≧▽≦)b