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映画 コメディ『キューティ・ブロンド』「元祖オタクにやさしいギャルかもしれない」

引用元:souchanblog.org|

ストーリー

美容とファッションにかけては超イケてる、ベルエア育ちの天然ブロンド娘エル。ところが政治家志望のBFワーナーから「ブロンドすぎて議員の妻向きじゃない」とあっさり振られてしまった。しかしエルは、持ち前のポジティブ思考を発揮し猛勉強、彼を追いかけて名門ハーバード大の法学部に見事合格する。知的な女性に変身し、彼のハートを取り戻す作戦だ。けれど、質実剛健を旨とする東海岸の人々の考え方や習慣はエルとことごとく対立、授業の第一日目から意地悪な教授やクラスメートからいびられて大ピンチ!

引用元:https://filmarks.com/movies/19745

 

おしゃれで成績優秀のブロンド美人エルは、政治家を目指す恋人に「ブロンドは官僚夫人に不向き」と振られ、彼を追って難関ハーバード・ロー・スクールに進学。周囲のブロンドへの偏見の中、弁護士をめざして奮闘する。監督ロバート・ルケティックはオーストラリア出身、本作でハリウッドデビューし、ミラマックスと3本の契約を結んだ注目株。撮影はニコラス・ローグ監督とのコンビで知られるアンソニー・B・リッチモンド

2001年製作/96分/アメリ

引用元:https://eiga.com/movie/1348/

登場人物・キャスト

役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 日本テレビ
エル・ウッズ英語版 リース・ウィザースプーン 松本梨香 坂本真綾
エメット・リッチモンド ルーク・ウィルソン 内田直哉 森川智之
ストームウェル ホランド・テイラー 久保田民絵 藤田淑子
ヴィヴィアン・ケンジントン セルマ・ブレア 岡寛恵 阿部桐子
ワーナー・ハンティントン マシュー・デイビス 川島得愛 浜田賢二
キャラハン教授 ヴィクター・ガーバー 稲垣隆史 津嘉山正種
ブルック・テイラー・ウィンダム アリ・ラーター 林佳代子 石塚理恵
ウィンダム・ヴァンダーマーク夫人 ラクエル・ウェルチ 松岡洋子 弥永和子
ポーレット ジェニファー・クーリッジ 堀越真己 雨蘭咲木子
マーゴット ジェシカ・コーフィール 引田有美 入絵加奈子
セリーナ アラナ・ユーバック英語版 朴璐美 藤本喜久子
ブルーザー・ウッズ ムーニー (チワワ)    
 
その他   井上和彦
広瀬正志
有馬瑞香
重松朋
咲野俊介
永田博丈
小池亜希子
佐藤晴男
村竹あおい
斉藤瑞樹
佐々木健
檀臣幸
永井誠
たかはし智秋
西凛太朗
弓場沙織
松本大
唐沢潤
一城みゆ希
塾一久
後藤哲夫
安井邦彦
中原茂
根本圭子
大鐘則子
市川奈央子
世戸さおり
恒松あゆみ
筒井巧
川村拓央
御園行洋

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/キューティ・ブロンド

感想

ブロンドの髪を理由に恋人・ワーナーに振られたエルは、自分を振ったワーナーのハートを取り戻すために、世界大学ランキングで常に上位をキープしている名門・ハーバード大学の法学部へ進学を決めるのだった。

だが、エルは学校でもカーストの上位に位置しているイケイケのパリピで、毎日のようにパーティーをしているために、勉強なんて今までほとんどしたことがなかった……果たして、エルはハーバード大学の法学部に入学することができるのか⁉

 

例えるなら『ビリギャル』ですよね。

引用元:映画『キューティ・ブロンド

『ビリギャル』でも、今まで勉強をほとんどしてこなかったギャルが、ある学習塾講師と出会ったことで、一年で偏差値を40上げて、慶応義塾大学に現役合格したという実話を元に作られた話ですが、結果を言ってしまうと、エルもビリギャル同様ハーバードの法学部に合格して、見事入学することができるんですね( ̄▽ ̄)

 

いや~、色々ツッコみたいのはわかります、わかりますよ……。

パリピがハーバードに合格できるはずないだろ!」とツッコんでいることでしょう。

ですが、パリピがハーバードに合格しないというのは偏見ですよ!

