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映画 歴史/戦争『エル・シド』「エル・シードの歌」

引用元:Amazon

 時は1080年代、カスティリャ王国の若き武将ロドリゴイベリア半島に攻め込んで来たムーア人イスラム教徒)との戦争の末に、捕らえた敵首長ムータミンカディアを捕虜として引き渡さず、生かして解放したため恩を感じたムータンは「エル・シドアラビア語で『主君・主人』の意)」の称号を与え友情を誓う。

 

 しかし敵将を逃がしたことが自国に知られ、婚約者シメンの父で最高戦士のゴルマス伯爵ロドリゴの父ドン・ディエゴを公の場で激しく侮辱する。それを知ったロドリゴは父に謝罪を求めるが、謝るつもりのないゴルマス伯爵にロドリゴは決闘を申し込む。

引用元:映画『エル・シド

 激しい決闘の末、ロドリゴは誤ってゴルマス伯爵を殺めてしまい婚約者であるとともに、ゴルマス伯爵の娘であったシメンはロドリゴを激しく憎むようになる。

 

 最高戦士亡き後、アラゴン王国からカスティリャ王国に挑まれた、カラオラの地をかけた最高戦士同士の一騎打ちにロドリゴが代表として選ばれ、勝利を収める。これで実質ともに、カスティリャ王国の最高戦士にロドリゴが就くことになった。

 

 褒美としてシメンとの結婚を認められるものの、シメンは父を殺したロドリゴを憎んでおり、オルドニェス伯爵を利用しロドリゴの暗殺を謀るも失敗に終わり、暗殺の首謀者がシメンだと知っても彼女を赦すのだった。

 

 間もなく、カスティリャ王国のフェルナンド王が死去すると、第二王子アルフォンソが姉ウラカ王女と結託して、サンチョ王を暗殺し即位する。サンチョ王の謎の死を暗殺だと見抜いていたロドリゴは公の場でアルフォンソ王を糾弾したため、国を追放される。

 

 だが、シメンは追放されたロドリゴの後を追い、二人は和解、真の夫婦となり幸せな日々を過ごすも、ロドリゴを敬愛する部下ファニェスからエル・シドとしてスペインのために共に戦ってくれるように頼まれるのだった。

 

 数年の年月が過ぎ、武勇を挙げていたロドリゴはアルフォンソ王から呼び戻され、敵対するムーア人と手を組み、バレンシアの地を攻略、アルフォンソ王に王冠を返すのだった。

 

 しかし、ムーア人の王ベン・ユサフとの戦いの末、ロドリゴは重傷を負い死去する。遺言通り、ロドリゴの遺体は馬上に据えて先頭に立たせることで、味方の士気が向上し、ムーア人たちを撃退するのだった。そしてロドリゴエル・シドとして伝説になった――。

 

 いや~長いですね(^▽^;) ざっとあらすじを説明するつもりでしたが、区切り場所がわからなかった。昔の歴史超大作という感じで、CGや特殊撮影技術は使っていませんが凄い迫力です。

 

 一場面一場面が引きで撮影されていて、まるで絵画を見ているような構図で決まっているんですね( ̄▽ ̄) エキストラを大勢使った戦争描写は圧巻で、特にアラゴン王国の最高戦士との一騎打ちはすごい迫力ですよ。

引用元:映画『エル・シド

 このエル・シドの物語はスペイン武勲詩文学最古の作品である『わがシッドの歌』の映画化作品であり、岩波文庫から長南実(ちょうなん みのる)訳で『エル・シードの歌』という武勲詩が発売されています。

 

 以前Fateにハマっていたとき、『中世騎士物語』や『アーサー王の物語』『ニーベルンゲンの歌』『ローランの歌』『ドン・キホーテ』などと共にこの『エル・シードの歌』も買っていたんですよ( ̄▽ ̄)

 

 だけど、小説ではなく詩で、描写がけっこう抽象的で読み通すことができませんでしたが、今回映画化されているのをGYAOで見つけて視聴できて良かったです( ̄▽ ̄)

 

 GYAOも三月いっぱいでサービス終了するということで、本当に寂しいですね(;´∀`)

やっぱり無料配信では利益が得られなかったんですかね……。まだ、サービス終了までもう少しありますが、GYAOさん今まで、映画やアニメを沢山観せてくれてありがとうございました('◇')ゞ

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