ゆる文

ゆる~くアニメだとか、映画の感想文

映画 コメディー/ドラマ『ジョジョ・ラビット』「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」

引用元:amazon.co.jp

ストーリー

舞台は、第二次世界大戦下のドイツ。心優しい10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、空想上の友だちのアドルフ・ヒトラータイカ・ワイティティ)の助けを借りながら、青少年集団ヒトラーユーゲントで立派な兵士になろうと奮闘していた。
しかし、ジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、教官から”ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかわれてしまう。
そんなある日、母親(スカーレット・ヨハンソン)とふたりで暮らしていたジョジョは、家の片隅に隠された小さな部屋で、ユダヤ人の少女(トーマサイン・マッケンジー)がこっそりと匿われていることに気付く。ジョジョの頼りとなるのは、ちょっぴり皮肉屋で口うるさいアドルフだけ…。臆病なジョジョの生活は一体どうなってしまうのか!?

引用元:https://filmarks.com/movies/82051

 

マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督が第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を、ユーモアを交えて描き、第44回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞した人間ドラマ。第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョは、空想上の友だちであるアドルフの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまう。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。主人公のジョジョ役をローマン・グリフィン・デイビス、母親役をスカーレット・ヨハンソン、教官のクレツェンドルフ大尉役をサム・ロックウェルがそれぞれ演じ、俳優でもあるワイティティ監督が、ジョジョの空想の友だちであるアドルフ・ヒトラーに扮した。第92回アカデミー賞では作品賞ほか6部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。

引用元:https://eiga.com/movie/91654/

登場人物・キャスト

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョジョ・ラビット

感想

シリアスなテーマを扱いながらも、ハートフルなヒューマンドラマとして成立させている、まるで『ライフ・イズ・ビューティフル』のような映画でした(≧▽≦)

ライフ・イズ・ビューティフル』ではユダヤ人の少年に焦点を当てていますが、本作『ジョジョ・ラビット』はナチスヒトラーユーゲントの少年に焦点を当てているのです。

 

ライフ・イズ・ビューティフル』であった父親と息子との関係性を『ジョジョ・ラビット』では息子と母親との関係に置き換わっていたり

引用元:映画『ジョジョ・ラビット』

その他にも『ライフ・イズ・ビューティフル』を思わせる構成や演出が多く、恐らくリスペクトしていると感じました(≧▽≦)

調べてみたところ、原作小説はコメディのないシリアスな物語だったようですが、イマジナリーフレンドのヒトラーとしても作品に登場している監督のタイカ・ワイティティが、コメディ色を取り入れたそうです。

 

もし、この物語にコメディ要素がなかったと考えると、観るに堪えない辛い映画になっていたことでしょう。

伊坂幸太郎は『重力ピエロ』の中で言っています。

「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」と。

知らないといけないと誰もがわかっていても、深刻なことは誰も知りたいと思いません。

でも、深刻なことでも陽気に伝えることで、人は知る気になるのです。

正にこの映画は「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」という映画です(`・ω・´)ゞ

予告

www.youtube.com