世の中にはスポーツ万能で、勉強ができて、容姿端麗で、明るくて、友達が多くて、御曹司・令嬢な才色兼備なパリピだっているのです( `△´)ノ

恐らくエルは、やればできるパリピだったんですね(´・ω・`)

 

ちょっと勉強したら、ハーバードくらい現役合格できてしまうパリピだったのです……神は二物を与えたもうや(T△T)

そしてワーナーを追って、ハーバードに入学することができたエルですが、ハーバードには、当然ですがエルのようなパリピはいませんでした(^▽^;)

みんな、頭よさそうで真面目な人ばかりだったのです。

今まで学校のカースト上位に位置していたエルですが、ハーバードではエルの方が異分子になってしまったんですね。

引用元:映画『キューティ・ブロンド

ですが、エルは常にポジティブ思考なので、冷たい視線や、同級生たちのいびりにも挫けることなく、少しずつハーバードに適応していきます↓

引用元:映画『キューティ・ブロンド

そんなエルの姿を目の当たりにして、次第に法学部のみんなもエルを認めるようになり、エルはパリピの知識を活かして、実際の事件を解決の導く大活躍をやってのけるのでした!

引用元:映画『キューティ・ブロンド

パリピの知識が実際の事件で活きるのが痛快なんです(≧▽≦)

よく、マニアックな知識が事件解決に役立つミステリ物とかありますが、あれと同じなんですね。

そして、優秀な成績で卒業の日を迎えたエルは、ハーバードの新入生に挨拶の言葉を贈るまでになり、ハッピーエンドで幕を閉じるのでした。

この感想だけ読んだだけでは「ふざけた映画だ」と感じると思いますが、いや、実際ふざけた映画なのですが、そのふざけたコメディの中にも教訓のようなものが込められているし、人を貶めて笑いを取るタイプのコメディではないので、観ていて気持ちいいんですよ。

 

例えば、エルはオタクに優しいのです。

これ大事ですよね(´艸`*)

近年でも、オタクに優しいギャル物がヒットしていますが、『キューティ・ブロンド』はそのさきがけ的作品です。

エルがオタクに優しいことを表すエピソードにこんなエピソードがありました。

ハーバードのあるオタク系男子学生が、パリピ女性二人をデートに誘ったときの話です↓

 

男子学生「僕とデートしない」

女性二人「それ本気?」

男子学生「僕は……法学部だぜ」

女性二人「あんたなんかと出かける気ないわ。よくも誘えたものね。あたしが、こんなとろいのとデートするわけないでしょ。もう行こ」

 

 その現場に通りかかったエルは、ほっておけないと思ったのか「ちょっと失礼」と立ち去ろうとする女性二人を呼び止め、男子学生に歩み寄り頬をビンタした。

 女性二人は唖然として、様子を見守っている。

 

エル「なんで電話をくれないの?」

男子学生「僕が?」

エル「二人で素敵な夜を過ごしたのに、それっきりなんて酷い……」

 

 女性二人は「この男が……」というような驚きの目で、男子学生を見た。

 

男子学生「あの……悪かったよ」

エル「何がよ。私の心を引き裂いたこと? それとも、最高の幸せをくれといて、それを奪ったこと?」

男子学生「ああ……両方」

エル「今さらなによ。あんたのせいで、何日も泣いたんだから」

 

 それだけいって、エルは立ち去った。

 すると、その様子を見ていた女性二人は、手のひらを返したように「それで、いつデートする?」と今度は女性の方から男子学生をデートに誘うのだった。

 

どうです(´艸`*)

エルの機転で、男子学生はデートできることになったんですよ。

そのように、エルはパリピパリピでも、優しいパリピで、人を貶めることはないので、観ていて気持ちいいのです。

これぞ、元祖オタクにやさしいギャル、いやパリピでしょう(≧▽≦)ゝ

予告

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